Leopard 1

Last-modified: 2024-01-18 (木) 18:31:25

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Tier 10 ドイツ 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)70/35/25本体価格(シルバー)6,100,000
最高速度(km/h)前進65マッチング範囲(戦闘Tier)10~11
後退23派生元車輌Leopard PT A
隠蔽率静止時0.27
移動時0.20

パッケージ

Leopard 1
E:216,000
S:6,100,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
Leopard 1MB 838 CaM 500A10.5 cm Bordkanone L7A3Leopard 1Leopard 11,950SEM 25A
83054 / [48.00]52/60/60750
20.750.8/0.9/1.840410

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
10.5 cm Bordkanone L7A3APCR
HEAT
HE
1,200
12G
880
268
330
53
390
390
480
6.902,6911.900.30
?
?
60+20
-9

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier10のドイツ中戦車
    戦後、西ドイツなどの世界各国が量産配備した有名な第二世代主力戦車である。
     
  • 火力
    俯角は-9°と優秀であり、前身のLeopard prototyp Aより地形に対応しやすくなった。
    ただし、前身やSTB-1と同じく、車体後部のエンジングリル付近は俯角を取れないので注意しよう。
    • 10,5 cm Bordkanone L7A3
      Leopard 1の史実砲。
      単発火力390、通常弾のAPCRは貫通力268mm、課金弾のHEATは貫通力330mmといずれも優秀。
      精度・照準時間ともに最高クラスであり、ドイツ戦車の中ではGrille 15に次ぐ高精度を誇る。
      しかし、他のTier10中戦車に比べて照準拡散がかなり悪く(ローダーであるTVP T 50/51とほぼ同等)、しっかりと静止して絞り切る必要がある。
      Tier10戦車を使用するプレイヤーに釈迦に説法かもしれないが、課金弾のHEATは通常弾のAPとは命中時の処理が異なる。その時々の状況や相手に合わせた弾種選択を心がけよう。
       
  • 装甲
    足回りは良い車両だが、装甲は非常に薄い。*1
    当たり所によってはHEすら貫通する可能性があり、しかも弾薬庫が非常に壊れやすい。
    機動力を活かした陣地転換や俯角を駆使した地形利用で装甲を補うのが基本となるが、非常に撃たれ弱いので特定地点の防衛は苦手である。
     
  • 機動性
    最高速度は65㎞/h、出力重量比20.75と高レベルに纏まっている。
    一方で砲塔旋回速度がやや低めになっており、近距離での戦闘に不安を感じるかもしれないが、履帯の旋回性能が優れているので誤差と考えて良い。
    もっともそのような接近戦は極力避けるのが望ましい。
     
  • その他
    視界は410mと非常に広く、ある程度は自分で視認して撃ちに行く事もできる。
    ただし、隠蔽率はTier10中戦車の中では極々普通の値であり、偵察にだけ専念するのは少々難しい。
     
  • 総論
    卓越した精度・照準速度に加え、それを迅速に射撃地点へと運ぶ機動性を併せ持った中戦車である。
    中遠距離からの狙撃に優れ、ある程度の行進間射撃も可能となっている。
    逆に装甲は全く頼りにならず、弾薬庫も壊れやすいので被弾を避ける立ち回りが求められるだろう。
    そのような貧弱な装甲に平凡な発射速度も加味すると、正面戦闘は他の中戦車以上に不得手と言える。
    特にオートローダーやDPM型の車両は天敵であり、こちらの撃たれ弱さを知っている相手だと強引に接近戦を仕掛けてくる事もある。
    それを逆手に取り、相手を釣り出して味方の射線に誘い込めると良いが、そういった場合に大事になるのは味方との連携だ。
    味方との位置関係を逐次把握しながら、常に支援をし合える位置取りをすると戦果を上げやすいだろう。
    総じて味方への依存度が高い狙撃屋気質の快速中戦車である。
     

史実

レオパルト1(独:『レオパルト アインス』*2)は、第二次世界大戦後に西ドイツ(1949年5月23日~1990年10月3日)が開発した第二世代主力戦車である。

1957年、イギリス製のロイヤルオードナンス105mmL7ライフル砲を搭載し、
密閉型の構造を持つ事でNBC戦(核・放射能兵器、生物兵器、化学兵器)に使用出来る30トン級戦車としてフランスやイタリアとの共同開発に始まったが共通化出来ず、ポルシェ社主体の独自設計となった。

1964年から生産され、1979年までに西ドイツ用で2437両が、それ以外を含めると4561両が生産された。
フランスのAMX-30などと同じく機動力で防御力を補うという設計思想を持つ。
その為、最大装甲は防盾の70mmで傾斜装甲こそ有するが東側主力戦車の主砲に耐えられなかった。
一方、830馬力のダイムラー·ベンツV-10 ディーゼルエンジンにより路面最高速度は65km/h、航続距離は600km近くであり、AMX-30より4.4トンほど重いにも関わらず、機動性能で上回っていた。
当初、曳光弾を発射して主砲の照準を行うために同軸機銃が装備されていたが、後に光学照準器に差し替えられている。

イタリア、オーストラリア、ベルギー、カナダなど10カ国以上で採用され、西側の標準戦車となった。
更に回収車や対空自走砲、訓練用など多くのバリエーションも生まれている。
ドイツ陸軍では2003年にレオパルト2に更新され全車退役した。

 

コメント

  • 砲性能、足回りのバランスで選ぶならこの車両がオススメ。しかし、運用のハードルは高く、MT運用に自信が無いなら似たような特性で頭の固いAMX30Bをオススメする。隠蔽が特化している訳でもなく、車体がデカい為、予期せぬダメージを貰う事が多い。特に致命的なのは、格下軽戦車でさえも脅威になり得る事。絡まれれば、無事で済んでもモジュールがやられ、時間を置いた後襲撃を繰り返されれば、拡散の悪さから満足に応戦できず昇天もある。隠蔽、視界への理解、ヘイト管理に高いレベルを求められ、その能力を満たせれば素敵な砲性能が応えてくれるだろう。孤立してショボる展開が多いレベルのプレイヤーには、とてもオススメ出来ない。 -- 2020-11-09 (月) 19:00:58
  • 初めて開発したTier10。神車輌。3Dスキンも買う予定。優等2までは取ったから新アカで優等3目指す。 -- 2023-10-19 (木) 21:52:22
  • 装甲の薄さと引き換えに、MTに欲しい各種性能を最もバランスよく兼ね備えるストレスフリー車輛。照準拡散が悪いとの記載があるが、現時点では全くそんなことはなく、むしろ全MT中最高クラスに拡散が良いと感じる。65㎞で撤退しながらでも余裕でオートエイムが命中する。昨今の街マップ・榴弾環境は大きな逆風だが、とにかく使っていて楽しい神車輛である。 -- 2024-01-18 (木) 10:55:28
    • 俺の愛車。丁寧に解説してくれてありがたい。 -- 2024-01-18 (木) 18:31:25

*1 戦後の第二世代主力戦車は、機動力で防御力を補うという運用思想
*2 スは小さく発音、またはアインとだけ読む