Tier 3 イギリス 自走砲
スペック
車体装甲厚(mm) | 51/38/38 | 本体価格(シルバー) | 49,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 40.2 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 3~4 | ||
後退 | 10.0 | 派生元車輌 | Loyd GC | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.255 | ||||
移動時 | 0.128 |
パッケージ
┏ | Birch Gun E:5,250 S:152,000 | ||||||
Sexton II E:1,350 S:49,000 | ━ | Sexton II 18 pdr E:1,870 S:15,800 | ━ | Sexton 25 pdr E:4,120 S:44,500 | ┛ |
E:必要経験値
S:購入価格(シルバー)
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Sexton II | Wright Continental R-975C1 | Q.F. 18-Pr. | Sexton | Sexton II | 140 | WS No. 19 Mk. I | |
400 | 18 / [15.75] | --/--/-- | 400 | ||||
15.52 | 1.4/1.6/2.7 | 16 | 330 | ||||
Sexton II 18 pdr | Wright Continental R-975C4 | Q.F. 18-Pr. | Sexton II | Sexton II | 140 | WS No. 19 Mk. II | |
460 | 20 / [19.91] | --/--/-- | 450 | ||||
17.83 | 1.3/1.5/2.5 | 16 | 330 | ||||
Sexton 25 pdr | Wright Continental R-975C4 | Q.F. 25-Pr. Gun/How. | Sexton II | Sexton II | 140 | WS No. 19 Mk. III | |
460 | 20 / [19.87] | --/--/-- | 550 | ||||
17.79 | 1.3/1.5/2.5 | 16 | 330 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | ||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 爆発範囲 | 発射速度 | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 左<射界>右 最伏角 | 射程 | |
Q.F. 18-Pr. | HE AP | 72 56 | 42 65 | 260 170 | 1.29 -- | 7.59 | 4.50 | 0.78 15.05 5.99 | 112 | +37.50 25< >15 -5 | 884 | |
0.78 13.88 5.99 | ||||||||||||
Q.F. 25-Pr. Gun/How. | HE AP AP | 83 7G 83 | 44 92 71 | 280 180 180 | 1.39 -- -- | 6.98 | 4.50 | 0.76 13.52 5.36 | 112 | +40 25< >15 -9 | ? |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier3イギリス自走砲
カナダ製のGrizzly巡航戦車の車体をベースに開発・量産された自走砲である。
- 火力
全体的に仰角が狭く、最終砲で40°、初期砲では37.5°しかない。
斜面を利用して車体を上向きにすることにより、擬似的に仰角を確保し、射程を延ばすことが可能なので覚えておこう。
射界は左右非対称で、左側の方が広い。- Q.F. 25-Pr. Gun/How.
他のTier3自走砲の多くが105mm砲を装備する中、本車は最終砲でも口径88mmの25ポンド砲どまりであり、単発威力と爆風範囲は大きく劣る。
その代わり、装填速度は同格よりも速く、照準時間も4.5秒と短めなので、ポンポンと連射できる。
同格自走砲と比べて小口径の砲弾を良好な発射速度で撃ちだすというのはこの後しばらくイギリス自走砲の特徴として親しむことになるので、早いうちに慣れておこう。
しかし、この装填速度の早さで単発火力の低さを十分に補えているかというと微妙なところ。
SU-26ほど単発威力に悩むことは無いものの、それでも105mm砲と比べてダメージを稼ぐことは難しい。
なお、総弾数は100発以上あり弾切れの可能性はまずない。 - 体当たり
敵に迫られた際の最終手段。決して自分から積極的に行ってはいけない。
ベースになった車輌がTier5中戦車ということもあり、そこらの同格中戦車よりも重い。
悪あがきとして体当たりできそうな場面があれば試みるのも面白いかもしれない。
旋回速度を中心とした機動力の問題で自分から当てに行くのはやや難しいので、体当たりを狙う際は相手に当たられるような意識で動くと良いだろう。
- Q.F. 25-Pr. Gun/How.
- 装甲
ベースになった車輌がTier5中戦車ということもあり、車体部分前面は51mmと機関銃を安定して防げる程度には厚い。
しかし、車体の上にある戦闘室部分は19mmと薄く、結局は被弾=ダメージと思ってもらって問題無い。
- 機動性
車体旋回速度は遅めだが、最高速度と出力重量比のバランスが良く、自走砲としてはそこそこ優秀。
陣地転換や細かな射撃位置変更などもそれほど支障なく行える。
- 総論
高火力な105mm砲が装備できない代わりに手数に優れた主砲を載せた、イギリスらしい自走砲と言える。
爆発範囲が狭い以上、ダメージを取るには直撃が必須だが、前身から精度は向上し多少は当てやすくなっている。
とはいえ、多方面を狙おうと頻繁に車体を動かしてしまうと、絞りきった状態での射撃機会は中々訪れないだろう。
広い射界を活かして最初から射撃する範囲を決めて主砲だけ動かすようにしておけば、自ずと素早い装填が戦績に活きてくるだろう。
史実
セクストン IIはセクストン自走砲の派生型であり、補助発電機とバッテリーを搭載するための箱が後部機関室上に追加された型です。
1942年、イギリス陸軍はアメリカから供給されていたM7プリースト105mm自走砲を運用していました。
M7自走砲は機動力や火力では問題無かったものの、イギリス軍が使用している25ポンド砲弾が使用できず、補給に問題がありました。
そこで、イギリス軍はQF 25ポンド砲に機動力を与えるためにセクストン自走砲を開発したのでした。
セクストン自走砲はM7自走砲、及び1942年から一時的処置として配備されていたバレンタイン歩兵戦車の車体を流用して作られたビショップ自走砲に代わり運用されました。
ちなみにセクストン Iはラム巡航戦車(M3Lee系列)、Sexton IIはグリズリー巡航戦車(M4系列)の車台を利用しています。