Tier 6 イギリス 重戦車(プレミアム)
スペック
車体装甲厚(mm) | 76/76/51 | 本体価格(ゴールド) | 3,500 | ||
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最高速度(km/h) | 前進 | 14 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 6~7 | |
後退 | 7 | シルバーボーナス(%) | 38 | ||
隠蔽率 | 静止時 | 0.09 | 経験値ボーナス(%) | 30 | |
移動時 | 0.05 | 搭乗員経験値ボーナス(%) | 無し |
パッケージ
TOG II* 3,500G |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
TOG II* | Paxman 12TP | OQF 17-pdr Gun Mk. VII | TOG II* | TOG II* | 1,400 | WS No. 19 Special | |
600 | 20 | 114/76/53 | 570 | ||||
7.38 | 1.2/1.3/2.3 | 32 | 360 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
OQF 17-pdr Gun Mk. VII | AP APCR HE | 175 8G 75 | 171 239 38 | 150 150 190 | 12.00 | 1,800 | 2.30 | 0.36 ? ? | 144 | +20 -10 |
解説
- 概要
Tier6のイギリスプレミアム重戦車。
大戦初期、フォスターズ・オブ・リンカーン社が開発した試作超重戦車である。
マッチング優遇があり、Tier8戦車とはマッチングしない。
"TOOOOOG is LOOOOOOOOOOONG!!!!!!"
- 火力
俯角は-10°と優秀。
車両が非常に大きいという事もあって、地形を活かしたハルダウンで被弾面積を少しでも抑えたいところ。- OQF 17-pdr Gun Mk. VII
英国戦車にお馴染みの17ポンド砲。
単発火力150、通常弾のAPは貫通力171mm、約5秒に1発の発射速度を持つ手数型の主砲であり、同格重戦車に比べると単発火力が少々頼りない。
課金弾のAPCRは貫通力239㎜まで上がる為、貫通面で困る事は殆ど無い。
単発火力の低さからターン制の攻防になると不利になりやすいが、本車の高い耐久性を活かしての1対1のダメージ交換で負ける事はまずありえないだろう。
また、その良好な精度と連射力は機動性の高い相手を仕留めるのにも有効だ。
- OQF 17-pdr Gun Mk. VII
- 装甲
装甲の厚さは砲塔正面ですら114㎜、車体では76mmしかない。
いずれも角度は垂直に近く、ほぼスペック通りの装甲厚しか持ち得ない。
また、車体が非常に長い*1ので、低い機動性・薄い装甲・被弾面積の広い巨体が相まって敵の攻撃を異常な程に受けやすい。
車体後部が障害物からはみ出てしまっていて被弾などという事も多く、射線管理を強く意識しなければならない。
Tier6重戦車であるにもかかわらずTier5中戦車並みの装甲しかないため、昼飯や豚飯などは実質役に立たない。
豚飯を駆使して少しでも跳弾を狙いたいところだが、巨体ゆえに味方の邪魔になりやすい点には注意したい。
Tier6重戦車としては圧倒的な大差を付けての1位の数値*2であり、Tier7重戦車群と並べても上位に食い込むほどだ。
しかし、装甲自体が非常に頼りなく、自走砲の攻撃や複数車両の集中攻撃により高耐久を活かせずに一瞬で撃破されてしまう事も少なくない。
自走砲からのヘイトは極めて高く、見つかったら十中八九TOGを狙ってくると思った方がいい。
その圧倒的な耐久差と連携で相手を各個撃破し、相手のヘイトをTOGに全て向けさせる事で味方を動きやすくできるからだ。 - 機動性
最高速度は全車輌中最鈍の14km/hしか出せない。
とにかく遅いので最前線へ到達するまでが一苦労であり、戦局が悪化してからの大幅な陣地転換はほぼ不可能。
旋回速度はその巨体の割には悪くなく、Tier6重戦車としては中の下程度はある。
また、砲塔の旋回速度はなんとTier6重戦車で1位であり、車体の旋回と合わせると軽戦車にNDKされても十分に対処できる。が、車体後方の俯角の足りない部分に張り付かれると厳しいのは言うまでもない。 - その他
- 拡張パーツ
拡張パーツとして内張り装甲(特大)を装備できる車両の一つである。
Tier5戦車が装備している事の多い十榴の非貫通時ダメージを大幅に削ぐことができる。
元々の機動性が低いので重量増加による若干の機動性低下もまるで気にならない。 - 小技
本車両の巨体は障害物としても有用である。
撃破されたとしても、その大きな残骸を味方が盾に利用できる。
障害物として残骸が設置された場合、同格戦車でこの車体を押して移動できる戦車は皆無であり、細い道であれば完全に封鎖も可能だ。
もちろんこれは敵に利用または有利に働く事もあるので、時と場合を考えて実践してみよう。
ちなみに橋にする事もできる。使い道はほぼ無いだろうが
- 拡張パーツ
- 総論
ユーモラスな車体形状からにネタにされることが多い課金戦車であるが、TOG IIは高い耐久・良好な主砲・ヘイトの集めやすさ・マッチング優遇などの強みをいくつも持ち合わせている。
それらを活かせれば独特な存在感を発揮する事ができるものの、それ以上に欠点の存在が大きい。
その劣悪な機動性から肝心なタイミングで戦場に間に合わず、味方が壊滅した場合に孤立⇒袋叩きになりやすい。
障害物の少ないマップでは自走砲の回避すらままならず、本車の性能を理解している人にターン制の攻防に持ち込まれると高耐久を活かせずにあっさり撃破されたりと、その立ち回りは非常に難しい。
総じて癖が強い上級者向けの車両である。
史実
TOG 2重戦車は、第二次世界大戦初期に製作されたイギリスの試作超重戦車である。この車両は、第一次世界大戦の間に生じた、泥と塹壕とクレーターの泥沼と化した北フランスのような戦場に備えていた。
「ジ・オールド・ギャング」(古いろくでなし)と呼ばれた特別車両設計委員会による第二の設計であった。
TOG 2は第一に設計されたTOG 1と似ており、特徴の多くを保持していたが、最も進歩した砲であるオードナンス QF 17ポンド砲(口径76.2mm)を装備した。
TOG 1の、第一次世界大戦時のイギリス戦車のような、履帯が車体全周を回る配置のかわりに、TOG 2の走行装置は全体が低められ、車体側面のドアは装軌部より上に位置した。
本車は1940年に発注され、フォスターズ・オブ・リンカーン社によって建造された。試作車両は1941年3月に初走行した。
本車はTOG 1と同じく機械発電駆動方式(エンジンで発電しモーターで駆動する)を備えていたが、TOG 2では二つの発電機を用い、特に問題は報告されなかった。
本車は緩衝装置のない走行装置をトーションバー懸架に変え、さらに他のことも含めて改修された。1943年4月、TOG 2は試験に成功した。
それ以上開発は進まなかったが、より車体を短縮した型であるTOG2(R)は建造を検討された。
現在TOG2はボービントン戦車博物館で見ることができる。
ちなみに、車体側面のドアはチャーチルシ?リーズと同じく(Black Princeにもついているが)本来なら砲塔をつける予定であった個所である。(WWⅠで実戦投入されたマーク*シリーズの画像を見れば側面に砲塔が付いているのが確認できる。)