1905年 アメリカ合衆国 防護巡洋艦 セントルイス級
アメリカ合衆国巡洋艦ツリーの低ランク艦。チュートリアル進行の過程で強制的にアンロックさせられる。
主砲、副砲の数が多く、巡洋艦としては極めて使いやすい。ただし戦艦の前では流石に攻撃が通りにくいので、小細工なしの砲戦がしたいなら戦艦を買った方が良いかもしれない
低ランク帯の巡洋艦としては唯一、魚雷が装備出来ない点に注意。
隠蔽性上昇効果のあるデジタル迷彩。明らかに時代錯誤だがなかなか格好がよろしい。
可視距離増加の迷彩。どう見ても陸用迷彩だが良いのだろうか……。
Ver.2.00.032以前の母港と迷彩。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1905 | 国家 | アメリカ合衆国 | ||||
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艦種 | 軽巡洋艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 16459(15100) | 戦闘成績(BR) | 135 | ||||
無装甲排水量(t) | 4990 | 無装甲速力(kt/h) | 26.0 | ||||
基準排水量(t) | 9280 | 最大速力(kt/h) | 22.8 | ||||
最大排水量(t) | 10839 | 最大舵角 | 44.0(40.0) | ||||
可視距離(km) | 14.0(12.75) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 100000S | 購入費用 | 1000S | ||||
5G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 18 | ||
舷側部 | 4.0 | 4.0 | 4.0 | 20 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
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50口径 15.2cm Mk.5 単装砲 | 600 | 14.6 | 10 | 7 | 50 | 50 | 200/200 | |||
50口径 15.2cm Mk.6 単装砲 | 600 | 14.63 | 10 | 7 | 80 | 55 | 400/400 | |||
50口径 10.2cm Mk.9 高角砲 | 400 | 15.92 | 6.6 | 10 | 25 | 66 | 200/200 | |||
51口径 12.7cm Mk.9 単装砲 | 500 | 19.6 | 6.5 | 9 | 30 | 50 | 450/450 | |||
51口径 12.7cm Mk.7 単装砲 | 500 | 17.19 | 7.5 | 9 | 28 | 65 | 450/450 | |||
50口径 12cm Mk.3 単装砲 | 470 | 9.05 | 5.5 | 10 | 35 | 50 | 400/400 | |||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
50口径 12cm Mk.3 単装砲 | 470 | 9.05 | 5.5 | 10 | 35 | 50 | 400/400 |
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
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Ⅰ | 副砲装填装置(副砲装填時間-15%) | 新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%) | 制動機(後進加速度+12%) | 消火器(自艦火災継続時間-10%) | ||
Ⅱ | 照準システム(主砲射撃精度+10%) | 特殊塗装(隠蔽性+5%) | ビルジキール(安定速+10%) | 傾斜装甲(装甲HP+9%) | ||
Ⅲ | 主砲装填装置(主砲装填時間-7%) | 電波探信儀(理想発見距離+5%) | 新型艦首(旋回抵抗-10%) | 船体強化(HP+9%) | ||
Ⅳ | 射撃管制装置(主砲射程距離+8%) | 電波探信儀(理想発見距離+5%) | 変速機(加速性能+10%) | × | ||
Ⅴ | 新式炸裂榴弾(榴弾ダメージ+10%) | 精密探信儀(強制発見距離+10%) | 舵輪(最大舵角+10%) | × |
立ち回り方
主砲十四門+副砲十八門の合計三十二門という圧倒的な砲門数を誇る。殆どが舷側部に装備されているため一度に斉射できる門数はそれほど多くないが、逆に言えば死角が存在しないため、接近する駆逐艦などへの対応力は低ティア帯では群を抜いて高い。
主砲
セントルイスは主砲を前・後方に最大五門、左右舷側に最大七門を斉射可能。搭載可能な主砲は色々あるが、史実砲である15.2cm砲は攻撃力こそあるものの射程が短く、同格以上の相手からはアウトレンジされ気味。
ニューオーリンズから引き続き、重量が軽く貫通力が高い『51口径 12.7cm Mk.7単装砲』か射程に優れ速射力のある『51口径 12.7cm Mk.9単装砲』から選択することになるだろう。
これでも射程が20kmを悠々超えてくる弩級戦艦相手にはアウトレンジされかねない危険がつきまとうが、こちらの砲撃も最大射程付近となるため落角が大きくなり、装甲が薄くなりがちな敵艦甲板部に確実に砲弾を送り込むことができるというメリットもある。ニューオーリンズの記事でも触れたが、徹甲弾と榴弾は適宜使い分けてダメージを稼ごう。
弾道を利用して敵艦甲板を撃ち抜く戦法は、本艦だけでなく中ティア帯のオマハ、球磨、寧海、高ティア帯のアトランタ、果てはウースターなどで戦艦を相手にした際にも長く応用することが出来る。覚えておいて損はないテクニックである。
副砲
装備スロットこそ多いが、射程9キロで威力も低い砲一択。装填速度は速いため、駆逐艦などへの牽制には役立つこともあるだろう。ただし副砲ゆえに精度は低いので、放火用程度に考えてあまり当てにはし過ぎないこと。駆逐艦への対処は主砲でも事足りる。
多少対応能力は下がるものの、敢えて副砲は全廃して浮いた重量を装甲に回すという手もある。
装甲
デフォルト状態では他の巡洋艦より少々硬い程度の装甲しかないが、排水量目一杯まで積み増しすれば戦艦に準ずる防御力を手にすることができる。上述の主砲射程距離の短さゆえに接近戦になりやすいこともあり、特に舷側装甲は強化しておくに越したことはない。
被弾しやすい箇所を重点的に装甲を施すなどの一工夫で、ちょっとやそっとの砲撃では屈しないタフさを見せてくれる。
機動性
満載しても20~22ノットと、低ティア帯として最低限の速度は確保されている。旋回性能も意外と高いので魚雷回避も難しくはないが、舵を切ると速度がガタ落ちする点には要注意。
総評
かつては交戦距離とマップサイズの関係で、上述の高弾道砲撃により戦艦に対してすら圧倒的な制圧力を誇っていた。
今はマップ自体が広くなったことや低ティア帯の艦艇が増えたことなどもあり無双はできなくなっているが、それでも巡洋艦という括りで見れば依然として強艦であることに変わりはない。とにかく変な癖がなく扱いやすい巡洋艦であり、チュートリアル進行でアンロックされる点も考え合わせると、初心者が基本操作に慣れるのにもうってつけと言えるだろう。
立ち回り次第で本艦は低ランク帯最強戦艦の河内やカイザーすら葬り去ることも不可能ではないことが判明した。
普通、巡洋艦と戦艦が撃ち合いになった場合は巡洋艦側が撃ち負けて終わるのだが、このセントルイスは小細工なしの砲戦で戦艦を撃破し得る稀有な存在たり得る。
と言うのも本艦が搭載する主砲は弾速がやや遅めの高弾道砲であり、10キロ前後でまともに命中した場合は敵艦の甲板に着弾する可能性が極めて高いのである。低ランク帯の戦艦は旧式の設計であるため、舷側装甲は硬くとも甲板装甲は非常に薄い。加えて砲精度はどれもかなり高く、弾の装填速度も並程度。
……ここまで書けばもはや言わずとも分かることであるが、敵戦艦がセントルイスの探知距離に踏み込んだが最後、決して低くない威力の砲弾が何発も纏まって次々に脆い甲板部に降り注ぐことになる。こうなってはいくら敵艦が舷側装甲を強化していようが何の意味もない。逃げようにも機動性は基本的にセントルイスが上回っており、無謀な突撃を行った戦艦は返り討ちという末路を迎えることとなるだろう。
さらに、本艦の視界は低ティア帯の戦艦の視界を完全に上回っており、隠蔽率の差もあってほぼ確実に先手を取ることが出来る。
砲戦に特化しているがゆえに正面きっての撃ち合いでは同ランクの巡洋艦では全く相手にならず、戦艦ですら屠ることが可能。主砲の精度も高く、狙ったところに弾が飛んでくれるため、ビギナー・エキスパート問わず初心者にも扱いやすい艦である。戦い方にもよるが、低ランク帯屈指の強艦であるのは間違いないだろう。
ただし射程距離の短さだけはどうにもならないため、如何に早く敵艦との距離を詰められるかが勝負の鍵を握る。
もし他の艦でセントルイスを相手にすることになった場合は、アウトレンジ戦法が有効だということを覚えておこう上述しているが、アップデートに伴う縮尺変更によりアウトレンジ砲撃は実用的ではなくなった。
つまり本艦は低ティア帯においてほぼ敵無し状態である。
歴史背景
セントルイス級防護巡洋艦(St. Louis class protected cruisers)は、アメリカ海軍が建造した防護巡洋艦の艦級。3隻が建造された。
前後の甲板及び舷側に50口径152mm砲を14基装備した。他に副砲として舷側に50口径76mm砲を18基、47mm砲を12基、37mm砲を4基を備えていた。これらの兵装はペンシルベニア級装甲巡洋艦と類似点が多い。機関は、16基の石炭ボイラーで2台の3段膨張式4気筒型のレプシロ蒸気機関を駆動する2軸推進で、21000馬力を発揮した。速力は計画では25ノットの予定であったが、実際は22ノット程度であった。石炭は当初650トンを搭載できた。装甲は同時期に建造された装甲巡洋艦に類似した構造でハーヴェイ鋼が使用されたが、ペンシルベニア級巡洋艦ほどは厳重ではなかった。機関部や152mm主砲などは102mmのベルト状に装甲された。司令塔には127mmの装甲が使用されたが、甲板部の装甲は76mmであった。
コメント
- ーTESTー -- 2017-05-22 (月) 08:12:32
- Mk6ゲーム内だと威力600なんだけど -- 2017-11-02 (木) 22:28:27
- 修正致しました。ご報告ありがとうございます。アップデート後のダメージ量変更へのwiki対応が追いついておらず申し訳ありません。 -- wiki編集委員? 2017-11-03 (金) 07:16:27