Tier 6 日本 中戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 75/35/35 | 本体価格(シルバー) | 940,000 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
最高速度(km/h) | 前進 | 45.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 6~8 | ||
後退 | 18.0 | 派生元車輌 | Chi-Nu | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 359.29 | ||||
移動時 | 380.62 |
パッケージ
初期 | Lv.1 | Lv.2 | Lv.3 | Lv.4 | Lv.5 | Lv.6 | Lv.7 | Lv.8 | |||
Chi-To E:31,150 S:940,000 | ━ | 砲塔 E:? S:16,000 | 無線 E:? S:14,000 | 無線 E:? S:22,000 | 履帯 E:? S:15,500 | 無線 E:? S:54,000 | エンジン E:? S:25,200 | 主砲 E:? S:57,000 | ━ | 戦車 Chi-Ri E:52,650 S:1,440,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期 Chi-To | Type 100 Kakyuu V-12 | 7.5 cm Tank Gun Type 5 | Type 4 Chi-To Prototype | Type 4 Chi-To Prototype | 840 | Hei | |
300 | 27 / [24.55] | 75/50/50 | 400 | ||||
9.63 | 1.0/1.1/2.2 | 36 | 360 | ||||
Lv.1 砲塔 | Type 100 Kakyuu V-12 | 7.5 cm Tank Gun Type 5 | Type 4 Chi-To Prototype | Type 4 Chi-To Production | 930 | Hei | |
300 | 27 / [24.16] | 75/35/50 | 400 | ||||
9.48 | 1.0/1.1/2.2 | 36 | 360 | ||||
Lv.2 無線 | Type 100 Kakyuu V-12 | 7.5 cm Tank Gun Type 5 | Type 4 Chi-To Prototype | Type 4 Chi-To Production | 930 | Type 96 Mk. 4 Bo | |
300 | 27 / [24.21] | 75/35/50 | 425 | ||||
9.50 | 1.0/1.1/2.2 | 36 | 360 | ||||
Lv.3 無線 | Type 100 Kakyuu V-12 | 7.5 cm Tank Gun Type 5 | Type 4 Chi-To Prototype | Type 4 Chi-To Production | 930 | Type 3 Otsu | |
300 | 27 / [24.09] | 75/35/50 | 550 | ||||
9.45 | 1.0/1.1/2.2 | 36 | 360 | ||||
Lv.4 履帯 | Type 100 Kakyuu V-12 | 7.5 cm Tank Gun Type 5 | Type 4 Chi-To Production | Type 4 Chi-To Production | 930 | Type 3 Otsu | |
300 | 30 / [26.50] | 75/35/50 | 550 | ||||
9.45 | 0.9/1.0/2.0 | 36 | 360 | ||||
Lv.5 無線 | Type 100 Kakyuu V-12 | 7.5 cm Tank Gun Type 5 | Type 4 Chi-To Production | Type 4 Chi-To Production | 930 | Type 3 Ko | |
300 | 30 / [26.21] | 75/35/50 | 750 | ||||
9.35 | 0.9/1.0/2.0 | 36 | 360 | ||||
Lv.6 エンジン | Mitsubishi AL Type 4 Kuurei V-12 | 7.5 cm Tank Gun Type 5 | Type 4 Chi-To Production | Type 4 Chi-To Production | 930 | Type 3 Ko | |
400 | 30 / [34.57] | 75/35/50 | 750 | ||||
12.33 | 0.9/1.0/2.0 | 36 | 360 | ||||
Lv.7 主砲 | Mitsubishi AL Type 4 Kuurei V-12 | 7.5 cm Tank Gun Type 5 Model I | Type 4 Chi-To Production | Type 4 Chi-To Production | 930 | Type 3 Ko | |
400 | 30 / [34.29] | 75/35/50 | 750 | ||||
12.23 | 0.9/1.0/2.0 | 36 | 360 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
7.5 cm Tank Gun Type 5 | AP APCR HE | 82 7G 60 | 124 155 38 | 125 125 175 | --- --- 1.06 | 821 821 821 | 720 720 720 | 12.00 | 1,500 | 2.30 | 0.37 | 65 | +20 -6.5 | |
12.77 | 1,596 | 2.10 | 0.36 | 65 | +20 -10 | |||||||||
7.5 cm Tank Gun Type 5 Model I | AP APCR HE | 140 8G 68 | 155 186 38 | 130 130 175 | --- --- 1.06 | 821 821 821 | 720 720 720 | 15.79 | 2,053 | 2.10 | 0.36 | 65 | +20 -6.5 | |
15.79 | 2,053 | 2.10 | 0.36 | 65 | +20 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
※緑字:改良砲塔
解説
- 概要
Tier 6日本中戦車
大戦末期、三菱重工がChi-Riと並行開発し、帝国陸軍へ量産配備予定だった試作中戦車である。- 乗り出しについて
初期状態のままでは、Tierだけ1つ上がって機動力が更に悪化した劣化版Chi-Nu Kaiであり、乗り出しは最悪極まりない。
できればフリー経験値を用いて万全の状態で乗り出したい。
- 乗り出しについて
- 火力
初期砲塔ではType 3 Chi-Nu Kaiと同等の6.5°までしか俯角が取れず、地形への適応力が低い。
改良砲塔ではHP・俯角・精度・分間ダメージが順調に強化されるので早急に改良砲塔に換装したい所だが、換装されるのは最終パッケージである。- 7.5 cm Tank Gun Type 5
初期砲。
前身のType 3 Chi-Nuから引き継いだ史実砲。
基本性能はChi-Nu搭載版と同じだが、Tierが上昇したこともあり少々力不足になっている。
課金弾(APCR)を用いても貫通力が155㎜しかないのは厳しい。 - 7.5 cm Tank Gun Type 5 Model I
最終砲。
能力的には五式7.5cmの上位互換で、通常弾(AP)の貫通力が初期砲の課金弾(APCR)と同等。
Tier 6中戦車としては良好な貫通力、連射速度、精度を併せ持っており、単発火力以外の性能は良好である。
ただし、課金弾(APCR)の貫通力の伸びが悪く、Tier 7~8の重戦車を正面から貫通させるのは難しい。
そういった相手と戦う機会は多いため、弱点把握や側面背面を狙っていく立ち回りは必須と言える。
- 7.5 cm Tank Gun Type 5
- 装甲
装甲厚はChi-Nuから強化されたが、周りの火力が向上している事を考えるとかなり頼りない。- 砲塔
今までの日本中戦車とは違って、駐退機および防盾部分が満遍なく150mm以上とそれなりの装甲厚を持っており、ハルダウンしていれば同格以下の通常弾は正面から受け止めてくれる可能性がそれなりにある。
しかし、肝心の防盾も大して広くなく、防盾外の装甲厚は言うまでもなく薄い。
あくまで日本中戦車にしては頼れる部分が存在するというだけなので、弾ければラッキー程度のものである。
さっさと撃ってさっさと隠れるという、日本中戦車の基本を守るのが一番である。 - 車体
本車の装甲には一般的な戦車と違う弱点がいくつかあるので注意が必要である。
通常の戦車では車体下部の装甲が薄く上部が厚いことが多いが、本車は逆に車体下部が厚く上部が薄い。
最高数値の75mmの装甲があるのは一部*1だけで、ライトやハッチのある傾斜の最も強い面は天板と同じく20mmしかない。
この20mm面は一見すると避弾経始に優れていそうに思えるが、傾斜込みの実装甲厚も60mmにも満たず、実質車体正面の3割近くが弱点部位という悲惨な事になっている。
ここを抜かれるとトランスミッションに当たってエンジンに被弾して損傷したり火災が発生する危険もあり、撃ち合う時はできるだけ隠しておきたい。
車体及び砲塔の左右の斜めの装甲*2は50mmしかない。
更に、Tiger(P)と同じように昼飯の角度を取るとかえって角度が相殺されて貫通されやすくなる。
ちなみに、この弱点は次のType 5 Chi-Riにも引き継がれている。
なお側面は35mmとさらに薄いので角度を取りすぎると逆に弱点を晒す事になる。
車体が少々大きいが、隠れることを最大の防御とする立ち回りを意識したい。 - 耐久値(HP)
耐久値はTier6中戦車の中ではVK 30.02 Mに次いで2番目とかなり高く、それなりの生存性があるといってよい。
いざという時に被弾覚悟で飛び出せるのはChi-Nu以前には無かった強みである。
終盤までしっかりと温存して、活かせる時に活かせるように立ち回ろう。
- 砲塔
- 機動性
日本戦車の弱点であるエンジンの出力不足が本車では特に顕著で、機動性は低い。
加速力が悪いためカタログスペックの最高速度45km/hは平地でも出せず*3、登り坂ではかなり遅くなる。
流石に一般的な重戦車よりはましだが、コース取りに気を使わないと転進に取り残されやすい。
陣地転換は早めに決断するべきである。
改良エンジンにしたところで普通の中戦車より格段に遅いが、初期エンジンに比べれば遥かにマシである。
ちなみに、史実におけるチトの重量は29.5~30トン(諸説あり)とされている。
WoTでは理由は不明であるが、最終開発状態の重量が32.7トンもあり、機動性が損なわれる原因となっている。 - 総論
前身から更に駆逐戦車寄りに強化された戦車である。
防御面が脆弱な反面、優秀な砲を持っているので、前身と同じく前線から一歩引いた位置からの地形を活かした稜線射撃に努めたい。
優れた精度と貫通力は遠目の間合いからでも充分な威力を発揮してくれる。
市街戦でも入り組んだ路地での接近戦は避け、直線道路の終端などに陣取るのが吉。
ただし、加速力がかなり鈍い為、中戦車らしい動きをしようとすると機動性不足に悩まされる。
前進や陣地転換などの判断は早めに行おう。
前身同様、適正な距離で丁寧に扱えば十分に戦果を上げる事ができるだろう。
史実
昭和16(1941)年に研究が着手され、昭和17(1942)年9月に新中戦車(甲)として開発が決定された。これが後の四式中戦車の原型である。ちなみに新中戦車(乙)とは五式中戦車のこと。
長砲身47mm戦車砲搭載として計画されたチトは列強各国の戦車の状況や過去の戦訓などから、昭和18(1943)年に長砲身57mm戦車砲搭載に方針を変更、装甲に関しても最大装甲厚75mmと列強各国の中戦車同等基準で製作されることが決定された。
当初は試製57mm戦車砲搭載のものが試作1号車として作られたが、威力不足であったこと、また、列強各国の戦車の主砲が75mm級に移行したため、長砲身57mm戦車砲搭載案は破棄され、五式中戦車に搭載予定の長砲身75mm戦車砲を改装し搭載した試作2号車が設計されることとなった。
試作1号車の砲塔はゲーム内では三式中戦車の初期砲塔として再現されている。
試作2号車の主砲には四式七糎半高射砲を改造した砲口初速が850m/sに達する五式七糎半戦車砲が選ばれた。
砲塔には日本初の鋳造砲塔が採用されたが、これは同時期のT-34やM4の鋳造砲塔とは違い、砲塔左面・砲塔右面・砲塔後面に分割された鋳造部品と砲塔上面及び砲塔前面の圧延防弾鋼板を溶接したもので、生産性で劣っていた。
このため、量産時には三式中戦車の砲塔の増加装甲版を用いる予定であり、これがゲーム内では改良砲塔として再現されている。
車体も量産車では生産性が高く、比較的避弾経始に優れたスタイルに変更されており、この量産車の車体がゲーム内では再現されている。
足回りには九七式中戦車以来標準の水平コイルスプリング懸架装置を採用し、エンジンは三菱製の4式V12エンジンを搭載。
変速機には日本初のシンクロメッシュ機構を採用し、操向装置には九七式中戦車と同じ遊星歯車式のクラッチ・ブレーキ方式が採用されたが、油圧サーボを導入した事により最高時速45km/hで自由自在に動いた。
本車の完成をもって、遅れていた日本の戦車技術も時期の遅れはあるものの一応世界水準に達したと言え、M4を上回る性能は大いに期待された。
試作車の完成後は昭和20年度中に200両量産・配備される予定であったが、生産は遅れ、終戦までに完成した車両は2両(文献によっては6両)のみであった。
戦後、完成した2両の内1両はアメリカのアバディーン性能試験場に送られ、様々な試験が行われたが、その後スクラップとして解体された事が分かっている。
もう1両の方は終戦直後にGHQに取られるのを拒んだ日本軍の関係者が焦土作戦で隠蔽のために運搬し、浜名湖北の猪鼻湖に沈められていると言われており、現在においても発見しようとしている人が大勢いる。