Omaha

Last-modified: 2021-03-25 (木) 14:51:53

1923年 アメリカ合衆国 軽巡洋艦 オマハ級

A7FC92CA-9218-478F-B5C2-930317154790.jpeg
アメリカツリーの中ランク軽巡洋艦。
本級は厚い装甲を張ることが可能で防御性能に定評があったが、アップデートでナーフされ、硬かった船体も柔らかくなった。

他画像

3DDB7721-662D-4C65-9FE9-3D9429F06C0C.jpeg
可視距離増加効果のある史実迷彩。
『MS-33 2F』という名称が付いているが、これはアメリカ海軍が実際にオマハ級巡洋艦用にデザインした本迷彩のパターン番号である。

IMG_2662.PNG
Ver.2.00.032までの母港画像。

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】

年代1923国家アメリカ合衆国
艦種軽巡洋艦対潜×
耐久値18450戦闘成績(BR)195
無装甲排水量(t)3690無装甲速力(kt/h)35.9(31.3)
基準排水量(t)7050最大速力(kt/h)30.3(26.3)
最大排水量(t)9508最大舵角45.2(43.0)
可視距離(km)8.35絶対視認距離(km)-
アンロック費180000S購入費用1800S
320G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部1.51.51.528
舷側部3.53.53.520

搭載武装

主砲(1、10)名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
53口径 15.2cm Mk.16 連装高角砲60023.139.578260300/300
47口径 15.2cm Mk.16 三連装高角砲60023.8861020260360(AA)/360
55口径 20.3cm Mk.9 連装砲80029.13153.520761100/100
38口径 12.7cm Mk.38 連装高角砲50016.074258330600(AA)/600
38口径 12.7cm Mk.24 高角砲50016.07428.758350600(AA)/600
51口径 12.7cm Mk.7 単装砲50017.197.592865450/450
51口径 12.7cm Mk.9 単装砲50019.66.593050450/450
50口径 12cm Mk.3 単装砲4709.055.5103550400/400
主砲(All)名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
53口径 15.2cm Mk.13 連装高角砲60019.299.573958150/150
50口径 15.2cm Mk.5 単装砲60021.11075050200/200
50口径 15.2cm Mk.6 単装砲60014.631078055400/400
50口径 15.2cm Mk.8 単装砲60014.631078055400/400
副砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
51口径 12.7cm Mk.7 単装砲50017.197.592865450/450
51口径 12.7cm Mk.9 単装砲50019.66.593050450/450
50口径 12cm Mk.3 単装砲4709.055.5103550400/400
魚雷名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)雷速(kt)基本弾数
21インチ Mk.11 連装魚雷34507.57010604616
21インチ Mk.8 三連装魚雷(Mod zero)345015.435010452715
21インチ Mk.12 三連装魚雷34509.1560101004448

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
砲塔旋回装置(主砲旋回速度+14%)特殊塗装(隠蔽性+5%)制動機(後進加速度+6%)消火器(自艦火災継続時間-10%)
照準システム(主砲射撃速度+10%)精密探信儀(強制発見距離+6%)新型艦首(旋回抵抗-8%)排水ポンプ(自艦浸水継続時間-10%)
射撃管制装置(主砲射程距離+8%)精密探信儀(強制発見距離+7%)変速機(加速性能+10%)高品質装甲(徹甲弾被弾ダメージ-10%)
改式榴弾(榴弾発火率+15%)×舵輪(最大舵角+5%)傾斜装甲(装甲HP+9%)
××ボイラー(巡航速度+15%)×

立ち回り方

本級の立ち回りは同じアメリカツリー低ティア巡洋艦のセントルイスに準ずる。すなわち、強固な防御で敵艦の攻撃に耐えながら反撃をお見舞いする擬似戦艦的な運用を行うことで輝くタイプの艦である。
ただし攻防能力の差が激しくなってくる中ティアということもあり、低ティアのつもりで戦艦や格上相手に真っ向勝負を仕掛けると呆気なく撃沈されてしまう。
砲性能に頼ったゴリ押しではなく、距離を保つ、魚雷を使う、味方と連携するなど工夫を凝らして動くようにしよう。

主砲

ラインナップそのものは豊富だが、実用性のある装備は限られる。また、配置と選択肢にも癖がある。
史実準拠の状態では53口径15.2cm連装砲を前部と後部一基ずつに加え、同単装砲を前後に四基ずつ八門装備することになる。
注意点として、砲配置が前時代的特徴的なため、舷側方向へ斉射可能な門数は最大で八門に制限される。一方で艦正面や後方へも最大で六門を指向可能であり、砲旋回速度の速さにも助けられ全方位に隙が少ない。
連装砲と単装砲で最大射程が異なっているため弾道や弾速にやや差があるのは難点だが、装填時間が同一であるため斉射はしやすく、精度も高いので命中弾も得やすい。装填速度も6インチクラスとしては平均的なところを確保している。

これでも手数が足りないと思うなら、あるいは前後の連装砲をブルックリン級の主砲である15.2cm三連装砲に換装しても良いかもしれない。装填時間が短い高性能砲で、斉射間隔に差が生まれることと重量が嵩張り防御に皺寄せが行くことを除けばデフォルト砲の上位互換である。

副砲

低い精度と少ない門数の相乗効果で、あってないようなものである。
放火用の御守り程度に考えておこう。

魚雷

3種類から選択可能。雷速が最も速いのは最初から装備されている連装魚雷だが、いかんせん射程距離が極めて短い上に門数が少ない。基本的には残る2種の三連装魚雷から選ぶのが良いだろう。
このうち、中距離魚雷Mk.8は射程距離に優れる代償に雷速が非常に遅い。巡洋艦はおろか、下手をすると戦艦にすら容易に避けられる可能性があるが、牽制用として序盤から使用していく場合には十分に候補に挙がる。
もう一種類のMk.12は射程距離が短い代わりに雷速が速く、敵艦に避けられにくい。積極的に大物狩りを狙いたい場合はこちらの方が取り回しは良い。

対空

航空兵装

装甲

防御型の立ち回りが多くなるだろう本艦だが、デフォルト状態では甲板1.5インチ、舷側3.5インチと軽巡洋艦相応の防御力しか持っていない
幸い装甲重量が軽いため最大排水量まで盛っていけば、均等に積み増ししていっても巡洋戦艦クラスの装甲を手に入れることが可能。同格の相手との撃ち合いや格上艦と戦わねばならなくなった時にはそれなりに頼れる防御となる。
なお当然の話ではあるが、装甲を積めば積むだけ速度は失われるため注意。

機動性

速度はデフォルトの装甲厚でボイラーを搭載し30ノット強と、巡洋艦としては遅めの部類に入る。装甲を剥がしても日本艦ほどの高速性は手に出来ない。満載すると26ノット程度まで速力は低下する。
一方で舵の反応と旋回性能は良好であり、小回りが利く。雷撃回避には困らないだろう。速度に関係なく素直に動いてくれるため、操艦は非常にやりやすい。

総評

砲戦能力・雷撃能力ともに軽巡洋艦として必要十分の能力を持ち、操艦性も良い。オールラウンドに手堅く動ける優秀な巡洋艦で、砲戦感覚が低ティアのセントルイスに似ているため、中ティア帯初心者にも安心して勧められる艦である。部品開発にかかる経験値が比較的少なく済むのも有難いところ。
セントルイスと比較すると相対的に戦いづらい環境に置かれている以上、単艦での無双はかなり難しくなっていることは否めないが、それでも戦い方次第では格上艦を返り討ちにすることも不可能ではない。

同年代の日本の軽巡洋艦である球磨夕張と比較すると、日本艦は高速・紙装甲、本艦は低速・重装甲と綺麗に性格が分かれる。
ただし、巡洋艦として極めて強固な防御力は自分で装甲をカスタマイズしなければ手に入れられないことはしっかり記憶されたい。


歴史背景

オマハ級軽巡洋艦(オマハきゅう けいじゅんようかん、Omaha class Cruiser)はアメリカ海軍が第一次世界大戦後に最初に建造した軽巡洋艦の艦級である。本級は第二次世界大戦に参加したアメリカ海軍の巡洋艦で最も古く、基本的に第一次世界大戦型の設計思想だった。

本級は設計中に類別変更を受けて偵察巡洋艦から軽巡洋艦となった。オマハとミルウォーキーは1918年に建造が開始され、1924年までに完成し、他の同型艦も1920年から建造を開始して1924年から1925年にかけて完成した。運用を開始すると細身の船体形状のために復元性の不足や兵装配置からくる居住性の難点が指摘され、前檣・後檣のトップを短縮したり、艦内装備の魚雷発射管の撤去と舷側閉塞を行い対処している。

戦前から哨戒任務に従事していた。太平洋戦争開戦後、アジア艦隊在籍のマーブルヘッドは日本軍の攻撃を受けたがオーストラリアに脱出ののち帰国。その後はガダルカナル島の攻防など激戦地に投入されることはなく、大西洋やアリューシャン列島方面など非激戦地での支援や哨戒に徹して(デトロイトのみ、大戦末期に第38任務部隊の補給部隊に配属)喪失艦なく終戦を迎えた。

大戦中の主な活躍は、オマハが1941年11月にドイツの封鎖突破船オーデンヴァルトを捕獲した戦果が挙げられる。


コメント

  • オマハの迷彩カッケェ… -- 2018-03-08 (木) 01:43:15