ver10.0.0 から ver10.2.0 へのバージョンアップです。
Light.vnサンプルのスクリプトなどを比較して、変更になったコマンドや記述をみていきます。
- 以前のバージョン内の記述などを変更しないと、機能しなかったりエラーがでてしまうポイント。
- テキストボックス(textbox.txt)
- バックログ画面(sys_backlog.txt)
- システム設定(sys_config-system.txt)
- テキスト設定(sys_config-text.txt)
- サウンド設定(sys_config-sound.txt)
- セーブ画面(sys_save.txt)
- ロード画面(sys_load.txt)
- メニュー画面(sys_menu.txt)
- イベント(sys_events.txt)
- タイトル画面(title.txt)
- settings.xml
- settings_dev.xml
以前のバージョン内の記述などを変更しないと、機能しなかったりエラーがでてしまうポイント。
- Ver10.2.0 アップデート内容(2020/09/26) から
- オプション「ボタン活性条件」が廃止。「ハイライト条件」に変更になりました。
- コマンド「バックログ現在話者」が追加されました。設定しないとバックログの水平線「-----」の表示がおかしくなります。
- コマンド「バックログ改ページ接頭辭」が追加されました。設定しないとバックログの水平線「-----」の改行がおかしくなります。
- コマンド「ダイアログスクリプト登録」が追加されました。settings.xmlからダイアログ設定が廃止されたので、記述しないとダイアログが機能しません。
- コマンド「文字進行」において「*」表記が廃止されました。
- システムのスクリプト記述が一部変更となっています。
(テキストボックス・バックログ・システム・テキスト・サウンド・セーブ・ロード・メニュー・イベント・タイトル) - 設定ファイル「settings.xml」に4項目が追加されました。
- 設定ファイル「settings_dev.xml」に4項目が追加されました。
- 今回のアップデートでは「Models」フォルダが追加されています。
ver10.0.0で制作した作品のバージョンアップの際は「BGM」「Fonts」「Image」「Movie」「Patch」「SaveData」「Screenshots」「Scripts」「SFX」「Voices」の素材フォルダを ver10.2.0フォルダの方に移動しましょう。
テキストボックス(textbox.txt)
バックログ画面(sys_backlog.txt)
システム設定(sys_config-system.txt)
テキスト設定(sys_config-text.txt)
サウンド設定(sys_config-sound.txt)
セーブ画面(sys_save.txt)
- 「栞 display」の下に「キートリガー r.click」の記述が追加されました。
画面読み込みが完了するまで右クリックを無効化するようにしています。
- 「キーダウン」コマンドについてはこちらへ
※「キートリガー」は次の ver10.6.0 にて廃止になっています。
- 「キーダウン」コマンドについてはこちらへ
ロード画面(sys_load.txt)
- 「栞 display」の下に「キートリガー r.click」の記述が追加されました。
画面読み込みが完了するまで右クリックを無効化するようにしています。
- 「キーダウン」コマンドについてはこちらへ
※「キートリガー」は次の ver10.6.0 にて廃止になっています。
- 「キーダウン」コマンドについてはこちらへ
メニュー画面(sys_menu.txt)
- 「//バックログ宣言」の下に「ダイアログスクリプト登録 system/sys_msg.txt」の記述が追加されました。
settings.xmlからダイアログ設定が廃止されたので、この記述によりダイアログ機能を付け足しています。
スクリプト内で「sys_menu_txt」を読み込むことにより、自動的にダイアログも読み込まれるようにしています。
- 「ダイアログスクリプト登録」は一度読み込めば良いので「スタートスクリプト」冒頭に記述しておくのが良いかと思います。
※意図的に複数のダイアログ画面を使用したい場合は、その都度指定をし直してください。
イベント(sys_events.txt)
- 前回 ver10.0.0 で「スクリプト終了原点回帰」の下に「再生続行 “(?!vn_sysBGM).*”」の記述が追加されました。
「スクリプト終了原点回帰」の下では機能しないので、順番を変えています。
タイトル画面(title.txt)
- スクリプト冒頭に「ダイアログスクリプト登録 system/sys_msg.txt」の記述が追加されました。
settings.xmlからダイアログ設定が廃止されたので、この記述によりダイアログ機能を付け足しています。
- メニュー(sys_menu.txt)にも記述してありますが、一度読み込めば良いので「スタートスクリプト」冒頭に記述しておくだけで良いかと思います。
※意図的に複数のダイアログ画面を使用したい場合は、その都度指定をし直してください。
settings.xml
- 「settings.xml」はLight.vnエディター設定が記録されているファイルの1つです。
ver10.2.0 では4項目が追加されています。
- 「WindowSizeAdjustable=””」は「ウインドウサイズ調整」設定の切り換えができます。
「WindowBorderless=””」は「ウインドウボーダー無し」設定の切り換えができます。
「true」「false」を記入して切り換えます。
エディターの「作品設定」内のチェックボックスでも切り換えが可能です。
「AppUserResizePolicy=""」と「AppBorderless=""」はいまのところ機能してないようです。
settings_dev.xml
- 「settings_dev.xml」はLight.vnエディター設定が記録されているファイルの1つです。
ver10.2.0 では4項目が追加されています。
- 「Font=””」は「エディターフォント」の切り換えができます。
「FontSize=””」は「フォントサイズ」を設定できます。
エディター「作品設定」の「エディタータブ」内で設定ができます。
「ViewMask=”」は「マスク表示」の切り換えができます。
「ViewWaitIcon=””」は「編集中に文字窓待機絵表示」の切り換えができます。
エディターの「設定タブ」のチェックボックスで切り換えが可能です。