Caernarvon

Last-modified: 2018-04-16 (月) 12:20:29

GB-Caernarvon.png

Tier 8 イギリス 重戦車

公式紹介ページ

スペック

HP1,500
車体装甲厚(mm)130/51/38
最高速度(km/h)34
重量/最大積載量(t)59,4/60,0
本体価格(シルバー)2,520,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
Conqueror
(110,000/3,600,000)
Caernarvon
(110,000/2,520,,000)
Carnarvon BP
(45,800/114,500)
Caernarvon Mk I
(76,700/265,500)
Caernarvon Mk I*
(72,700/273,500)
Caernarvon Mk II
(101,300/333,500)
Carnarvon BP*
(30,900/151,000)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
CaernarvonRolls-Royce Meteor Mk.IVBOQF 17-pdr Gun Mk. VIIFV221Black Prince1,500550
650AP
APCR
HE
171
239
38
150
150
190
70175
8G
75
13.33
2.29
0.34
22152/95/9530370
Carnarvon BPRolls-Royce Meteor Mk.IVCOQF 17-pdr Gun Mk. VIIFV221ABlack Prince1,500550
750AP
APCR
HE
171
239
38
150
150
190
70175
8G
75
13.33
2.29
0.34
24152/95/9530370
Caernarvon BP*Rolls-Royce Meteor Mk.IVBOQF 20-pdr Gun Type A BarrelFV221Centurion Mk. II1,600700
650AP
APCR
HE
226
258
42
230
230
280
60680
11G
170
7.50
2.29
0.33
22165/112/11236400
Caernarvon Mk IRolls-Royce Meteor Mk.IVCOQF 20-pdr Gun Type A BarrelFV221ACenturion Mk. II1,600700
750AP
APCR
HE
226
258
42
230
230
280
60680
11G
170
7.50
2.29
0.33
24165/112/11236400
Caernarvon Mk I*Rolls-Royce Meteor M120OQF 20-pdr Gun Type A BarrelFV221ACenturion Mk. II1,600700
810AP
APCR
HE
226
258
42
230
230
280
60680
11G
170
7.50
2.29
0.33
24165/112/11236400
Caernarvon Mk IIRolls-Royce Meteor M120OQF 20-pdr Gun Type B BarrelFV221ACenturion Mk. II1,600750
810AP
APCR
HE
226
258
42
230
230
280
60680
11G
170
7.69
1.89
0.31
24165/112/11236400

旧スペック

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
馬力武装名弾種/貫通力/ダメージ発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲
Caernarvon650OQF 17-pdr Gun Mk. VII AP / 171 / 150 
APCR/ 239 / 150 
 HE / 38 / 190 
13.33
2.29
0.34-0.4
22152/95/9530370
Carnarvon BP750OQF 17-pdr Gun Mk. VII AP / 171 / 150 
APCR/ 239 / 150 
 HE / 38 / 190 
13.33
2.29
0.34-0.4
24152/95/9530370
Caernarvon Mk I750OQF 20-pdr Gun Type A Barrel AP / 226 / 230 
APCR/ 258 / 230 
 HE / 42 / 280 
7.5
2.29
0.33-0.4
24165/112/11236400
Caernarvon Mk I*810OQF 20-pdr Gun Type A Barrel AP / 226 / 230 
APCR/ 258 / 230 
 HE / 42 / 280 
7.5
2.29
0.33-0.4
24165/112/11236400
Caernarvon Mk II810OQF 20-pdr Gun Type B Barrel AP / 226 / 230 
APCR/ 258 / 230 
 HE / 42 / 280 
7.69
1.89
0.31-0.36
24165/112/11236400

解説

イギリスTierⅧ重戦車。前身のブラックプリンスとはうって変わって近代的な戦車の形状をしている。
性能的には同格中戦車のセンチュリオン1の車体を大型化と補強を行って重戦車カテゴリーにしたような車両。
当然扱い方もブラックプリンス他歩兵戦車とは全く異なる。
まず最初に、ブラックプリンスで覚えた昼飯や豚飯の技術は忘れよう。
車体側面も車体下部も薄くてまず通用しない。それなら真っ正面を向いてそれなりの厚みと傾斜を持つ車体上面が弾いてくれる事を祈った方がなんぼかマシである。
この車両では主に俯角と砲塔正面の堅さを活かしたハルダウンを使って戦う事になる。

砲塔はセンチュリオン1とほぼ変わらない。
防盾が全幅の信頼を寄せられるほど面積が広くないのも一緒。
砲に関しても精度や収束時間など使い勝手は良くなっているが大差はない。
中戦車用としては大変優秀だが重戦車用としてはやや非力で強引なダメージ交換には不向き。丁寧な削りや支援に撤するようにしよう。

車体の構成はセンチュリオン1を延長したような形で前述の通り大きく硬くなっており、多少頑丈になっている。
そして最高速度はあまり伸びないが加速と旋回はなかなか優秀で大きな車体サイズの割に取り回しで苦労する事は少ないだろう。

まとめると重戦車として取り回しは良いが砲が非力で押しが弱い車両である。
客観的に戦力として見た場合、重戦車枠を占めるこの車両でよく似た性能の中戦車センチュリオン1に対して優位性を見出だせるかが課題になってくる。

史実

第2次世界大戦終了直後の1945年9月7日に、ドイツの首都ベルリンにおいて連合軍代表部隊の合同記念軍事パレードが挙行されました。
このパレードに参加した、ソ連軍のIS-3重戦車を目にした西側の将軍たちは、強い衝撃を受けました。
IS-3重戦車は、ソ連がIS-2重戦車の後継として開発した新鋭重戦車で、1945年5月から部隊への引き渡しが開始されたばかりで、極少数が実戦にも投入されていたそうです。(ただし、戦闘は起こらず、ベルリンに移動中に終戦となっています。)

IS-3重戦車の最大の特徴は、車体と砲塔のデザインに避弾経始が徹底的に考慮されていたことで、最大装甲厚がIS-2重戦車の倍近い220mmに達していたにも関わらず、戦闘重量はほぼ同じ46tに収められていました。
主砲はIS-2重戦車と同じく、43口径122mm戦車砲D-25Tを装備していましたが、この砲は第2次世界大戦で米英軍戦車が苦戦した、ドイツ軍のティーガー重戦車パンター中戦車を遠距離から撃破できる威力を持っていました。

この軍事パレード以降、IS-3重戦車の脅威は西側軍事筋の脳裏にくっきりと焼き付けられ、アメリカやイギリスは、この戦車に対抗するための新型重戦車の開発に狂奔することになります。
イギリス陸軍は、IS-3重戦車に対抗できる重戦車を早急に開発するために、1946年から開発が開始されていたFV200系、すなわち第2次世界大戦末期に端を発し、開発が始まった歩兵戦車と巡航戦車を統合する「汎用戦車」(Universal Tank)計画の流れを汲む車体を利用して開発する方針を選択しました。

しかし、イギリスは60tを超える重量の重戦車に関しては、トータス重突撃戦車TOG II*ぐらいしか過去に開発の経験が無く、まともな運用実績も無かったため、FV200系の車体に64口径20ポンド(83.4mm)戦車砲Mk.IIを装備するセンチュリオンMk.III中戦車の砲塔を組み合わせた、FV221カーナーヴォン重戦車をまず暫定型として生産し、FV214生産前の運用経験を積むことにしました。

カーナーヴォン重戦車は10両が生産されることになり、1952年4月に第1号車が完成しています。
完成したカーナーヴォン重戦車は、西ドイツ駐留のBAOR(British Army of the Rhine:イギリス陸軍ライン派遣軍団)や王立装甲軍団試験センター等に数両ずつが分配されて試験運用に供せられ、実際の重戦車の運用技術が開発されて、その後、7両のカーナヴォンはFV214コンカラーに改造されました。

資料によっては、カーナヴォンをコンカラーの試作型や、開発中コード名として紹介しているものもあります。

カーナヴォンの名称は、エドワード1世によって建設され、時には、イングランド支配の象徴とみなされていた、ウェールズ州にあるカーナヴォン城に由来するとされているようです。

コメント

  • 精度、貫通、発射速度、照準時間については結構高いバランスでまとまってるから使っていてそこまで苦にはならないんだよね。ただ、確かに同格の重戦車としてみれば他国より弱いのは認めるざるえない。押し込まれると本当に自分の力じゃどうにもならなくなることが多い -- 2015-11-10 (火) 22:58:50
    • 性能的にはHPの高いセンチュリオン1だしね。重戦車として見ると非力だけど取り回しはかなり良いから堅い中戦車と思って使うとそれなりに活躍は出来る。ゴリ押しとかは無理だね。 -- 2015-11-11 (水) 10:56:05
  • ここまでの側面を見せたり・許されざる角度を取る変態から一転、正面で耐える車輌に化けたイギリス重戦車かなぼんたん。 謎跳弾になりやすい砲塔以外に装甲面の強みが無く、車体下部を撃たれると大変な事になる深刻な弱点まで追加されてしまった。 反面、イギリスの特権とも言える視認範囲や低火力優秀砲はより強化され、最大の欠点であった機動性が装甲中戦車クラスに上がったのは大きい。 遠・近距離では敵を憤死させる策略が、中距離では狙撃とトレードをするかどうかの判断力が問われる。 3大距離の使い分けが重要な、見た目とは裏腹に精細な技を要求される車輌だろう。 -- アメジスト? 2016-04-09 (土) 07:12:23
  • 車体上部は普通に硬く至近距離からじゃないと貫通250mmクラスを平然と弾くこともある。砂山などの遮蔽物を上手く使いキツイ角度で昼飯が出来れば300mm近い防御力も発揮できる。タイプBまで砲を強化できれば恐るべき精度で飛び出し撃ちでは外す心配はほぼない。地味に視界も400mあるので場合によっては中戦車みたいな立ち回りが功を奏すことも・・・地形選びさえ間違えなければどんな距離でも戦える懐の広さがカーナーヴォンの本当の強みかもしれない -- 2016-04-23 (土) 06:14:23
  • 一つ目(下段)のパッケージで取り合えず戦えますが、最終パッケージのカナブンmkⅡまで開けるのに必要な経験値の多いこと、めげるわ~ (^_- -- 2016-04-23 (土) 10:50:31
    • カナボン程度で音をあげてたらコンカラーで地獄を見ることになるぞ。Tier9に進むつもりならフリーを大量に準備するか課金パワーを使おう -- 2016-04-23 (土) 11:04:10
      • いや~今までゴールド買っては共通経験値に変換とかしてWoTにお布施しまくってたから自粛中なんだわ。個別戦闘でexpの5%が共通経験値に割り振られるらしいからボチボチやるしかないんよ(実態は金欠なんだけど (..; ) -- 2016-04-23 (土) 12:17:53
  • 先日のアップデートでセンチュリオンアクションX砲塔が改良砲塔に。従来のセンチュリオンII砲塔は初期砲塔へ。防盾はなくなったが正面の実装甲は190mmを越え、砲塔の防御力は従来とは比べ物にならないほど強化された。かつては弱点だったでこも角度を加えれば楽に80度以上の傾斜を付け強制跳弾も期待できる。 -- 2016-05-28 (土) 00:52:01