Tier 4 ドイツ 自走砲
スペック
車体装甲厚(mm) | 30/15/15 | 本体価格(シルバー) | 156,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 45.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 4~5 | ||
後退 | 10.0 | 派生元車輌 | Marder II | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.304 | Bison | |||
移動時 | 0.152 |
パッケージ
┏ | Grille E:14,600 S:400,000 | ||||
St.Pz. II E:5,120 S:156,000 | ━ | 15cm s.I.G. 33B Sfl E:1,750 S:12,360 | ┛ |
E:必要経験値
S:購入価格(シルバー)
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
St.Pz. II | Büssing NAG L8V/GS 36 | 15 cm s.I.G. 33 L/11 | 15 cm s.I.G. 33B Sfl. | Sturmpanzer II | 190 | FuG 5 | |
155 | 20 / [17.50] | --/--/-- | 310 | ||||
9.75 | 1.4/1.6/2.7 | 16 | 340 | ||||
15cm s.I.G. 33B Sfl | Büssing NAG L8V/GS 39 | 15 cm s.I.G. 33 L/11 | 15 cm s.I.G. 33B Sfl. verstärkteketten | Sturmpanzer II | 190 | Fu.Spr.Ger. "a" | |
180 | 22 / [21.94] | --/--/-- | 700 | ||||
11.21 | 1.3/1.5/2.5 | 16 | 340 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | ||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 爆発範囲 | 発射速度 | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 左<射界>右 最伏角 | 射程 | |
15 cm s.I.G. 33 L/11 | HE HE HEAT | 200 280 12G | 75 75 185 | 350 450 300 | 3.57 3.57 -- | 6.06 | 5.50 | 0.84 16.63 6.45 | 30 | +75 6.5< >6.5 -4 | 605 | |
0.84 15.24 6.45 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier4ドイツ自走砲
大戦初期、アルケット社がPz.Kpfw. IIの延伸車体をベースに少数生産した自走砲である。
Marder IIから開発を進めた人にとっては、ドイツ自走砲ツリーの入り口となる。
- 火力
搭載できるのはBisonと同じ15cm砲のみ。
2種類あるHEはよほど特別な理由が無い限り、ダメージの高い方だけを搭載すれば良いだろう。- 15 cm s.I.G. 33 L/11
Bisonと比べ、装填時間、照準速度、精度、そして何より弾数が改善されており、扱い易くなっている。
とはいえ、本車から本格的に重戦車とマッチングするようになり、威力不足を感じる事があるかもしれない。
山なり弾道を活かし、敵戦車の天板を貫くことで火力を補おう。
そのため、危険が迫った場合に早めの陣地転換の判断が必要となる。
- 15 cm s.I.G. 33 L/11
- 装甲
BisonよりHPは60増え、車体正面装甲厚は30と順当に強化されている。
とはいえ、この程度では無いに等しく、運が良ければ車体で機関銃を防いでくれるかといった程度。
- 機動性
Bisonから最高速度こそ上がっているが、出力重量比の低下により機動力はやや悪くなってしまった。
走り出しはあまり速いとは言えないため、Bisonよりも早めに移動して行く必要があるが、砲撃の合間の陣地転換などに最低限必要な足は確保している。
搭載することで劣悪な地形抵抗が改善され、旋回速度や加速が若干良くなる。
- 偵察性能
Bisonと比べ、かなり低車高になったお陰で隠蔽率も大きく強化されている。
砲の性質上、前進を余儀なくされるので上手く茂みに隠れて見つからないようにしたい。
- 総論
前身のBisonに比べて、装填照準時間・精度・搭載弾数が改善され、扱いやすくなっている。
射界の狭さや射程の短さを理解した上で運用すれば、自走砲の特徴を掴むには悪くない性能をしていると言えるだろう。
特に駆逐ルートから開発した人は本車で自走砲の基本を身に着けておこう。
ただし、今後高弾道自走として扱えるのは精々Tier6のHummelまでなので注意。
史実
本車は15 cm sIG 33 (Sf) auf Panzerkampfwagen I Ausf B(通称Sturmpanzer I Bison)の開発後、II号戦車の車体を利用し、同じ15 cm sIG 33を搭載する自走砲の開発計画として始まります。
当初はSturmpanzerIと同様、II号戦車の車体にそのまま砲を載せる予定でした。
しかし、試作車輌の試験結果が思わしくなかったため、射撃時の安定と車高の改善のために砲を車内に納める様に再設計したところ、今度はII号戦車の車体そのままでは兵員の作業スペースが充分に取れないことがわかり、車体全体を拡張する改造が必要になってしまいました。
このような紆余曲折のために開発に1年以上の期間を要したものの、1941年の末に完成した15 cm sIG 33 auf Fahrgestell Panzerkampfwagen II (Sf)(通称Sturmpanzer II)は車高1.9m、車内に30発の弾薬を搭載でき、自衛用にMG34機関銃を装備するなど、全体的にSturmpanzer Iの欠点を改善したより完成度の高いものにまとまりました。
しかし、砲の射角が左右5度ずつしかない、装填手が前面以外は装甲板に守られていない、エンジンが故障しやすいなど、本車にも欠点は様々存在していました。
本車の生産数は12輌のみとごく少数で、全車輌が北アフリカ戦線に送られ、同地で全て喪失されています。
参考資料
『ジャーマン・タンクス』ピーター・チェンバレン著 大日本絵画
http://combat1.sakura.ne.jp/2GOU-J.htm