ver12.2.0にアップデートする。

Last-modified: 2022-07-01 (金) 23:27:06

ver12.0.0 から ver12.2.0 へのバージョンアップです。
Light.vnサンプルのスクリプトなどを比較して、変更になったコマンドや記述をみていきます。


以前のバージョン内の記述などを変更しないと、機能しなかったりエラーがでてしまうポイント。

  • Ver12.2.0 アップデート内容(2021/05/04) から
    • システムファイル全般に新コマンド「画面領域」が採用されました。
      ※自作品のアップデートの場合「ボタン活性スタック」などを「画面領域」に置き換える必要はありません。
      むしろ変えてしまうと戸惑うことになりかねませんので注意してください。
    • インコマンド使用時、時間を指定している場合、「絵」などのコマンドに「0」を記述し「絵0」にしておくことが必須になりました。
    • コマンド「ボタン反応範囲 」 が「反応範囲」に変更になりました。
    • トラックバー引数順が変更になりました。
    • 音声絵の正確度向上のため、以前に設定していた数値の変更が必要になる場合があります。
    • システムのスクリプト記述が一部変更となっています。
      (テキストボックス・バックログ・システム・テキスト・サウンド・ボイス・インフォ・セーブ・ロード・メニュー・ダイアログ・イベント・ページ)
    • 設定ファイル「settings_dev.xml」に3項目が追加されました。


  • 今回のアップデートではフォルダ・ファイルの追加はありません。
    ver12.0.0で制作した作品のバージョンアップの際は「BGM」「Fonts」「Image」「Maps」「Models」「Movie」「Patch」「Plugins」「SaveData」「Screenshots」「Scripts」「SFX」「Voices」の素材フォルダを ver12.2.0フォルダの方に移動しましょう

    ver12.2.0フォルダ


  • SaveDataフォルダ内のファイルは全て削除しておきましょう。
    ※旧セーブデータをそのまま使用するとLight.vnが正しく動作しないことがあります。

    SaveDataフォルダ


テキストボックス(textbox.txt)

テキストボックス


バックログ画面(sys_backlog.txt)

バックログ画面

  • 新コマンド「画面領域」を採用しています。
    該当する箇所を追加しましょう。

    sys_backlog.txt


システム設定(sys_config-system.txt)

システム設定画面


テキスト設定(sys_config-text.txt)

シテキスト設定画面


サウンド設定(sys_config-sound.txt)

サウンド設定画面


ボイス設定(sys_config-voice.txt)

ボイス設定画面


インフォ設定(sys_config-info.txt)

インフォ設定画面


セーブ画面(sys_save.txt)

セーブ設定画面

  • 新コマンド「画面領域」を採用しています。
    それにより「ボタン活性スタック」が不要になりました。
    該当する箇所を変更しましょう。

    sys_save.txt

  • 「ダイアログスクリプト」が追加されていますが、他で設定している場合は必要ありません。
  • ロード後の仕組みとして「イベント load 後」コマンド部分が削除され、スクリプトのみ記述になっています。
  • 「画面領域」は「画面領域開始」と「画面領域終了」で挟みます。記述忘れに注意しましょう。


    sys_save.txt

  • 「画面領域」内に新たな画面領域を「画面領域上書き」により作成しています。
  • 入力禁止」を開始しています。
  • 同階層画面領域」により「画面領域上書き」領域だけを指定しています。


    sys_save.txt

  • 入力禁止」を終了しています。
  • 全画面領域」を指定することにより、全てのスクリプト内に「アウト」を適用させています。


ロード画面(sys_load.txt)

ロード設定画面

  • 新コマンド「画面領域」を採用しています。
    それにより「ボタン活性スタック」が不要になりました。
    該当する箇所を変更しましょう。

    sys_load.txt

  • 「ダイアログスクリプト」が追加されていますが、他で設定している場合は必要ありません。
  • 「画面領域」は「画面領域開始」と「画面領域終了」で挟みます。記述忘れに注意しましょう。
  • 「画面領域」内に新たな画面領域を「画面領域上書き」により作成しています。
  • 入力禁止」を開始しています。
  • 同階層画面領域」により「画面領域上書き」領域だけを指定しています。


    sys_load.txt

  • 入力禁止」を終了しています。
  • 全画面領域」を指定することにより、全てのスクリプト内に「アウト」を適用させています。


メニュー画面(sys_menu.txt)

メニュー画面

  • 新コマンド「画面領域」を採用しています。
    それにより「ボタン単独活性化」が不要になりました。

    sys_menu.txt

  • 「栞」部分が調整されて、栞名前などが変更されています。
    「スクリプト system/sys_events.txt register」が追加されています。
  • 「一時停止」コマンドに「全画面領域」が追加記述されました。


    sys_menu.txt

  • 入力禁止」を開始しています。


ダイアログ画面(sys_msg.txt)

ダイアログ画面


イベント(sys_events.txt)

  • 新たに「描画許可」を採用しています。
    該当する箇所を削除・変更しましょう。

    sys_events.txt

  • 「再生続行」コマンドに「全画面領域」が追加記述されました。


ページ(sys_config-pages.txt)

  • 新コマンド「画面領域」を採用しています。
    それにより「同階層画面領域」が追加指定されています。

    sys_config-pages.txt


settings.xml


settings_dev.xml

  • 「settings_dev.xml」はLight.vnエディター設定が記録されているファイルの1つです。
    ver12.2.0 では3項目が追加されています。

    settings_dev.xml

  • MaximizedPreviewSize.x」は、ウィンドウを最大化した際のプレビュー領域に関しての設定です。
    MaximizedPreviewSize.y」は、ウィンドウを最大化した際のプレビュー領域に関しての設定です。
    StartMaximized」は、エディター起動時にウィンドウを最大化するかの設定です。