Tier 6 ドイツ 重戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 100/60/60 | 本体価格(シルバー) | 935,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 50.5 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 6~8 | ||
後退 | 12 | 派生元車輌 | Pz. IV H | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.13 | VK 30.01 H | |||
移動時 | 0.07 |
パッケージ
┌ | Tiger I E:45,050 S:1,390,000 | ||||||||
VK 36.01 H E:27,000 S:935,000 | ┬ | VK 36.01 (H)c E:15,735 S:94,690 | ─ | VK 36.01 (H)c II E:24,750 S:74,550 | ─ | VK 36.01 (H)(G) E:25,050 S:122,250 | ┘ | ||
└ | VK 36.01 A.W. E:6,200 S:26,250 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
VK 36.01 (H) | Maybach HL 150 | 10,5 cm Kw.K. L/28 | VK 36.01 (H) | VK 36.01 (H) | 850 | FuG 5 | |
400 | 22 / [16.13] | 80/60/60 | 310 | ||||
9.67 | 1.1/1.5/3.1 | 24 | 360 | ||||
VK 36.01 A.W. | Maybach HL 174 | 10,5 cm Kw.K. L/28 | VK 36.01 (H) | VK 36.01 (H) | 850 | FuG 7 | |
610 | 22 / [24.58] | 80/60/60 | 415 | ||||
14.73 | 1.1/1.5/3.1 | 24 | 360 | ||||
VK 36.01 (H)c | Maybach HL 174 | 7,5 cm Kw.K. 42 L/70 | VK 36.01 (H) verstärkteketten | VK 36.01 (H) | 850 | FuG 7 | |
610 | 24 / [28.98] | 80/60/60 | 415 | ||||
14.86 | 1.1/1.4/2.7 | 24 | 360 | ||||
VK 36.01 (H)c II | Maybach HL 174 | 7,5/5,5 cm Waffe 0725 | VK 36.01 (H) verstärkteketten | Pz.Kpfw. VI H Ausf. H2 | 950 | FuG 12 | |
610 | 24 / [29.25] | 100/60/60 | 710 | ||||
15.00 | 1.1/1.4/2.7 | 24 | 370 | ||||
VK 36.01 (H)(G) | Maybach HL 174 | 8,8 cm Kw.K. 36 L/56 | VK 36.01 (H) verstärkteketten | Pz.Kpfw. VI H Ausf. H2 | 950 | FuG 12 | |
610 | 24 / [28.31] | 100/60/60 | 710 | ||||
14.52 | 1.1/1.4/2.7 | 24 | 370 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
10,5 cm Kw.K. L/28 | AP HEAT HE | 120 10G 128 | 64 104 53 | 350 350 410 | 7.50 | 2,625 | 2.30 | 0.55 ? ? | 42 | +20 -8 | |
7,5 cm Kw.K. 42 L/70 | AP APCR HE | 109 7G 98 | 150 194 38 | 135 135 135 | 12.50 | 1,688 | 2.30 | 0.35 ? ? | 55 | +20 -8 | |
7,5/5,5 cm Waffe 0725 | AP APCR | 186 8G | 157 221 | 135 135 | 14.29 | 1,929 | 2.30 | 0.34 ? ? | 72 | +15 -8 | |
8,8 cm Kw.K. 36 L/56 | AP APCR HE | 252 8G 252 | 145 194 44 | 220 220 270 | 8.69 | 1,912 | 2.30 | 0.38 ? ? | 64 | +15 -8 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier6ドイツ重戦車。
フランス電撃戦の戦訓から新たに開発された、攻撃力と防御力を重視した試作車両。
前身から引き継げるパーツがそこそこあるのが利点。
初期砲は格下相手なら大損害を与えられるため、めげずに頑張ればそれなりに戦果を挙げられる。
注意 10.5cm砲は必ずHEもしくはHEATを使用すること
- 火力
俯角が-8°あるので、頭出しや稜線射撃がやりやすいが、貫通力と威力の両立ができる砲が無いのが悩みどころ。
7,5cm砲は瞬間火力に、8,8cm砲は精度と貫通に、それぞれ難があることに注意。
手堅く攻めるなら7,5cmを、サイドや弱点をしっかり狙えるなら8,8cmを選ぼう。- 7,5/5,5 cm Waffe 0725
VK 30.01 Hから引き継いでいる最終砲候補その1。いわゆるゲルリッヒ砲。
発射速度・貫通・精度が高めで、高初速なため偏差射撃もお手の物だが、平均攻撃力が135と低い。
フル金弾だと格上すらスパスパ抜けるがクレジットの消費が激しい。
その他、重量が8.8cm砲の半分以下と軽量なため、加速の鈍さを多少は軽減できる。
正面勝負で貫通を重視したい人、手数でダメージを稼ぎたい人向け。 - 8.8cm KwK 36 L/56
最終砲候補その2。いわゆるアハト・アハト。
攻撃力はそこそこだが、精度が悪く貫通も低め。
この砲の利点はTier6重戦車の平均的な火力を中戦車並の機動力で扱えることだろうか。
側背面への回りこみを多用する人や弱点狙撃が得意な人向け。
- 7,5/5,5 cm Waffe 0725
- 装甲
- 車体
正面100mmはTier6重戦車の中では平均的な厚さだが、上部は傾斜がなく、45°の昼飯でも140mm程度にしかならない。
同格には貫通150mm超が珍しくないので当たり前のように貫いてくる。格下でも、金弾貫通140mm超が少なくなく、45度程度では抜かれやすい。
ただ前身とは違って、10榴による致命傷を受けにくくなった。機銃口は周囲と同様100mmで、弱点ではない。
砲塔や側背面も完全に隠せる障害物の陰から、この状態の車体正面下部だけを見せれば敵が無駄弾を撃ってくれる可能性がある。
しかし、角度違いや頭の出し過ぎなどのミスをするとリスクが大きい。
装甲で弾くのではなく高めの耐久力で耐えるタイプといえる。
同格のVK 30.01 (P)や日本車両とは違い箱型なので、昼飯の角度を取った時に垂直に向けてしまう切り欠き部分がないのは救い。 - 砲塔
機動力のある相手との近距離戦は極力避けるべき。
改良砲塔では、防盾は180mmだが、裏の開口部が広い。さらに砲塔自体の投影面積も非常に大きい。
8.8cm砲を搭載したときのみ、砲の付け根周辺の厚さが135mm程度になる。
同格を弾けるほどの硬さはないため、ハルダウンは投影面積を減らす程度の効果しかない。
キューポラは80mmしかないが、わざわざそこを撃たなくても防盾を容易に貫通できるので、過度に気を使う必要はない。
- 車体
- 機動性
重戦車としては高い機動力を持ち、ややもっさりとした中戦車程度の感覚。
最高速度の高さからちょっとした坂道を下るだけで50km/h前後の速度が簡単に出せる。
なので、特に平地や下り坂では回り込みで低めの貫通を補う戦い方も可能。
敵に接近を許してしまった場合は、超信地旋回で砲塔旋回を補助する等の工夫が必要。
- 総論
高い機動力を活かしながら前線維持を心がけよう。
二種類の砲は高性能な部類なので、砲に合った立ち回りをすれば必ずや期待に応えてくれるはずだ。
史実
1935年、30t級陣地突破戦車として開発が始まった新型戦車は、戦局の推移の中で様々な試作車が製作され、規模が拡大していった。D.W.、D.W.II、VK 30.01を経て開発コードVK 36.01が兵器局よりヘンシェル社に通達された。
36t級重戦車で主砲に高初速砲を搭載し1500mで100mmの装甲を貫通可能な物。自車の装甲は貫通不可能。最高時速40kmの仕様である。
この仕様については1941年、ヒトラーの別荘であるケールシュタインハウス(イーグルネスト)で行われた会議でヒトラーの案だと言われている。
1942年初頭、ヘンシェル社によりVK 36.01(H)が1両のプロトタイプと5両の車体が完成した。
プロトタイプの全面装甲は100mm。側面装甲は60mmと重戦車には相応しい装甲を持ち、主砲は新型の0752兵器が搭載予定であった。
これが有名なゲルリッヒ砲(7.5cm KwK 41 L/58 Konisch)と呼ばれる口径斬減方式の砲である。しかし肝心の砲弾を製造するには希少金属であるタングステンが不足しており開発が中止されてしまった。
代わりにVK 36.01(H)と同時に開発されていたポルシェのVK 45.01(P)が搭載していた8.8cm KwK 36 L/56や10.5cm KwK 42 L/28の搭載が予定されていたが、
8.8cm KwK 36 L/56を搭載するには車体幅が狭く、砲塔のターレットリング径がVK 36.01(H)が1650mm。VK 45.01(P)が1850mmと200mm違う事が発覚した為、車体全体を拡張せざるを得なくなった。
結果として45t級重戦車VK 45.01(H)(後のPz.Kpfw.VI Tiger)が誕生する事となった。
余談ではあるがタングステンは現代でも希少金属である事に変わりはなく、全世界の埋蔵量はおよそ620万トンとされている。
我々に馴染み深いリチウム電池に使用されているリチウムは現在未発掘分を含め2300万トンと比べ明らかに埋蔵量が少ない事が分かる。
現代でもヨーロッパで採取される主要鉱山はオーストリア、フランス、ポルトガルである。