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トラックマン

Last-modified: 2019-11-23 (土) 16:29:35

投球や打球を分析し、球速(打球速度)・回転数・打球角度などを表示するレーダー装置のこと。


概要 Edit

元は軍事技術(迎撃ミサイル)が発祥で、日本ではゴルフから野球に転用させたもの。ちなみに「トラックマン」の名称は、この機器を作ったデンマークの会社の名前であり、「トラッキングシステム」とも呼ばれている。

なおメジャーリーグでは全球団に導入、さらにステレオカメラと組み合わせた「スタットキャスト」と呼ばれるシステムも導入されており、投球・打球のさらなる分析や数値化は守備・走塁にまで及ぶ。

 

従来は曖昧だった「ノビ」「キレ」などといったものを客観的数値データとして出せるという、近代的且つ革命的な機器である。
日本では2014年の楽天を皮切りに広島以外の全球団の1軍本拠地が導入した他、ソフトバンク・ロッテ・DeNA・巨人・ヤクルトはファームの施設にも導入*1
上層部がトラックマンに懐疑的だった広島も2020年から試用することになった。

楽天・DeNA・ソフトバンクは、必要に応じて本塁打の飛距離・角度・打球速度などを発信している他、ソフトバンクとDeNAは球場内の球速表示にも利用している。投手のコンディション調査や怪我の防止などにも使われるという。


オールスターでの過剰な連呼 Edit

2017年オールスター第1戦(ナゴヤドーム)では試験的にトラックマン装置を設置、テレビ朝日系列の中継でもトラックマンを用いて投手・野手のデータを常時画面に表示した。
しかし球速はともかく「回転数」は見慣れていないとピンと来ない数値であり、また「球速/回転数」で表されるSPVも「18を超えると優秀」という、分かりづらい数字であった。何より実況・解説が回転数やSPVの話題ばかりで、地元開催である中日の各選手でさえほとんど解説してもらえないという本末転倒ぶり。結果、前年と同じように「意味不明」「うざい」といった反発が広がった。
これにはテレ朝も反省したのか、第2戦(ZOZOマリンスタジアム)ではトラックマンの話題が出ることは殆どなかった
なおトラックマンデータ自体はその後もテレ朝系列中継で使用しているが、相変わらず扱いに四苦八苦している様子が見られる。

ちなみにメジャーリーグのオールスターでは、解説の小宮山悟とゲストの林修がMLBに詳しいこともあり、表示されるスタットキャストを当たり前のように活用していた。

 

なお、同年オールスターの開催された球場はいずれもトラックマン導入に消極的だった球団の本拠地である。


関連項目  Edit



Tag: オールスター MLB






*1 なおヤクルトの二軍施設(埼玉県戸田市)は令和元年台風19号により水没した影響でトラックマンも全損してしまった