天狗獣のひときわ堅固な素材で
作られた鎚。煩悩を打ち破り
その身を守るといわれる法具。
(天具・五鈷の槌)
鬼神の力を宿す、天狗の武器。
如何なる障害をも打ち砕く力を
持つといわれる、高名な鎚。
(大天具・鈷槌コンゴウ/剛力具・鈷槌コンゴウ)
力の真理を究めた者が、天より
賜ったとされる鎚。その力は
形ない悪しき者をも打ち砕く。
(剛力王・コンゴウ之天槌)
目次
概要
- 天狗獣ビシュテンゴを素材としたハンマー。
名称のように、仏教の法具である金剛杵の一種
「五鈷杵(ごこしょ)」をモチーフにデザインされている。
性能
MHRise
- カムラノ鉄鉤鎚IIIから派生するほか、一発生産も可能。
初期段階である天具・五鈷の槌Iの性能は- 製作可能時期では標準的な攻撃力120
- 無属性で、会心率も無し
- 斬れ味は素で緑ゲージ50と制作時期としては優秀
- 下位武器なのでスロットは無し
- 百竜強化は攻撃力強化I、空棲系特効、鉄蟲糸技強化
攻撃力も充分な為に使い勝手は良好。
必要素材も下位ビシュテンゴを数回倒せば集まる量であり、攻略用としてはそれなりな性能といえる。
- 最終的に、ジンオウガ素材と獣玉を用いて強化する事で「大天具・鈷槌コンゴウ」となる。
性能はというと- 低めの攻撃力190
- 引き続きの無属性で、やはり会心率無し
- 斬れ味は素では青ゲージ30で、匠スキルのLV1時点から白ゲージが出現
- スロットはLv3が一つ
- 百竜強化は攻撃力強化II、空棲系特効、鉄蟲糸技強化
- …正直、残念という他にない性能である。
属性も会心率も無しで攻撃力200以下というのは低すぎる。
一応、集会所の☆6の時点で製作できるメリットはあるが、
その時点においてもカムラノ忍鉤鎚やヒドゥンブレイカーIIの
ほぼ下位互換と言えるものとなってしまっており、
攻略用としても厳しくなってしまっている。 - ではスロットや百竜強化で差別化が出るかというと、そうはいかない。
スロット3は鈍器スキルを付ける事で安定した火力と圧倒的持続戦闘力を発揮するアトラスハンマーも持っており、
ハンマーと相性の良い鉄蟲技強化も、
無属性ハンマーで瞬間火力最強である轟槌【虎丸】が強化元からの引継ぎで持つことができる。
空棲系特効も、属性ハンマーであるがコンゴウを上回る物理性能を持つ
神淵ノ風潰シと神源ノ雷潰シが持っていると来ており、
付加価値での差別化も非常に困難となっている。
- 以上のように、いずれの要素においてもライバルの後塵を拝するハンマーとなってしまっているが、
上述した通り下位クエストの攻略用としては比較的優秀なものとなっている。
光る場面があるとしたらそこであろう。
MHR:S
- MHR:Sではマスターランクでの強化形と共に、
ビシュテンゴ亜種の追加に伴って亜種の武器も登場した。
通常種武器
- マスターランクでの初期段階は「剛力具・鈷槌コンゴウ」。
この時点の性能は- 製作時点では平均的な攻撃力240
- やはり無属性・会心率無し
- 斬れ味は素で白ゲージ20を持ち、匠スキルでの延長も可能
- スロットは引き続きLv3が1つ
- 百竜装飾品スロットは最高のLv3
後述の亜種武器と好みになるが、この時点での攻略用には有効と言える。
- その後、「剛力具・鈷槌コンゴウ改」を経て、最終的に「剛力王・コンゴウ之天槌」となる。
その性能は- 比較的高い攻撃力330
- 当然ながら無属性で会心率無し
- 斬れ味は素の状態で驚異の白ゲージ130、匠スキルで出る斬れ味は全て紫ゲージ
- スロットはLv3が1つと変化せず
- 百竜装飾品スロットも引き続き最高位のLv3
驚異的な長さの白ゲージを持つハンマーとなった。
白ゲージ130というのはハンマーには些か過剰であるのは事実だが、
それなりの手数を伴う「溜め変化:勇」の強化など追い風もあり、便利なのは確か。
攻撃力もそれなりの数値であるため、
斬れ味ケア関連のスキルと切って火力スキルを盛るなどすれば、
他のハンマーに劣らぬ活躍ができるだろう。
- ただ、バルファルク特殊個体のハンマーである
「赫絶の剛翼ヴェスリオ」が非常に強力ライバルとなる。
ヴェスリオは攻撃力330・白ゲージ140とコンゴウ之天槌をも更に上回る数値を持ち、
同じスロットLv3が1つ、そして低くはない龍属性45と、ほぼ上位互換である。
百竜装飾品がLv2である事と、制作可能時期が差別化用となる点である。
亜種武器
持ち主の言霊を伝える槌。力に
は力を、魂には魂を。邪な魂へ
向け浄化の一撃を振り下ろす。
(緋天具・鈷槌コンゴウ)
語り継がれる大天具の槌。
滅するのは己の欲と穢れた魂。
若しくは劫火に触れた愚者。
(緋天之槌・六仙コンゴウ)
- 初期段階の銘は「緋天具・鈷槌コンゴウ」。
通常種武器から強化できるほか、一発生産も可能。
性能は- MR2入りたてでは高い攻撃力260
- 通常種武器同様、会心率は無し
- 無いよりはいいが低い爆破属性15
- 斬れ味は素で青ゲージ60とこの時点ではなかなか優秀
- スロットは通常種武器よりも劣るLv1が1つのみ
- 百竜装飾品は通常種と同じくLv3
期待値は白ゲージを持つ通常種武器より僅かに劣るが、こちらは長い青ゲージと細やかな爆破属性があるので、
好みで決めていいレベルである。
- その後「緋天具・鈷槌コンゴウ改」を経て、最終的に「緋天之槌・六仙コンゴウ」となる。
その性能はというと- 属性武器としてはそこそこの攻撃力320
- 伸び悩んだ爆破属性24
- 斬れ味は素で紫ゲージ30を持ち、匠スキルで延長が可能。白ゲージも長い
- スロットはLv2が1つとややランクアップ
- 百竜装飾品はやはりLv3
マガイマガドのハンマーの最終形である「鎧怨鬼槌グラージャ」と共に爆破ハンマーでトップタイであり、
更に斬れ味の長さは紫・白ともに六仙コンゴウが上の為、MHR:Sの爆破ハンマーで最高の物理性能である。
一方で、爆破属性の数値はMHR:Sの爆破ハンマーで最低の値であり、
他の爆破ハンマーと棲み分け・使い分けがなされていると言える。
余談
- 最終強化の銘である「コンゴウ」は仏教の守護神・仁王の正式名である「金剛力士」、
もしくは五大明王の一人である「金剛夜叉明王」からとられたものと見られる。
ちなみに両者ともこの金剛は「金剛杵を持つ者」という意味合いである。
- 実際の五鈷杵および金剛杵とは、仏教の敵対者を貫く、もしくは煩悩を突き崩すための法具とされ、
鈍器として使うものではない。
もっとも、モンハンにおける金剛杵をモチーフとした武器類は現状ランスが登場していないので、今更ともいえるが。
- 本武器の名前に使われている「つち」は槌(きへん)であるが、解説文で用いられている
「つち」は鎚(かねへん)となっている。
カムラノ武器や百竜武器の場合、ハンマーでは後者に統一されているのだが、
ランスやガンランスの「やり」はこの武器とは逆に
名前で鎗(かねへん)、解説文で槍(きへん)が使われている。- 一方で、MRで追加された亜種武器は「槌」(木偏)で統一されている。
別に覚える必要はないが、非常にややこしいことになっている
- 一方で、MRで追加された亜種武器は「槌」(木偏)で統一されている。