Ranger

Last-modified: 2021-07-09 (金) 20:15:08

1934年 アメリカ合衆国 航空母艦 レンジャー

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アメリカツリーの高ティア中型空母。
日本の飛龍同様、最初期に実装されたシルバー購入可能な空母であり、練習モードに出撃した場合は対戦相手としても登場する。
また空母模擬戦闘では強制的に自艦として使用させられるので、空母乗りを目指すプレイヤーなら誰でも一度は必ず世話になる船でもある。
特徴的な起倒式煙突のギミックはゲームでもしっかり再現されており、発艦作業を開始するとちゃんと煙突が横に倒れる。この光景は一見の価値有り。

他画像

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発艦作業中。煙突が倒れているのが確認できる。


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レンジャーのエレベーター配置。
発艦準備が可能な機体数は前部が6機、中部が9機、後部が9機である。
複数のエレベーターを同時に使用することで、多数の機体の発艦が可能。


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Ver.2.00.032までの母港画像。

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
※無装甲排水量/速力は武装のみを搭載した数値

年代1934国家アメリカ合衆国
艦種航空母艦対潜×
耐久値21892(20850)戦闘成績(BR)460
無装甲排水量(t)7675無装甲速力(kt/h)35.1(33.4)
基準排水量(t)14575最大速力(kt/h)29.3(27.9)
最大排水量(t)17577最大舵角27.5(25.0)
可視距離(km)13.4(12.5)格納庫容量9000
最大搭載機数90編隊数7
アンロック費1720000S購入費用17200S
3000G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示
※史実準拠の場合。購入時は無装甲状態

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部1.01.01.0100
舷側部2.02.02.065

搭載武装

※購入時は非武装

副砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
1~838口径 12.7cm Mk.24 高角砲50016.07428.758350600(AA)/600

艦載機

※購入時は未搭載

機種名称耐久攻/防航続時間
(sec.)
巡航速度
(km/h)
海面視界
(km)
空中視界
(km)
機体重量
(t)
格納庫容量追加装備火力装備重量
(kg)
艦戦F4F-3P ワイルドキャット645200/35066253112.912.93100100lb 爆弾450×245×2
F4F-4 ワイルドキャット660300/3806245155.03.0380---
F6F-3 ヘルキャット680300/4655755635.03.051001001lb 爆弾2000×2454×2
F4U-1A コルセア680300/4206285917.87.341201001lb 爆弾2000454
F4U-1C コルセア680680/5502655478.56.341351001lb 爆弾2000×3454×3
艦爆SBD-2 ドーントレス600125/4508104106.28.331001001lb 爆弾2000454
艦攻TBD-1 デヴァステーター62075/4804683313.85.321001949lb Mk.13 航空魚雷2375884
1001lb 爆弾2000×2454×2
TBF-1 アヴェンジャー65050/48016524365.85.85802216lb Mk.13 航空魚雷27151005
2249lb 爆弾33501020

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
射撃管制装置(主砲射程距離+13%)電波探信儀(理想発見距離+7%)制動機(後進加速度+15%)ダメージコントロールシステム(スキル『応急修理』アンロック)
新式炸裂榴弾(榴弾ダメージ+5%)精密探信儀(強制発見距離+6%)ボイラー(巡航速度+5%)耐火コーティング(火災発生率-20%)
×特殊塗装(隠蔽性+7%)新型艦首(旋回抵抗-9%)対空自動計算(自動距離計算)
×水中聴音機(水中聴音機アンロック+2.1km)変速機(加速性能+10%)傾斜装甲(装甲HP+5%)
××舵輪(最大舵角+10%)船体強化(HP+5%)

立ち回り方

アメリカツリーの同格空母ホーネットと比較すると、最大搭載機数と艦載機の種類こそ共通だが、速度・装甲・同時発艦可能数などの面ではスペック的に一歩譲ってしまう。
一方で発艦準備速度が非常に短いため艦載機の迅速な展開が可能であり、何事にも先手を取りやすく態勢を整えやすい空母でもある。

航空兵装

最大90機搭載することが可能。アメリカ空母の例に漏れず発着艦を同時にできるが、着艦中に発艦準備が出来るのは前部エレベーターからの6機のみであることに注意。
前部から6機、中央から9機、後部から9機と、1個のエレベーターから発艦できる機数こそ少ないものの、上述の通り発艦準備にかかる基本時間がかなり短く設定されている。本艦より発艦準備が短いアメリカ空母は軽空母のインディペンデンスのみ。
また、複数のエレベーターを一つの編隊に対して使用することで、一度に多数の機体を運用することも可能。
同時運用可能な編隊数は最大7編隊。パイロットも7人まで搭載できる。

戦闘機はF4Fシリーズ2種、F6F-3、F4Uシリーズ2種から選択可。
F4F-3Pは攻防能力については今ひとつだが、その代わりに視界が広い。偵察役に重宝するだろう。
F4F-4は速度面と視界に難点を抱えているものの、それ以外は攻防能力が高く使いやすい。格納庫容量も食わず最大12機の編隊が組めるので、乱戦となった際には心強い。
F6FとF4U-1Aはどちらも一撃離脱型の高性能機。F6Fの方が旋回性能と加速性に優れるため汎用性が高く、F4U-1Aは最高速度と視界で上回る。
F4U-1Cは戦闘爆撃機であり、極端に短い航続距離の代償に圧倒的な攻防能力を誇っている。使いこなせれば強力だが、格納庫容量も食うので載せるかどうかは人によるだろう。
艦上爆撃機としてはSBD-2を搭載可能。急降下の角度が深く、オートで敵艦首側から突入した場合の爆撃命中率が非常に高いため扱いやすい。また、旋回性能もそれなりの数値を有しているため、格闘戦のみに限れば戦闘機相手でも多少の時間稼ぎはできる。一方、爆弾の区分がHEなので、重装甲艦に対しては打撃力が欠ける。
雷撃機はTBD-1とTBF-1を搭載可能。
TBDは現状、航続時間も短く防御力も低く魚雷火力も低く速度も遅い上に格納庫容量は食うと産廃気味。最大24機もの大編隊を組めるので一撃の瞬間火力という点だけはTBFに勝ることも可能だが、そこまでして使うべきかどうかは難しいところである。
TBFは全般的に高性能な割に格納庫容量も80と食わないので、F6F-3やF4Uシリーズといった高性能だが容量を食う戦闘機を制空役として搭載する場合にも積極的に対艦の主力として起用していけるだろう。魚雷投下後の浮上距離が長く、敵艦の至近距離で投下すると艦底をすり抜けてしまう点にだけ注意。練習モードなどで癖を掴んでおこう。

備砲・対空

5インチ単装高角砲を片舷四基ずつ装備している。Ver.2.00.034のアップデートで全て副砲扱いになったため、対艦火力は期待できない。
この高角砲は手動対空砲火にも対応しており、発射速度はまずまずで旋回速度が速いため追従性が高い。だが、いかんせん門数が少ないため効果的な弾幕を張るのは難しい。手動対空にかまけていると肝心の艦載機操作が疎かになってしまう可能性も高いため、基本的に頼りにせず、敵機は戦闘機で食い止めると考えよう。
自動の対空機銃は近距離限定だが、流石にアメリカ空母だけあり弾幕の密度は濃い。搭載機を使って敵戦闘機をうまく自艦上空に誘い込めれば、そこそこ強力な支援射撃として機能する。

装甲


史実同様にしてもまともな防御は期待できないレベルで薄く、排水量にも余裕がないため大して積み増しも出来ない。
逆に全て取り払ったとしても、元来の低速さが足を引っ張り、砲爆撃を躱せるような機動性は手に入れることは不可能。

機動性

史実準拠の装甲厚では約28ノット、ボイラーを搭載しても29ノットと空母としてはかなり遅い部類に入る(ワーストは信濃の27ノット)。幸い加減速性能は良好で、舵角こそ小さいものの舵の効きについては悪くない。スペック値から想像されるような鈍重さとは意外にも無縁である。
が、最高速度が遅いのは如何ともし難いため、雷撃などの回避は他の高速空母群と比較すると困難。また、高速の巡洋艦や駆逐艦に追いかけられたら絶対に振り切れないので、彼我の位置関係には常に気を配ろう。

総評

同格のホーネットが手堅く纏まっているのに対してかなり癖が強く、扱いには熟練を要する。スペックだけ見るとパッとしない数値が並んではいるが、数値に表示されない部分の性能面は総じて優秀である。
その発艦速度の速さから基本的には先制攻撃に向いた空母ではあるが、無計画に攻撃隊を向かわせても迎撃された挙句に部隊が全滅するリスクも高い。
どんな空母が相手になった時にどのような戦術で立ち向かうか、事前にある程度策を練ってから出撃しよう。


歴史背景

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海軍軍縮条約は各艦種の保有数を制限するものであり、アメリカはその枠内で、すでにレキシントン級2隻を建造していた。だが一方で、残された保有トン数を使って、ラングレーやレキシントン級のような別艦種からの改修ではなく、最初から空母として設計された艦を建造することにした。それが本艦である。
ラングレーで成功した開放式格納庫が採用され、レキシントン級で問題のないことが判明したアイランド艦橋を備え、艦後部の左右舷側に起倒式煙突が取り付けられた本艦は、それまでにアメリカ海軍が培ってきた空母技術の実証艦的な意味合いを持っていた。また、当時は大型空母少数がよいのか小型空母多数がよいのかという議論も重ねられていたため、使えるトン数が少なかったことも手伝って、結果的に小型空母の実用評価艦も兼ねることとなった。
本艦はさすがに最初から空母として設計されただけはあり、大型のレキシントン級の3分の1強の排水量しかないにもかかわらず、搭載機数は10数機少ないだけという艦上機運用効率の高さを誇った。だが反面艦形が小さいゆえの問題点も多く、結局、アメリカ海軍はこの規模の空母を艦隊空母の標準とすることはなかった。
第二次世界大戦においてレンジャーは主に大西洋側で活動し、トーチ作戦などに参加。その後は訓練艦としてパイロット育成に貢献し終戦を迎えた。
最前線で活動した期間こそ短かったものの、レンジャーはサラトガ、エンタープライズと共に、戦前に建造され戦争を生き抜いたアメリカ海軍の栄えある三隻の空母の一員となった。

【艦歴】
●レンジャー
1934年6月竣工
1946年10月退役
※同型艦はなし


コメント

  • 搭載可能な航空機は、90機であります。 -- 名無し提督? 2017-11-06 (月) 21:03:07
  • エレベーターは前部6に中部9と後部9であります -- 名無し提督? 2017-11-07 (火) 01:34:22