Saratoga

Last-modified: 2021-04-02 (金) 15:03:21

1944年 アメリカ合衆国 航空母艦 サラトガ

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2018年1月24日のアップデートにて実装された、アメリカツリーの高ティア大型空母。
巡洋戦艦レキシントンの姉妹艦であり、姉と共に建造途上で空母に改装された。ニックネームは『シスター・サラ』。
開戦前から就役していたアメリカ軍の空母が次々に沈む中、レンジャーヨークタウン級のエンタープライズ共々、損傷を負いながらも終戦まで戦い抜いた武勲艦である。
戦後艦体が大きすぎて記念艦として保管スペースを確保できず原爆実験に供された本艦は今も往時の姿そのままにビキニ環礁で眠っており、ダイビングスポットとして高い人気を誇っている。
巨大な煙突がチャームポイント

他画像

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Ver.2.00.032以前のサラトガ。高角砲の形状に微妙に差異がある。

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
※無装甲排水量/速力は武装のみを搭載した数値

年代1944国家アメリカ合衆国
艦種空母対潜×
耐久値23744(21200)戦闘成績(BR)520
無装甲排水量(t)17179無装甲速力(kt/h)38.7(35.2)
基準排水量(t)37152最大速力(kt/h)33.1(30.1)
最大排水量(t)43746最大舵角27.5(25.0)
可視距離(km)13.6(12.5)格納庫容量9800
最大搭載機数98編隊数8
アンロック費1720000S購入費用17200S
3000G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示
※史実準拠の場合。購入時は無装甲状態

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部2.02.02.0100
舷側部7.07.07.065

搭載武装

購入時は非武装状態

主砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
38口径 12.7cm(5inch) Mk.38 連装高角砲50016.074258330600(AA)/600
38口径 12.7cm(5inch) Mk 24 高角砲50016.07428.758350600(AA)/600
38口径 12.7cm(5inch) Mk.30 単装砲50016.074252070120(AA)/120
副砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
38口径 12.7cm(5inch) Mk 24 高角砲50016.07428.758350600(AA)/600

艦載機

機種名称耐久攻/防航続時間
(sec.)
巡航速度
(km/h)
海面視界
(km)
空中視界
(km)
機体重量
(t)
格納庫容量追加装備火力装備重量
(kg)
艦戦F4F-3P ワイルドキャット645200/35066253112.912.93100100lb 爆弾450×245×2
F4F-4 ワイルドキャット680300/4006245155.03.0380---
F6F-3 ヘルキャット660300/4655755635.03.051201000lb 爆弾1200454
F6F-3P ヘルキャット660300/4307755688.88.85125---
F6F-5 ヘルキャット680300/4655755803.93.941251000lb 爆弾1200×2454×2
F4U-1A コルセア680300/4206285917.87.341201000lb 爆弾1200454
艦爆SBD-3 ドーントレス600125/3508104106.28.331001000lb 爆弾 SBD23501020
SB2C-4 ヘルダイバー650300/40015704755.55.55901950lb Mk.13 航空魚雷1580884
2250lb 爆弾43501020
艦攻TBD-1 デヴァステーター62075/2304683313.85.321001950lb Mk.13 航空魚雷1580884
1000lb 爆弾1200×2454×2
TBF-1 アヴェンジャー650125/40016524425.85.85802216lb Mk.13 航空魚雷18101005
2250lb 爆弾43501020

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
射撃管制装置(主砲射程距離+11%)電波探信儀(理想発見距離+9%)制動機(後進加速度+16%)水密隔壁(浸水発生率-17%)
新式炸裂榴弾(榴弾ダメージ+10%)精密探信儀(強制発見距離+5%)新型艦首(旋回抵抗-8%)耐火コーティング(火災発生率-13%)
×特殊塗装(隠蔽性+8%)変速機(加速性能+11%)鋼鉄甲板(榴弾被弾ダメージ-12%)
××舵輪(最大舵角+10%)船体強化(HP+12%)
××ボイラー(巡航速度+10%)ダメージコントロールシステム(スキル『応急修理』アンロック)

立ち回り方

空母である以上、前線に出ることは厳禁。戦線後方から艦載機を飛ばして攻撃しよう。ただし、後方にいても孤立してしまうと高速で回り込んできた巡洋艦や駆逐艦に襲われる可能性が高い。可能な限り味方艦隊と同じ方向に動くようにしよう。
豊富な搭載能力を誇る本艦は、搭載機の半分近くを戦闘機で固めてもなお高い攻撃力を持つ。パイロット数にも余裕があるため、戦闘機隊を大量発艦させて制空権を確保した後に攻撃隊を繰り出す運用が無難だろう。

航空兵装

最大搭載機数98機という全空母中第4位の多さを誇っている。パイロット数も8人とアメリカ空母としては最多であり、柔軟な艦載機運用が可能。これをどう活かすかが鍵となる。
搭載機種の面ではアメリカ空母お馴染みのF4F-4、F4F-3P、F6F-3、F4U-1A、SBD、TBD、TBFに加え、史実における零戦キラー・グラマン鉄工所ことヘルキャットの決定版であるF6F-5、およびF6Fの偵察型で視界が広いF6F-3Pを搭載可能になっておりバリエーションが広い。F6Fシリーズは高い攻防能力を持つ優秀機で制空戦闘では頼りにできるが、F6Fのみだと旋回戦に巻き込まれた際に思わぬ不覚を取る場合があるため、多少F4Fも混ぜておくと安定するかも知れない。
他の米空母では運用可能な戦爆F4U-1Cが運用できなくなっている点には注意しよう。
また、艦爆としては従来のSBDに加え大戦後半の主力艦爆SB2Cも運用可能。雷撃も爆撃も可能なマルチロール機だが、爆撃に関しては緩降下爆撃となっており命中率が劣悪なのに加えて、旋回力も悪いことに注意。
良いこと尽くめのようだが、サラトガにも弱点はある。
まず、他のアメリカ空母と異なり同時発着艦が出来ないこと。燃料切れで墜落しそうになっている機体や攻撃終了した艦爆・艦攻隊を収容している時などは完全に攻撃の手が止まるので、無駄のない艦載機運用を心掛けよう。
もう一点はエレベーター幅による発艦制限があること。艦爆のSBDは後部エレベーター利用が不可能であるため注意しよう。

主砲

右舷側にのみ装備している。左舷側には向けられないため注意。
艦橋前後を挟むようにMk.38連装高角砲が二基ずつ設置されており、かなり強力な弾幕を張ることが可能。駆逐艦などに襲われた際にうまく右舷を向けられれば、砲戦で撃退できる可能性もなくはない。
当然ではあるが巡洋艦以上の艦艇に接近を許してしまった場合、生存は絶望的である。
第二次大戦開戦時は8インチ連装砲四基という重巡も真っ青な砲戦装備を有していたのだが、このサラトガは大戦末期の仕様なので高角砲に換装されている

副砲

こちらは両舷に配置されている。
そこそこの貫通力を持つMk.24単装高角砲を左右門ずつ、計八門搭載しているため、カタログスペック的にはそこそこ強力……なのだが、副砲ゆえの低精度が足を引っ張り、命中率は悲惨の一言。
左舷側から敵艦に接近された場合、まともな抵抗は出来ないと思っておこう。

対空

主砲・副砲が手動対空に対応している。そこそこの弾幕は張れるものの威力は低めで、空母という艦種特性も考えると防空は自前の戦闘機に任せた方が良いだろう。
戦争末期の状態とあって自動迎撃の機銃は大量に積んでいるが、これもよほど接近されないと有効打にはならない。

装甲

元が巡洋戦艦だけあって、空母としては重装甲の部類である。元になった巡戦レキシントンそのものは紙装甲だが
もちろん装甲空母である信濃とは比べるべくもないが、以前の基本状態では舷側部が重巡洋艦より分厚い装甲を有していた。
現在は仕様変更により購入時は無装甲状態だが、いずれにせよ装甲にはリソースを割けるので、舷側装甲を削って甲板に回すなど張り方を工夫すれば空母の天敵である急降下爆撃機に襲われても二回程度なら持ち堪えることが可能
大概の空母を一撃で撃沈もしくは瀕死にする急降下爆撃に対してある程度耐性を持たせられる点は、空母戦に於いて大きなアドバンテージとなる。
もっとも、体力については他の空母と同水準程度の数値しかないので過信は禁物。

機動性

速度は良好で、未改装状態ですら30ノットを発揮可能。ボイラーを搭載すればデフォルト装甲で33ノットという高速を叩き出し、排水量目一杯まで装甲を積んでも30ノットを割ることはない。加減速性能も空母らしく敏感である。
しかし高速性の皺寄せが旋回性能に行ってしまっており、とにかく曲がらないため魚雷には注意が必要。部品を装備すれば多少マシにはなるが、舵を切っていない状態で雷撃機に襲われた場合など回避はほぼ不可能である。
重雷装を誇る日本の巡洋艦や、駆逐艦全般の動向には常に警戒を怠らないようにしよう。
また、旋回性能の低さゆえ、接近され砲撃を受けた際に未来位置を読まれやすい点にも留意しておこう。

総評

パイロット数・艦載機数・攻防能力が極めて高いレベルでバランスが取れており、同時発着艦能力が無いこととエレベーター幅による発艦制限が存在することを差し引いても、実装空母中トップクラスの性能を誇る優秀艦である。ただし、戦闘成績が高めで不利マッチを引きやすい
恒常的に入手可能な空母としては日本の飛龍共々非常に扱いやすいため、初心者が乗って練習するにも適しているだろう。熟練空母乗りが駆る本艦は一隻だけでも戦況をひっくり返す力があるため要注意である。


歴史背景

アメリカは海軍の一大増強計画としてダニエルズ・プランを立案した。だが、1922年に発効した海軍軍縮条約により、同計画は事実上、廃案に等しい状況に至る。その結果、建造途中の各艦種は宙に浮き、なかには解体や海没処分しなければならないものも生じる事態となってしまった。当初、ダニエルズ・プランではアメリカ海軍初の巡洋戦艦の同型6隻の建造が予定されており、それがレキシントン級であった。前作のラングレーは給炭艦からの改造だったため速度が遅く、艦上機の発艦に際して必要な合成風力が得られにくかったが、高速の巡洋戦艦を改造すれば速度の問題は解決できる。それに元来が巡洋戦艦のため、防御力にも優れている。そこでネームシップのレキシントンとサラトガが、艦隊空母に設計変更されて完成した。先のラングレーが開放式格納庫だったのに対し、レキシントン級はアメリカ空母として唯一、密閉式格納庫を備えていた。だが、第二次大戦でレキシントンの航空燃料配管パイプが破損し、漏出した燃料から生じた気化ガスが格納庫内に貯留。これに引火して大爆発となり沈没に至った事例からもわかるように、密閉式格納庫には問題点も多かった。なお、サラトガは戦後の1946年7月25日に行われた原爆実験で被験艦とされて沈没した。

【同型艦(全2隻)】
●ネームシップ:レキシントン
1921年1月竣工
1942年5月8日戦没
●2番艦:サラトガ
1920年9月竣工
1946年7月25日
原爆実験で沈没


コメント

  • サラトガの艦載機項目へ F4F-3P、TBF、SBCを追加、また乗組員数を7→8に更新したほうがよいかと思われます 不躾ですみませんm(_ _)m -- 2018-06-09 (土) 13:54:31
    • 情報を更新いたしました。反映が遅れてしまいまして申し訳ありません。 -- wiki編集委員? 2018-06-10 (日) 10:26:15
  • 各エレベーターで発艦できる艦載機が書かれてないので、記載してほしいです。 -- 2018-07-12 (木) 02:14:23