巨人・丸佳浩の蔑称。
2020年日本シリーズで丸が起こした物議を醸すプレーと、東京ドームで発売されている本人プロデュース弁当がピザだった事から付けられた「丸ゲリータ」*1というフレーズを掛けたもの。
概要
2020年日本シリーズ第1戦での出来事。
丸が4回に遊ゴロ併殺を喫した際の走塁にて、右足で一塁ベースを駆け抜けた丸の左足が外側に跳ね上がり、結果としてファースト守備についていたソフトバンク・中村晃のベースを踏む左足アキレス腱付近にスパイク裏部分でキックをするような形で接触。中村が表情を歪め、ソフトバンクバッテリーの千賀滉大と甲斐拓也が声を上げるという一幕があった*2。
これに関して、中継していたお膝元の日本テレビの実況と解説*3は千賀が声を上げている事には気づくも、リプレー映像で丸のキックのシーンが流されるとそれに関しては言及せずノータッチを決め込む。
幸い大事にはならず被害者の中村自身が寛大な態度を取ったため試合自体はつつがなく進行されたが、視聴していた野球ファンの間で大きな波紋を呼び球界関係者たちもこの一件に対して言及。なんJでも大きな注目を集め、この事件を表す用語として「丸蹴リータ」が誕生した。
球界関係者の反応
- 飯田優也(元ソフトバンク→阪神→オリックス)
- ダルビッシュ有(日本ハム→MLB)
- 高橋聡文(元中日→阪神)
- 里崎智也(元ロッテ)
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メディアのスルーに言及した後、「わざとでは100%ない」と丸の故意性は否定し、丸が接触に気づいていない可能性があると提唱した上で「当たらないように走らなければならない」とプレー自体には苦言を呈した。
問題となったプレーのGIF
その後
試合当日の夜に丸が中村に電話で謝罪。翌日の試合前に丸が改めて工藤公康監督と中村に謝罪し、両者は無事和解に至った模様。
類似プレーについて
丸蹴リータ騒動以前・以後にもこのような(ラフ)プレーは稀に発生しており、その度にネット上で問題視され、「故意か否か」で論争になることが多い*6。
丸蹴リータ再来?
2023年8月22日の巨人対ヤクルト戦の5回、3点ビハインドで8番の大城卓三がセンター前へのヒット。二塁ランナーの丸が果敢にホームを狙うと、センターの山崎晃大朗が悪送球し送球が逸れてしまい、ボールが丸の太ももに直撃。そのままボールは跳ね返って巨人ベンチの中へと飛んでいってしまった。
このプレーにより、巨人側はボールデッドが認められ、山崎がボールを離した際に二塁ベースを離れていたブリンソンも本塁を認められる形となった*7。
結果的にヤクルトはこれでなにかが切れてしまったのか、このプレーの関係者である丸とブリンソンに2打席連続のホームランを浴びるなど、8-4で敗れた。