Tier 6 ソ連 重戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 75/75/70 | 本体価格(シルバー) | 920,000 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
最高速度(km/h) | 前進 | 35.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 6~8 | ||
後退 | 11.0 | 派生元車輌 | KV-1 | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 424.46 | ||||
移動時 | 434.73 |
パッケージ
初期 | LVL1 | LVL2 | LVL3 | LVL4 | LVL5 | LVL6 | LVL7 | LVL8 | |||
KV-2 E:26,700 S:920,000 | ━ | 主砲 E:? S:60,000 | 無線 E:? S:18,600 | エンジン E:? S:23,050 | 砲塔 E:? S:17,200 | 履帯 E:? S:15,900 | エンジン E:? S:27,860 | 主砲 E:? S:68,290 | ━ | 戦車 KV-85 E:28,800 S:900,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期 KV-2 | M-17T | 122 mm U-11 | KV-2 mod. 1940 | MT-1 | 810 | 10R | |
500 | 16 / [13.33] | 75/75/70 | 360 | ||||
9.77 | 1.5/1.8/3.0 | 14 | 320 | ||||
LVL.1 主砲 | M-17T | 152 mm M-10 | KV-2 mod. 1940 | MT-1 | 810 | 10R | |
500 | 16 / [13.16] | 75/75/70 | 360 | ||||
9.64 | 1.5/1.8/3.0 | 14 | 320 | ||||
LVL.2 無線 | M-17T | 152 mm M-10 | KV-2 mod. 1940 | MT-1 | 810 | 10RK | |
500 | 16 / [13.16] | 75/75/70 | 440 | ||||
9.64 | 1.5/1.8/3.0 | 14 | 320 | ||||
LVL.3 エンジン | V-2K | 152 mm M-10 | KV-2 mod. 1940 | MT-1 | 810 | 10RK | |
500 | 16 / [13.13] | 75/75/70 | 440 | ||||
9.62 | 1.5/1.8/3.0 | 14 | 320 | ||||
LVL.4 砲塔 | V-2K | 152 mm M-10 | KV-2 mod. 1940 | МТ-2 | 860 | 10RK | |
500 | 16 / [12.87] | 75/75/70 | 440 | ||||
9.43 | 1.5/1.8/3.0 | 16 | 330 | ||||
LVL.5 履帯 | V-2K | 152 mm M-10 | KV-2 mod. 1941 | МТ-2 | 860 | 10RK | |
500 | 18 / [15.20] | 75/75/70 | 440 | ||||
9.43 | 1.4/1.6/2.8 | 16 | 330 | ||||
LVL.6 エンジン | V-5 | 152 mm M-10 | KV-2 mod. 1941 | МТ-2 | 860 | 10RK | |
600 | 18 / [18.25] | 75/75/70 | 440 | ||||
11.32 | 1.4/1.6/2.8 | 16 | 330 | ||||
LVL.7 主砲 | V-5 | 107 mm ZiS-6 | KV-2 mod. 1941 | МТ-2 | 860 | 10RK | |
600 | 18 / [18.22] | 75/75/70 | 440 | ||||
11.30 | 1.4/1.6/2.8 | 16 | 330 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
122 mm U-11 | HE HEAT | 257 12G | 61 140 | 450 370 | 2.49 --- | 515 412 | 720 720 | 5.45 | 2,017 (HEAT) | 2.90 | 0.57 | 80 | +18 -5 | |
5.45 | 2,017 (HEAT) | 2.90 | 0.57 | 80 | +18 -7 | |||||||||
152 mm M-10 | AP AP HE | 725 12G 810 | 110 136 86 | 700 700 910 | --- --- 3.66 | 525 525 525 | 720 720 720 | 2.50 | 1,750 | 4.00 | 0.60 | 36 | +12 -5 | |
2.50 | 1,750 | 4.00 | 0.60 | 36 | +18 -7 | |||||||||
107 mm ZiS-6 | AP APCR HE | 270 11G 280 | 167 219 54 | 300 300 360 | --- --- 1.98 | 830 1,038 830 | 720 720 720 | 6.19 | 1,857 | 3.40 | 0.45 | 50 | +18 -5 | |
5.83 | 1,749 | 3.40 | 0.45 | 50 | +18 -7 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
※緑字:改良砲塔
解説
- 概要
Tier 6ソ連重戦車。
KV-1の車体に大型砲塔と大口径砲を搭載した火力支援型重戦車で「ワンパンマン」などと呼ばれる事がある。
ソ連Tier 6重戦車のT-150やKV-85と比べると、装甲や機動力を犠牲に火力を持たせた車輌となっている。 - 火力
俯角は初期砲塔では-5°と劣悪だが、改良砲塔では-7°へ改善される。
一方、仰角は+18°と悪くないものの、肝心の152 mm M-10のみ+12°と大幅に悪化する点に注意。- 122 mm U-11
初期砲。
KV-1から引き継げる、いわゆる12榴。
Tierが上がったため、KV-1の時のように大ダメージを与えられる機会が減少している。
精度・照準時間はいずれも劣悪であるため、なるべく近距離での撃ち合いに持っていきたい。 - 152 mm M-10
中間砲。
本車の史実砲にして、本車のアイデンティティともいえる152mm榴弾砲。
精度・発射速度・照準時間・照準拡散などは劣悪極まりないが、Tier 6重戦車屈指の大火力を誇る。
O-Iの15 cm Howitzer Type 96と比べ、発射速度・HE貫通力・側面の俯角等で勝り、逆にAP貫通力・正面の俯角・照準時間等で劣っている。- HE
榴弾砲の名の通り、この砲で主に使用する弾種はAPではなくHEである。
HEの単発火力は910と非常に高く、非貫通でも200~400ダメージ+モジュール破壊を期待できる。
重装甲戦車にも命中させれば(よほど堅い部位でなければ)着実にダメージを取れるのも長所の一つであり、ハルダウンや豚飯等による鉄壁の防御も崩しやすい。
貫通力も86mmとHEとしては十分な数値があり、装甲が薄めの相手なら貫通して甚大なダメージを与える事もある。 - AP
152mmという非常に恵まれた口径の砲であるため、装甲厚76mm未満の箇所に当たった場合、2倍ルールにより強く垂直化される。
更に50mm未満であれば跳弾しないため、車体をかすめるような辺りでも貫通しうるなど、傾斜装甲にめっぽう強い。
ただし、肝心の貫通力が通常APで110mm、強化APでも136mmと頼りなさげ。
使用する場合は相対する敵車両の弱点と装甲厚の把握は必須。
その際、スペック表記の貫通力はあくまで平均値である事、敵車両の装甲は入射角度により増加するという事は忘れないようにしたい。
再装填の遅さからチャンスを無駄にした場合のリスクも高いため、使うなら少しでも貫通確率の高い強化APを推奨する。
総じて運用はHEよりも難しく、HEのみの運用でも十分活躍できるため、APを使いたい訳でなければ搭載しなくても構わないだろう。
- HE
- 107 mm ZiS-6
最終砲。
こちらは戦車砲。
Tier 6重戦車の戦車砲としては貫通力、単発ダメージが高く、Tier6重戦車の主砲として恥じない性能を持っており、152mm榴弾砲よりも安定感がある。
KV-2といえば152mm榴弾砲を装備している戦車というイメージが強いため、相手の意表を突ける事も利点と言えるかもしれない。
ただし、152mm榴弾砲との見分けが容易な上、この砲で撃ち合うなら装甲に優れたT-150に分があるので、KV-2が装備するとやや没個性化してしまう。
とはいえ強力な砲であり、T-150の最終砲でもあるため、T-150を開発する予定があるならば先にこちらで開発してしまって損は無い。
- 122 mm U-11
- 装甲
非常に充実した火力を持つ反面、それ以外の性能には一抹の不安を覚える。- 車体
車体は前身のKV-1と同等。
Tier 5帯では堅牢を誇っていたが、Tierが一つ上がったことにより、頼りないものとなってしまった。
モジュール配置もそのままで車体側面には燃料タンクが敷き詰められているので、車体はできる限り晒さない様にしたい。 - 砲塔
砲塔は防楯のおかげでそこそこの石頭ぶりを発揮するが、防楯でカバーできているのは砲塔正面の半分もないので過信は禁物。
投影面積自体が大きいため自動照準でも当たりやすく、砲塔側面や背面ハッチから打ち抜かれると、砲手・装填手・車長が負傷したり、最悪弾薬庫が損傷・爆発したりと甚大な被害が出やすい。
KV-2同士ならここに152mm砲のHEを当てると、貫通して相手が無傷でも一撃で撃破できる可能性がある。対峙した場合は相手に狙われない様にしたい。
- 車体
- 機動性
最高速度35km/h、出力重量比11.32とO-Iよりは速いものの、鈍重さは否めない。
前進するだけならさほど支障はないが、砲塔・車体共に旋回性能がかなり悪い。
機動性の高い戦車に回り込まれると単体での対処は非常に困難であり、俯角の問題も相まって味方の援護が受けられない状況ではそのまま撃破されかねない。
そうならない立ち回りを心がけるのが一番だが、もし格闘戦に持ち込まれた場合、車体も同時に旋回させる、壁際に逃げるなどで対応したい。
また、走破性も非常に劣悪で、沼地などに侵入しようものなら車体旋回も満足に出来なくなってしまう。
周りに味方がおらず、安全が確保出来ない状態で悪路に入ることは死を意味すると言っても過言では無いので気をつけよう。 - その他
改良砲塔でも視界は330mと短く、通信範囲も440mしかない。
隠蔽率もほとんどないようなものなので、鈍重な機動力も相まって非常に見つかりやすく、危険な152mm砲を持つため真っ先に狙われる。 - 総論
大口径榴弾を搭載し、同格はおろかTier 8重戦車やAT系駆逐戦車でも正面から手痛い一撃を食らわせることが可能な火力を有する車輌である。
装填時間・装甲・機動性・視界・隠蔽率など数多くの難点を抱えており、またこれらの特性により敵からのヘイトが高い。
周りに他の戦車がいたとしても優先的に狙われる可能性は高いため、慎重に操作する必要がある。
また、リロード速度の遅さも相まって格闘戦は不得手。
支援の無い状況で接近戦に持ち込まれると、たとえ格下相手でもあっさり撃破されることが多いため、孤立せずに前線で味方の火力を支援するように心がけよう。
前線で本車が生きているということはそれだけで対峙する相手に多大なプレッシャーを与えられるはずだ。
残った一枠には少しでも射撃性能を上げるための換気扇や、履帯をはじめとするモジュールが壊れやすいので工具箱などが候補に挙がる。
史実
1940年末から勃発した冬戦争で陣地破壊・突破用の火力支援戦車が緊急で求められたことにより、当時開発が進んでいたKV-1をベースに開発された車両がKV-2である。
なお同じように開発が進んでいた多砲塔重戦車であるT-100やSMKを用いた車両も計画されており、前者はT-100Y、後者はObject212と呼ばれたが、結局戦争終結までに完成したのはKV-2のみであり、Object212に至っては実車が作られずに開発が中止された。
T-100Yはモスクワの戦車部隊に配備され、現在ロシアのクビンカ戦車博物館に展示されている。
KV-2は152mm M-10を搭載した巨大な砲塔をKVの車体に搭載していた。
そのため機動力と機械的信頼性はますます低下し、巨大な砲塔は手動旋回のため坂では旋回不能に陥る問題があったものの、その重装甲と強力な榴弾は歩兵の近接火力支援に最適だった。
なお、先行量産型においてはのちの量産型とは異なり、傾斜がついた砲塔が搭載されていた(ゲーム中の初期砲塔)。
また、この大型砲塔を利用し、高い対戦車火力を持つ85mm F-30や107mm ZiS-6を搭載する車両が試作されたが量産にはいたらなかった。
その巨大なシルエットから、味方のソ連兵からは「ドレドノート」と呼ばれ親しまれ、逆に敵のドイツ兵からは「ギガント」と呼ばれ恐れられた。
KV-2は冬戦争ののち、独ソ戦に投入された。当時のソ連軍は大粛清後の混乱から立ち直りつつあったものの、兵器は整備されずに放置され、戦術は十分に研究されていなかった。
加えて火力支援に特化していたにもかかわらず、KV-1と同じように部隊に編入されたため、苦手とする対戦車戦闘にも投入されて大きな損害を出した。
性能で劣る3号戦車や4号戦車に撃破されたり故障により放棄される車両も多かったが、その重装甲と火力はドイツ軍にとって悩みの種であった。
中でも1941年6月23日、リトアニアのラシェイニャイ近郊での戦闘は有名で、ソ連第2戦車師団のたった1両のKV-2が橋頭保の歩兵とドイツ第6戦車師団をつなぐ街道の分岐点に居座って通行を遮断し、5cm対戦車砲や突撃工兵の肉薄攻撃を退けて、翌日8.8cm高射砲の集中射撃であいた被弾孔から手榴弾を投げ込まれようやく撃破されるまでドイツ軍の進撃を食い止めたのである(この際6発の88mmを浴びるも貫徹したのは2発だけだったと伝わっている)。
本ゲーム中にはこのエピソードを基にした英雄勲章「ラシェイニャイ英雄勲章(Raseiniai Heroes Medal)」が存在する(このKV-2の乗員たちの氏名は判明していない)。
本車の生産以降も、ソ連においては大口径榴弾砲を搭載した対陣地車両の生産を行っているが、それらはSU-152やISU-152など、いずれも砲塔を持たない形式となっている。
なお、ドイツ軍は放棄されたKV-2を少数ながら鹵獲しており、Pz. Kpfw.KW-2 754(r)の名称で使用している。
ドイツ軍が鹵獲使用した物には、砲塔天面右前部にIV号戦車の車長用キューポラを増設した独自改造車が存在した。
参考資料
『ソビエト・ロシア戦闘車両大系(上)』古是三春 グランドパワー2003年10月号別冊
『KV1&KV-2重戦車 1939-1945』スティーヴン・ザロガ、ジム・キニア 大日本絵画
http://ja.wikipedia.org/wiki/KV-2
http://combat1.sakura.ne.jp/KV-2.htm
コメント
- 毎日一回健康のためにKV-2を乗ってる。 -- 2019-03-04 (月) 01:51:07
- 長寿の秘訣は一日一回のワンパンだとソ連の教科書にも書いてある -- 2019-03-09 (土) 17:34:14