雪原氏による回想シーンシステム・プラグインの説明ページになります。
回想機能総合プラグイン「SGScripts reminiscence」のダウンロードはこちらから
- 本体フォルダを「Plugins」フォルダに納める。
- 本体を組み込む記述をする。
- 回想番号やサムネイルを設定する。
- 回想画面の呼び出し方を設定する。
- 回想区間をシナリオに設定する。
システムを後付けすることができるので、制作ゲームに「回想シーン」システムを導入したい場合にとても便利です。
スクリプトに慣れてる人は、UIなども自分用にカスタマイズすることができます。
※本体に付属している「readme」は必ず確認しておきましょう。
・概要・注意事項・免責・使用方法・各種情報・来歴 が記載されています。
使用方法
「readme」に記載されている使用方法を解説していきます。
※スクリプト記述例はLight.vn基本サンプル(公式本体)を使用した場合を想定しています。ダウンロードはこちらから。
1. 本体プラグインフォルダを収める
- ダウンロードした「SGScripts_reminiscence_v1.00.zip」を解凍後、
プラグイン本体である「SGS_rem」フォルダを、Light.vnの「Plugins」フォルダに移動させます。
2. システムを組み込む記述
- 回想システムを組み込むため、「スタートスクリプト」に以下のコマンドを記述します。
script /Plugins/SGS_rem/src.txt init
Light.vnサンプルおよびLight.vnテンプレートの場合、「セーブ情報継承」や「未使用素材自動開放」より下の行(それ以降は任意)が良いでしょう。セーブ情報継承 0 60
もし ((vn_system_name == "Browser") && (lvSystem::InputType() == 1)) 未使用素材自動開放 1000
- 「スタートスクリプト」とはLight.vnが一番最初に読み込むスクリプトのことです。
作品設定で指定されているスクリプトがスタートスクリプトになります。
- 正常に適用されると、オートコンプリートにコマンド「sg_rem_start」「sg_rem_finish」「sg_rem_display」「sg_rem_boot」が追加されます。
「sg」と打つと文字候補として表示されます。
追加されていない場合は、いちどテストプレイを実行してみてください。
- sg_rem_start [回想番号] ---------- 回想区間の開始点を設定します。必須項目。回想番号を記述します。自然数のみ。
- sg_rem_finish --------------------- 回想区間の終了点を設定します。
- sg_rem_display ------------------- 回想画面を表示します。スクリプト参照形式(コマンド「スクリプト」)です。キートリガでの呼出しを想定。
- sg_rem_boot ---------------------- 回想画面を表示します。スクリプト移動形式(コマンド「最終ジャンプ」)です。タイトル画面等および回想終了後の移動を想定。
3. 回想番号・回想名・サムネイルの設定
- それぞれのシーン区間に対して「ep-[回想番号]-1 [回想名]」「ep-[回想番号]-2 [回想サムネイル画像ファイル名]」を追加してゆきます。
回想情報設定は「settings.txt」内の「setSGS」235行以降に記述されています。
サムネイル設定を行わない場合には既定が適用されます。
4. 回想画面の呼び出し方法の設定
- タイトル画面等から移動してくる場合のコマンド「sg_rem_boot」
スクリプト移動形式(コマンド「最終ジャンプ」)です。表示終了で、設定してあるスクリプトへ最終ジャンプを適用します。
タイトル画面等および回想終了後の移動を想定。ボタン t01 100 100 100 sg_rem_boot
- プレイ中のゲーム画面等から遷移してくる場合のコマンド「sg_rem_display」
スクリプト参照形式(コマンド「スクリプト」)です。表示終了で、元のスクリプトに戻ります。
キートリガでの呼出しを想定。キーダウン r sg_rem_display
テストプレイにてエラーがでる場合、システムを組み込む記述である「script /Plugins/SGS_rem/src.txt init」を経由してない可能性があります。
今回の例では「title.txt」に記述しているため、テストプレイはタイトル画面から行う必要があります。
※記述(経由)していてもエラーがでる場合は、
面倒ですが「script /Plugins/SGS_rem/display.txt display」「finaljump /Plugins/SGS_rem/display.txt boot」をそれぞれ記述してください。
5. 回想区間の設定
- 回想シーンのスタート行に「sg_rem_start」を記述し、半角スペースを1つ挟んでから、回想番号を半角数字(自然数)で記述します。
回想シーンの終了行に「sg_rem_finish」を記述します。sg_rem_start 1 sg_rem_finish
以上で、システムの組み込みと設定は終了になります。
回想機能そのものの初期設定
- 回想機能そのものの初期設定として、「settings.txt」内の設定値(変数)を変更することもできます。
初期値のままでよければ、なにもしなくても問題ありません。
※重要な設定値には説明コメントの設定項目名に「*」が付いています。
基本的に、数値と真偽値(trueとfalse)以外はテキストを設定するため、「"」で囲む必要があることに注意してください。
あわせて観ておきたい動画
雪原氏自ら詳しく解説されてる動画があります。
回想機能総合プラグイン「SGScripts reminiscence」を使用する際には一度観ておきましょう。
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