メモリアルクラッシャー

Last-modified: 2022-06-13 (月) 14:49:49

記念となる試合で相手に華を持たせないこと。


概要

元々は「相手チーム選手の引退試合でことごとく活躍する村田修一個人に対しての呼び名であった。

 

しかし村田の巨人移籍後、2015年9月26日の中日ドラゴンズ戦で元チームメイト谷繁元信の引退試合で、9回裏に筒香嘉智とアーロム・バルディリスの2本塁打*1サヨナラ勝ちを収めるクラッシャーぶりを発揮。*2
翌年以降も相手球団記念となる試合で華を持たせるのを拒否するがごとく勝ち続けたため「メモリアルクラッシャー」「記録達成追及打線」などと呼ばれるようになる。*3

その後、徐々に相手球団の誰かが記録を達成したり相手球団のキャンペーン*4が行われる大事な試合を破壊した選手やチームに対してもこの呼び名が使われるようになる。特に2018年の北海道日本ハムファイターズはそのような試合をことごとく粉砕するメモリアルクラッシャーぶりを発揮していたほか、一個人だと元中日・山井大介が代表的な例である*5


元祖メモリアルクラッシャーの試合破壊歴

【2015年】
7月3日
阪神タイガース・球団通算10000試合
→1-3で迎えた9回裏、後藤武敏が守護神呉昇桓から起死回生のツーランを放ち同点。最後は石川雄洋がサヨナラ打を放ち*7阪神を敗った。
さらにこの結果、NPB史上初のセ球団全チームが借金持ち*8という大珍事が引き起こされてしまった。

9月26日
上記参照。メモリアルクラッシャーが本格的にクローズアップされ始める。

【2016年】
4月20日
広島東洋カープ・永川勝浩 通算500試合登板
→3-0で迎えた7回裏一死満塁で登板した永川からホセ・ロペスが満塁弾、その後も荒波翔の適時打で一挙5失点した永川は苦悶の表情で花束を受け取る

6月25日
読売ジャイアンツ・村田修一 通算1000打点
→5-6で迎えた8回裏、セットアッパーのスコット・マシソンからエリアン・エレラと桑原将志が適時打、一気に逆転

7月22日
読売ジャイアンツ・山口鉄也 通算600試合登板
→12回裏、その山口から筒香が3試合連続マルチ弾となるサヨナラ本塁打

8月6日
中日ドラゴンズ・岩瀬仁紀 通算900試合登板
同・荒木雅博 球団新記録370盗塁
→8回裏に岩瀬が登板するもアウトを取らせず3失点と大炎上、岩瀬は苦悶の表情で花束を受け取る
試合は中日がそのまま4-6で逆転負け(しかも敗戦投手が岩瀬)、一日に2人のメモリアルを破壊するという「メモリアルクラッシャー」の名にふさわしい試合となった*9

9月23日
読売ジャイアンツ・坂本勇人 通算150本塁打達成
白崎浩之のホームラン、筒香嘉智の満塁ホームランなどの一発攻勢で終わってみれば12得点、花火大会になったため坂本の本塁打が霞む*10

【2017年】
5月20日
巨人・阿部慎之助 通算2000試合出場
→6回裏(試合成立直後の攻撃)に、当時大不振に陥っていた桑原が決勝打を放つ

5月28日
阪神タイガース・糸井嘉男 通算250盗塁
→3回表に戸柱恭孝の3ランなどで一挙6得点、苦手の阪神をも飲み込む。

6月16日
オリックスバファローズ・西勇輝 通算1000投球回
→3-3の8回裏に3番手・黒木優太から戸柱が勝ち越し3ラン*11

6月17日
オリックス・中島宏之 通算1500試合出場
→1-3の6回裏(試合成立直後の攻撃)に先発・松葉貴大から1点差に追い上げると、代わった吉田一将に内野安打→四球→戸柱が2試合連続となる逆転満塁弾、その後もオリックス投手陣を炎上させ終わってみれば14得点

8月16日
中日・岩瀬仁紀、40代最多登板に並ぶシーズン48試合登板
→2-2の9回裏に岩瀬が登板するも、倉本寿彦サヨナラタイムリー

【2018年】
6月30日
広島・丸佳浩 1000本安打
→1000本目のヒットとなった当たりを神里和毅がファンブル、その間に菊池涼介がホームを狙ったものの筒香と柴田竜拓の連携でホームタッチアウト。1000本安打を祝うアナウンスが流れると同時に本塁憤死を巡るリクエストが行われる珍プレーへと発展
その後筒香が逆転2ランを放ち、広島は敗戦

9月24日・25日
広島東洋カープ 優勝マジック1
→広島のマジックが1になった途端、ラミレス監督が名采配を繰り返す。
24日は序盤に先制を許すもネフタリ・ソトが2本塁打の活躍、25日は2点リードを追いつかれるも、8回表に7回から続投のヘロニモ・フランスア*12からロペスが価千金の一発を放ち両試合とも勝利
マジックの対象となるヤクルトも連日勝利したため*13、広島は地元優勝が2日連続でお預け*14

【2020年】
10月29日
巨人・丸佳浩 通算200本塁打達成
読売巨人 優勝マジック2
→初回サンチェスが1失点するものの、2回に丸の通算200本塁打となるソロで同点とする。
しかしその裏すぐさま勝ち越しを許すと、その後7回を投げた田口麗斗もルーキー森敬斗のヒットを皮切りに3点を献上してしまいDeNAが勝利
裏で阪神が中日を下したため優勝マジックは1となるも、この試合に敗れたことで優勝決定は翌日以降にお預け。反対にDeNAは2年連続となる眼前での優勝を阻止したのだった。

【2021年】
4月4日
広島・野村祐輔 デビューから187試合連続先発登板のNPB新記録
→ここまで開幕から8戦連続勝ち星なしというドン底状態のDeNAであったが3回に今季初スタメンの神里の第1号ホームランで先制すると4回に宮崎のソロホームランで追加点を入れ野村は4回で降板
その後のタイムリーで追撃された後に山崎康晃から1点を返しクローザーの三嶋を攻め立てるものの反撃できず敗戦。三浦監督の初勝利と阪口皓亮のプロ初勝利を献上

10月10日
中日・福留孝介 日本通算2000試合出場
→9回表に代打で出場し記録を達成。するとその裏に登板したライデル・マルティネスが乱調。
大和に四球を出し神里和毅が送りバントを決めると桑原がヒットで繋げ1死1・3塁になった所で2番の楠本泰史を申告敬遠にし柴田竜拓との勝負を選ぶが最後は柴田にサヨナラ犠牲フライを打たれ敗戦。

他球団

2018年9月22日(西武)
ロッテ・福浦和也 2000本安打
→2対2の同点となっていた8回の裏、6番DHでスタメン出場していた福浦がライト前2ベースを放ち、2000本安打を達成。*15さらに相手のエラーも絡み、勝ち越すことに成功する。
しかし9回表に登板した松永が金子、秋山に連打され、後続の源田を空三振に取るも右が続くため内に継投。
浅村を三振に抑え、あとアウト1つで勝利目前というところで山川が完璧な当たりで逆転3ランホームランを放ってしまう。*16
裏に中村奨吾がヒットを放つも点を取ることはできず、ロッテはそのまま5-3で敗戦。

2021年10月30日(日本ハム)
ロッテ・南昌輝 引退試合
ロッテ・荻野貴司と日本ハム・西川遥輝、リーグトップに並ぶ24盗塁
6回まで1得点と先発・伊藤大海に十分な援護を与えられなかった日本ハム打線が、南の引退登板を終えたあとに突如目覚める。
木村文紀のショートゴロをアデイニー・エチェバリアがファンブルし二死から走者を作られると、代走の西川遥輝がリーグトップに並ぶ24盗塁目を決め、打者・王柏融の適時二塁打で勝ち越しを許す。以降も小刻みに3得点され、中継ぎから8回・9回でそれぞれ1点ずつ返したもののロッテは5-3で敗戦。
この試合はパ・リーグの最終戦であったこともあり、上述の西川(および荻野貴司)の盗塁によりパ・リーグの盗塁王が4人*17になる珍事が起こったり、日本ハムは勝利により5位浮上西武の42年ぶりの最下位が決定、先発の伊藤の10勝目、栗山監督による日ハム最終戦*18を有終の美で飾る等々、様々なメモリアルも同時に達成されることになった。

使用例(岩瀬900試合登板時)

【TBS2】横浜×中日 ★8
https://raptor.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1470483438/

506: 風吹けば名無し@無断転載禁止 (スププ Sd6f-d+5h) 2016/08/06(土) 20:29:19.68 ID:W3yIazWZd
メモリアルをぶち壊すことに定評のある横浜

511: 風吹けば名無し@無断転載禁止 (ワッチョイW c780-tuv 2016/08/06(土) 20:29:23.64 ID:udsUZQnb0
横浜はこういう時に空気読まずうつで

562: 風吹けば名無し@無断転載禁止 (ワッチョイ cfd5-+Lqe :2016/08/06(土) 20:42:41.92 ID:7VWRsFG+0
メモリアルクラッシャーベイスwwwwwww

582: 風吹けば名無し@無断転載禁止 (アウアウ Sa47-d+5h) 2016/08/06(土) 20:42:47.04 ID:wHg3cDhka
永川につづき岩瀬まで…

苦悶の表情で花束を受け取る岩瀬

関連項目


*1 奇しくも筒香は村田と同じ25番を背負い、そしてバルディリスは村田と同じサードを守っていた。
*2 しかもDeNAは前年にも中日・鈴木義広の引退登板で対戦した黒羽根利規が鈴木から本塁打を放つという狭義のメモリアルクラッシャーを発動しており(ただしこの時は試合自体は中日が勝利)、中日は後述のものも含めて4年連続でDeNAに節目の場面を破壊されていたことになる。
*3 なお筒香やロペスの日本通算100本塁打の試合、三浦大輔の引退試合など、自チームのメモリアル達成試合では敗戦が多く「自分のメモリアルも破壊する」という点にも定評がある模様。ただ2018年以降は加賀繁、後藤武敏両名の引退試合は勝利し、ロペスの日米通算1000打点や石川雄洋の1000本安打の試合を勝利で飾っているため自軍のメモリアルを粉砕することは少なくなっている模様。
*4 代表的なものにソフトバンクの「鷹の祭典」があり、このような試合では東京ドームを借り切ることも。
*5 山井は自チームのメモリアルを破壊するパターンである。特に中日が例年行うオープン戦での引退試合*6で、近年この引退試合で山井は登板しては炎上しており、特に2016年(山本昌引退試合)・2018年(故星野仙一氏追悼試合)・2019年(岩瀬仁紀引退試合)は全て山井が炎上して敗戦投手になっている。なお山井本人の引退試合は塩見泰隆から空振り三振を奪って有終の美を飾ったが、チームは3-1で敗北した。
*6 球団内規に引退試合の規定があることから、例年3月第1土曜日のナゴヤドームでのオープン戦を、前年度引退した功労者の引退試合として行っている。2014年の山崎武司以降は、この試合限定で育成契約を結び出場することが多数ある。
*7 これがプロ入り後初のサヨナラ打だった。
*8 交流戦でリーグ首位だったDeNAの11、2位だった巨人の4を含めセ・リーグ全体で17もの借金を作ってしまったことが原因。
*9 さらにこの3日後、谷繁監督佐伯守備コーチの休養が発表される。詳細は11球団OK参照。
*10 ただし、この段階では巨人と2位争いをしていたため、致し方ない状況であった。
*11 西自身も小久保裕紀の引退試合でノーヒットノーランを達成するメモリアルクラッシャーではあるが。
*12 特に25日は誕生日で、しかも回跨ぎをして打席に立った為、中継ぎにもかかわらず応援歌の前奏としてハッピーバースデートゥユーが演奏された。
*13 特に25日はヤクルトが坂口智隆のタイムリーで同点に追いついた直後にフランスアがロペスに勝ち越し弾を打たれるという神かがり的なタイミングだった。そのため、「ヤクルトが追いついたという速報を見たカープファンがスタンドで騒いだため、フランスアが一瞬集中力を切らし、球が甘くなってロペスに被弾した」という説もある。
*14 翌日マジック対象のヤクルトと対戦し、10-0で大勝し悲願の地元優勝を果たした。これはマツダスタジアムでの初優勝となった。
*15 記念の花束は同年限りで引退を表明していた同期同学年の西武松井稼頭央が渡した。
*16 この年のオフに放送された現役選手が選ぶパワーヒッター部門で1位に選ばれた山川が、インタビューで今季のベストホームランとしてこの試合の3ランを挙げたためネットではこれは畜生などと言われた。
*17 西川・荻野・源田壮亮(西武)・和田康士朗(ロッテ)。
*18 このシーズンを持って、退任することが既に発表されていた。