武器/ミツネ武器

Last-modified: 2024-02-25 (日) 00:01:17

MHXのメインモンスターの一つである泡狐竜タマミツネの素材で作られた武器群。

目次

概要

  • 素材主の優雅な印象が武器にもそのまま現れており、桃色を基調にした柔らかな色合いをしている。
    特筆すべきはミツネ素材の加工性の高さ。決して大きさや鋭さには優れていない爪やヒレでありながら、
    加工すれば継ぎ目一つない刀身や精巧な装飾にまで仕上がる繊細さは見事と言う他ない。
    その性質を存分に生かしたデザインはどれも古風で、嘗て日本で使われた道具をモチーフとする物が多い。
    また、斬撃武器の刀身には桜の花の紋様が波紋のように刻まれている。
    • それもそのはず、何かとユクモ村との因縁が浅からぬ存在ゆえに
      ミツネ装備もまたユクモ由来の和風装備を意識しての事と思われる。
      その優雅で風流な美しさは、かつてユクモ村で腕を馳せた歴戦のハンターをも納得させるだけの逸品揃い。
  • 水属性武器として見ても過去の業物に勝るとも劣らない高性能もありながら
    独特な見た目ながらも(ユクモノシリーズのみならず)あらゆる防具と併せて装備しても
    違和感を感じさせない洗練されたデザインは、
    「性能」と「見た目」の両側面から全体評価も極めて高い人気の武器群である。
    • 和歌をオマージュした小難しい名前がネタ武器として見られる事はあっても、
      その美しさと強さは純粋に受け入れられ、多くのハンターを魅了する。
  • ちなみに、武器を振る度に雅な音が鳴るのも特徴。斬撃音が明らかに他の武器と違う。
    狩猟中はそれを楽しむ暇などないだろうが、モンスターがいない時にでも、振ってみて楽しむのも一興か。

性能

通常種武器

MHX(X)

  • 泡や水を駆使する素材主の特徴通りどの武器も水属性攻撃に長けており、
    同じメインモンスターであるディノバルドを屠るのには持ってこいである。
    MHX時点での性能を具体的に見ると
    • 最終強化でどれも平均レベルの攻撃力(近接武器は200、ボウガンはそれ以上、弓は180)
    • 近接武器にのみ会心率が10%つき、攻撃力を補強
    • 属性値は20後半~30後半に達し、他の水属性武器と比べても上位
    • 近接武器は斬れ味に優れ、レベル+2白ゲージ50
    • ボウガンは貫通弾、弓は連射矢が得意
    • ライトボウガンを除き、どれもスロット1
    初の水属性のメインモンスターの武器ということもあって
    いずれも癖や隙がなく、初心者から玄人まで広いプレイヤー層に使われる仕上がりである。

MHRise

  • MHRiseではタマミツネの再登場とともに復活。
    性能自体は、
    • そこそこの物理攻撃力
    • 10~15%の会心率
    • 優秀な水属性値
    • 素でそこそこの青ゲージに匠Lv1から白ゲージが出現
    • レベル1スロットが1つ
    と良くまとまった扱いやすい武器になっている。
  • どういう訳か強化が中途半端な部分でストップしているため、属性武器としてはオロミドロ武器が立ちふさがる。
    • しかし、Ver.2.0アップデートで最終強化が解放された。
      相変わらず属性値に着目するとオロミドロ武器に劣ってしまうが、
      あちらにはない匠で白ゲージが出ることと、会心率による汎用性の高さで差別化を図りたい。

MHR:S

  • MHR:Sでは、順当に強化された。
    • まずまずの攻撃力、属性値と優秀な会心率は据え置き
    • 斬れ味は短いものの素で紫ゲージが出現
    • レベル1スロットが1つ
    • 百竜装飾品スロットはLv2
  • 属性運用では規格外の属性値を手にしたオロミドロ武器の存在が痛い。
    MHR:Sでは属性が強力という事もあり、オロミドロ武器の方が火力が出るということが多い。
    オロミドロ武器がない武器種でも代わりにルドロス武器がライバルとなり、
    属性値・攻撃力の両面で上回ることで火力差を出してくる。
    どちらも素の斬れ味が白なので、ミツネ武器は会心率と斬れ味の優位で差別化したいところ。

希少種武器

MHR:S

  • Ver.12アップデートにてタマミツネ希少種が初登場。
    それに応じて、希少種武器も14武器種全てに追加された。
    いずれも一発生産に加えて通常種武器から派生可能。
  • 通常種の桃色と異なり、白色青色を基調とした色合いをしている。
    斬撃武器の刀身は希少種のヒレ譲りの青紫色から水色へのグラデーションが美しく、
    またではなくの紋様が刻まれている。
  • 肝心の性能はというと、
    • 通常種とほぼ同じ攻撃力
    • 属性は火属性に変更。しかし20前後と低め
    • 会心率も通常種の半分である10%に
    • 斬れ味は素で長い紫ゲージを持ち、しかも匠で延長可能
    • レベル2スロットが3つ
    • 百竜装飾品スロットはLv1
    まず目を引くのがスキルによるケアをせずとも問題ないほどの長大な紫ゲージ凄まじい拡張性を誇るレベル2スロット3つ
    似たような特徴を持つ武器は他に激昂したラージャン武器があり、
    あちらと比較して攻撃力は10下げて会心率は10%上がり、Lv2スロットが1つ多いのが本武器となる。
    攻撃力は10低いものの、会心率10%がそれを補っているので期待値に差は無いも同然
    そのため、スロットが1つ増えた火属性版激昂したラージャン武器として見ることができる
    属性値が低すぎるという点も似てしまった。
  • ただし、弱点として低属性値に加えさらに百竜スロットLv1。
    火属性武器という括りで見た場合、剣士武器ではどうしても火力面では厳しい立場になる。
    ガンナー武器はボウガンはそれぞれ独自要素でなんとか一定の地位を確立しているものの、
    これら3張りの存在が強力すぎて追い込まれてる状況となっている。
    特効対象外のこいには火属性は効かないという。
    制作面においては、MR10で作れるということは利点かもしれない。
    • 剣士武器の中でも狩猟笛に限っては火属性唯一かつ全体で見ても独自性の強い旋律を持つため、
      ソロはともかくPTプレイにおいては独自の立場を築けている。
  • 総括すると、極めて優秀なスキル自由度を確保できる汎用性を誇るが火力は少々控えめなのがこの武器群。
    ただ、攻撃性能が低いとはいってもそれは最適解と比べればの話で、最低限の物理性能は確保している。
    他には真似できないスキル構築が可能と考えれば十分使いどころは見出せるだろう。
  • 希少種武器が追加されたVer.12アップデートでは武器の重ね着システムが実装。
    これにより、重ね着さえ作ってしまえばどんな武器も希少種武器の見た目にできるため、
    その秀逸なデザインを他の武器を担ぎながら拝むことができる。
  • アップデートによって傀異スロット拡張で武器の基礎性能が向上するようになったが、
    本武器は仮にも属性武器であるため、ボーナスが物理と属性で分かれてしまう。
    斬れ味ボーナスも、元々十分以上の数値があるため恩恵が薄く、かえって他の武器との格差が開いてしまうものが多い。
    このあたりは特徴が似通っているガイアデルム武器とも共通する欠陥か。
  • Ver.16アップデートでは原初を刻むメル・ゼナが登場したが、
    それの素材を用いて制作できる武器Lv4スロットが3つかつ百竜スロットもLv3という、
    こちらの存在意義を完全に食ってしまう圧倒的な拡張性を引っ提げて登場した。
    あちらはそこそこの物理性能とそこそこの龍属性を併せ持っており、
    さらに劫血やられ時、及び血氣発動時の攻撃による体力回復量が増える特殊効果を持っていることもあり、
    こちらは現状では火属性が有効で、龍属性の通りが悪い相手になんとか活路を見出すしかない状況に陥っている。

天眼武器

MHXX

  • タマミツネの二つ名個体である天眼タマミツネの素材から作られる武器。
    通常種武器で紫色だった部分は紅色に、桃色であった部分は山吹色に変わり、
    そしての模様は紅葉に変わっている。
    通常種がを思わせる配色であったのに対し、二つ名個体のものはを感じさせる色合いになっている。
    また、チャージアックスは通常種武器とはデザインが異なっている。
  • 近接武器の性能を通常種武器と比較すると
    • 会心率は10%→20%と上昇
    • 属性値は減少
    • 攻撃力の変化は多くの武器種では310→320と上昇し、数種類では変化なし
    • 斬れ味レベル+2での紫ゲージが50→40と少し短くなっている
    • 二つ名武器なのでスロットは無し
    と、全体的にはスロットを失い物理性能が向上した形となっている。
    超会心運用なら天眼、属性を重視するなら通常種に分があり、
    斬れ味は天眼が10短いが臨戦での維持は二つ名補正の分楽になるなどの違いがある。
    • 攻撃力が上昇した武器群は攻撃+会心のダブルパンチで通常種武器に差を付けて高性能と言えるが、
      攻撃力が変わらない武器群はスロット1妖怪1足りないで会心率10%分を埋められる場合もあり、
      通常種武器とは同等にしのぎを削る性能に収まっている。
      また、矛砕武器は白ゲージでこちらの紫ゲージを上回る攻撃力を持っており、さらに短い紫ゲージも有している。
      属性はこちらが上回っているので相手次第といったところ。
      とはいえ様々な水属性武器の中ではバランス良く纏まっており、素材があれば作成して良いだろう。
  • ガンナー武器は、ボウガンは速射、しゃがみ対応弾が違うが水属性特化なのは共通。
    だけは火力と矢のタイプが通常種とまるで違う超パワー系の重射弓となる。
  • なお、二つ名らしく究極強化には天鱗が2枚必要になる。

特殊種武器

  • MHXRでは、通常種に加え、特殊種であるタマミツネ雷泡種固有の武器が登場。
    通常種とは対照的の蒼色のカラーリングが特徴的で、雷属性を宿している。
    武器名には共通して「雷狐□」の銘が付き、□内にはその武器種を連想させる漢字一文字が入る。
    その後に通常種武器の最終強化のように枕詞が付くが、こちらはカタカナとなっている。
  • 2020年3月31日に解禁された雷極地の第3エリアにて新規デザインのアクセルアックスが登場した。
    それまでの極地強襲産の武器は既存のものを「~~α」という形で極地耐性付きにアレンジしたものしかなかったため、
    ここにきて新規デザインの武器、それもアクセルアックスが追加されることを予想していた者は決して多くはなかった。
    通常種を差し置いて新規デザインのアクセルアックスが追加された例は、
    ブラキディオス爆氷種ドボルベルク峰爆種ラギアクルス陸征種に続き4例目である。

武器一覧

通常種武器

  • MHXのメインモンスターの武器は性能こそ優秀なものの
    どれも名前や説明文に一癖ある物ばかりである。
    ではこの武器はどうかと言うと…
     
    武器種名前(生産時)名前(最終強化)名前(究極強化)モチーフ
    大剣狐大剣ハナヤコヨヒノあかねさす紫剣(シケン)朝斬(アサギリ)あかねさす紫微両断剣
    太刀狐刀カカルクモナキたまのをの絶刀(ゼットウ)斬振(キリフリ)たまのをの絶佳麗斬刀日本刀
    片手剣狐扇ハナノナゴリヲくれなゐの色扇(シキセン)薄重(ウスガサネ)くれなゐの色天薫風扇扇子,団扇,数珠
    双剣狐双刃アカツキノソラつるぎたち研刃(ケンジン)切耶(キリガヤ)つるぎたち斎女舞奉双日本刀
    ハンマー狐鎚ツキヲイザナイおきつなみ撓鎚(トウツイ)華石(ハナイシ)おきつなみ撓山光明鎚提灯,ぼんぼり
    狩猟笛狐鈴コトノハナクテなるかみの音鈴(オンレイ)乙鳴(オトメ)なるかみの音通神韻鈴和傘,神楽鈴
    ランス狐槍ハナモハナナレきみがきる笠槍(カサヤリ)突刺(ツクシ)きみがきる笠雲天通槍錫杖,三度笠
    ガンランス狐灯槍ウキヨノヤミヲさばへなす荒槍(コウソウ)水守(ミナカミ)さばへなす荒神祓灯槍灯籠
    スラッシュアックス狐剣斧ワカレヲサソフにはたづみ流斧(リュウフ)彫字(チョウジ)にはたづみ流麗玉筆斧旗,掛軸
    チャージアックス狐衣斧ミズニヤドレルしろたへの衣斧(イフ)御帝(ミカド)しろたへの衣紋冥護斧
    操虫棍狐薙刀ツユサソウランすがのねの長薙(ナガナギ)(トモエ)すがのねの長夜華山薙薙刀
    ライトボウガン狐水銃シズクトキユルあまとぶや軽弩(ケイド)水珠(ミズタマ)あまとぶや軽妙霊水弩火縄銃,水鉄砲
    ヘビィボウガン狐重砲ハライニケリナあしひきの山砲(サンホウ)御車(ミクルマ)あしひきの山水撞車砲牛車
    狐弓ツユノタマノヲなぐるやの遠弓(オンキュウ)真弦(マナヅル)なぐるやの遠境真射弓和弓
    アイルーミツネネコ華傘ニャつくさの深緋(フカヒ)(カサ)ニャつくさの深緋天傘番傘
    ガルクミツネガルぼんぼり狐灯ツキモホノカニ真狐灯オボロツキ提灯,ぼんぼり
     
    …なんだか古典の勉強ができてしまいそうな名前である。
  • 生産段階の銘に入るカタカナは、実在した人物の辞世の句の一部を引用したもの。
    引用された辞世の句は主に武将の物だが一部例外もあり、
    武将の妻であるお市の方や細川玉、平安の歌人である紀貫之のものもある。
    一方、最終強化後の銘は各武器をイメージした枕詞が使われている。
    雅な名前だが、短歌を勉強した事がない人にとってはちょっと頭が痛くなるかもしれない。
    夏草の深いはちょっとこじつけな気もするが……
    • その枕詞の後に続く漢字部分は、日常生活ではまず使わないであろう漢字が混ざっていたり、
      読みも音訓入り混じっていてなかなか難しい。
      中でも狩猟笛とランスのラスト2文字は、初見だとほぼ読めないだろう。
      公式ガイドが出るまで上の双剣の名前が「切」になっていたことには触れてはいけない。
    • 枕詞は主に和歌を作る際、それぞれ関連・連想できる言葉へと続けるための修飾語のようなものである
      (例えば「白妙(しろたへ)の」は布のイメージから「衣」や「袖」、白いイメージから「雲」や「雪」に続く)。
      下記の二つ名武器も含め、ほとんどがこの法則を守った上で名付けられている。
      • これらの枕詞を検索すると、ページ内がほぼモンハン系一色になることもある。
        古文を習っている中高生や、モンハンを知らない人からしたら検索妨害もいいところである
        意味を調べたい時は古語辞典などを使うか「○○ 枕詞」と検索しよう。

希少種武器

二つ名武器

  • 生産時の武器名に付いている四字熟語は、何かを失うことや、時の流れは早い、といった物寂しい意味のものが多い。
    天眼タマミツネが視力を失い、齢を重ねた個体ということを表しているのだろうか。
    ハナヤコヨヒノ」→「閑素琴」のように、
    通常種の武器のフレーズから連想される漢字を用いた四字熟語になっているのも興味深い。
    強化後は通常種のものを踏襲しつつも別の枕詞を用いたものとなる。
    • オトモ武器の四字熟語は「紅葉良媒」か。
      男女の縁についての言葉だが、他と違い明らかに前向きな単語である。
      枕詞はそのまま「くれなゐの」。
      通常種片手剣と同じ単語だが、かかっているのは「色」ではなく「飽く(飽きる)」。
      物を染める際に灰汁(あく)で洗うことから生まれた用法らしい。
     
    武器種名前(生産時)名前(最終強化)名前(究極強化)
    大剣天眼大剣・閑花素琴もみじばの朱剣の夕栄もみじばの丹朱漸染剣
    太刀天眼刀・雲散霧消たまきはる命刀の爪紅たまきはる露命滅斬刀
    片手剣天眼扇・鏡花風月さにつらう色扇の唐楓さにつらう色法忌風扇
    双剣天眼双刃・色即是空こまつるぎ我刃の剣舞こまつるぎ我執舞姫双
    ハンマー天眼鎚・孤城落月たまかぎる磐鎚の星屑たまかぎる磐座磅魄鎚
    狩猟笛天眼鈴・千里結言あしたづの音鳴の紅舞あしたづの音動厭舞鈴
    ランス天眼槍・飛花落葉おおきみの笠槍の燕貫おおきみの笠貫壊世槍
    ガンランス天眼灯槍・無明長夜あぢむらの騒槍の関守あぢむらの騒鼓鎮守槍
    スラッシュアックス天眼剣斧・愛別離苦ともしびの灯斧の紅旗ともしびの灯滅刻彫斧
    チャージアックス天眼盾斧・光陰流水ときぎぬの乱斧の紅衣ときぎぬの乱衣想慕斧
    操虫棍天眼薙刀・春愁秋思たくなわの千薙の胡蝶たくなわの千尋儚命薙
    ライトボウガン天眼水銃・浮雲朝露ひさかたの天弩の時雨ひさかたの天紅驟雨弩
    ヘビィボウガン天眼重砲・秋風冽冽ちはやふる神筒の紅姫ちはやふる神山入輿砲
    天眼弓・露往霜来あかねさし照弓の日輪あかねさし照破天射弓
    アイルー天眼ネコ傘・紅葉良猫-くれニャいの飽食猫傘

特殊種武器

武器種名前
太刀雷狐刀ウツセミノ
狩猟笛雷狐鈴タマキハル
ガンランス雷狐灯ウメミヅキ
チャージアックス雷狐衣斧チルハナモ
操虫棍雷狐薙サミダレノ
アクセルアックス雷狐爆斧カムカゼノ
ライトボウガン雷狐銃シラツユモ
雷狐弓アヅサユミ

関連項目

モンスター/タマミツネ
モンスター/タマミツネ希少種
モンスター/天眼タマミツネ
防具/ミツネシリーズ