Tier 4 中国 軽戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 28/28/25 | 本体価格(シルバー) | 143,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 64.4 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 4~5 | ||
後退 | 20.0 | 派生元車輌 | Chi-Ha | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 332.03 | ||||
移動時 | 332.03 |
パッケージ
初期 | Lv.1 | Lv.2 | Lv.3 | Lv.4 | Lv.5 | Lv.6 | |||
M5A1 Stuart E:3,200 S:143,000 | ━ | 無線 E:340 S:33,600 | エンジン E:670 S:10,500 | 砲塔 E:760 S:5,000 | 履帯 E:830 S:21,000 | 主砲 E:1,460 S:21,000 | ━ | 戦車 Type T-34 E:16,000 S:430,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期 M5A1 Stuart | Twin Cadillac, Series 42 | 37 mm M6 | VVSS T36E6 | M3A3 | 435 | SCR 508 | |
296 | 36 / [32.40] | 38/32/32 | 395 | ||||
19.02 | 0.9/1.0/2.0 | 48 | 330 | ||||
Lv.1 無線 | Twin Cadillac, Series 42 | 37 mm M6 | VVSS T36E6 | M3A3 | 435 | SCR 506 | |
296 | 36 / [32.40] | 38/32/32 | 615 | ||||
19.02 | 0.9/1.0/2.0 | 48 | 330 | ||||
Lv.2 エンジン | Continental R-975-C1 | 37 mm M6 | VVSS T36E6 | M3A3 | 435 | SCR 506 | |
400 | 36 / [43.81] | 38/32/32 | 615 | ||||
25.72 | 0.9/1.0/2.0 | 48 | 330 | ||||
Lv.3 砲塔 | Continental R-975-C1 | 37 mm M6 | VVSS T36E6 | M5A1 | 480 | SCR 506 | |
400 | 36 / [43.32] | 45/32/32 | 615 | ||||
25.43 | 0.9/1.0/2.0 | 48 | 350 | ||||
Lv.4 履帯 | Continental R-975-C1 | 37 mm M6 | VVSS T55E1 | M5A1 | 480 | SCR 506 | |
400 | 38 / [45.16] | 45/32/32 | 615 | ||||
25.43 | 0.8/0.9/1.8 | 48 | 350 | ||||
Lv.5 主砲 | Continental R-975-C1 | 47 mm Gun Type 1 | VVSS T55E1 | M5A1 | 480 | SCR 506 | |
400 | 38 / [44.24] | 45/32/32 | 615 | ||||
24.91 | 0.8/0.9/1.8 | 48 | 350 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
37 mm M6 | AP APCR HE | 18 2G 10 | 56 78 19 | 40 40 50 | --- --- 0.31 | 792 990 792 | 720 720 720 | 26.09 | 1,044 | 1.70 | 0.42 | 123 | +20 -10 | |
26.09 | 1,044 | 1.70 | 0.42 | 147 | ||||||||||
47 mm Gun Type 1 | AP APCR HE | 36 4G 19 | 81 130 25 | 70 70 90 | --- --- 0.47 | 810 810 810 | 720 720 720 | 24.00 | 1,680 | 2.30 | 0.42 | 61 | +20 -10 | |
24.00 | 1,680 | 2.30 | 0.42 | 73 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
※緑字:改良砲塔
解説
- 概要
Tier 4中国軽戦車。
アメリカのM5 Stuartの改良型であり、中国の国共両軍が運用した軽戦車である。
良好な機動力と隠蔽率を持ち、貫通力に優れた砲を搭載した大変バランスの良い軽戦車である。 - 火力
仰角+20度/俯角-10度と優秀であり地形適応能力は高い。- 37 mm M6
初期砲。
Tier 5 M5 Stuartの初期砲と同じもの。
本来は37 mm Gun M6であるはずだが、なぜか中途半端に省略されている。
単発火力40ダメージ。
貫通力は、通常弾(AP)56mm・砲弾速度792m/s、課金弾(APCR)78mm・砲弾速度990m/s。
本家アメリカの同車輌と同じく、貫通力・単発火力・主砲精度の3拍子揃わない弱々主砲。 - 47 mm Gun Type 1
最終砲。
前Tierの最終砲。
単発火力70ダメージ。
貫通力は、通常弾(AP)81mm・砲弾速度810m/s、課金弾(APCR)130mm・砲弾速度810m/s。
通常弾(AP)の貫通力81mmと同格車輌上位の貫通力であり、Tier 3でありながらTier 5M4・KV-1ですら車体正面装甲を貫通できる。
また、課金弾(APCR)に関しては貫通力130mmとさらに強力で、Tier 7Tigerの車体正面装甲も貫通可能。
精度や照準時間はやや物足りないものの、通常弾(AP)・課金弾(APCR)ともに同格軽戦車トップクラスの貫通性能を持ち火力も高い。
向上した機動力を生かし、側背面への回り込みも駆使してダメージを積み重ねていこう。
- 37 mm M6
- 装甲
本家と同じく軽戦車としては意外に厚みがあり、非力な機関砲であれば何割かは防いでくれる。
とはいえ側背面を迂闊に晒すと機関砲や小口径の榴弾さえ貫通するため、可能な限り正面を向け続ける事を意識しておきたい。- 車体
正面上部は傾斜しているものの、28mm厚しかないため傾斜込みでも40mm程度が限界。
機関砲はともかく十榴はまず防げないと考えていいだろう。
逆に車体下部は何故か64mmとかなり分厚く、傾斜込みで80mmにもなる。
ただし、履帯接続部は38mmでほぼ垂直であり、上部よりも薄い弱点となっている。
側面は正面同様29mmだが垂直であり、履帯も15mmしかないため昼飯の角度は慎重にとりたい。
エンジンで盛り上がった側面後部からは背面に繋がって25mmと更に薄くなっている。 - 砲塔
初期砲塔と改良砲塔では装甲厚自体の差異に加え、改良砲塔には右側にのみ13mmの空間装甲が取り付けられる。*1
改良砲塔は防楯51mm、その周辺が45mmとやや厚め。
側面部分は32mmで正面からでは60mm程度となるが、標準化を考慮すると正面装甲よりは劣るかというレベル。
どちらも十榴や機関砲の貫通をしっかり防いでくれるが、同格以上の通常弾を弾くにはやや物足りない値。
また、構造上よそ見をするとそれらにも貫通される恐れがあり、あまり当てにしない方がよい。
背面は側面と同値の32mm。
- 車体
- 機動性
本家M5 Stuartより最終エンジンの出力に恵まれ、加速・最高速度共に優秀。
初期エンジンは話にならない性能なので、早急に改良エンジンの開発が推奨される。 - 偵察性能
改良砲塔の視認距離は350mであり、同格軽戦車の中では平均より上といったところ。
トップとの差は20mと拡張パーツで補える範囲だが、ライバルになり得る軽戦車も同様に長所を伸ばしていると考えると到底油断はできない。
また、M5 Stuartと同じく車高が高めであり、隠れる茂みや障害物に注意しなければならない。
隠蔽率自体は平均的な値なので、車体を隠す茂みさえ間違えなければ十分味方の目になれるだろう。 - 総論
軽戦車らしく優れた機動力と日本戦車から引き継いだ優秀な主砲を併せ持ち、同格以下は勿論、格上戦車に対しても臨機応変に対応できる軽戦車である。
特にマッチングがTier 6までになったことにより本車はその火力に更なる磨きが掛かり、偵察役だけでなくより攻撃的な立ち回りも可能になった。
Tier トップであれば限定的ながら装甲を活用することも可能であり、無双間違いなしの強さを発揮する。
ミドルやボトムマッチであっても、その脚を活かした偵察、遊撃、狙撃等々さまざまなテクニックを活用できる万能性は本車ならではの強みと言えるだろう。
史実
M5シリーズは1942年4月に初期型が製造を開始、改良されたM5A1がシリーズを代表する型です。
M24 Chaffeeの登場により時代遅れとなったM5A1は中国を含む他国へ輸出されました。
計100両が国民党軍に供給され、国共内戦でこの大半が中国人民解放軍に鹵獲されています。
国民党軍はアメリカから貸与されたM5軽戦車を日本軍との戦闘やその後の国共内戦に投入していました。
共産党軍も鹵獲や遺棄された車輌を改修して用いていました。
特に金門島を巡る戦いでは上陸して来た対戦車兵器を持たない共産党軍兵士に対し、国民党軍のM5A1が大活躍。
弾薬がなくなっても敵兵を文字通り踏み潰していく姿から「金門之熊」と名付けられました。
現在は台湾(中華民国)の金門県にある古寧頭戦史館で展示されている姿が見られます(下図)。