ディートリヒ・フォン・ベルン

Last-modified: 2019-09-06 (金) 02:37:40
新基準

【クラス】セイバー
【真名】ディートリヒ・フォン・ベルン
【容姿】金髪に涅色の瞳、燃えるような真紅の意匠を纏った相貌麗しき女騎士。
【英雄点】40:(ステ25点・スキル15点):令呪1画消費
【HP】40 / 40
【筋力】A:5
【耐久】A:5
【敏捷】B:4
【魔力】A+ :6(7)
【幸運】A:4
【スキル1】対魔力 A
5点:キャラシート作成時、英雄点5を得る。魔術防御時、補正値5を得る。
【スキル2】魔力放出(炎) A
5点:魔術攻撃時、補正値5を得る。物理防御時、補正時2を得る。
【スキル3】巨人殺し A
5点:魔術攻撃時補正値1と物理防御時補正値3を得る。最大HPを15増やす
【宝具1】『頭を垂れよ森羅万象』(エッケザックス) 1/1
【ランク・種別】A+:対城宝具 レンジ:1~99 最大補足:1000人
【効果】物理攻撃と魔術攻撃時、補正値10を得る。陣地破壊が発生する。
【その他】秩序・善 地属性

 
2018/10 まで
旧基準

【クラス】セイバー
【真名】ディートリヒ・フォン・ベルン
【容姿】金髪に涅色の瞳、燃えるような真紅の意匠を纏った相貌麗しき女騎士。
【英雄点】40:(ステ25点・スキル15点):令呪1画消費
【HP】40 / 40
【筋力】A:5
【耐久】A:5
【敏捷】B:4
【魔力】A+ :6(7)
【幸運】A:4
【スキル1】対魔力 A
5点:キャラシート作成時、英雄点5を得る。魔術防御時、補正値5を得る。
【スキル2】魔力放出(炎) A
5点:魔術攻撃時、補正値5を得る。物理防御時、補正時2を得る。
【スキル3】巨人殺し A
5点:魔術攻撃時補正値1と物理防御時補正値3を得る。最大HPを15増やす
【宝具1】『頭を垂れよ森羅万象』(エッケザックス) 1/1
【ランク・種別】A+:対城宝具 レンジ:1~99 最大補足:1000人
【効果】物理攻撃と魔術攻撃時、補正値10を得る。陣地破壊が発生する。
    相手のクラススキル以外のスキルによるダイスのプラス補正を無効にする。
【その他】秩序・善 地属性

 
第六次双葉聖杯戦争

【名前】ディートリヒ・フォン・ベルン
【クラス】セイバー
【HP】20 / 20
【宝具】 1 / 1
【筋力】A:5
【耐久】B:4
【敏捷】B:4
【魔力】A:5
【幸運】D:2
【スキル1】対魔力:キャラシート作成時、英雄点5を得る。魔術防御時、補正値5を得る。
【スキル2】カリスマ:奇襲防御時、補正値5を得る。相手の攻撃時、攻撃対象を自分に変更できる。
【スキル3】魔力放出(炎):物理攻撃時、補正値5を得る。
【宝具】頭を垂れよ森羅万象(エッケザックス)
【ランク・種別】A+:対城宝具
【効果】物理攻撃と魔術攻撃時、補正値10を得る。陣地破壊が発生する。相手が自分よりHPが多い場合、更に補正値5を得る。
【容姿】金髪に涅色の瞳、燃えるような真紅の意匠を纏った相貌麗しき女騎士。
【その他】感情の高ぶりによって身体から炎を発することがある。

 
マテリアル

真名:ディートリヒ・フォン・ベルン
身長:162cm / 体重:47kg
出典:シドレクス・サガ
地域:ドイツ
スリーサイズ:B86/W57/H84
属性:秩序・善 / カテゴリ:地
性別:女性
イメージカラー:紅
特技:縄抜け(縄だろうが手錠だろうが燃やしてしまう)、サバイバル
好きな物:仲間、冒険 / 苦手な物:小言、陰湿な人間
CV:豊崎愛生
「剣士」のクラスのサーヴァント。

 

【人物】
一人称は「私」。ボブカットの金髪と稚気を帯びた涅色の瞳が印象的な、魔銀の鎧で身を包んだ女騎士。
尊大であり高潔、不撓不屈の体現。義理を重んじ、常に誠実。信ずるもののためなら万難にも決して屈することのない、善性の騎士の鑑。
しかし大抵の相手に対し腰は低い。対等にあろうとし、友として扱い、気を遣い、積極的に交流を持とうとする。
ディートリヒと会ったり会話した人間は彼女が威厳や自信に満ちていることは感じ取っても取っ付きにくさを覚えることはまずないだろう。
このように洒落の分からない人間ではなく、多少の無礼な態度にも鷹揚に接してくれる。
女性でありながら男性と偽った一生だったが、男勝りというわけではなく、しなやかで協調性を重んじる女性寄りの中性的性格。
多くの人間にとって親しみやすく、自身の強みも弱みもあけすけにするので、特に何はなくとも自然と人々の中心にいるタイプ。
誇りはむしろ人一倍持っている方なのだが、それは強力な自己肯定によって裏打ちされた誇り。
なので気位高い人間なら鼻白むようなことでも自分から進んで実行できるし、誰かに貶されたり笑われたりしてもまるで頓着しない。
友を何よりの宝と考える価値観であり、ディートリヒが怒るとすればそれが害された時だろう。
どれだけ大事に考えているというと、自身の誇りと天秤にかければ、すぐさま友を選んで泥を被れるほどである。
生前冒険を好んだだけあり、好奇心旺盛で異国の文化に触れることには積極的。終生王族としてあった身だが民衆の風俗も無理なく吸収する。
多種多様な騎士を従えていた経験により面倒見もいい。悩める者にはつい構ってしまい、彼女なりの助言を与えて励まさずにはいられない。
上述のように基本的には柔軟な性質だが、一度言い出したことは曲げない頑固さも併せ持つ。一度熱してしまったら冷ますのは難儀する。
独りでいることはあまり好まず寂しがり屋。なるべくなら人のいるところにいたいと考える。
聖杯に託す望みは「今度こそ本当に死ぬこと」。
生きたまま嵐の概念と化し今なお天を駆け続けている己を殺し、仲間の元へと逝くことを切望している。
ただ英霊となってからの経験により、自分のアイデンティティを曲げてまで欲するべきではないと結論を出している。
なお、弱点のひとつとしてアルコールに弱い。本人はこよなく酒を愛しているのだが、すぐ酔っ払う。

 

【能力】
ディートリヒの戦闘力を語る上で欠かせないのは最高ランクのスキル「魔力放出(炎)」とそれを支える無尽蔵の魔力である。
これらはオーディンから得た秘薬の効能であり彼女の「魔力放出(炎)」の性能はほぼ神の炎に等しい。
それでいて「神性」を獲得していないのは天性の才覚によってそれを『神の力』ではなく『ディートリヒの力』として完全に掌握しているためである。
威力は桁外れであり、ただ魔力を投射するだけでも竜殺しの英雄の『悪竜の血鎧』すら平然と破る。
攻防一体の能力でもあり、身体に炎を纏えば相手の魔力を持った攻撃を阻む壁にもなる。ジェット機のように推進力として扱うことも可能。
このように並外れて強力な「魔力放出(炎)」を軸に、「剣士」クラスらしい卓越した剣技で立ち回るのが彼女の基本戦術となる。
更に小人の王より授かった原初のルーンの扱いはキャスターとしても召喚可能な腕前であり、相手の搦め手にも難なく対応可能。
本人の性質上こちらから能動的に原初のルーンで罠にかけたがらないが、ちょっとした小細工程度の小回りなら十分に効かせられる。
固有スキル「巨人殺し」の効能でステータス以上の筋力値や防御力も持ち、巨人(ヨトゥン)に対する絶対的な優先権も保有している。
しかし彼女が持つ力で最も恐るべきなのは、その精神性とそれに付随するスキル「カリスマ」である。
いかなる逆境もディートリヒの心を折るには至らない。いかなる荒行も彼女の膝をつかせるには至らない。
どんな絶望の状況でも、彼女が希望という松明を握った瞬間に炎は激しく燃え上がり、煌々と闇を照らし出す。
諦めの境地に陥った者ですら、彼女の激励を受けた瞬間に強い情熱を取り戻すはずだ。
通常の聖杯戦争では発揮されづらいが、彼女が仲間と共に戦うようなことがあれば、その「カリスマ」は遺憾なく発揮されることだろう。

 

【ステータス】

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具備考
主人公 (Grand Order)BBBAAA+
松嶺八尋CBCBBC八尋の未熟により制限がかかっている
 

【クラススキル】
・対魔力:A
魔術への耐性。
Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。

 

・騎乗:A
騎乗の才能。幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を乗りこなせる。

 

【保有スキル】
・魔力放出(炎):A
武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
燃え盛る炎が魔力となって使用武器に宿る。
ディートリヒの炎は大神の振るうものと同等の力を持ち、竜殺しの英雄の鎧すら砕く。
霊基が高まれば相手の防御力を無視及び低下させてダメージを与える炎を操るスキルへと変化する。

 

・カリスマ:B
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。Bランクであれば国を率いるに十分な度量。

 

・戦闘続行:B
名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。「往生際の悪さ」あるいは「生還能力」と表現される。
祖国を追われても不屈の精神で耐え忍び、30余年の月日をかけてとうとう奪還せしめた逸話がこのスキルを取得させた。

 

・原初のルーン(戦士):B
北欧の魔術刻印であるルーンを有している。小人の王に教えを受けており、キャスターとしても召喚可能な腕前。

 

・巨人殺し:A
巨人を仕留めた者に備わる特殊スキルの一つ。巨人に対する攻撃力、防御力の大幅向上。
複合スキルであり、「怪力」や「頑健」などの効果も含む。
生涯において数々の巨人を打ち倒したディートリヒの逸話がスキルへと昇華したもの。

 

【宝具】
『頭を垂れよ森羅万象(エッケザックス)』
 ランク:A+
 種別:対城宝具
 レンジ:1~99
 最大捕捉:1000人
 由来:若きディートリヒが巨人エッケを打ち倒して得た大剣。
小人の高名な鍛冶師アルベリッヒ(妖精王オベロンの原型と言われる)によって鍛えられた剣。
巨人エッケとの死闘の末に鹵獲した名剣。人ならぬ幻想が産んだ武器。重量剣エッケザックス。
魔剣でも聖剣でもなく、それらに並び立つほどの極限の神秘で構築された宝剣である。
その本質は『荷重』。原初の星から神代の時代において化石めいて残った"重さ"の概念を剣の形に鍛えたもの。
この性質により真名解放前でもエッケザックスの刃筋は本来の質量以上の威力を持った剛剣となる。
剣としての性質はそれだけなのだが、類稀なるディートリヒの素質により重力操作の異能を獲得するまでに至っている。
この能力はエッケザックス自体の特性であるためディートリヒ本人の持つ発炎能力と同時に起動し、ディートリヒの剣戟をより一層受けにくいものにしている。
さらに宝具解放することで使用者の魔力を無数の重力帯へと変換・生成し、放った範囲内へ重力帯の嵐を吹き荒れさせてあらゆるものを斬り『潰す』。また重力帯を収束することで万物を斬り伏せる絶刀と化す。
真名を放って解き放たれたが最後、そこには最低でも大規模なクレーターが出来上がっているか、高密すぎる重力で引き千切られた仇敵があるのみだろう。
非常に強力である一方、加減が効き難い。真名の解放には細心の注意が必要。
なお、ライダーのクラスで召喚された場合は堅牢な城塞の如き防御力を持ち主に与える「ヒルデグリム」とスレイプニールの血を引く荒馬「ファルケ」が主な宝具となる。

 

アルベリッヒの鍛えた二振りの剣はどちらも紆余曲折を経てディートリヒの手元へと渡っている。
それが偶然なのか?もしくは運命なのか?
それとも――後に妖精王と呼ばれるようになる者が全てを見越した上で渡した、最古の神秘だったのか?
語るものはおらず、全てはこの宝具だけが知っていることである。

 

【真名】
ディートリヒ・フォン・ベルン。「シドレクス・サガ」における誉れ高き騎士にして王。巨人殺しの英雄。
ベルンの王ディートマルの娘として生まれたディートリヒは幼くして老騎士ヒルデブラントにその才覚を見出され、以後は男装し王子として彼から数多くの事を学ぶ。
齢12にも満たぬ間に強大なる巨人の夫婦を倒し国内外の騎士を圧倒した彼女は若くして既に匹敵する者無き騎士であった。
多くの冒険を仲間の騎士たちと共に果たし武勇を得て王位を受け継いだディートリヒを待っていたのは叔父エルムリッヒの悪辣なる裏切りであった。
エルムリッヒの策略によって信頼する騎士たちを人質に取られ、要求に従って国外へ去ってから彼女の順風満帆だった人生には翳りが差し始める。
フン族の王アトリ王(アルテラ)の元へ身を寄せたディートリヒはアトリ王と共に様々な戦いに参加し戦果を上げる。
だが仲間の裏切りやアトリ王の妻クリームヒルトの陰謀により多くの部下を失い、ようやく祖国へ王として戻った頃には彼女のもとにはかつての騎士たちは誰一人残ってはいなかった。
偉大なる帝王としてその後長年に渡り善政を敷いたディートリヒだったが、何をするにも寂寥を感じた彼女はようやく思い至る。
自身にとっての本当の宝とは、地位でも財宝でも国土でも武勇でも無く――――得難き仲間たちだったということを。
『卿らは今の私を見てなんと述べるだろうか。
 ようやく真のベルン王となった私のことを。卿らの屍の上に立つ私を。如何にも、素晴らしき騎士たる卿らは手放しに褒め称えてくれるのだろう。
 だが、私はだからこそ問いたい。そしてもはやその機会は永遠に失われたのだ。』
老いたディートリヒはオーディンの化けた黒き瞬馬に跨り、そのまま何処へと飛び去ったという。
こうして彼女は吹きすさぶ風の概念となり嵐の日に蹄の音を立てて牡鹿を追う者となる。騎士王アーサーや聖堂王シャルルマーニュと並ぶ、いつか再び還ってくる王となった。

 

ディートリヒ。ベルンの帝王。吟遊詩人の覚えも目出度き、幻想を揺蕩う王。
何者よりも英雄らしい彼女は万難に満ちたゲルマンという民族が胸の裡に懐いた大いなる伝説であり、彼らにとって永遠の希望の象徴である。

 
セリフ集


一人称:私 二人称:君、お前、あなた マスター:マスター、(マスターの名前)

 

・キーワード
:基本的にはサーヴァントとして優等生。尊大ではあるが指示は聞くし多少意にそぐわないことでも実行してくれる。
:ただし何かが切っ掛けで一線を越えると途端に暴走を始める。良くも悪くも。
:友や戦友として信頼すれば、彼女もまたマスターを信用して無二の力を振るってくれるだろう。
:お酒が好きなくせにあまり強くなくてすぐに酔っ払う。

 
召喚「召喚に応じ参上した。
 我が名はディートリヒ・フォン・ベルン。我が運命を捧げ、汝が運命を貰い受けよう」
レベルアップ「一層磨きがかかった!どうだマスター、君も嬉しいだろう?」
霊基再臨「最低限満足に戦えるだけの力は取り戻したといったところか。上等だ、十二分に働いてみせよう」
「我が炎熱もさらに勢いを増したぞ。私の背にいるマスターまで焦がさないよう努めないとな」
「だいぶ身軽になったな。このくらいのほうが動き易くていい。
 ……ただ、その、あまりじろじろ見られるとさすがに恥ずかしいのだが、マスター」
「行き着くところまで辿り着いたか。だが、我が胸中にはそれに勝る喜びがある。
 あなたという無二の戦友を此度の召喚で得られたこと、誇りに思う」
戦闘セリフ
戦闘開始「ベルンの帝王の名にかけて、誇りを持って相対しよう」
「我が剛剣、味わってみよ。尤も、一合の後に原型をとどめているかは分からぬが」
スキル「出力を上げる。火傷程度では済まないぞ?」
「さぁて、仕掛けどきだ」
カード「応さ」
「よし」
「その手で行こう」
宝具カード「照覧あれ、我が力を!」
「そろそろ決着をつけようか…!」
アタック「はっ!」
「せやっ!」
「おぉるぁっ!」
「軽い軽いっ!」
EXアタック「斬り潰す!汝が神に祈るが良い!」
「構えろ、生半では受けきれぬぞっ!」
宝具「引き千切れ、押し潰せ。
 其は万象繋ぐ無形の楔。威を示せ!『頭を垂れよ森羅万象(エッケザックス)』!」
「力(りゆう)を此処に。
 此れは全ての"重さ"を識る剣。宙を墜とす!『頭を垂れよ森羅万象(エッケザックス)』!」
ダメージ「かすり傷さ」
「く………っ」
戦闘不能「死ねないよりは……いくらかマシか……」
「ここまでらしい、すまない……マスター……」
勝利「我が勝利を、我が戦友へ捧ぐ」
「ま、ざっとこんなものだろう。当然だ、心強き戦友と共にあるのだからな」
マイルーム会話
「む、なんだ?出かけないのか。冒険はいいものだぞ、マスター」
「確かに私はベルンの王ではあったが、今はマスターに仕えるサーヴァントだ。王として、騎士として、君を支えよう」
「指示には従うぞ?だからこそ、マスターとして正しい判断をあなたに望む」
「あれが騎士王……女性だったとは。え?私が言うな?むう、なるほど。確かに道理だな」
アルトリア・ペンドラゴン所属)
「かつての我が好敵手、ジークフリートと共に戦う日が来るとはな。
 彼は高潔な戦士だ。この数奇な巡り合わせに感謝しよう」
ジークフリート所属)
「おお、アトリ王じゃないか!久しいな!……なに?ここではアルテラと呼べ?
 そうか、そういうものなのか。とにかく、あなたと再び共に戦えるとはなんとも嬉しいことだ!」
アルテラ所属)
「(他のボイスとは比べ物にならないほど冷たい声音で)
 あの方も喚んだのか。マスター。いや、いいさ。君の判断に否とは言わない。
 だがなるべく彼女と私を同じ場に居合わせぬよう努めてくれないだろうか?申し訳ないがどうか宜しく頼む。
 でないと、ちょっとしたきっかけであの方の頬を張りそうになるんだ。恥ずかしい話だが、この激情には抗えそうもない」
クリームヒルト所属)
「無論知っているとも!賊神討ち取りし大いなる英雄、ホテルスだろう?
 噂に名高きその麗しき佇まい。かつての伝聞さえ一切の間違いがなかったと見える。心華やぐというものだ。
 しかし…その、妙に視線が、なんというか…気のせいだろうか?」
ホテルス所属)
「ここにはハイメもいるのか。扱いに苦労しているだろう?マスター。
 何せ短気で粗暴、咎めれば不貞腐れるし褒めればすぐに調子に乗る脳足りんだ。
 全く私もあの男の所業にはほとほと困って…ん、なんだマスター。私の頬が緩んでいる?そうか……そうか。ふふふ……」
ハイメ所属)
「彼にとって私は旧き先祖ということになるのかな。同じく大神の一端に触れているのは我が血を感じずにはいられない。
 さて、彼にとって恥にならぬ先祖であらねばな」
アルボイーノ所属)
好きなこと「何、その点に関しては充足しているぞマスター。
 見知らぬ地へ足を運ぶのは私の大いなる愉しみだ。昔を思い出して心が踊る」
嫌いなこと「その、ねちねちと小言を言われるのは師を思い出してよろしくないな。
 あとは…いや、マスターは該当しないから安心しろ。とにかく私が一番忌避するのは…友を失うことだよ」
聖杯について「聖杯か。かつてはその権能で満たしたいと願った思いもあったが……今の私には、不要のものだ」
絆Lv.1「うん?どうしたマスター、何か用か?」
Lv.2「何故男装をしていたか?
 そりゃお前、そういう時代だったからとしか言えないなぁ。女が女のまま王になるには早すぎたんだよ」
Lv.3「ここだけの話、本当は堅苦しいのは苦手だし羽目を外すのも好きなんだ。
 だが立場が立場だったからな。
 ……え?なら今は気にしなくていい?そうか……じゃあ、気が向いたらそうしよう。ふふっ」
Lv.4「なんだいマスター、酔ってなぞいないとも。誇り高きベルンの大王があのくらいで酔っ払うものかよ。
 ちょっと気分が良くなっただけで……ん。良い。我が身体に触れることを許す。存分に堪能するが良い」
Lv.5「私は幸せ者だ。例え運命に見放されようとも友にはとことん恵まれると見える。
 もっと近くに来てくれ、君の顔が見たい」
イベント「狂騒の空気がある。良しにしろ悪しきにしろ、検分の価値があると見るな」
誕生日「何!?今日がお前の誕生日!?
 何故もっと早く言わない!よぅし、今からでも遅くない!祝宴の準備である!」
絆礼装

SR
「オーディンの秘薬」
LV  80/80
HP  100/100
ATK  100/100
COST 9
[効果] ディートリヒ・フォン・ベルン装備時のみ、自身がフィールドにいる間、味方全体のBusterカード性能を10%アップ&宝具威力を10%アップ

 

[解説]
ディートリヒは大いなるものと契約し、その秘薬を口にしたという。
国を守るための力を。
仲間を守るための力を。
愛するもの、愛するべきものを守るための力を。
僅かな邪心あれば魂まで灰にするその神の試練を躊躇いなく彼女は口にした。

 

果たしてそれは無尽の力を彼女に与えた。
竜にも等しい膂力と魔力、そして灼熱を自在に操る力を。
女の身でありながら男として振る舞えるよう体を変化させる術を。
栄光の終わりの時まで永遠に失われぬ若々しさを。

 

―――だが無償の奇跡など存在しない。
その契約は過たず、彼女の最期から彼女にとって最も大事なものを奪い取っていった。

因縁キャラ

松嶺八尋
かつてマスターとした少年。彼の人生を決定付けるほどの感銘、あるいは呪いを与えた。
旅を出なさい、と諭した通り、青年になった少年は今も荒野を歩いている。
ディートリヒにとっては自身の願いに対するスタンスを変える切っ掛けになった少年だが、悲しいかな。彼はそのうちのひとりでしかない。
それでも彼はディートリヒの言葉を胸に旅路を往くのだろう。共に駆け抜けた日々を魂に刻んだまま。

 

謎の壬生浪士O
ある特異点で子飼いの部下のように可愛がった相手。サーヴァントユニヴァース?うーん、まあいいんじゃないかな!
誰とでも仲良くなるし、誰とでも呼吸を合わせられるのがこのディートリヒという英霊の特徴だが、その中でも息が合った方。
斬れ味バツグンだが放っておくと危なっかしいタイプとはどうも相性が良いようだ。

 

中野竹子
タケチャン。ある特異点で出会ったサーヴァント。いつかカルデアにディートリヒが辿り着いた時は「先輩」と呼ぶと約束をした。
ディートリヒの英雄として真っ直ぐな在り方は彼女たち主従に強い印象を残したようだ。
ディートリヒにとっては英霊として先達のように振る舞う一方で、己にとっては遥か彼方にあるカルデアの旅路を聞かせてくれた相手。
世界を彷徨い続けるディートリヒという英霊がいつかカルデアに辿り着いて彼女に挨拶する日が来るのだろうか。

 

御門遙
ある聖杯戦争ではぐれサーヴァントとして迷い出たディートリヒが出会ったマスター。
彼女の英霊シグルドと雌雄を決するはずがひょんなことから共闘することになり、彼女は北欧の大英雄を2騎従えるマスターとなるのであった。
ディートリヒは後ろ向きに人生を歩んできた彼女の人生観をシグルドと共に叩き壊してしまった張本人。
それが良いことだったのか悪いことだったのかは、これから彼女が歩んでいく人生次第だろう。

 

ザーイカ
どこか遠い世界と世界が混線した時に出会った存在。
終始、ディートリヒは彼女の保護者のようにあらゆる世界、あらゆる特異点を回り続けた。
飛び抜けたことをしたわけではない。ディートリヒはディートリヒという在り方を彼女に示し、その通りに行動したまでである。
それが彼女の成長を招き、ひいては世界に関わる話に発展するのだが、あくまでディートリヒは彼女に対して誠実にあったに過ぎない。

 

ベアトリーチェ
どこか遠い世界と世界が混線した時に出会ったサーヴァント。
孤高に駆けるその姿を美しいと伝え、拒絶も厭わず歩み寄り続けた。
それはつまりディートリヒにとっていつも通りの人に対する接し方だったわけだが、その現界の最期に彼女を思い出したのはそこに特別があったということだろう。
『よだかのように』美しくは飛べない者同士なのだ。それでもそなたは美しい。