ver12.0.0 から ver12.2.0 へのバージョンアップです。
Light.vnサンプルのスクリプトなどを比較して、変更になったコマンドや記述をみていきます。
- 以前のバージョン内の記述などを変更しないと、機能しなかったりエラーがでてしまうポイント。
- テキストボックス(textbox.txt)
- バックログ画面(sys_backlog.txt)
- システム設定(sys_config-system.txt)
- テキスト設定(sys_config-text.txt)
- サウンド設定(sys_config-sound.txt)
- ボイス設定(sys_config-voice.txt)
- インフォ設定(sys_config-info.txt)
- セーブ画面(sys_save.txt)
- ロード画面(sys_load.txt)
- メニュー画面(sys_menu.txt)
- ダイアログ画面(sys_msg.txt)
- イベント(sys_events.txt)
- ページ(sys_config-pages.txt)
- settings.xml
- settings_dev.xml
以前のバージョン内の記述などを変更しないと、機能しなかったりエラーがでてしまうポイント。
- Ver12.2.0 アップデート内容(2021/05/04) から
- システムファイル全般に新コマンド「画面領域」が採用されました。
※自作品のアップデートの場合「ボタン活性スタック」などを「画面領域」に置き換える必要はありません。
むしろ変えてしまうと戸惑うことになりかねませんので注意してください。- 参照項目:「コマンド」とは > 画面領域について」
- インコマンド使用時、時間を指定している場合、「絵」などのコマンドに「0」を記述し「絵0」にしておくことが必須になりました。
- コマンド「ボタン反応範囲 」 が「反応範囲」に変更になりました。
- トラックバーの引数順が変更になりました。
- 音声絵の正確度向上のため、以前に設定していた数値の変更が必要になる場合があります。
- システムのスクリプト記述が一部変更となっています。
(テキストボックス・バックログ・システム・テキスト・サウンド・ボイス・インフォ・セーブ・ロード・メニュー・ダイアログ・イベント・ページ) - 設定ファイル「settings_dev.xml」に3項目が追加されました。
- システムファイル全般に新コマンド「画面領域」が採用されました。
- 今回のアップデートではフォルダ・ファイルの追加はありません。
ver12.0.0で制作した作品のバージョンアップの際は「BGM」「Fonts」「Image」「Maps」「Models」「Movie」「Patch」「Plugins」「SaveData」「Screenshots」「Scripts」「SFX」「Voices」の素材フォルダを ver12.2.0フォルダの方に移動しましょう。
テキストボックス(textbox.txt)
バックログ画面(sys_backlog.txt)
システム設定(sys_config-system.txt)
- 新コマンド「画面領域」を採用しています。
該当する箇所を変更しましょう。
- 「画面領域」は「画面領域開始」と「画面領域終了」で挟みます。記述忘れに注意しましょう。
「ボタン活性スタック」は不要になりました。
テキスト設定(sys_config-text.txt)
- 新コマンド「画面領域」を採用しています。
それにより「ボタン活性スタック」が不要になりました。
該当する箇所を変更しましょう。
- 「画面領域」は「画面領域開始」と「画面領域終了」で挟みます。記述忘れに注意しましょう。
サウンド設定(sys_config-sound.txt)
- 新コマンド「画面領域」を採用しています。
それにより「ボタン活性スタック」が不要になりました。
該当する箇所を変更しましょう。
- 「画面領域」は「画面領域開始」と「画面領域終了」で挟みます。記述忘れに注意しましょう。
ボイス設定(sys_config-voice.txt)
- 新コマンド「画面領域」を採用しています。
それにより「ボタン活性スタック」が不要になりました。
該当する箇所を変更しましょう。
- 「画面領域」は「画面領域開始」と「画面領域終了」で挟みます。記述忘れに注意しましょう。
インフォ設定(sys_config-info.txt)
- 新コマンド「画面領域」を採用しています。
それにより「ボタン活性スタック」が不要になりました。
該当する箇所を変更しましょう。
- 「画面領域」は「画面領域開始」と「画面領域終了」で挟みます。記述忘れに注意しましょう。
セーブ画面(sys_save.txt)
- 新コマンド「画面領域」を採用しています。
それにより「ボタン活性スタック」が不要になりました。
該当する箇所を変更しましょう。
- 「ダイアログスクリプト」が追加されていますが、他で設定している場合は必要ありません。
- ロード後の仕組みとして「イベント load 後」コマンド部分が削除され、スクリプトのみ記述になっています。
- 「入力禁止」を開始しています。
- 「全画面領域」を指定することにより、全てのスクリプト内に「アウト」を適用させています。
- 「画面領域上書き」領域を終了させています。
ロード画面(sys_load.txt)
- 新コマンド「画面領域」を採用しています。
それにより「ボタン活性スタック」が不要になりました。
該当する箇所を変更しましょう。
- 「ダイアログスクリプト」が追加されていますが、他で設定している場合は必要ありません。
- 「画面領域」は「画面領域開始」と「画面領域終了」で挟みます。記述忘れに注意しましょう。
- 「画面領域」内に新たな画面領域を「画面領域上書き」により作成しています。
- 「入力禁止」を開始しています。
- 「全画面領域」を指定することにより、全てのスクリプト内に「アウト」を適用させています。
- 「画面領域上書き」領域を終了させています。
メニュー画面(sys_menu.txt)
- 新コマンド「画面領域」を採用しています。
それにより「ボタン単独活性化」が不要になりました。
- 「栞」部分が調整されて、栞名前などが変更されています。
「スクリプト system/sys_events.txt register」が追加されています。
- 「再生続行」コマンドに「全画面領域」が追加記述されました。
「入力禁止」を終了しています。
「画面領域」を終了しています。
ダイアログ画面(sys_msg.txt)
- 新コマンド「画面領域」を採用しています。
それにより「キートリガー活性化」「ボタン単独活性化」が不要になりました。
- 「画面領域」は「画面領域開始」と「画面領域終了」で挟みます。記述忘れに注意しましょう。
イベント(sys_events.txt)
- 「文字進行通常強制 false」が追加記述されました。
ページ(sys_config-pages.txt)
settings.xml
- 「settings.xml」はLight.vnエディター設定が記録されているファイルの1つです。
ver12.2.0 では変更点はありません。
settings_dev.xml
- 「settings_dev.xml」はLight.vnエディター設定が記録されているファイルの1つです。
ver12.2.0 では3項目が追加されています。
- 「MaximizedPreviewSize.x」は、ウィンドウを最大化した際のプレビュー領域に関しての設定です。
「MaximizedPreviewSize.y」は、ウィンドウを最大化した際のプレビュー領域に関しての設定です。
「StartMaximized」は、エディター起動時にウィンドウを最大化するかの設定です。