Tier 8 イギリス 駆逐戦車
スペック
HP | 1,050 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 64/46/38 |
最高速度(km/h) | 52 |
重量/最大積載量(t) | 30.19/30.55 |
本体価格(シルバー) | 2,470,000 |
修理費(シルバー) |
ツリー
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | Conway (125,900/3,440,000) | |||||||
Charioteer (/) | ━ | FV4101 Cromwell Heavy AT Gun (/) | ━ | FV4101 Charioteer (/) | ━ | FV4101 105 (/) | ┛ |
パッケージ
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
Charioteer | Rolls-Royce Meteor | OQF 20-pdr AT Gun Type A Barrel | Charioteer Mk. 6 | Charioteer | 1,050 | WS No. 19 Mk. II | |||||||
600 | AP APCR HE | 226 258 42 | 230 230 280 | 35 | G | 9.09 2.50 0.37 | 34 | 30/25/30 | 18 | 370 | 450 | ||
FV4101 Cromwell Heavy AT Gun | Rolls-Royce Meteor | OQF 20-pdr AT Gun Type B Barrel | Charioteer Mk. 6 | Charioteer | 1,050 | WS No. 19 Mk. III | |||||||
600 | AP APCR HE | 226 258 42 | 230 230 280 | 35 | G | 9.52 2.30 0.35 | 34 | 30/25/30 | 18 | 370 | 550 | ||
FV4101 Charioteer | Rolls-Royce Meteor Mk. IVB | OQF 20-pdr AT Gun Type B Barrel | Charioteer Mk. 8 | Charioteer | 1,050 | WS No. 22 | |||||||
650 | AP APCR HE | 226 258 42 | 230 230 280 | 35 | G | 9.52 2.30 0.35 | 36 | 30/25/30 | 18 | 370 | 700 | ||
FV4101 105 | Rolls-Royce Meteor Mk. IVB | 105 mm AT Gun L7 | Charioteer Mk. 8 | Charioteer | 1,050 | WS No. 22 | |||||||
650 | APCR HESH HESH | 268 210 105 | 390 480 480 | 30 | G | 5.94 2.40 0.35 | 36 | 30/25/30 | 18 | 370 | 700 |
解説
史実
FV4101チャリオティアはRAC (Royal Armoured Corps=王立機甲部隊)に駆逐戦車を配備する必要から1950年代初頭開発されました。
旧式化した巡航戦車クロムウェルの車体に20ポンド砲装備の新砲塔を装備し再生すると言うものですが、センチュリオンは既に量産中、FV201 (A45)標準戦車も開発中でしたから、これはより軽量・軽快な対戦車車輌を欲したという事でしょう。
また、大戦中に作られたクロムウェルとチャレンジャー/アベンジャーは、すでに数が少なくなりつつあったと言う事情もありました。
とにかく、チャリオティアはロイヤル・オードナンス(王立兵器廠)にて1950年に開発開始、1952年には完成し、同廠とロビンソン&カーシャウ有限工場にてクロムウェルから200輌改修されました。
そして、計画通りRACに配備される事となったのですが・・・。
RACから性能不足、携行弾数が少なすぎる(総携行弾数が25発でIS-3より3発も少ないと指摘されます)、信頼性が低い、と散々な評価を受けます。
元々が10年近く前の戦車のリサイクルした物なので、完成する前から判り切っていて当たり前と思われますが、こう言った事はイギリス軍ではよくまかり通る事でした。
結局、文句を言いながらもRACは仕方なく、1956年まで本車を配備し続ける事となります。
ですが、「実戦には耐え得ない」として当時勃発していた朝鮮戦争にも投入される事もありませんでした。
配備から数年が過ぎ、1956年からRACは使用年数を理由にチャリオティアを国防義勇軍へ払い下げされましたが、その後に国外へ更に売られて行きました。
まずヨルダンが戦車部隊用に50輌、そして、数は不明ですが少なくとも10両以上がパレスチナゲリラ(PLO)にも売り渡されました。
このパレスチナゲリラの手に渡ったチャリオティアは、レバノン内戦中1976年に使用されたようですが、その最中にイスラエルは10輌のチャリオティアを鹵獲しました。
余談ですが、1960年、更に火力を増強する為にイギリスにて保管されていた1両の主砲をL7 105mm戦車砲に換装してテストした事もあります。
105mm砲の発生させる反動に対して車両が軽量過ぎて横転等の危険があるとされた当初の予想と異なり、試験結果は良好でありました。
また、レバノンに供与された車両で砲塔の旋回装置を修理・交換した際に主砲をL7 105mm砲に換装したものが数両試作されており、1972年には他の車両も主砲を換装する改修計画もありましたが、その頃には20年以上も前に造られた戦車なので老朽化が激しく、改修を行ったとしても延命は困難である、との結論に達して改修計画は放棄され、換装した車両はそのままの状態で部隊に装備されました。
もちろん、中東以外の国に渡ったチャリオティアもありました。
56輌がオーストリアへ引き渡されました、また、フィンランドにも1958年に契約が結ばれ、1960年に35輌が引き渡されたとありますが、フィンランドは実はこの時、国内が困窮状態にあって、スイスの武器業者から鉄屑同然の値段で売り飛ばされたものに飛び付いたという実情だったそうです。
フィンランドのチャリオティアは、60年代後半に導入され始めた後継車輌のソ連のT-54Sと完全に置き換わる形で、1973年まで同国の主力として配備されていました。 同時にスイスの武器業者から買ったのは巡航戦車コメットや兵員輸送車BTR-60PBなどで、これらも60年代まで使い倒したそうです。
その他のチャリオティアは、ほとんどが実弾射撃の的とされて射撃場の露と消えるか、スクラップにされたそうです。
少数の車両が現在でも世界各所の軍事博物館に展示されています。
イギリスのボービントン戦車博物館、フィンランドのパロラ戦車博物館等、本車を装備していた国の軍事博物館で展示されている他、イスラエルのラトルン戦車博物館にはPLOから鹵獲した車両が展示されています。
チャリオティア(Charioteer)は、古代の馬車戦車チャリオット(Chariot)の御者を意味します。 フランス語の戦車を指すシャール(Char)はチャリオットが変化したものです。
コメント
- 苦行を乗り越えた末ようやく手に入れたけど初期砲のレティクルヤバイね驚くほどガバガバだし収縮も遅いけど貫通力と威力も十分だし足も中々速いから良車だと思う -- 2016-09-05 (月) 17:29:24
- 車種こそ変わったが、クロムウェルの正統進化(というか旧式化したクロムウェルの最後の光)。レティクル拡散や照準時間は悪化しているものの、初期砲の状態でも同国同格MTセンチュリオンの最終砲とほぼ同じ火力(TDなので全く同じ砲ではない)、中間砲で同国同格TDのAT15の最終砲を持つ。何より、最終砲『105mm AT Gun L7』は同国Tier9のセンチュリオン7/1の最終砲『105mm Royal Ordnance L7A1』とほぼ同じ(Tier8なので精度と照準時間は若干悪い)性能。52km/hの速度性能、Tier9MTレベルの高性能砲、無いも同然の装甲(砲塔装甲30mmはHE弾でも貫通し得る)という少々尖った性能だが、速度と火力があれば意外と何とかできるものである。長距離からのヒットアンドアウェイを徹底し、常に間合いに気を配り、敵の接近を許さなければ(砲塔旋回が悲惨なほど遅いので接近戦は避けるべき)、初期砲でも中間・最終砲でも戦果が期待できる。なお、砲の俯角はchallengerより狭くなってるので、丘を使ったハルダウンの際には注意。 -- 2016-09-05 (月) 18:31:19
- 追記:次のコンウェイを開発すると、トータスの最終砲が開発出来る。英国TDルートを同時に進めている場合はトータス開発が少し楽になるので、是非当車輌をエリート化まで持って行こう。 -- 2016-09-05 (月) 18:34:45
- スーパーブリティッシュアップグレードがされた地獄猫みたいな戦車使い方も多分そんなに変わらないと思う。 -- 2016-12-19 (月) 08:09:43