ZA-35

ZA-35は、南アフリカの自走対空砲 (SPAAG) のルーイカット装甲車の派生型で、1990年代に設計された。これは南アフリカ兵器公社 (ARMSCOR) によって開発され、計画中止されるまでに複数の試作車両が製造された。もし仮に量産されていれば、ZA-35は3機のZA-35自走砲、1機のZA-HVM地対空ミサイル発射装置（これもルーイカットの車体をベースにしたもの）、および局所警戒レーダーで運用されていただろう
車体はルーイカットの物を流用したが、砲塔はLEWによる完全な新設計の物だった。乗員は3名で、車体に操縦士、砲塔に車長と砲手がいます。武装はリトルトン・エンジニアリング社製の35mm M-35機関砲2門を装備しており、砲の発射速度は1門あたり毎分550発で、合計毎分発射速度は1,100発であった。搭載される弾薬は2種類あり、空中目標用のHE-FRAG弾と地上目標用のAP-I弾であった。合計920発が230発の4つのベルト (各銃に2つのベルト) で運ばれました。コンピュータ化された射撃管制システム (FCS) は、統合されたレーザー距離計を備えた完全に安定した砲手の照準器にリンクされていました。 EDR 110捜索追跡レーダーは、敵航空機を発見および追跡するために装備されており、障害物を避ける為にレーダーを5メートル上げ、マストに取り付けつけていた。 ZA-35は、昼夜を問わず効果的に敵目標を排除する事ができる。装甲は小火器の射撃と周囲全体の破片、および半径23mmの発射体から乗員を保護できる。推進力は後部の563馬力エンジンによって提供され、34ンの車両は120 km/hの速度に達することができた。