「なおマリナーズは試合に敗れた」の略。
概要
イチローは2000年オフにシアトル・マリナーズへ移籍し、日本人初のMLB野手として活動。
日本のメディアも試合の度にイチローの活躍を報道し、特に2001年のマリナーズは年間116勝のMLB新記録を樹立、イチロー自身も新人王及びシーズンMVPを獲得するなど盛り上がりを見せた。
しかし2004年からチームは長期の低迷*1に陥る。一方でイチローは安定した活躍を続けていたことから、イチローが活躍してもチームは負ける展開が当たり前となり、マスコミ報道において冒頭の一文で締める様式が定番化。一般層にも浸透した。
現在はイチロー以外のMLB在籍選手の報道や千葉ロッテマリーンズ関連のスレでも使われ、チーム名の頭文字を改変した使用*2や、「なお」の二文字だけを書き込む、等の派生も見られる。
類似例
なおエ
大谷翔平は2018年からロサンゼルス・エンゼルスに所属し、初年度に新人王を獲得する活躍を見せるも、当のエンゼルスは故障者が続出して4位に終わり、マイク・ソーシア監督(19年間にわたりチームを率いた)が退任。以降も大谷の奮闘と対照的にチームは低迷し、2023年オフ同じロサンゼルスに本拠を置くドジャース*3*4に移籍するまで「なおエ」とネタにされ続けた。
2021年6月30日にマスメディアも本語に言及した。
Sponichi Annex(スポーツニッポン)は「なおエ」がお気に入りのフレーズとなった様で、2022年以降の記事タイトルに多用している*5。
2022年6月
- 1日:大谷翔平 チームの6連敗にファン「なおエが本格化」「ここが踏ん張りどころ」「やばいなぁ」
- 3日:大谷翔平“フル稼働”もエ軍8連敗 ファン「酷使しすぎ」「故障が心配」「また“なおエ”」
- 8日:大谷翔平 またも“なおエ”泥沼13連敗にネット「エンゼルじゃなくて悪魔の13連敗」「何をやっても…」
- 15日:大谷翔平 2戦連続マルチもエ軍零敗にネット「昨年のVTRじゃん」「恒例の『なおエ』」
- 22日:大谷翔平 松井&井口超えメジャー日本人最多8打点! 確信の3ラン2発も「なおエ」の衝撃
- 26日:大谷翔平 自己最速“190キロ”16号ソロで同点も最後の打席は…「なおエ」で地区4位転落
- 同日:大谷の“超速”16号同点アーチもエ軍敗戦、ネット「『なおエ』じゃなくて、もう『もちエ』」
- 29日:大谷翔平 中越え17号ソロ含め3の3、2打点も“なおエ”…エ軍は3連勝ならず借金5
- 同日:大谷が本塁打も…「なおエ」トレンド入りに加え“もちエ”の声も エ軍は投手陣炎上で大敗
- 30日:大谷の降板後はドキドキ「なおエ」回避にネット「また逆転されるんじゃないかと」「勝てて良かった」
2022年8月
しばしば誤変換(意図的なものを含む)で「直江」と書き込まれることもあるが、もちろん直江大輔投手(巨人)は無関係である*6。
関連項目
- イッチ
- チクロー…マリナーズを出る喜びに目覚めた状態。
- 息苦しい
- ナイトメア…なおエの主原因の一つ。