Tier 5 イギリス 自走砲
スペック
車体装甲厚(mm) | 60/50/60 | 本体価格(シルバー) | 405,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 24.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 5~7 | ||
後退 | 10.0 | 派生元車輌 | Valentine | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.200 | Birch Gun | |||
移動時 | 0.100 |
パッケージ
┏ | FV304 E:31,000 S:930,000 | ||||||||
Bishop E:14,750 S:405,000 | ━ | Bishop A190 E:4,280 S:45,500 | ━ | Bishop 6-71S E:6,800 S:60,800 | ━ | Bishop 6-71A E:6,900 S:62,800 | ┛ |
E:必要経験値
S:購入価格(シルバー)
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Bishop | AEC A189 | Q.F. 25-Pr. Gun/How. | Valentine Mk. II | Bishop | 350 | WS No. 19 Mk. I | |
135 | 20 / [17.14] | --/--/-- | 400 | ||||
7.63 | 1.2/1.4/2.3 | 20 | 300 | ||||
Bishop A190 | AEC A190 | Q.F. 4.5-in. Howitzer | Valentine Mk. II | Bishop | 350 | WS No. 19 Mk. II | |
131 | 20 / [16.68] | --/--/-- | 450 | ||||
7.43 | 1.2/1.4/2.3 | 20 | 300 | ||||
Bishop 6-71S | GMC 6004 6-71S | Q.F. 4.5-in. Howitzer | Bishop | Bishop | 350 | WS No. 19 Mk. III | |
138 | 22 / [18.88] | --/--/-- | 550 | ||||
7.74 | 1.1/1.3/2.1 | 20 | 300 | ||||
Bishop 6-71A | GMC 6004 6-71A | Q.F. 4.5-in. Howitzer | Bishop | Bishop | 350 | WS No. 19 Mk. III | |
165 | 22 / [22.57] | --/--/-- | 550 | ||||
9.25 | 1.1/1.3/2.1 | 20 | 300 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | ||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 爆発範囲 | 発射速度 | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 左<射界>右 最伏角 | 射程 | |
Q.F. 25-Pr. Gun/How. | HE AP AP | 83 7G 83 | 44 92 71 | 280 180 180 | 1.39 -- -- | 8.96 | 4.50 | 0.68 4.24 4.35 | 32 | +15 4< >4 -5 | 1,050 | |
Q.F. 4.5-in. Howitzer | HE | 250 | 57 | 450 | 2.22 | 5.36 | 4.50 | 0.72 4.49 4.61 | 32 | +45 4< >4 -5 | 499 | |
0.72 4.15 4.61 | ||||||||||||
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier5イギリス自走砲
浅い仰角でAP弾を持つSexton IIから使える初期砲と、搭載できるのはHE弾一種のみだが脅威の山なり弾道の最終砲という両極端で使いこなすのが大変な2つの砲を揃える。
密閉戦闘室なので換気扇が使える。ぜひとも装備しておきたい。
- 火力
全周旋回ができた前身から一転、射界は左右4°と非常に狭い。
車体旋回時の照準拡散は他国の自走砲よりも小さいので気にしすぎる必要は無いが、敵車輌の出現位置を予想して、なるべく少ない車体旋回で射撃できるようにしたい。- Q.F. 25-Pr. Gun/How.
Sexton II以来の初期砲。
射線が通せる場所がほとんどなく、最終砲の開発に掛かる経験値も少ないので、フリー経験値で飛ばしてしまうのも一考。
仰角がたったの15度と浅く、平地での射程距離が530mと短いので、障害物で射線が阻まれやすかったり、射程が足らなくてヤキモキしがちだ。
ただし、射程距離が短いのは仰角不足が原因なので、現実での運用と同じく上り坂のような地形を利用して車体を上向きにすることにより、射程を延ばすことは可能。
傾ける角度によっては2000m以上の射程も得られる。
ちなみにAP弾を搭載可能。自衛の手段として持っておくと良いだろう。 - Q.F. 4.5-in. Howitzer
Tier7のCrusader SPまで引き継ぐ最終砲。
車体旋回時の照準拡散が小さく、装填時間や照準時間も短いので、嫌がらせをする能力は抜群。履帯ハメも可能だ。
また、強い山なり弾道で放たれる榴弾は天板貫通からの大ダメージが期待できる。
しかし、山なり弾道の代償として着弾まで時間が掛かるため、直撃させるには慣れが必要。
さらに、単発ダメージ自体は少なく、直撃しなかった場合、重装甲車輌相手にはダメージすら入らない事もあるので注意。
爆風範囲が2m少々のHE一択で射程は500mしかなく、機動性ももっさりなので、マップによっては歯がゆい面もある。
切り替えを考えずに手数で押していけるのと、独特な山なり弾道を描くお陰で市街地戦では意外な活躍も出来るのが最終砲の魅力だ。
- Q.F. 25-Pr. Gun/How.
- 装甲
車体は前面60mm、側面50mm、背面60mmとそれなり。
しかし、全周30mmとペラペラの戦闘室が乗っかっているのが明らかな弱点。
本車に対し、オートエイムで舐めてかかると貫通しない可能性があるので、軽戦車で襲いにかかるときにはしっかりと戦闘室を狙おう。
- 機動性
最高速24km/h、出力重量比10以下と同格自走砲と比べても非常に劣悪。
開始すぐ射程の届く辺りまで移動する分にはそこまで苦労はしないだろうが、問題は陣地移動の際である。
そもそも自走砲に機動力は求めるべきではないが、如何せん瞬発力の無さに苦しめられる。
標的になりやすい大きさの割に前線近くに布陣する必要があるため、迅速な判断力が求められる。
常に全体マップを意識して退ける内に退いておきたい。
- 総論
極端な短射程と山なり弾道、狭い射界、劣悪な機動性、車体のみとはいえ自走砲の割に侮れない防御力を持つ本車は決して扱いやすい車輌とは言えない。
しかし、山の向こう側や建物の裏に隠れた敵を苦も無く狙撃できる高い弾道は他の車輌では味わえない。
取り回しに慣れさえすれば、高い命中性能と手数で勝負できる本車の総合攻撃力は非常に高く、近距離山なりの自走砲を好むプレイヤーならば十分な戦果を約束してくれる一両である。
史実
第二次大戦緒戦の北アフリカ戦線においてドイツ軍の自走砲に苦しめられた英国陸軍は急遽自走砲の導入を決定、1941年6月に試作車輌が発注され8月には試作車第1号が完成した。
英国陸軍の代表的野砲である25ポンド砲(口径88mm)を箱形戦闘室に搭載した車輌で、車体自体はバレンタイン歩兵戦車のものが流用されている。
一見回転砲塔のような固定戦闘室は異様に大きかったが、砲を操作するにはスペースが不十分であり、射撃時には戦闘室後部の扉を開く事で作業スペースを確保した。
また、戦闘室上面も装甲で覆ったため砲の仰角が15度に制限されてしまい、最大射程距離は約6,000メートルと牽引式野砲の半分にまで減少してしまっている。
さらに左右の射角も小さかったため榴弾砲としては射程距離不足、対戦車砲としては射界が狭いというどちらつかずの欠点を背負い込んでしまった。
その為、主砲本来の仰角に地面の傾斜角を加えて射程距離を伸ばす目的で、しばしば傾斜地を造成する事が行われた。
当初300台の生産が発注され1941年11月から量産を開始。
完成した車輌は次々と北アフリカ戦線へ投入されたが、翌42年半ばになって米国からM7 Priest自走砲が貸与されるようになると性能で劣る当車の生産は100両でうち切られ、北アフリカ戦線に続いて戦われたシシリー島上陸作戦にて少数が使用された後は全車が第一線から退いている。
一方、本車の後期砲であるQ.F. 4.5-in. Howitzerは1908年制式採用、第一次世界大戦時のイギリス陸軍の主力であった旧式榴弾砲である。
史実ではゲームでの登場順とは逆に、本車の初期砲Q.F. 25-Pr. Gun/How.で置き換えられた。
上述の通り旧式砲であるため、Bishopやこの後に続くイギリスツリーの各自走砲への搭載計画は無いと思われる。
因みに本車とFV304に搭載した際に付いているマズルブレーキは本砲が冬戦争時にフィンランド軍に供給された後にフィンランド軍の手によって付けられたもの。
イギリス軍での運用時にはCrusader 5.5-in. SPのようにマズルブレーキは付いていなかった。
参考
Wikipedia
http://military.sakura.ne.jp/army/uk_bishop.htm
コメント
- Q.F. 4.5-in. での天板直撃は射程距離ギリギリであるほど出やすい。脚の遅さから、最初の交戦予想地点を撃つ分には射程距離ギリギリはやり易いが、試合展開が早かったりすると仕事がなくなる事も。あと、地味な長点としてHPが350とtier5SPGとしては高い事が挙げられるか。350はドイツtier5TDのStuG G Ⅲと同値だったりする。 -- 2020-04-11 (土) 22:08:44