T69

Last-modified: 2023-06-08 (木) 23:56:41

A90_T69.png

Tier 8 アメリカ 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)102/76/38本体価格(シルバー)2,403,000
最高速度(km/h)前進51.5マッチング範囲(戦闘Tier)8~10
後退20.0派生元車輌T71 DA
発見可能範囲(m)静止時357.31
移動時379.04

パッケージ

初期LVL1LVL2LVL3LVL4LVL5LVL6
T69
E:118,000
S:2,403,000
エンジン
E:?
S:31,000
履帯
E:?
S:33,000
主砲
E:?
S:121,000
無線
E:?
S:54,000
エンジン
E:?
S:43,000
戦車
T54E1
E:170,000
S:3,600,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期
T69
Wright Continental R-975C476 mm Gun T185T84E1T1781,350SCR 610
46038 / [32.57]152/114/64420
13.571.2/1.4/2.338400
LVL.1
エンジン
Continental AOS-895-376 mm Gun T185T84E1T1781,350SCR 610
50038 / [35.16]152/114/64420
14.651.2/1.4/2.338400
LVL.2
履帯
Continental AOS-895-376 mm Gun T185T95T1781,350SCR 610
50042 / [41.56]152/114/64420
14.651.1/1.2/2.138400
LVL.3
履帯
Continental AOS-895-390 mm Gun T178T95T1781,350SCR 610
50042 / [41.05]152/114/64420
14.471.1/1.2/2.138400
LVL.4
無線
Continental AOS-895-390 mm Gun T178T95T1781,350SCR 610
50042 / [41.08]152/114/64750
14.481.1/1.2/2.138400
LVL.5
エンジン
Continental AOSI-895-590 mm Gun T178T95T1781,350SCR 610
55042 / [45.20]152/114/64750
15.931.1/1.2/2.138400

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
青字:オートローダー・機関砲

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度
連射[間隔]
弾倉[交換時間]
AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
76 mm Gun T185APDS
HEAT
HE
270
14G
250
175
210
38
150
150
185
---
---
1.09
1,219
975
975
720
720
720
13.47
連射[1.82]
弾倉[15.00]
2,0202.100.3660
[5×12]
+14
-9
90 mm Gun T178AP
HEAT
HE
255
10G
255
210
280
45
240
240
320
---
---
1.46
914
1,143
914
720
720
720
7.74
連射[2.00]
弾倉[25.00]
1,8582.300.3840
[4×10]
+14
-9

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier 8アメリカ中戦車
    1950年代、AMX-13を参考に開発された揺動式砲塔の試作中戦車である。
    前身のT71 DAを順当に大型化・装甲化した趣き。
    装甲厚は全体としてはTier8中戦車として標準レベルで格下相手にはある程度信頼できる防御力を持っている。
     
  • 火力
    基本的には90mmを選択した方が良いが、二種の主砲には一長一短があり、一概に上位砲である90mm砲が良いとは言い切れない。
    乗り手の好みによっては76mm砲という選択肢もあるだろう。
    俯角は-9°と優秀であり、地形を積極的に活かしたい。
    • 76 mm Gun T185
      T71 DAの最終砲の強化版。弾倉ごとの弾数が一発減って合計5発になり、その代わり弾倉交換時間が5秒近く短くなっている。
      一見するとTier8中戦車としては火力不足の貧弱な砲に思えるが、利点も多い。
       
      通常弾はAPCRであるが、貫通力の距離減衰はほとんど無い。
      200m以遠では90mm砲のAPとほぼ同等、500m以遠では逆転してこちらの貫通力が高くなる。
      弾速も速く、偏差射撃や弱点狙撃も当てやすい。
      また、砲塔旋回時や発射後の照準拡散が小さく、照準時間も短いため、連射と命中を両立しやすい。
       
      欠点は高額な割に貫通力の足りない金弾。
      貫通力210mmのHEATでは重装甲車輌の正面はまず抜けないと考えて良い。
      そのため、格下であっても重装甲車輌との撃ち合いは徹底的に避けて立ち回る必要がある。
      まともに撃ち合えば一方的に撃ち負け、1対1ならかろうじて横に回るかキューポラ等を狙い撃つかでダメージ交換に持ち込めるといった有様。
      味方と連携した際の突破力は高いが、重戦車相手の前線維持能力はまるで望めない。
       
    • 90 mm Gun T178
      T69の史実砲。
      上位砲となる本砲は単発火力が上がり1マガジンあたりの合計火力が向上している。
      標準弾薬は76mmがAPCR弾であるのに対し、90mmではAP弾。弾速では僅かに劣るものの近距離での貫通力は向上している。
      オートローダーと言えども実戦ではワンチャンスに1~2発しか撃ち込めない事も多いため、基本的には初期砲よりこちらの方がダメージを取りやすい。
      精度面で優秀な性能を持っていた76mm砲と比べて、90mm砲の精度関連の性能は標準レベルといったところ。
      装填棒が装備できないので拡張パーツに砲垂直安定装置に加えて改良型射撃装置を装備しておくのも良いだろう。
      なお、この砲のHEAT弾の弾速はAPより速く、ほぼAPCRと同等*1
      リロード時間や合計弾数の問題で通常弾との使い分けは難しいが、多めに持っておけば様々な局面で頼りになる。
       
  • 装甲
    T71 DAと比べHPと装甲が大幅に強化された事で前線を担う事も可能になった。
    ただし、どう動いても弱点の砲塔基部への被弾を避ける事が難しく、防御効果は限定的である。
    • 砲塔
      砲塔正面は独特な傾斜装甲を持っており実際はスペック数値よりもはるかに硬い*2
      ただし防御効果が得られるのは真正面のみであり、30°ほど斜めになるだけで格下にも抜かれる程度の柔らかさとなる。
      装甲が機能するのは敵が1両の時のみと考えた方が良いだろう。
      また、砲身が載る砲塔上側は硬いが、それを支える下側は傾斜もゆるく、更に旋回装置が破壊される恐れがある弱点となっている。
       
    • 車体
      そこそこの厚みと鋭い傾斜があり、中戦車の車体としては比較的硬め。
      正面上部は約50°~80°ほどの傾斜のついた101.6mm装甲で、一部は問答無用で強制跳弾の角度に達する。
      跳弾しない部分も実装甲厚は150mm~200mm程度となり、格下相手ならそれなりに防いでくれる可能性がある。
      車体側面も大部分が76.2mmと、豚飯でミスショットを誘う程度には使える。
      ただし、車体が見えているという事は必然的に砲塔基部という大きな弱点も見えているという事であり、基本的に車体を含めて砲身より下は隠しながら動く事が望ましい。
       
  • 機動性
    中戦車としては並程度。
    決して遅くはないのだが、序盤に要地を確保するための走り込みなど、強引な機動には全く足りない。
    旋回性や前進/後退速度は良好であるものの、加速があまり早くない点に注意。
    初期状態ではエンジン出力が低く、軽戦車であるT71 DAからの乗り換えは動きの重さに苦労するかもしれない。
    最終エンジンは自走砲M44でも開発が可能となっているので、そちらで開発済みなら乗り出しが幾分か楽。
     
  • 偵察性能
    主砲に次ぐ長所が視界範囲の長さである。
    本車の視界はイギリスのCenturion Iと同等の400mで同格トップタイ。
    それでいてCenturionより隠蔽率が高めなので優秀な視界を生かしやすい。
    オートローダー特有の瞬間火力と合わせて待ち伏せの適性が高く、マップによっては少数で敵を食い止める事も可能となるだろう。
    敵からの射線を一方向に限定できる場所では石頭を活かしたチラ見偵察も効果的。
     
  • 総論
    装甲・機動性・隠蔽・俯角のいずれもそれなりの性能を備え、どんな場面においてもそれなりに戦える中戦車らしい汎用性とオートローダーの瞬間火力を併せ持つ。
    T71 DAからは機動力が劣った代わりに厚めの装甲を手にしており、ハルダウンを活用すれば一方的にダメージを与えることも可能になっている。
    ただし貫通力はTier8中戦車としてはかなり低く、装甲の厚い相手との正面戦闘は無謀。
    同格も含めて重装甲車輌や継続火力とHPの高い車輌にごり押しされると手も足も出なくなるので、退避路は常に意識しておくように。
    普段はいかに軽装甲の相手を削るか、相手の側面を撃つかを主眼に立ち回りつつ、
    オートローダーの瞬間火力を活かせる場面では味方と協力して一気に敵のHPを削りきろう。
    その性質上、同程度の機動力を持った車輌と小隊を組むことで飛躍的に戦果をあげやすくなる。
    重ねて言うが、上位車輌にごり押しされると手も足も出なくなるので、退避路は必ず確保しておこう。

史実

T69

1940年初頭から1950年代にかけて、アメリカは揺動砲塔戦車の開発を進めていましたが、自国での研究では上手く行きませんでした。
そこで、揺動式砲塔の開発に関して経験豊富なフランスより、AMX-13中戦車の第2試作車輌を入手し、その技術を自国へ導入しました。
その成果は目覚ましく、アメリカでの揺動式砲塔を備える中戦車の開発は進展し、T42試作中戦車の車体を使用して、AMX-13の第2試作車輌に基づいて製作された揺動式砲塔に90mm砲を備えたアメリカ初の揺動式砲塔搭載中戦車T69が完成しました。

 

フランスのリボルバー式ドラム自動装填装置は撃ち切った際の再装填を車外から行う必要があるという欠点がありました。
しかし、アメリカは研究を重ね、弾薬ドラムを砲の下に設置することにより、車内から安全に再装填出来るよう上手く修正しています。
主砲である90mm Gun T178(T175説もあり)はM36 Jacksonが搭載していたM3 90mm戦車砲とM26 Pershingが搭載していたM3A1 90mm戦車砲の改良型とする資料もありますが、真偽の程は不明です。

 

この自動装填装置は8発分の砲弾が装填でき、発射速度は毎分18発に達し、排莢は発砲後にハッチを通して自動的に車外へ出る仕組みでした。
搭乗員は3名で操縦手、装填手、砲手兼車長という組み合わせでした。
装填手は砲塔左側に位置し、空になった弾薬ドラムの交換を行い、砲手兼車長は砲塔右側に位置し、ペリスコープを使用して視認性の向上を図っていました。

 

1955年6月から1956年4月まで、アバディーン試験場にて試験を行っていましたが、自動装填装置の信頼性の低さを認識する結果となりました。
残念な事に砲塔搖動部の固定機構の安定化の問題は解決されず、この問題に費やす時間も余りなく、最終的に計画は中止されました。
しかし、T69で得られた技術は他の試作車輌へと使用される事になるのでした。

コメント

  • 空間装甲モリモリマッチョマンのHTと敵対すると手も足も出ない可能性がある。相手がNoobだったからだと思うがコイツのマガジン3回転分全てブロックしたことがある。側面攻撃を意識した立ち回りを戦闘中ずっと考えて動かないとキツそう。貫通力buffしてあげたほうがいいのでは… -- 2021-10-10 (日) 00:09:22

*1 AP:914m/s、HEAT:1,143m/s
*2 実効装甲厚は概ね200mm~300mm相当。一部は400mm超相当