派閥(Factions)

Last-modified: 2020-11-03 (火) 01:25:46

プレイヤーが拠点を作ることになる惑星には、先住民として他に6つ(内部的には他に流浪者の街×2と虫の巣・メカノイドの巣が存在しますが、直接干渉できないため割愛します)の派閥が存在します。彼等とは友好関係を結べば交易によって物品をトレードしたり危機には助けを呼ぶことも可能ですが、敵対関係になればプレイヤーの所持する物品、場合によってはプレイヤーの派閥の構成員を略奪するために襲撃を行う事すらあります。

派閥との関係の変化の要件

各派閥とプレイヤーの派閥間には「友好度」という数値が存在し、その数値が一定の変化をするごとに派閥との関係が変化します。単純に「○○以上××以下なら関係は□□」とはならないため、以下にその条件と、関係ごとにプレイヤーの派閥とどのような事が起こるのかを例示します。

関係条件内容
中立同盟の派閥との友好度が0以下または敵対の派閥との友好度が0以上になるその派閥とは特別親密でないにせよ、敵とは見做されてない状態です。その派閥から襲撃を受けることはなく、時折旅行者やキャラバン隊がプレイヤーのコロニーを訪問し、その派閥の拠点に訪問すれば交易を行うことができます
同盟中立の派閥との友好度が+75以上になるその派閥と極めて親密な状態です。中立派閥が行いうる便宜は全て行ってくれる他、友好度を消費する事でキャラバン隊をプレイヤーのコロニーに送る(友好度‐15)、襲撃時に援軍を送る(友好度‐25)よう依頼することができる上に、稀にプレイヤーの派閥が他派閥に襲撃された際に自発的に援軍を送ってくれます
敵対中立の派閥との友好度が-75以下になるプレイヤーの派閥とは敵対関係にあります。その派閥からは定期的に襲撃されるほか、拠点に訪問してもトレードに応じてもらえません。ただし宙賊以外ならば貢物として物品を与えて友好度を上げることも可能です

派閥の種類

アウトランダー連合体

設定

この人々は数十年、もしくは一世紀近くもここで暮らし、彼らが持ち込んだほとんどのテクノロジーは失われました。彼らはたいてい、単純な機械を使って作業し、進歩した炸薬性の武器を使って防衛します。彼らは実用的な貿易・信頼関係・生きることに関心があります。ゲーム中には高い尊厳をもち礼儀正しい振る舞いをするとすると考えられており、開始時に中立状態の「連合体(文明的)」(初期友好度±0)と、野蛮な一面を持ち、開始時に敵対状態の「連合体(粗野)」(初期友好度-80)の2派閥が存在します

交易

ゲーム中に登場する派閥としては比較的ハイテクな物品を取り扱っています。特にプラスチールや先進コンポーネント、ハイパーウィーブといった高次のテクノロジーに関連する物品を多く所持している傾向にありますので、キャラバンでの交易を重視するプレイヤーであれば最低でも連合体(文明的)との関係は良好に保ち、もし近辺に連合体(粗野)の拠点があるならそことも友好関係を結ぶことも考慮に入れていいかもしれません。

襲撃

高度な銃火器や防具で武装し、トンネル・包囲・頭上降下といった特殊な襲撃方法で攻めてくることもあります。ただ所属する兵種の関係上、ガトリング銃と狙撃銃、三連装ミサイルランチャーと最終ロケット兵器を装備した襲撃者が存在せず、また特定の兵種で固めるような偏った編成を組みません。そのため襲撃スタイルはある意味素直なので、もし蛮族の方が戦いにくい、宙賊から攻められる確率を減らしたいと判断するのであればあえてこちらと敵対するのも一つの手ではあります。注意点としては防具に関しては宙賊と差がないので、終盤はマリーンアーマー装備者が宙賊より多くなるかもしれない程度でしょう。

蛮族

設定

この人々は遥か昔からここにいました。おそらく彼らの祖先たちが数千年も前に墜落してきたのでしょう。そしてたぶん、テクノロジーや文明を破壊した、幾多の天変地異を乗り越えたのです。いずれにしても、原始的な道具と武器を使い、この地に住む蛮族の大部分は遊牧民です。明らかにテクノロジー的には劣っているにもかかわらず、原始的な武器のスキル、多数、頑健さが故に、蛮族は危険な敵にも、大切な友人にもなり得ます。ゲーム中には穏やかな生活様式を追い求め、見知らぬものであっても貿易や同盟には完全に門戸を開き、開始時に中立状態の「蛮族(穏健派)」(初期友好度±0)と、戦いによる支配に価値を置き、開始時に敵対状態の「獰猛な蛮族」(初期友好度-80)、友好関係を築けない「未開の蛮族」(友好度-100)の3派閥が存在します

交易

ゲーム中に登場する派閥としては比較的ローテクな物品を取り扱っています。鉱物資源などのテクノロジーに関係しない物品やアーティファクト等オーバーテクノロジーな物品は連合体と同等以上に所持している可能性もありますが、総合的に見れば確実に見劣りします。交易の側面から見れば手を組むメリットは低いと言わざるを得ません。ただし、人身売買の相手としては優秀だったりします。なお未開の蛮族は宙賊同様交易自体ができません。

襲撃

技術レベルが低いため、個々の襲撃者の装備品は連合体・宙賊と比べて見劣りします。防具はプレートアーマー止まり、射撃武器に至っては全体的に他派閥の終盤の武器より大きく劣るグレートボウと威力だけはあるものの連射性能が低すぎる投槍止まりといった有様です。また技術的な限界から、包囲襲撃・ドロップポッドによる降下襲撃はできず、トンネル襲撃は一応できるものの他派閥のように爆発物を使えず近接武器で掘るのみだけです。ただしゲーム的に襲撃者の規模を決定する際に装備品に消費する分が少なくなるため、その分襲撃者の数が多くなりがちになります。対物量作戦を強いられ、例え撃退しても死体処理に困るという難点があります。また連合体と違って偏った兵種で攻めてくることもありますので、意外に戦いにくい一面もあります。

宙賊

設定

ゆるい同盟で結ばれたギャングは、お互いに戦いあうことはせずに、主に部外者と戦うことに同意しています。宙賊は種を蒔かず、建物をつくらず、まれにしか貿易をしません。彼らは、個人の強さ、冷酷さに価値をおく、血と名誉の文化に駆り立てられ、より生産的な隣人を襲撃し、強盗を働くことで自分たちを裕福にします。彼らのテクノロジーレベルは、たいていの場合、彼らが直近に誰から略奪したか?によります。主に銃を持ちますが、至近距離から犠牲者を叩きのめすことを好んでします。ゲーム中には永遠に敵対関係となる1派閥(友好度-100)が存在します

交易

基本的にこの派閥とは友好度を上げられません。そのため交易については考える必要はありません。むしろ他の派閥の構成員に対しては行うと有効度に響く非人道的行為、例えば捕らえた捕虜から臓器を摘出して交易の材料にする等を(プレイヤーコロニーの住人への心情ダメージは考慮する必要がありますが)好き放題行えることがメリットといえるでしょう。

襲撃

全派閥中最強の装備品を所持しており、連合体と違って兵種を偏らせる事もあるので「ロケット部隊を多数そろえたトンネル襲撃」「狙撃銃装備者だらけでアウトレンジから狙いにくい包囲襲撃」といった厄介な襲撃方法で攻めてくることもありえます。また他派閥と違って友好関係になって襲撃を止めさせることもできません(一応惑星上に存在する全ての拠点を攻め滅ぼせば襲撃されなくなりますが、通常のゲームクリアよりはるかに長い道のりになります)。高難易度の場合終盤では間違いなくメカノイド含めて全派閥中最強の襲撃者となりますので、もしここから攻められる確率を減らしたいのであれば、あえて交易の要素を無視して連合体・蛮族の派閥とできるだけ多く敵対関係になるという手も取らざるを得ないかもしれません。