マモン・L・グロキシニア

情報

血の流れる温かい身体を捨てた、常に仏頂面を貼り付ける不気味な少女。「満たされない欲求」という恐怖の対応悪魔。
【貪欲国家アヴァリス】のとある王侯貴族の末娘にして、欲望同盟【DESIRE】に所属する者の1人。立て続きに急逝した親族らの莫大な遺産を相続しており、それを元手に【魔界】で一財産を築いた辣腕の資産家。
短い4本の角と黒髪、そして引き篭もりゆえの純白の肌を持ち、美少女と言っても差し支えない容姿の持ち主。因みに魂人形になる前の容姿とさして違いはない。
【魔界】出身の悪魔としては異常な程に戦闘が苦手であり、基本的に戦闘は配下に任せている。
この世の魔道具を全て蒐集することを最上の欲望としており、そのためならいくらでも私財を投げ打つ。しかし、そうまでして手に入れられた魔道具たちは、彼女の屋敷の倉庫の中で埃を被る運命にある。彼女の欲望は、魔道具でなく魔道具を蒐集する行為そのものに向けられているらしい。
実はぬいぐるみ愛好家でもあり、彼女の自室はぬいぐるみで埋め尽くされている。時には自作することもあるとか。
親族らから苛烈な虐待を受けていた過去がある。それ故か所謂メンヘラ気質であり、彼女は友人・恋人に必要とされることを何よりも重視している。そのためなら蒐集した希少な魔道具や私財さえも惜しみなく明け渡してしまう程。裏切られたり捨てられたりした日は一日中泣き喚き、リ◯カやド◯ッグに走ってしまう。そのような行為を何度も繰り返してボロボロになった身体を捨て、彼女は人形になった。
爛れた交友関係ばかりの彼女にとって、【愛と豪富の悪魔】は金銭関係も肉体関係もない、初めての「本当の意味での友人」と言える。それ故に彼女は愛の悪魔に友愛以上の感情を向けており、自分の気持ちに気づいてもらいたいとアプローチを繰り返している。しかし、相手が相手なこともあり、変化に乏しい顔も相まって全く上手くいっていない模様。
現在の彼女はその悪魔によって保護されているため、以前の痛々しい損傷や大量の連絡先は、もう持っていない。
虐待によって暴力に慣れてしまっているため、痛みや死の危険に対して鈍い。
本来の力を失っているらしいが、それを考慮したとしても極めて貧弱。魔力循環機能が極端に弱く、それ故に魔力中毒を起こしやすいため、よく液状化した魔力を吐いてしまっている。

台詞

• 「満たされない…満たされないなぁ…」

• 「え…？ 冗談キツいよ…？ だってまだ付き合って少ししか…ま、待ってよ…お金とか欲しいならあげるからさ…捨てないでよ…！」

• 「こんな身体じゃ…『生きてる』って感じしないなぁ…」

• 「この世で最も人を殺しているのは、【殺害最強】でも【世界最強】でもない。」
  「最強でもなんでもない一般人の、ただの心無い言葉。」

• 「助けてが言えないから…苦しんでるんだよ？」

• 「…信じて、いいの？」
  　　過去、アスモデウスに対して　

• 「ボクの味方はキミだけだよ ホントに。」
  　　アスモデウスに対して　

• 「あーもーうっさいよアスモ！…照れちゃうじゃん。」
  　　アスモデウスに対して　

余談

ネーミング

強欲の悪魔「マモン」+救恤を意味するラテン語「Liberalitas(リベラリタス)」+媚態・強欲・艶麗の花言葉を持つ花「グロキシニア」

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