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横浜に入る喜び

Last-modified: 2019-10-09 (水) 10:14:48

横浜を出る喜びの対義語。

概要 Edit

横浜ベイスターズは、TBSが親会社であった2003年~2011年の間、Aクラスに入れたのがわずかに1度、8度の最下位という成績で暗黒時代と呼ばれ、そのチーム環境も決して良くないものであり、チームをFAやトレードなどで移籍した選手からの発言やその後の活躍から「横浜を出る喜び」などと言われる有様であった。
2011年シーズンオフ、TBSが球団を売却し、新たに親会社となったのがIT会社として当時名を馳せていたDeNAである。
横浜DeNAベイスターズの初代監督として招かれた中畑清による選手たちの意識改革(教育)や、DeNAによる選手への働きかけもあり*1、チーム内の雰囲気も向上し、観客動員数の増加や、後任監督となったアレックス・ラミレスのもとAクラス入りが普通、CS、優勝争いができるまでにチームが成長したことで、暗黒期ももはや過去の物となりつつある。
その奮闘にDeNAへ移籍した選手の成長や復活が大きく絡んだため、「出る喜び」に対抗できる「入る喜び」が語られるようになった。
始めの頃は移籍して復活、成長した選手という話が多かったが、最近では選手の口から文字通り「横浜に入る喜び」を語る選手も出てきている。

そうした選手たちをここに記す。

横浜に移籍した選手たち Edit

  • 中畑清
    金メダル確実とされたアテネオリンピックで指揮を執るも銅メダル獲得に甘んじバッシングを受け野球人としての評判はドン底へ落ちる。そのためDeNA初代監督に任命された際のファンからの反応は最悪と言ってよかった。
    しかし連続最下位に喘ぎ負け犬根性やだらけ癖がどっぷり染み付いたチームと向き合い、挨拶の徹底や練習量の増加など根本的な改革に着手しDeNAを2013年に6年ぶりの最下位脱出へ導く。巨人一筋だった現役時代のイメージを払拭し、「DeNAのために巨人に嫌われる男になります」との公言通り、チームを2014年に9年ぶりの巨人戦での年間勝ち越しへ導いた。
    監督退任後もDeNA在籍時の監督としての功績と陽気なキャラクターからテレビ番組に多数出演できるようになり、横浜に入る喜びを体現している。そして解説者として登場する際にDeNAの勝率が高いこともあり*2ポジハメの親玉」「愛すべき横浜のおじいちゃん」と、ファンとは相思相愛の模様。
  • 藤井秀悟
    村田修一の人的補償で入団。かつてヤクルトのエースとして名を馳せるも前年わずか1登板と、年齢からの限界説も目立った。
    しかし壊滅状態にあえぐ球団誕生直後の投手陣を支え、三浦大輔に次ぐ活躍でチーム悲願の連続最下位からの脱出に大きく貢献。
    打撃や走塁でも必死に貢献し頼れるベテラン左腕としてafoという呼び名が不思議がられる程の奮闘だった。
    残念ながら2014年、故障からの戦力外ののち引退。
  • 井手正太郎
    2010年に福岡ソフトバンクから移籍。めぼしい活躍がなく2012年に解雇寸前まで追い込まれるも、消化試合で残留テストとして一軍昇格すると大活躍で翌年の契約を勝ち取る。
    翌年には遅咲きの覚醒を果たし、三番打者を務めるほどの活躍でチーム悲願の連続最下位からの脱出に貢献、以後も短期間ずつながらチームの打を支える活躍を見せた。
    2016年引退。
  • 後藤武敏
    2012年に西武から移籍。前年まで精彩を欠いていたが代打の切り札や怪我人が出た際の代役一塁手として復活し、連続最下位からの脱出やCS初出場に貢献。
    1998年に松坂大輔や小池正晃と共に横浜高校を春夏連覇に導いた経歴もあり、「ゴメス」の愛称と共にファンに愛された。
    2018年引退。
  • 林昌範
    2012年に日本ハムから戦力外通告を受けながらDeNAでは126試合登板、25ホールドと復活。
    巨人時代、チェケ裸と言われた過去の噂に詳しくないDeNAファンから純粋な声援を受け活躍した。
    2017年、戦力外ののち引退。
  • 長田秀一郎
    2013年に西武から移籍。かの俺達の中心メンバーという、沼者を連想させる経緯からファンの期待は非常に低かった。
    しかしDeNAでは接戦リードを守りビハインドで燃える逆俺達と化す。
    困った時に開き直ってど真ん中ストレートを投げる事が多く、「長田イズム」として他のDeNAの選手が同様のピッチングをした際には現在でも語られる。
    2016年、戦力外ののちBCリーグ・新潟に移籍、2017年引退。
  • ホセ・ロペス
    2015年に巨人から移籍。
    巨人時代にソロホームランが異様に多く得点圏打率が低かった事、そして入れ替わるように同じ一塁手で強打者のトニ・ブランコ*3が退団したため、入団を歓迎しない声も目立った。
    しかし中畑監督の「本当はチャンスに強い」という言葉通りの活躍を見せ、巨人時代より打撃成績が向上。守備でも優れた捕球能力によりベイスボールを減少させ*4NPB史上初となる1塁手のシーズン守備率10割の達成、榎本喜八が保持していた一塁手としての連続守備機会無失策を51年ぶりに更新(1632回)
    また若手ばかりのチームで貴重な年長者としてまとめ役になり、CS*5・日本シリーズ出場の立役者の1人となるなど完全に中心選手として定着した。
    なおブランコはオリックス移籍後ハーフスイングで負傷離脱するなど全く戦力にならず不良債権に。
    ロペス入団とブランコ放出を決断し批判された高田繁GMへの熱い手のひら返しに至った。
  • エドウィン・エスコバー
    2017年途中に日本ハムから移籍。
    それまで炎上を繰り返しハズレ助っ人の烙印を押されていたが、移籍後は先発こそは失敗したものの中継ぎとして大活躍。
    パ・リーグとのレベル差を指摘する声もあったが、日本シリーズでもソフトバンク相手に活躍し翌年の交流戦では古巣日本ハムからもホールドを挙げるなど杞憂に終わった。
    日ハム時代の投球内容から打って変わって、Max160km/hのストレートバレバレだがなぜか空振りが取れるスライダーを武器に連投に耐えうるパワー左腕として大車輪の活躍をしている為日ハムエスコバーとDeNAエスコバーは別人と称されることも。
  • 平良拳太郎
    高卒3年目の2016年オフ、巨人時代からプロスペクトとして将来を期待されていたがプロテクトされるには至らず*6山口俊の人的補償として巨人から移籍。
    その山口より先に移籍後初勝利を挙げる。*7
    2018年は夏頃から一軍に定着しDeNAと古巣巨人がCS争いを繰り広げる秋の正念場で日本のエース菅野智之と投げ合い大金星を挙げた。*8
    2019年は開幕こそ怪我で出遅れるものの初夏頃からローテ入り。8月2日には1位巨人に3.5ゲーム差と迫る中で再び菅野と先発対戦。6回を2失点で抑えまたも投げ勝った*9フルシーズンの定着が発ということもあり秋頃には失速したが東克樹*10と同年代の若手であることもあり、今後の活躍が更に期待されている右腕の一角である。
  • 伊藤光
    2018年シーズン途中にオリックスから赤間謙と共に高城俊人、白崎浩之との交換トレードで移籍。
    2014年まではゴールデングラブ賞や日本代表選出など順風満帆だったが翌年のチームの低迷から首脳陣にリード面で叱責され続けコーチ陣からベンチで公開説教を受けるまでになり2018年7月にDeNAへトレードで放出。
    CSでの活躍を繰り返してきた嶺井博希打点乞食のはずだった戸柱恭孝が揃って不振に陥っていたため、ぶっつけ本番で正捕手を任され奮闘。
    投手陣と意思疎通のとれた2019年には完全に正捕手に定着し打撃でも活躍。球団公式コラムで「ベイスターズに来てからミスを恐れなくなった」「真剣にやりながらも試合を楽しむことができている」と述べたり、取材に対しても「ベイスターズに救われたと言っても過言ではないですよね」と答えた。
  • 武藤祐太
    2017年オフに中日を自由契約になり、横浜が獲得。
    中日では主に中継ぎとして活動し、2013年には58試合にも登板する大車輪ぶりを見せていたが、翌年以降は精彩さを欠いて一軍での登板機会が大幅に減少し、2017年は一軍での登板機会が無くそのまま自由契約を通告された。
    横浜への移籍1年目の2018年は主に敗戦処理を担当していたが、変化球の持ち球を増やしたり、150km/h台を投げる中継ぎがゴロゴロいるチームの投手環境に触発されて球速も140km/h台半ばから150km/hまでにアップさせ、移籍2年目となる2019年は火消しの場面やロングリリーフなど様々な重要局面で起用されるようになり、首脳陣の信頼を得るほどの活躍で復活を遂げ、リリーフの一角として欠かせない戦力となっている。
    本人は球団公式コラムでチーム内の雰囲気、投手陣の結束力の良さ、仲間の結果に一喜一憂していると語り、「ドラゴンズの時も野球は好きで楽しかったんですけど、いまはそれ以上に、楽しいなって純粋に思えます。」と語っている。
  • 大和
    2017年オフにFAで横浜に移籍。
    阪神では内外野ともに高い守備力と高い走力のある選手として特に真弓~和田政権で重宝され2014年CS突破及び2005年以来の日本シリーズ進出の立役者の一人となった。
    しかし金本知憲政権では打撃力の無さやプチスペ体質などから評価は低く、金本からはテレビ番組で「一生便利屋で終わってしまいますよ」と苦言されたりした。2017年シーズンオフにFAを宣言、阪神からの慰留はあったものの糸原健斗大山悠輔らの台頭もあって出場機会を求めてDeNAに移籍*11。2018年こそ得意の守備でも苦戦したが*12サヨナラヒットを記録するなど課題の打撃でもしばしば活躍を見せている。特に阪神戦にはかなりの強さを見せる。なお2019CS1st
    体力面での不安こそあるがDeNAの二遊間を守る選手では頼れるベテラン・数少ないプロの選手であり、得点圏に比較的強く打撃面の貢献も非常に大きいため、大和の離脱*13は終戦と考えるファンも多い。

関連項目 Edit






*1 DeNAはキャンプ前に南場オーナー、球団社長、営業スタッフなどが選手ミーティングに出席し、観客動員数や客席稼働率、グッズのロイヤリティといった「ビジネス」の話や、チームが優勝争いするための期間の見込みや、ファンを増やすための活動や重要性を説明していた。初期の頃は一部選手から試合や練習に集中したいと不満も出たが、徐々に協力的になり結果としてこれが現在の選手たちのファンサービスなどにもつながっている。
*2 球団公式映画「For Real」で選手が解説付きの映像を視聴している事が明らかになったため、解説者による勝率の変化はあながち偶然とは言えない。苦言が多い佐々木主浩とポジティブな中畑の解説がなにかと比較される。
*3 2013年に首位打者・打点王の二冠
*4 ただし中畑が辞任を決意したノーヒットノー四死球サヨナラ負けには関与している。
*5 2016シーズンのCS進出が決定した広島カープ戦においては、そのまま勝利打点となる先制場外2ランを放っている
*6 当時の巨人ファンからは流出を惜しむ声も聞かれた
*7 ただし、2017年の山口は暴力事件を起こし謹慎となるものの、2018年以降は故障はありながらもエース級の働きを見せており、金銭面はともかく戦力的には巨人一方的に損をした、というわけではない
*8 なおチームは巨人と1.5ゲーム差の4位。
*9 菅野は6回4失点で敗戦投手
*10 2018年度新人王左腕投手。
*11 条件面では横浜より阪神や同じく狙っていたオリックスの方が好条件であったとも言われている。
*12 ただしこれに関して横浜OBの佐伯貴弘からは、同年のシーズン前に横浜スタジアムが改修工事を行い、芝を張り替えたことで新しい芝が影響したこと、またその工事の影響及び雨天中止の影響でオープン戦のプレイで慣らすことができなかったことが影響していると弁護があった。
*13 控え内野手の柴田竜拓も成長を見せているが、こちらも長く出続けた場合の打撃面や体力面での不安があり大和ほどには足も速くはない