
Tier 8 フランス 重戦車
スペック
| 車体装甲厚(mm) | 135/80/60 | 本体価格(シルバー) | 2,500,000 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高速度(km/h) | 前進 | 40.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 8~10 | ||
| 後退 | 15.0 | 派生元車輌 | AMX M4 45 | |||
| 発見可能範囲(m) | 静止時 | 418.14 | FCM F1 | |||
| 移動時 | 431.57 | |||||
パッケージ
| 初期 | Lv.1 | Lv.2 | Lv.3 | Lv.4 | Lv.5 | Lv.6 | Lv.7 | Lv.8 | |||
| AMX 65 t E:62,500 S:2,500,000 | ━ | 主砲 E:25,500 S:127,550 | 無線 E:6,500 S:54,000 | エンジン E:15,000 S:78,000 | 履帯 E:24,500 S:36,000 | 砲塔 E:26,000 S:32,000 | エンジン E:18,000 S:86,000 | 主砲 E:47,500 S:185,000 | ━ | 戦車 AMX M4 51 E:151,700 S:3,580,000 | |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
| パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
| 出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
| 初期 AMX 65 t | Maybach HL 230 P 45F | 90 mm DCA 45 | AMX 65 t | AMX M4 mle. 49 Modifié | 1,450 | SCR 508 | |
| 750 | 25 / [21.88] | 250/120/60 | 400 | ||||
| 12.15 | 1.4/1.6/2.5 | 26 | 370 | ||||
| Lv.1 主砲 | Maybach HL 230 P 45F | 100 mm SA47 | AMX 65 t | AMX M4 mle. 49 Modifié | 1,450 | SCR 508 | |
| 750 | 25 / [21.78] | 250/120/60 | 400 | ||||
| 12.10 | 1.4/1.6/2.5 | 26 | 370 | ||||
| Lv.2 無線 | Maybach HL 230 P 45F | 100 mm SA47 | AMX 65 t | AMX M4 mle. 49 Modifié | 1,450 | SCR 528F | |
| 750 | 25 / [21.78] | 250/120/60 | 750 | ||||
| 12.10 | 1.4/1.6/2.5 | 26 | 370 | ||||
| Lv.3 エンジン | Maybach HL 295 | 100 mm SA47 | AMX 65 t | AMX M4 mle. 49 Modifié | 1,450 | SCR 528F | |
| 850 | 25 / [24.70] | 250/120/60 | 750 | ||||
| 13.72 | 1.4/1.6/2.5 | 26 | 370 | ||||
| Lv.4 履帯 | Maybach HL 295 | 100 mm SA47 | AMX 65 t bis | AMX M4 mle. 49 Modifié | 1,450 | SCR 528F | |
| 850 | 27 / [26.42] | 250/120/60 | 750 | ||||
| 13.72 | 1.3/1.5/2.3 | 26 | 370 | ||||
| Lv.5 砲塔 | Maybach HL 295 | 100 mm SA47 | AMX 65 t bis | AMX 65 t tourelle classique de 120 | 1,550 | SCR 528F | |
| 850 | 27 / [25.60] | 250/100/60 | 750 | ||||
| 13.29 | 1.3/1.5/2.3 | 24 | 380 | ||||
| Lv.6 エンジン | Maybach HL 295 à injection d'essence | 100 mm SA47 | AMX 65 t bis | AMX 65 t tourelle classique de 120 | 1,550 | SCR 528F | |
| 1,100 | 27 / [32.84] | 250/100/60 | 750 | ||||
| 17.08 | 1.3/1.5/2.3 | 24 | 380 | ||||
| Lv.7 主砲 | Maybach HL 295 à injection d'essence | 120 mm D. 1203 | AMX 65 t bis | AMX 65 t tourelle classique de 120 | 1,550 | SCR 528F | |
| 1,100 | 27 / [32.59] | 250/100/60 | 750 | ||||
| 16.92 | 1.3/1.5/2.3 | 24 | 380 | ||||
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
| 主砲性能 | ||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
| 90 mm DCA 45 | AP APCR HE | 255 12G 255 | 212 259 45 | 240 240 320 | --- --- 1.46 | 1,000 1,250 1,000 | 720 720 720 | 9.68 | 2,323 | 2.30 | 0.36 | 72 | +20 -10 | |
| 10.00 | 2,400 | 2.10 | 0.35 | 72 | +13 -8 | |||||||||
| 100 mm SA47 | AP APCR HE | 1,030 10G 650 | 232 271 50 | 320 320 420 | --- --- 1.76 | 1,000 1,250 1,000 | 720 720 720 | 7.23 | 2,314 | 2.30 | 0.34 | 60 | +20 -10 | |
| 7.50 | 2,400 | 2.20 | 0.34 | 60 | +13 -8 | |||||||||
| 120 mm D. 1203 | AP APCR HE | 1,050 12G 810 | 245 285 65 | 440 440 530 | --- --- 2.42 | 1,067 1,334 1,067 | 720 720 720 | 4.00 | 1,760 | 2.50 | 0.36 | 40 | +13 -8 | |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 8のフランス重戦車。
AMX-50に通常砲塔を搭載した改良案である。 - 火力
初期砲塔では俯仰角は-10°/+20°と優秀だが、改良砲塔では-8°/+13°へ劣化してしまう。- 90 mm DCA 45
初期砲。
AMX M4 mle. 45から引き継ぐ主砲。
幸いこの砲でも何とか戦力にはなるため、乗り出しから上位砲の開発までは楽だと思われる。 - 100 mm SA47
中間砲。
フランス高Tier でお馴染みの100mm砲。
同格重戦車のAMX 50 100の最終砲と互換性があるが、こちらは通常砲である。
高い貫通力・主砲精度が特長。
一方で照準時間が火力の割にはかなり長く、同格では最低クラス。
照準拡散も悪めなのか、思った以上に速射は弾が当たらないことが多い。
改良砲塔に換装することで照準時間・装填速度が向上するが後述の通り装甲は初期砲塔の方が優れているため、本砲を最終砲とするのであれば砲塔を改良するかは好みで選択するとよいだろう。 - 120 mm D. 1203
本車輌専用の120mm砲。
T34と並ぶ高い単発火力を持つ。
100 mm SA47と比較すると貫通力・精度・分間ダメージ・仰俯角で劣っているが、照準時間は何故かやや改善されており、しっかり絞って撃つ場合はこちらの方が有利とも言える。
単発火力が重視される近距離戦向き。
- 90 mm DCA 45
- 装甲
全体的に弱点が多く、同格にはあっさり貫通されてしまうことが多い。
特に側背面は格下軽戦車の砲撃すら防げないため、うっかり垂直に晒さないよう注意しよう。
基本的に装甲は当てにせず、体力で耐えるか迂回して裏を突くかの選択に絞られることとなる。- 砲塔
装甲や俯角においては、改良砲塔よりも初期砲塔が優れている。
防御力を重視するのであれば初期砲塔運用も選択肢に入るが、代わりに耐久・視界・機動性に難ありとなる。- 初期砲塔
初期砲塔はAMX M4 mle. 49と同一。
正面は複雑な設計でほぼ280~320mmの部分で占められる。
砲塔基部が大きく正面に剥き出しているが、正面同様の250mmと弱点ではなく、側面に向かうにつれて270~320mm程度にもなりここも含めて同格の通常弾までなら殆どを安定して弾ける。
一方、比較的大型のキューポラは60mmしかなく格下の戦車砲はおろか、KV-2やT49等の15榴にも運悪く当たると抜かれるので注意。
右側にあるので、右側を隠せる地形や遮蔽物を活用したいところだ。
正面から見える側面は180mmと厚く、多少はよそ見をしても弾けるが、後方になるにつれて薄くなり、後部は背面と同様の60mmとなる。
出来る限り相手に対しては正面を向けた方がいいだろう。 - 改良砲塔
正面の上部は180~220mm+傾斜で250mm相当となり、ハルダウンすればかなり堅くなる。
砲塔上部の測量儀やキューポラの投影面積が大きく、貫通力215mm程度から安定して抜かれてしまう。
ハルダウンで多少装甲を補うこともできるが、とにかく目立つので距離をとるなどして誤魔化したいところ。
砲身下の三日月のような形の傾斜部は80mmと薄く、平地であれば180mm程度の弱点となる。
とはいえハルダウンすれば強制跳弾しやすいため、地形を上手に使っていきたい。
なお、次TierのAMX M4 51はこの改良砲塔が初期砲塔となっている。
- 初期砲塔
- 車体
史実通り、Tier 9重戦車AMX 50 120とほぼ同一の形状をしている。
正面はあちらよりも10mm厚い100mmで、真正面からだと上部は160~190mmほどの装甲厚となる。
格下の砲撃なら角度次第では弾くが、基本的にはアテにできない。
更に豚飯で見えてしまう車体正面部分(車体上部の左右端)が90mmと薄くなっており、豚飯とは相性が悪い。
一方で正面下部は110mmと厚い上に急角度であり、正面から約190mmとなる。
見た目に反して弱点ではないため、豚飯より昼飯での飛び出し撃ちの方が弾きやすくもある。
- 砲塔
- 機動性
スペック上では重戦車としては旋回性能、出力重量比ともに優秀だが、履帯性能が非常に悪いため現実の機動性は良好とは言えなくなっている。
引き継ぎの中間エンジンでは30km/hも出せない。
最終エンジンに換装することでようやく平地で30km/h程度までは出せるようになるものの、それでも加速は悪めで今一つの機動性である。
少しでも改善策として操縦手のスキルに「オフロード走行」を付けるのがオススメである。 - 総論
砲塔正面に限れば厚い装甲と数字上は良好な機動性、そして選択できる二種の主砲により一見するとバランスが良く纏まった性能を持つ重戦車。
しかし、実際は薄い車体正面と弱点の大きい砲塔の組み合わせで防御力は低く、機動性も履帯性能のせいで快適には程遠い。
火力についても、照準拡散の悪さと長い照準時間というフランスらしい欠点が健在で、非力ではないが扱いづらさがついて回る。
以上から、総合するとバランス型ではあるが、各種性能がパッとしない車両となってしまっている。
とはいえ優秀な部分がない訳ではないので、上手く上述の欠点をカバーしつつ乗りこなしてほしい。
史実

AMX 65 tは、AMX(イシー・レ・ムリノー工廠)社が提案した120mm砲搭載型AMX-50の発展型である。
この計画案では揺動式砲塔を撤去し、楔形装甲の車体にFAMH社製の通常砲塔を搭載する予定だった。
だが、性能的な問題でAMX-50は開発が遅れており、ここに政治的・経済的理由も重なり、フランスはAMX-13の生産および新型欧州標準戦車開発計画に注力する事になった。
結果としてAMX-50計画が中止されると、このAMX 65 tも運命を共にした。


