Tier 4 イギリス 自走砲
スペック
車体装甲厚(mm) | 6/6/6 | 本体価格(シルバー) | 152,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 45.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 4~5 | ||
後退 | 10.0 | 派生元車輌 | Sexton II | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.259 | ||||
移動時 | 0.129 |
パッケージ
┏ | Bishop E:14,750 S:405,000 | ||||||
Birch Gun E:5,250 S:152,000 | ━ | Birch Gun Mk. II E:1,135 S:5,000 | ━ | Birch Gun Mk. III E:3,385 S:33,600 | ┛ |
E:必要経験値
S:購入価格(シルバー)
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Birch Gun | Armstrong Siddeley V8 | Q.F. 18-Pr. | Birch Gun Mk. I | Birch Gun | 190 | WS No. 19 Mk. I | |
105 | 16 / [13.87] | --/--/-- | 400 | ||||
8.68 | 1.3/1.5/2.5 | 16 | 340 | ||||
Birch Gun Mk. II | Armstrong Siddeley V8 SC | Q.F. 18-Pr. | Birch Gun Mk. II | Birch Gun | 190 | WS No. 19 Mk. II | |
110 | 18 / [16.16] | --/--/-- | 450 | ||||
9.09 | 1.2/1.4/2.3 | 16 | 340 | ||||
Birch Gun Mk. III | Armstrong Siddeley V8 SC | Q.F. 25-Pr. Gun/How. | Birch Gun Mk. II | Birch Gun | 190 | WS No. 19 Mk. III | |
110 | 18 / [16.09] | --/--/-- | 550 | ||||
9.05 | 1.2/1.4/2.3 | 16 | 340 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | ||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 爆発範囲 | 発射速度 | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 左<射界>右 最伏角 | 射程 | |
Q.F. 18-Pr. | HE AP | 72 56 | 42 65 | 260 170 | 1.29 -- | 9.23 | 5.00 | 0.74 14.65 5.21 | 150 | +37.50 <360> -5 | 884 | |
0.74 13.40 5.21 | ||||||||||||
Q.F. 25-Pr. Gun/How. | HE AP AP | 83 7G 83 | 44 92 71 | 280 180 180 | 1.39 -- -- | 8.45 | 4.50 | 0.72 13.03 4.61 | 150 | +70 <360> -5 | ? |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier4イギリス自走砲
戦間期、Medium IIをベースに開発された世界初の本格的な自走砲。
時代的に言えばTier1車輌と同じくらいの車輌である。
- 火力
自走砲としては珍しく砲が全周旋回可能で広範囲の敵を狙う事が可能。
ただし、火力が犠牲になっており、新しい砲が開発できないため、ダメージ不足はSexton IIの頃より一層深刻になる。- Q.F. 25-Pr. Gun/How.
精度、照準時間、照準拡散、いずれも良い部類に入るので、プレイヤースキルが求められるが、細かい移動をする車輌に対しての予測撃ちも有効。
弾道も高めで装填速度も熟練度100%、装填棒を搭載した状態で5.99秒と圧倒的。
しかし、Tier6に当たらなくなったので多少マシにはなったものの、ダメージが280と非常に貧弱。
装甲が薄い敵を優先的に狙うのも良いが、装甲の厚い敵の履帯を切ってアシストも狙っていきたい。
また、弾は非常に多いので、多少無駄撃ちしても問題無い。
とりあえず軽戦車や駆逐戦車がいそうなポイントに盲撃ちするのも良いだろう。
- Q.F. 25-Pr. Gun/How.
- 装甲
全車輌の中でもトップクラスに薄い。
そもそも被弾を前提としない自走砲なので大きな問題はないが、格下の攻撃でも致命傷になるので注意。
- 機動性
それなりに良好な出力重量比を備えていたSexton IIに比べて圧倒的に機動力が落ち、並の重戦車よりも遥かに鈍重。
ベースが機動力の鈍いMedium IIのため、旋回速度にも不安を抱えている。
そう簡単に何度も陣地転換できるような機動力はなく、序盤の位置取りが肝心となる。
- 総論
撃ちやすさと引き換えに多くの部分が犠牲となってしまっている自走砲である。
特に火力不足から格上戦車にはろくにダメージが入らず、紙装甲であるはずの戦車すら倒しきれないことも多い。
高い発射レート、控えめな照準拡散と全周砲塔による狙いやすさという点では手数で攻めていくイギリス自走砲の特徴も色濃く有している。
瀕死の敵へのトドメの一撃を積極的に狙っていくほか、履帯切りによるアシストや本来狙いにくい軽戦車への砲撃を行うなど本車独自の工夫をすれば活躍することができるだろう。
史実
本車はMedium IIの砲塔や操縦席ハッチを取り去り、18ポンド野砲を載せた自走砲です。
また、1925年とかなり早い時期に計画された世界初の本格的な自走砲でもあります。
口径の小さいこの18ポンド砲が選ばれたのは他の自走砲のような間接照準の榴弾砲曲射射撃でなく、直接照準による対戦車戦闘を考慮した対戦車自走砲としての考えからでした。
ちなみにBirch Gunは愛称であり、第二次ボーア戦争から第一次世界大戦にかけて活躍したサー・ジェームス・フレデリック・ノエル・バーチ中将から取られています。
18ポンド砲を載せるに当たって、Medium IIに施されたのはターレットリングそのままの戦闘室と泥除けや防弾板などのない、操縦席のすぐ後ろに18ポンド砲が乗っている状態という、殆ど乱暴とも言える改造でした。
本車を開発したヴィッカース社は自走砲の有用性についてイギリス軍に対して説得を試みましたが、戦車は騎兵の延長という運用しか考えていなかった保守的な軍上層部の理解を得られず、イギリス軍初の自走砲計画は破棄されてしまいます。
自走砲の制式化は1941年のBishopまで待つ事になるのでした。