1941年 ソビエト連邦 戦艦 ソビエツキー・ソユーズ級
ソビエト連邦が建造しようとしていた16インチ砲搭載の大型戦艦。
竣工していれば大和型やアイオワ級に伍する可能性があったと言われているが、ドイツのソ連侵攻によって建造は中止。そのまま未成に終わった。
迷彩をつけた状態。
加速度+5%、主砲旋回速度+3%と機動力と即応性を強化する効果を有している。
艦尾から。
長船首楼船体であり、艦尾甲板から一段上がった主砲などどことなくイタリアの戦艦ヴィットリオ・ヴェネト級に似ている。
これはソユーズ級の基本設計が、イタリアの提示したUP41という設計プランに準じたものであるため。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1941年 | 国家 | ソビエト連邦 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 対潜 | △ | ||||
耐久値 | 39637(37750) | 戦闘成績(BR) | 500 | ||||
無装甲排水量(t) | 25765 | 無装甲速力(kt/h) | 34.4(32.7) | ||||
基準排水量(t) | 45486 | 最大速力(kt/h) | 28.0(26.67) | ||||
最大排水量(t) | 64120 | 最大舵角 | 51.8(45.0) | ||||
可視距離(km) | 27.0(24.8) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | -S | 購入費用 | 1000S | ||||
3100G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 6.1 | 6.1 | 1.0 | 37 | ||
舷側部 | 16.5 | 16.5 | 7.1 | 37 |
搭載武装
※購入時は非武装状態
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1~3 | Pattern 1937年型 50口径 40.6cm B-38 三連装砲 | 1600 | 45.6 | 25 | 5 | 2010 | 83 | 90/90 | ||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
1~6 | Pattern 1938年型 57口径 15.2cm B-38 連装砲 | 600 | 25.5 | 6 | 7 | 96 | 71 | 60(AA)/60 | ||
1~10 | Pattern 1940年型 56口径 10cm B-34 連装砲 | 390 | 22.2 | 5 | 11 | 44 | 55 | 100(AA)/100 | ||
Pattern 1940年型 56口径 10cm B-54 連装砲 | 390 | 22.2 | 4 | 11 | 44 | 55 | 100(AA)/100 |
艦載機
※購入時は未搭載
※最大搭載数5機、パイロット数3名。
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 副砲射撃管制装置(副砲射程距離+15%) | 新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%) | 舵輪(最大舵角+15%) | ダメージコントロールシステム(スキル『応急修理』アンロック) | ||
Ⅱ | 砲塔旋回装置(主砲旋回速度+15%) | 電波探信儀(理想発見距離+4%) | ビルジキール(安定速+18%) | 対空自動計算(自動距離計算) | ||
Ⅲ | 照準システム(主砲射撃精度+5%) | 電波探信儀(理想発見距離+5%) | 新型艦首(旋回抵抗-12%) | 傾斜装甲(装甲HP+5%) | ||
Ⅳ | 主砲装填装置(主砲装填時間-5%) | 水中聴音機(水中聴音機アンロック+2.1km) | 変速機(加速性能+10%) | 傾斜装甲(装甲HP+5%) | ||
Ⅴ | 射撃管制装置(主砲射程距離+10%) | 特殊塗装(隠蔽性+5%) | ボイラー(巡航速度+5%) | 船体強化(HP+5%) |
立ち回り
主砲
16インチ三連装砲を三基装備している。
異様に伸びる射程を除き、性能はアメリカのMk.6とほぼ同じ。
つまり16インチ級艦砲としては平均的ではあるが、逆に癖が強いわけでもないので特に不満に思うことはないだろう。
Ver.2.00.047で装填時間が5秒以上短縮されて25秒となり一気に攻撃性能が増した。やや散布界が広めではあるものの、高威力の40cm砲弾をコンスタントに送り込めるようになったことは大きな強化と言える。
副砲・対空
かつては手動対空に対応している10cm砲の射程が10kmと極端に短く、射程の長い15.2cm砲は対空が不可能とソユーズの大きな弱点となっていたが、Ver.2.00.034のアップデートにより修正。現在は3種類の副砲全てが手動対空に対応し、史実同様の射程距離も手に入れている。
史実ベースの状態は15.2cm砲と10cm砲を混載した姿。弾速が異なるため、元々悪い命中精度が更に低下してしまうのが難点。
15.2cm砲は1~6番副砲にしか装備できないので、対艦用をメインで考えるならば10cm砲に統一してしまっても良い。
一方で対空を増強したいと考えるなら、攻撃力が高く装填速度も良好な15.2cm砲を搭載する価値は十分にある。
装甲
デフォルトで艦首、中央の装甲が16.5インチと非常に厚いものの、艦尾は7インチ程度と非常に薄い。また甲板も艦尾が1インチしかなく、狙い撃ちされると大ダメージは避けられない。優先して装甲を貼ろう。現在は仕様変更により購入時は無装甲である。
設計時点でかなり防御を重視していた戦艦だけあり、満載すると大和に準ずる凄まじい装甲厚を持たせることが可能になる……が、肝心の装甲耐久は今ひとつの模様。弾を浴び続けるとすぐに破壊されてしまうので過信し過ぎず立ち回った方が良い。
航空兵装
ソ連おなじみの艦載飛行艇ベリエフBe-4を最大で5機まで搭載可能。パイロット数は3人なので、2機編隊×2と単独運用1という組み合わせになる。
Be-4は飛行艇としてはかなり高速であり直線飛行なら零式観測機に匹敵する速度を出せるものの、加速性能が悪い上に空戦能力が低く、敵機や対空砲火に捕まると逃げられない場合も多い。慎重に運用しよう。
アップデートにより対潜爆弾を装備可能になったが、そもそも潜航中の潜水艦はロックオンできない上にソユーズ本体の対潜パッシブソナーも2.1kmと感知範囲が狭い。おまけ程度に考えておくのが良いかもしれない。
機動性
舵反応・舵角とも戦艦としては良い方なので、遠距離からの牽制魚雷は視認できれば回避しやすい。
一方で旋回半径自体は大きめ。雷撃回避をする際には敵機や雷撃コースを予測して向きを調整したほうが良い。
また、Ver.2.00.034にて最高速度がナーフされ、満載すると22ノットが限界となった(基準排水量状態では以前が30ノット、現在が28ノットなので史実準拠になったとも言う)。低速度域では当然舵の効きも悪くなり、航空機からも狙いやすくなるため注意しよう。
総評
ソ連が計画した最大最強の戦艦だけあり、高水準にまとまっている。特に装甲防御をかなり分厚くできる余地があるのは嬉しいところ。
ただしBRが同じ日本の大和型やモンタナ級と比較するとどうしても火力面で劣るので、そこをカバーできる動き方が求められる。