ネライ・ダ・クローウン

情報

世界中を回って様々なパフォーマンスを披露するサーカス団【仰天(ぎょうてん)妖一座(およずれいちざ)】の座長。
【星魔皇大連合】の頂点たる“円卓の魔皇”の一角だが、所属及び12万の魂を取り込んだ(星魔王となった)経緯は、彼女自身の意思で不明とされている。
翠緑色の髪先は赤・青・紫・黄などの様々な色に染められており、遠くからでも目立って見える。赤や金を基調とする、トランプの意匠が刻まれたダボダボの衣装を見にまとっており、それで童女のような細い身体を隠している。
自然に満ちる魔力を自分の魔力として行使できる特殊超級職【妖精女王】の先代の娘。先代とは極めて不仲であり、生まれてこの方会話したことすらない。人間における9歳の頃には既に故郷を出ており、先代が死んだことを知っても帰郷しなかった。
家族は妹3人と亡き母のみで、父はいない。妹3人のうち、彼女の顔を知っているのは1人のみ。
友達と呼べる存在はおらず、少なくとも彼女は誰も友人と認識していない。彼女の認識において彼女が持つ関係は、「仲間」かそれ以外かのどちらかである。
人を自分たちのパフォーマンスで笑顔にすることが使命だと感じており、いつ何時もそのことばかり考えている。彼女もまたその使命に従うように常に笑っているが、劇場から座員さえ居なくなった時、彼女は1人で啜り泣いている。
竜が牽引する移動劇場に住んでおり、特定の住所を持たない。ちなみに、その劇場は外から見ると普通の馬車とほとんど同じ大きさ・重さだが、歪んだ内部空間はコンサートホール以上の大きさがある。
玉乗り、ジャグリング、パントマイムなどなど、曲芸と称されるもののほとんどに精通する道化師の天才。次々と切り替わる彼女の曲芸は、美しさすら感じさせることから「幻」と評されている。
他人に弱みを見せることを嫌っており、人に頼るということができない。
人を傷つけて笑う人が大嫌い。
人前では楽天的な性格かのように明るく振る舞うが、その本質は極めて臆病で、かつてのトラウマから泣く様を見られることを過度に恐れている。
座員からはそれを見抜かれているが、座員達は気を遣って気づいていないふりをしている模様。
世界から悲しい顔を消し去って笑顔で満たすことが夢。

台詞

• 「さぁさ！ 御用御急ぎでない方は見てってくんな！ 世にも奇天烈およずれ共のお通りだよ！」

• 「ピエロのメイクは泣いてるんだ。それでも笑って大道芸演じてるのは、笑えば悲しみだって吹き飛ぶからさ！」

• 「滑稽なのがアタシらの使命さ。笑われるのは本望さね。」

• 「キミたちの笑顔は、実に醜悪だ。努力する人を嗤う人には、道化師だって微笑まない。」

余談

悪癖

口の近くにあるものを噛む癖がある。ギザ歯。

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