家具について
コロニーに設置することができる物品で、おもに入植者の生活にかかわるものです。
家具とひとくちに言っても、ベッドのように入植者が利用するもの、ロッカーのように収容できるもの、彫刻のように置いておくだけのものと様々な種類があります。素材は木材から石材、鉱物系で製作することができます。また、解体することで資材を得ることもできます。
利用するもの
入植者の心情に直結する優先度の高い家具です。ベッドがなければ床で寝たことになり心情はマイナス、テーブルがなければ地面で食事したことになり心情はマイナスになります。豊かな入植生活のためにも優先して設置していくことをお勧めします。
ベッド、イスは品質によって性能が大きく変化し、良い品質のベッドなら眠りの質や外科手術成功率に大きな補正がかかり、心情にボーナスが得られます。また、娯楽に類するものも、入植者が利用するという意味では家具に含まれます。美しさはいい品質・希少な素材によって多少違いはありますが、非常に小さなものです。
収容できるもの
現状ではロッカーのみになります。本来、ほとんどの物品が野外で放置(設置されていない状態)では徐々に劣化していきますが、ロッカーに収容したものは野外でも劣化しません。またアイテムの美しさはロッカーのものになるので、ものによってはむき出して置いておくよりもいいでしょう。α18現在でも不燃性の素材を用いたロッカーに収めた物品が燃えてしまう現象が確認されています。あくまでもロッカーで、金庫ほど堅牢ではないようです。
設置するもの
彫刻のように置くだけで周囲の「美しさ」パラメータを上昇させるものや、エンドテーブルのようにベッドと接続して使うものなどがあります。
彫刻品は品質・素材によって美しさの数値が非常に大きく変化し、よほどひどい出来のものでなければマイナスになることはそんなにありません。設置しておくと、ときおり入植者が芸術を楽しんで娯楽の心情を改善します。またどんなトレーダーでも売買取引の対象になるため、アートの心得がある入植者の作品は何かと重宝するかもしれません。
ですがお気を付けください。そんな逸品を所有しているという話を聞けば宙族が黙って見過ごしてくれるとは思えません。拠点の資産価値が大きく上昇してしまうことだけは留意しておいたほうがいいでしょう。
移動・保管
家具アイテムは縮小することができます。家具にはアンインストールや新しい場所に再インストールするオプションがついており、建築を割り当てられた入植者によって実行されます。アンインストールされたアイテムは縮小されたアイテムに変換され、トレーダーに売却したり新しい場所に再インストールすることができます。縮小されたアイテムはそれを受け入れられる備蓄ゾーンに運搬されます。
アートワーク
優れた品質の家具にはアートワークが付いています。 詳細ウィンドウの[アート]ボタンで説明を表示します。
家具の解説
テーブル
周囲に下記のイス類を置くことで「地面の上で食事した」の心情マイナスなしに食事ができ、娯楽「くつろいでいる(娯楽の種類:人づきあい)」が可能になります。素材には木材・金属・岩ブロックが使えます。サイズは1×2・2×2・2×3・3×3の4サイズありますが、イスを置ける場所はテーブルの外周部のみですので、サイズが大きくなるほどイスが置けないデッドスペースが増えます。また1マス辺りの美しさも大きくなるごとに減っていきますので、見た目上のこだわりなどがない限りは大きいサイズを置くよりは最小の1×2を複数置くのが効率的です。
イス類(スツール・ダイニングチェア・アームチェア)
テーブルでの説明の通り心情低下なしで食事ができるようになるほか、娯楽用品であるチェス盤とポーカーテーブル、テレビの周囲に置くとその娯楽ができるようになります。同一マスに滞在すると設定された「快適性」に応じた値に入植者の快適性欲求が満たされていきます。テーブルの他作業台や研究施設に置くといいでしょう。素材にはアームチェアは布や革、ダイニングチェアは木材か金属、スツールは木材と金属に加えて岩ブロックが使えます。快適性は品質によって変動します。素材ごとに快適性に変わりはありませんので、安価で手に入りやすい素材で作るといいでしょう。同一品質の場合快適性はアームチェアが最も高いので長時間座る作業台・研究設備に向きます。その一方で美しさはダイニングチェアが高いので、部屋の美しさで心情が上がるとボーナスが付く食事や娯楽の部屋に置くのがお勧めです。スツールは双方とも大きく劣りますが、素材や工程が少なくて済み、部族プレイでは初期状態でアンロックされていない複雑な家具の研究なしでも作れるので、コロニー立ち上げ時に間に合わせで作るのに向く他、手軽に作れてその上を通ると移動速度が低下し、カバーに使えるもののカバー率は20%と極めて低いのでキルゾーン防衛時に敵の行動を阻害する用途にも適しています。
ベッド
入植者が「地面の上で寝た」心情デバフなしで睡眠を取ることができます。またベッドごとに設定された「眠りの質」が高い程早く睡眠欲求ゲージが回復し、「快適性」が高い程入植者の快適性欲求ゲージが高くなります。この2つの要素は品質が高い程優秀になります。素材には木材・金属・ヒスイ・岩ブロックが使用できますが、岩ブロックは眠りの質と快適性が他より1割程低くなります。同一品質ならば下記の寝袋の方がマシなので岩ブロックは使わない方がいいでしょう。
病院用ベッド
怪我や病気をしたり手術を受ける入植者のためのベッドです。最初から医療用指定が付いていますが外せば日常用のベッドとしても使えます。素材には金属のみ使用可能です。通常のベッドの同一品質品と比較して眠りの質は変わりませんが、快適性と免疫獲得速度、治療の質は上回り、更に品質に応じて手術成功率が上昇します。
ダブルベッド
2人の入植者が一緒に寝ることができるベッドです。素材や眠りの質、快適性は通常のベッドと同一です。恋人・婚約者・夫婦関係にある入植者同士は一緒のベッドに寝ることができる状態にないと心情が低下し、一緒のベッドで寝ると時折「ウフフ・アハハ」状態になり心情が上昇しますのでこれを作りましょう。なお親密な関係にない場合一緒に寝ると「ベッドシェア」で心情が低下します。
豪華なベッド
美しさと資産価値が非常に高いベッドです。素材には通常のベッドに使用されるものの他ゴールドが必要になります。ダブルベッドと同様2人一緒に寝ることができます。眠りの質・快適性はダブルベッドを若干上回りますが、資産価値が極めて高いため、襲撃の規模が増えるデメリットがあります。豪華な部屋を要求する嫉妬・欲張りの性格持ちや心情が低すぎる入植者に用意する程度でしょうか。DLCのRoyaltyで上級の貴族になった入植者はこれを要求してきます。
寝袋・ダブルの寝袋
布や革で作られた寝床で、ベッドより若干性能は劣りますが複雑な家具なしで作ることができます。またベッドと比較して極めて軽いため、キャラバンで日をまたいで移動する際には人数分持って行くとキャラバン隊の心情低下を防げます。眠りの質や快適性の高さは品質に依存し、素材の質は影響しませんので手に入りやすくて安価なものを選ぶといいでしょう。
寝床・二人用寝床
地面に眠るための場所を設定する程度の存在で、製作のために素材は必要ありませんし、設定直後に完成します。その分「地面の上で寝た」心情デバフが付かない程度で眠りの質や快適性は非常に低くなります。コロニー立ち上げ直後でベッドを作る余裕がない場合の間に合わせに使い、できるだけ高品質のベッドを早急に用意しましょう。なおこれも他のベッド同様医療用に指定できますので、戦闘などでコロニーから離れた場所で重傷を負って拠点の医療用ベッドに運ぶまで持たない入植者がいる場合、その場所を寝床にして応急手当するという使い方もあります。当然治療の品質は極めて低くなり完治が遅くなるほか感染症になるリスクもありますが、絶対に死なせたくない入植者を救いたい場合はこの方法を選ぶ事になるでしょう。
家畜の寝床
文字通り家畜版の寝床で、行動範囲内にこれがあると家畜はそこで寝るようになります。家畜には快適性などの欲求がないため、基本的にはこれで事足ります。指定しないとその辺の屋外で寝て無防備な所を野生動物や襲撃者に襲われたり死の灰にやられたりするので、安全な屋内に設定しておきましょう。
家畜小屋
サイズ0.55までの小型動物が眠ることができる寝台です。材料には木材・金属・岩ブロックが使えます。寝床よりは眠りの質が上ですが、家畜の場合眠りの質を上げる意味が余りありません。精々運搬用をこき使いたい場合くらいですが、このサイズの動物で運搬ができるのはキツネ類くらいですので殆ど意味はない家具でしょう。
家畜用ベッド
布や革で作れる家畜用の寝台です。すべてのサイズの動物が寝ることができます。前述のとおり動物に良好な寝床を用意する意味は少なく優先度は低めですが、余裕があれば運搬用動物に用意しておきたいところです。眠りの質は品質に依存し素材は関係ありませんので手に入りやすい素材を使いましょう。
トーチランプ
木材を使用する照明です。明るさが低いと特別な性格持ちの入植者以外心情が低下し、作業や移動の速度が減少するので、屋内で入植者が行動する場所には照明を置きましょう。作るのは簡単ですが定期的に木材を消費し長時間置くと室温が上昇してしまいますので、使用は拠点立ち上げ時や停電などの緊急時に止め、できるだけ早く電化しましょう。
電気スタンド
電力を消費して周囲を明るくする照明です。拠点の照明は最終的にこれで賄うことになるはずです。明るさは50%まででいくら効果範囲を重ねてもそれ以上にはならないので、花卉類以外を室内栽培する場合は下記の太陽灯を使用してください。なお雨に濡れるとショートして壊れますので、屋外で使う場合は直上に屋根を張りましょう。
太陽灯
半径5マス内の明るさを100%に上昇させ、室内栽培ができるようになります。その代わり消費電力が1個当たり2900wと膨大です。また夜間には自動的に照明が消えるので24時間植物の育成が可能になるようにはなりません。
植木鉢
岩ブロックや金属を材料にして製作でき、花卉類を植えられます。花卉類は電気スタンドやトーチランプの明かりでも生育できますので、室内の美しさを上げる効果が期待できます。ただし花卉類の寿命が来るたびに植えなおす必要があり、また美しさ自体も基本的に彫刻に劣りますので、その目的で使うのは序盤くらいでしょう。なおゲーム的な要素として製作すると元の素材よりずっと軽くなるという特性があります。岩やスチールが少ない場所に拠点を構え、キャラバンイベントでそれらが豊富な場所に滞在した場合、そこで植木鉢を作って持ち帰るという手もあります。解体の際に得られる素材量は目減りしますが、普通に素材のまま持ち帰るよりはだいぶ軽くなるでしょう。
ロッカー
中に物品を入れることで屋外放置による劣化を防ぐことができ、またその物品が外から見えなくすることで、その物品自体が持つ美しさの低下効果を防ぐことができます。簡易的な貯蔵場所として利用できますので、作業台近くによく使う素材を置いて移動の手間を減らしたり、医務室に置いて医薬品を保管したり、迫撃砲の側に迫撃弾を貯蔵したりといった使用目的に向きます。
タンス・エンドテーブル
ベッド類とリンクさせることで、そのベッドの快適性を5上昇させることができます。この数値は固定で品質や素材で変化することはありません。エンドテーブルはベッドの頭部分と隣接した、タンスは6マス以内のベッド全てに効果を及ぼします。ただし複数ベッドを置くと寝室の質が下がりますのであまり意味はありません。一つのベッドはタンス・エンドテーブルそれぞれ一つずつ分の効果しか受けることができません。序盤はベッドの性能を底上げするために役に立ちますが、眠りの質を上げることはできず、ベッドの品質が秀品(快適性93)になるとこれらが無くても快適性による最大の心情バフ「素晴らしく心地よい(快適性90以上)」の条件を満たせますし、名品(快適性109)だと単独で快適性の最高値100を超えてしまいます。それらのベッドには置く意味はほとんどなく、ただ寝室を狭くして心情上昇の妨げになるだけになるので撤去して代わりに彫刻辺りを置いた方がいいでしょう。