フランス RankIV 中戦車 AMX M4
概要
どのランクでも変わらない珍妙な外見のフランス戦車。
AMX-44の外見に物足りなさを感じ、この砲塔をみてホッとしたあなたは仏国面に堕ちています。
なお本車はM4と名前が付いているがシャーマンとは何の関連性もない。*1
車両情報(v2.7)
必要経費
必要小隊レベル | 5 |
---|
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 48.0⇒56.5 |
俯角/仰角(°) | -10/15 |
リロード速度(秒) (自動装填) | 6.7 |
スタビライザー / 維持速度(km/h) | 無し / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 80 / 40 / 40 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 85 / 60 / 40 |
重量(t) | 52.0 |
エンジン出力(hp) | 1,908 |
2,800rpm | |
最高速度(km/h) | 57/-7 |
視界(%) | 120 |
乗員数(人) | 5 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 90 mm SA47 cannon | 1 | 49 |
機銃 | 7.5 mm MAC 31 machine gun | 1 | 5000 |
弾薬*2
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
90 mm SA47 | PCO-50 | APCBC | 11.2 | - | 1030 | 259 | 256 | 243 | 228 | 213 | 200 |
Obus explosif | HE | 11.3 | 945 | 700 | 17 | 17 | 15 | 14 | 13 | 13 |
装備
設置場所 | 装備名 | 説明 |
---|---|---|
車体 | 外部装甲 | 側面に20mmの履帯装甲 |
主砲 | オートローダー | 一定の速度で装填可能 これは装填手に依存しない |
小隊ツリー
特徴
【火力】
自動装填装置によりARL-44と同じ性能の90mm砲を7連射できる。最大貫徹力は259mmとティーガーII(H)?を超える貫徹力を有していて、300mからヤークトティーガー?の戦闘室正面を貫徹する事が出来る。しかし新たにレベル弾もなくAPCのままなので傾斜装甲に弱く炸薬も入ってない。このランク帯ではアメリカのT29やソ連のIS-3などの重装甲を施した戦車も多数マッチする為、加害力も期待できない本砲では弱点狙撃が必須となる。遠距離では距離減衰により貫徹が下がってしまい、敵戦車を撃破が期待できない場合が多い。正面で殴り合うよりは相手が他の場所を狙っている最中や、味方と連携して行動し数的有利をつくり撃破するといったサポート役のような立ち回りが適切だろう。瞬間火力は絶大なので連射力で上手くカバーしよう。49発全てが6.7秒で装填できるのは本車の強みであるが、揺動砲塔であるため動いてからの砲の静止までこれ以上に時間がかかる。なので「あともう一発撃てそう」が命取りになる。相手の砲手や砲身を破壊していない場合は自信過剰にならず冷静に立ち回りを心掛けて欲しい。
【防御】
車体上面に限って言えば80mmの傾斜装甲なので意外と弾くときもあるが左右に60mmの切り欠きがあり、背側面も40mmと薄いので被弾しない立ち回りを意識しよう。
【機動性】
前進速度はそこそこ出て、後退も21km/hとそこらの中戦車よりも速い。しかし超信地旋回もできないので小回りは悪い。
史実
ARL-44が旧式技術を用いた戦車であることから過渡的な代物になることが予想されると、1945年から新型戦車の開発が模索され始めた。この中で、AMX社が「プロジェクト141」という計画で提案したのがAMX M4であった。 当初の計画では千鳥足転輪の採用と大型砲塔の搭載などティーガーIIと非常によく似た形状になっていた。しかし、軍部から30t以内で作るよう指示されていた為、装甲は非常に薄いものとなってしまった。
防御力の低さを良しとしない軍部の指示により、装甲の強化を図りその分の重量を浮かす為に新型の斬新な砲塔を積みドラムマガジン式の自動装填装置付きの主砲を搭載したのが本ゲームに登場するAMX M4である。
このM4からAMX-50の開発へと繋がっていく。
小ネタ
この砲塔は揺動砲塔と呼ばれるものであり、文字通り砲塔自体が上下に揺れることで俯仰角をとる斬新な設計である。
Q.なんで砲塔を揺らすの?射撃の反動を受け止める為?
A.違います。
Q.砲安定装置の一種?
A.違います。
Q.じゃあ何故?
A.自動装填装置をスマートかつコンパクトに載せることができるからです。
装填作業の自動化は各国で様々な方式が試みられてきたものの、とある問題に直面する事があった。それは、装置を使うには砲身を"規定の角度"にしなければならない事であった。例えば、自動装填とは違うがT-62は自動排莢装置を搭載し、射撃速度の向上を図っていた。しかし、この機構を作動させるには砲身を仰角一杯に取る必要があり、装填の度に目標から照準を外してもう一度照準を付け直す事となり、同一目標への連続射撃が困難になるという問題を起こしていた。
その問題を解決する案として考えられたのがこの揺動砲塔である。この機構は前述した通り砲身は動かず砲塔自体が俯仰角を取る。つまり、砲身は常に"規定の角度"を取っている事になり、上を向いていようが下を向いていようがいつでも自動装填と自動排莢を行えるのである。
ちなみに、この揺動砲塔はちょっとした流行りになっていたようで、遠い海の向こうのアメリカでも一時期、揺動砲塔の戦車が計画、試作されていた。
Q.こんなに便利なのに何故あまり採用されてないの?
A.試験時に大問題が発覚したため。
一見すると大変素晴らしいアイデアであるが通常の戦車は砲だけを支えるだけなのに対して砲塔全体を支える構造が仇となってしまた。当時の技術では完全に制御しきれず移動時と砲撃時の反動を吸収しきれなかったためである。移動時の反動は先手必勝が大原則である戦車戦で重要なのはいうまでもないが、砲撃時の反動で再照準に時間がかかってしまっては連射できる意味がない。また隙間が増える関係上NBC兵器にも脆弱になりやすかった。
さらに今後の戦車には必須になると考えられていた自動装填装置そのものに対する評価もも第2~第3世代に移る間に大きく変わった。高度なセンサーや複合装甲による戦車単価の高コスト化、万一装置が破損した場合の戦闘力低下の懸念、搭乗員が減ることによる戦車の管理の負担増加を考慮された結果ほとんど採用されなかった。
その後も自動装填装置自体の小型化を含む全般の発展によりこの方式の砲塔が発展することはなかった。
一方でAMX-13のような通常の戦車に匹敵する砲を乗せることができるだけで十分な車両では採用され成功した。
外部リンク
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