傑血汪(ブラッドバス)

詳細

とある国の実験失敗によって発生した概念災害(ヒューマンエラー)の一つ、“死”の概念から生み出されており、かつて多くの血が流れた場所に出現する。
第一段階(ステージⅠ)では、唐突に血溜まりが地面から湧き出る。出現した瞬間は水滴を数粒垂らした程度の大きさだが、深さは無尽蔵で、底に辿り着いたという報告はない。この段階(ステージ)では、半径数十m～数百m圏内で流れた血を即座に吸収し、自らを大きく成長させる。おおよそ数十分～数時間、時に出現場所によっては数分で十分な血液を蓄え、次の段階(ステージ)に移動する。
第二段階(ステージⅡ)では、成長した血溜まりから巨大な人型実体が七体出現する。出現した人型実体は周囲の血液を持つ生命体を無差別に遅い、血液を奪う。奪われた血液は血溜まりに与えられ、血溜まりは再び成長する。人型実体は“理外”に迫るほどの卓越した戦闘性能を持ち、強者の血液を優先して狙う。今まで発生した事例は全てこの段階(ステージ)で終了しているが、実は更なる段階(ステージ)の存在が示唆されている。
予想される第三段階(ステージⅢ)では、強者の血液からその者の能力を得た人型実体が無数に出現する。そうなれば最早対処は不可能であり、この世界線の終焉を意味する。
一貫して血液を集められなければ段階(ステージ)は進まず、それゆえに血溜まりの周辺を数週間に渡り封鎖することで対処可能。そのため、大きな傷を負っても流血しない現象が確認された場合、即座にギルドや国に報告すること。
傑血汪(ブラッドバス)から出現した人型実体を全て討伐した者には《傑血汪(ブラッドバス)の討伐者》の称号を付けられる。

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