ザドキリア・フュールシュタイン

Last-modified: 2020-11-26 (木) 20:10:01

シート

トリビュート

【名前】ザドキリア・フュールシュタイン
【容姿】常に何かに怯えているような、暗い雰囲気の少女
【願い事】一人になりたい
【バッドエンド】絶望の時来たれり、其は全てを終焉らせる者
【グッドエンド】死ねる
【令呪】 2 / 2
【HP】35 / 35
【筋力】EX:5
【耐久】A+:7(8)
【敏捷】E:1
【魔力】A:5
【幸運】E:1
【スキル1】堕天の翼
英雄点5点を得る。エクストラクラスの召喚を可能にする。
【スキル2】多重人格
英雄点5を得る。ステータスの上限がEXになる。
【スキル3】悲嘆の叫声 1/1
自身の物理・魔術防御判定時、補正値5を得る。
【その他】女性

 

「殺して……ボクを……誰か、殺……して……!!」
 
 
 

プロフィール

 

【氏名】ザドキリア・フュールシュタイン
【性別】女性【年齢】8歳
【出身】ドイツ
【イメージカラー】何度も何度も何度も穢され続けた青
【属性】秩序・悪
【魔術属性】水
【起源】無慚
【特技】自傷
【好きなもの】話しかけてこない人、興味を持たない人
【苦手なもの】自分とつながろうとするすべての人々

イメージソング
  • 悪魔を憐れむ歌
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外見・容姿

常に暗い表情で、うつむき気味の少女。誰とも目を合わせようとしない。
整った顔ではあるが、髪や肌から手入れが為されていないことが見て取れる。
片手にはかつて両親からプレゼントされたぬいぐるみが常に持たれている。

来歴

真正悪魔の具現、という命題を掲げたシュタイン家の分家として生まれる。
悪魔が宿るにふさわしい肉体への改造を、少しずつ、少しずつ丁寧に代を重ねて行ってきた家系であり、その数百年の積み重ねがとうとう形になったものが彼女である"と言われている。"
 
彼女は生まれつき、もう一人の自分を宿す。
それは凄く乱暴で、すごく怒ってて、すごく狂ってて、そしてすごく"可哀想"であったと少女は考えていた。だが、その感情は非常に傲慢で、非常に憐れで、そして非常に間違っていたものであったと思い知ることとなる。
 
彼女が少し成長し、人とかかわるようになって、自分の中のもう一人の自分についても話した。
両親にはお前は特別なものだと教わっていたが、生まれついてもう一つの自分を宿す彼女に、自分の特別性を理解しろなど難しい話で、何のためらいもなく彼女は教えた。
両親はその彼女の中の存在に、仮称として"闇"という名を与えた。その呼称は、彼女の特別性を端的に表す名であったことが後に判明する。
 
特異性をひけらかした彼女は好奇の目にさらされると同時に、いじめの対象となる。
だが、その結果彼女の中の悪魔はその周囲から集中する負の感情に応えるように増幅していって、そしてやがて、一つの惨劇を引き起こすこととなる。
同級生が大量に彼女の持つ特異性により、死亡。この事件は"設備の老朽化による事故"として隠蔽された。
その隠蔽にはサンヘドリンと呼ばれる魔術組織が関わっていたのだが、当時の彼女も両親もそれを知る由はなかった。
 
その事件以降、彼女の両親は彼女の中の"闇"を取り除く方法を懸命に探すようになる。
特別な可能性だと考えていたものは、全てを覆う闇であった。そんな物を一刻も早く取り除きたいと彼女の両親は考える。
だが突如として彼女の両親にサンヘドリンの使者が接触をするようになる。内容はただ1つ。少女を引き渡せというただ1つのみ。
両親は当然それを拒み続ける。が、サンヘドリンが勧告を行ってから数日が経過した後、両親は行方不明となった。
1人になった少女は世話係の下で育てられるも、化け物を内部に宿す子だと裏側では嫌悪されていた。
唯一彼女を救おうとした両親がいなくなり、彼女は独りぼっちとなった。
 
居場所がなくなった彼女は、彷徨うように"死に場所"を求め誰にも感情を向けないように生きることとする。
強い感情が向けられたからあのような惨劇が起きた。だから誰とも触れ合わないように生き続けよう。
自分がいるのだからあのような悲劇が起きた。なら死のう。今すぐ死のう。こんな罪人たる自分は生きていてはいけない人間だと。
慙愧の念に突き動かされるように彼女は死に場所を求めた。しかし、まるで何かの加護があるかのように死ねない日々が続いた。そんなある日、聖杯戦争の事を知る。
今度こそ死ねる。聖杯を得れれば死ぬことができる。そう考え、彼女は単身日本へと飛んだ。
 
だが聖杯戦争を通じ、彼女の本当の想いは孤独を恐れる事。自分の中の"闇"を理解した上で制御することだと理解する。
彼女はその願いを胸に聖杯戦争を続け、最後の最後に聖杯のほんの1欠片から両親の所在を知り、その場所へと向かう。
だがそこはサンヘドリン第2ロッジの本部であり、待ち受けていたのは彼女の中の"闇"を狙う男、『波旬』であった。
 
サンヘドリンは彼女の特異体質、および彼女の平行世界の1つの可能性に目を付けており、1つの実験を目論んだ。
実験は成功し、1つの聖杯戦争においてその"闇"は偽りではあれど形を取り戻し、ルシファー・デッドコピーとして降臨する。
だが彼女を救いたいと手を差し伸ばす者たちの感情により、その"闇"は払われ、デッドコピーは消滅と相なった。
それでもなお諦めぬ波旬は聖杯戦争参加者たちに討伐され、彼女は無事に父と再会。共に家へと帰還することとなった。

魔術

『名前のない怪物(ナチュラルボーン・フィアモンスター)』
"悪魔"。あるいは"闇"。そうとしか言いようのない存在。彼女の人格の中に常に宿っている邪悪。
人に対して感情を抱かなかったうちは、時たま彼女に対して話しかける別人格でしかなかった。
だがしかし、人と関わるようになって、彼女が他者に対して負の方向の感情を抱いたその時、それは本性を表した。
 
特性は『感情の圧倒的増幅』と『漆黒の影による異能』の2つ。
彼女が他者に、強い感情を向けたときをトリガーとして彼女の別人格として悪魔が表層化する。
正確には「強い負の感情を受けた時、それと同じ負の感情を急激に増幅させて魔力の糧とする」というシステムとなり、何も感情を向けられなければ、あるいは向けられたとしても負の感情でなければそれはただの意志を持つ別人格でしかない。
トリガーを満たした場合、彼女はその闇によって人格を支配され、表情は狂気に染まり、目につく存在全てに対して負の感情をばら撒き、破壊を行う。
この状態になった彼女は非常に高い身体能力を持ち、人間を素手で何人も殺すなど片手間で行えるようになる。
 
この状態で長くいる、即ち精神と肉体の"同調"が進むと、漆黒の影を全身から放出し武器や武具として使用できるようになる。翼により飛翔や防御、爪により遠距離攻撃などと言った多彩な攻撃が可能となる。これは正確に言えば彼女の持つ負の感情が魔力という形と成って放出され、それが影という形を取っているに過ぎない。その本質は感情をそのまま魔力に変換するという疑似的な第三魔法ともいえる箇所にある。それは言うならば人間の負の側面の凝縮された英霊を用いて彼女に極大な負の感情を流し込めば、強大な魔力とそれに伴う霊基を生み出すという事を意味する。
 
即ち言うならば、彼女の内側に宿るのは「自らの受けた人間の悪性、負の感情を増幅させ魔力へと変換し影として放出する」というプロセスを生み出す謎の存在と言える。その正体は真正悪魔、であると言われていたが、明らかに記録されているどの真正悪魔とも違うため、その正体は何なのかは彼女の正体を知る一部の魔術師の間で議論されている。
だが、決着はつかず、学校での一件以来危険もないという理由から、対応は先延ばしにされているという状態。悪魔を狩ることを専門としている『五の濠』が、彼女を危険視していると噂があるが、彼女へ他の魔術師や組織が手を出す事を防ごうとするサンヘドリンの虚偽の可能性もある。
 
真実は、平行世界の彼女の可能性の1つが接触をしてしまった堕天使の写し身。
その堕天使は人間の醜悪性に憂い人類を滅ぼそうと断じたが故に、人類の悪性を宝具として用いた。
彼女の内側に宿っているのはその宝具の断片であり、故に人間の持つ悪辣なる感情を増幅させて魔力や影という形で放出できる。
それを極大までに増幅させることで、その宝具を持っていた堕天使をこちら側で再現するというのがサンヘドリンが彼女を攫った真なる理由となる。
 

性格

端的に言うのならば、死にたがりの少女。
過去の経験から、他社に対して感情を向けることを嫌悪しており、誰ともつながろうとしない。
幼い身でありながら、信頼する両親も失い友達もその手ですべて失ってしまったために、人を知ることがトラウマになっている。
故にすべてに恐怖し、そして怯えている。
 

因縁キャラ

ヘルファズル
彼女の呼び出したサーヴァント。神霊の分霊。
彼女は内部に宿る悪魔の影響か、通常の人間ならば一瞬で干からびる魔力量も瞬時に出せる。
故にこそ呼び出せたサーヴァントなのかもしれない。結果敗退はしたが、その非常に満たされた魔力は、
壊された街を復元するための魔力となった。彼女が呼び出した理由は、此処にあったのかもしれない。

 

稗島師人
聖杯戦争でであったおじさん。間違えたお兄さん。
あの時、会話をしてくれなかったら今でも死にたがっていたのではないか、
と非常に心から感謝している人。彼が彼女に、生きるという道を開いてくれた。

 

越智スバル
同盟相手、だった。
今でも読者モデルがトラウマな状態になっており雑誌がまともに見れないとかなんとか。

 

ジャック=ド・モレー
人理渾然事件が起こった際に、ある特異点を引き起こした、彼女と同じく悪魔を宿した過去を持つ英霊。
「人為的に肉体を改造され」「結果として悪魔を宿した」など非常に似通った特徴を持つ。
その関連性は一切が不明。だが、人理渾然時に何かを感じていたらしい。