武器/破岩剣デストルクジオ

Last-modified: 2024-02-13 (火) 08:28:21

MH3Gで初登場した、ブラキディオス素材を用いた片手剣。
ディオスエッジから強化を重ねることで作成することができる。

目次

概要

  • 「猛々しい大地の怒りの具現」という謳い文句の通り、
    ブラキディオスの甲殻の一部をそのまま切り出したかのような武骨な刀身、
    そして激憤を現したかの如く赤黄色に変化した爆破粘菌が特徴。
    • ディオスエッジ時代は通常時のように粘菌は緑色をしているが、
      破岩剣は怒り状態のそれとなっている。
  • 剣の部分に粘菌がべったりと付いているだけでなく、盾の方にもぶちまけられたかのように付着している。
    しかもただ塗っただけではなく、盾の中心部分が割れており、そこから3方向に粘菌が広がっている。
    • この状態だと突進タックル等をガードした際や、シールドバッシュでも
      相手の身体に粘菌を付着させることができるように見えるが、
      実際にはシールドとモンスターが接触しても粘菌は付着しない
    • MH4では盾で殴っても属性値が蓄積するようになったので
      一応シールドバッシュでも爆破は可能。

性能

MH3G

  • ディオスエッジディオスエッジ改爆砕の裂剣破岩剣デストルクジオと強化されていく。
    ドラグロメイスからの強化で入手できることになるが、
    生産によってディオスエッジから造ることもできる。
    生産したからといって、余分に宝玉を取られるといったこともないので安心してほしい。
    しかし、なぞの粘菌を10個も使うことになることには注意。
  • その凄まじい性能から、MH3Gにおいて最強の片手剣の座を争う一振りである。
    攻撃力350(武器倍率250)と、3G全片手剣でも同率3位の数値である*1
    そして、ここがこの武器を最強足らしめる所以なのだが、
    ブラキ武器故に3Gに登場する片手剣で唯一爆破属性350が付与される。
    この属性値で片手剣といえばもうお分かりだろう。
    圧倒的な手数で攻める片手剣と爆破属性の相性はすこぶる良く、
    斬りまくっているだけで爆破の連鎖が巻き起こる
    また、長期戦で爆破属性が息切れを起こしても、物理攻撃力の優秀さから
    十分戦っていけるレベルの火力を維持することが出来る。
    そして一つながら空きスロットまであるなど、正にトンデモチート性能。
    数少ない欠点を上げれば、斬れ味レベル+1で出現する紫が20と少々心許なく、
    本気で運用するのであれば業物がほぼ必須となる点か*2
    幸い、匠と業物を両立できる大和・極(日向・極)があるので、さほど問題無い。
    • 片手剣においてはこの武器系列の他に爆破属性を纏う武器が存在しないので、
      (他属性もひっくるめて)事実上はデストルクジオ独壇場となっている
      片手剣はMHP3から属性ダメージが表示の0.7倍という下方修正を食らっている上、
      追い討ちと言わんばかりに既存の属性武器の属性値が下げられている為、
      爆破属性以外がこれを上回ることはほぼない
      そのため、本作においてこのデストルクジオに対抗しうる武器は
      1. 非常に高いスペックを持つ無属性武器
      2. 下方修正込みでも使い物になるほど、極端に属性値が高い武器
      3. 攻撃力や属性値、斬れ味を含めた総合性能が高い武器
      という3つの例のいずれかに当てはまる武器に限定される
      無属性の片手剣は覚醒無しの七星剣【禄存】
      超属性特化型は最低でも属性値450~500(=実質属性値350程度)を誇る武器
      具体的にはダーティーグラフマスターオデッセイ(覚醒付き)や
      其ノ刃ハ曙光ノ如シ祀導神器【不門外】雷剣コロドライト
      総合性能の高さならば神滅剣アル・ゾディアなどがデストルクジオの猛威にも怯まない程の高性能を誇る。
      特に七星剣【禄存】は、高すぎる耐久力故に爆破属性がほぼダメージソースにならなくなる
      超強化クエスト*3では「ほぼ最適解」とまで言われる性能である。
    上の書き方だと羅列されている武器が多いこともあり、
    「意外と対抗馬が多いのでは?」という印象を受ける諸氏もいるだろう。
    だが逆に言えば、そこまで極端な例を挙げなければ最強の座から陥落しないと言う事でもあり、
    この破岩剣デストルクジオの恐ろしい性能が窺い知れる。
    • アル・ゾディアや七星剣【禄存】に関しては物理性能も強力なため、
      「それぞれの特性が有効かつ爆破属性が苦手な状況」を選べれば基本的に超えられる。
      それを見ると、今作の爆破属性が苦手とし且つ龍や毒が有効になる場合が多い超大型及び超強化相手では、
      彼らの方が適任になりがち。
      だが、逆を言えばそれ以外の圧倒的多数のクエストにおいてはデストルクジオが優勢と言うのもまた事実である。
    • 他方、超属性特化型に関しては対抗馬として書かれてこそいるが、
      実際のところMH3系統の作品はそれ以前と比べ片手剣も少しずつ物理性能寄りになりつつあり、
      今作では特に属性マイナス補正が残っている、W属性強化も出来ないなど、超属性特化型にとっても逆風は吹く。
      ラギアクルス希少種の頭を不門外で斬る等といった非常に極端なケースを除き
      弱点属性でも属性特化は劣りがちとなり、却ってデストルクジオの暴れぶりが浮き彫りになる結果が出やすい。
    要は、他の武器が対抗できる局面もあるがそれ以上にデストルクジオの方が強い局面の方が多いということである。
  • さらに、もう一つ片手剣ならではの強みがある。
    爆破属性を強化するスキルにボマー火薬術などがあるが、
    片手剣の特性である「抜刀状態でのアイテム使用」により、爆破属性だけではなく大タル爆弾の威力も底上げし、
    スタイリッシュボマーがさらに花咲くことになる。狩場はかなりの爆風が伴うことになるだろう。
  • 斬れ味以外に欠点を挙げるとすれば、そのリーチの短さゆえに「高い場所の部位破壊」がし辛いことだろうか。
    しかし、足を集中的に攻撃して爆破ダメージで転倒させる事である程度はフォローできる。
    また、オンラインでは転倒で他プレイヤーのチャンスを演出する事にもなる。
    ただし、他のプレイヤーも爆破武器を担いでいる時は部位破壊の邪魔にならないように注意しよう。
    • 欠点とは言ったが、リーチが短いのは他の片手剣でも全く変わらないため、
      片手剣という武器種の中で見れば、むしろ部位破壊は爆破属性の分得意な部類に入る。

MH4

  • ブラキディオスの続投にともない、ディオスエッジ系列も引き続き登場。
    今作は爆砕の裂剣が上位武器になり、そこで打ち止めとなる。
  • 本作では爆破属性が修正され、通常属性と棲み分けができる水準となった。
    当武器の性能自体も悪くなく、攻撃力も匠で出現する白ゲージも平均レベル。
    3Gよりは鳴りを潜めたが、爆破属性のおかげで汎用性と部位破壊に優れた片手剣に仕上がっている。
  • ただし、ミラバルカン素材を用いた「黒滅龍剣」という強敵が存在する。
    あちらは爆砕の裂剣と同じ攻撃力にこちらを上回る爆破属性300
    匠で白+紫ゲージが出て、その合計は爆砕の裂剣の白ゲージと同じ
    トドメと言わんばかりにスロット3である。一応裂剣の方が青ゲージは長いが、
    最終的には黒滅龍剣に取って代わられることだろう。
    尤も、あちらはダウンロード環境が必要*4な上に製作難度も桁違いに高いため、
    それまでの繋ぎとしては十分使える。

MH4G

  • 爆砕の裂剣にブラキディオスのG級素材をつぎ込むことにより、破岩剣デストルクジオに強化が可能。
    性能的には相変わらずバランスの良い爆破片手剣だが、爆破の弱体化を考慮してもMH3Gの頃と比べると正直いまいちな性能。
    しかしそこでは終わらず、更に特殊個体のブラキディオス素材を使用することで
    後述する「砕光の恒剣」へと強化が可能である。

MHX

  • 本作でも続投。
    一発生産はできず、ベルダーサーベルLV5からディオスエッジに派生させる形となる。
    武器強化システムの変更により、
    ディオスエッジLV3からそのまま強化するか爆砕の裂剣に派生するか選べるようになり、
    ディオスエッジは最終強化で新たな銘・「爆剣サーモバレッジ」を得て、
    爆砕の裂剣はお馴染みの「破岩剣デストルクジオ」へと強化される。

爆剣サーモバレッジ

  • ディオスエッジを派生させずに強化していく、緑の粘菌をまとった片手剣。
    最終的なステータスは攻撃力210、爆破属性値22*5
    斬れ味は素だとごく短い青長大な緑だが、匠をつけることで白ゲージが出現、
    斬れ味レベル+2まであげることで白40となかなか。
    ただし本作では匠スキルの仕様が変わっているため、これを組み込んだスキル構成はなかなか容易ではない。
    素の長大な緑ゲージを活かして本作初登場の鈍器スキルで運用するのも面白いだろう。
    • 最終強化にはお約束の砕竜の宝玉の他、ここまでは使用しなかった獰猛化砕竜殻などが必要になる。
  • ライバルとなるのは本作のメインモンスター・ディノバルドの二つ名個体から作られる片手剣
    燼滅閃カシオール」。
    攻撃力は200と一歩劣るが会心率5%とわずかに差が縮み、属性値はサーモバレッジを上回る25。
    これに二つ名武器特有の「狩技ゲージの溜まりやすさ」に加え、素で斬れ味ゲージMAXの白ゲージつき。
    匠スキルの重い本作において、単純な火力勝負ではサーモバレッジに勝ち目はない。
    匠あるいは鈍器スキルがつく構成であれば、サーモバレッジに分があるだろう。
    特にMHXの剣士汎用防具と名高い燼滅刃一式やディノS一式との相性が非常に良いのがポイント。
    またカシオールの強化には途方も無い手間がかかるため、圧倒的にサーモバレッジの方が作りやすい。

破岩剣デストルクジオ

  • ディオスエッジLv3にて獰猛化素材を組み込む事で強化可能。
    以降の強化には獰猛化ブラキディオスの素材をメインに要求され、
    最終的なステータスは攻撃力190爆破属性34。サーモバレッジに比べ属性重視になっている。
    斬れ味は素でそこそこの青に斬れ味レベル+2で短い白、さらに爆破片手剣唯一の空きスロット1つを持つ。
  • ライバルは上記の二振りに加え、属性重視という事で「テオ=エンブレム」も入ってくる。
    フロリスセイフ?観賞用
    総合性能はいずれも甲乙つけがたいが、デストルクジオの場合匠をつけた場合の白、
    及びつけなかった場合の緑ゲージが短めなのが気になるところか。
    上述の通り爆破片手剣で唯一の空きスロットで、スキルの追加をしたいところ。
    • こちらも斬れ味の対策に関しては、
      匠で白を出して剛刃研磨でそれを維持することのできる燼滅刃一式と相性がいい。
      スキルの追加しにくい二つ名防具にとってはスロット1つもありがたい。
      お守り次第では5スロスキルの追加も難しくはない。
  • こちらの最終強化には砕竜の宝玉の他、爆破属性のライバルとなるテオ・テスカトルの塵粉まで要求される。
    テオ=エンブレムとは正直好みで選ぶレベルだが、あちらの入手には多少が絡むので、
    繋ぎとして使いたい場合にはこちらを作るのもアリだろう。
  • どちらにしても攻撃力・属性値の点で充分な差別化が成されているので
    可能ならばどちらも作っておくほうが良いのは言うまでもない。

MHXX

  • G級の追加により二振りも限界突破を施され、G級武器として参戦を果たす。
    さらに究極強化によってサーモバレッジは「爆剣エクスサーモ」へ、
    デストルクジオは「砕巌剣デストルクジオ」へと生まれ変わる。

爆剣エクスサーモ

  • ディオスエッジの見た目を最後まで受け継いだ一振り。
    その性能は
    • 攻撃力は爆破属性片手剣の中で最高クラスの340
    • 爆破属性25と低いが、片手剣の手数を考えれば十分使える数値
    • 斬れ味は素で、斬れ味+2でようやく紫10
    • 残念ながらスロットは最後までなし
    攻撃力が高く期待値を叩き出せるのは間違いないのだが、
    紫、白のゲージがあまりに短く、折角の高威力も維持することが難しい。
    鈍器運用をしようにも素の青はかなり長く、緑ゲージ主体で戦うのも難がある。
    剛刃研磨を用いるなど限られた状況でしか実力を十分発揮できない、とても気難しい一振りになっている。
    また、スロットが一つも空いていないのもマイナスポイント。
    • 斬れ味レベル+2、剛刃研磨、砥石高速化(に加えG級ではボマー)が一式で揃う燼滅刃シリーズと好相性。
  • 同じ物理攻撃重視の爆破属性片手剣として、真・黒滅龍剣【大禍】が挙げられる。
    こちらは攻撃力で10優っているが「属性値34・斬れ味レベル+2で紫ゲージ30・スロット3」
    この3点で大敗を喫しており、立場が苦しい。
    幸い、ミラバルカンが出現するのがHR95なのでそれまでの繋ぎとしては使えるだろう。

砕巌剣デストルクジオ

  • デストルクジオを順当に強化した一振り。
    こちらの性能はというと、
    • 攻撃力は平均的な数値である310
    • 十分すぎる爆破属性38
    • しっかり維持しているスロット1
    • 斬れ味は匠無しで白50、斬れ味レベル+2で紫40と極めて優秀
    攻撃力と属性値が共に高いレベルでまとまっており、
    さらに紫ゲージ+白ゲージの長さは爆破属性の片手剣の中ではトップクラス。
    攻撃力・属性値・斬れ味の三拍子が揃った、極めて汎用性の高い片手剣になったと言える。
  • こちらはバランスタイプの爆破属性片手剣として、真滅閃カシオヴァと競合することになる。
    カシオヴァは攻撃力300(会心率5%)・爆破30・紫ゲージ30・スロット無しと、
    数値上はデストルクジオに劣るが
    匠無しで紫ゲージが出ている上、狩技ゲージが溜まりやすいという特徴がある。
    プレイスタイルや装備構成によって使い分けるのが好ましい。

MHW:I

  • ブラキディオスの復活に伴いディオスエッジも復活。
    最終強化の銘は爆剣サーモバレッジ。粘菌も緑色となっている。
  • 性能は、
    • 最終強化としては平均的な攻撃力350と会心率0%
    • 属性解放なしではトップの爆破属性360
    • 斬れ味は素でそこそこの白だが匠で紫は出ない
    • レベル1スロット1
    であり、従来と比べてもより爆破属性を重視した性能になっている。
  • 今作は素で爆破属性を持つ片手剣として炎龍夫婦のものが比較対象になるだろう。
    • テオ武器のテスカ・デル・メダリはこちらより高い物理攻撃力と会心率を持つ代わりに、
      素の白ゲージが短めで属性値にもこちらに大きく劣る。
    • ナナ武器の魂焔の龍剣は各種ともに属性値がかなり控えめになっている一方、
      こちらを上回る物理性能に加えて匠で紫が出現、豊富なスロットに加え各種スキルを内包している。
    これらとの差別化を図る上で、サーモバレッジはその高い爆破属性値を活かすことが必要……なのだが、
    属性値だけに関して言えばウルムーアーミンの存在がどうしてもちらつく。
    属性解放が必要とは言え属性値は480、カスタム強化の枠数やパーツ強化でさらに伸ばせる。
    斬れ味こそ短いが物理性能自体はそこまで遜色なく、逆に匠なら紫が出る。
    属性解放がマスターランクではそこまで重くないのもこちらにとっては逆風であるが、
    「爆破属性を伸ばしつつ耐性系など各種便利なスキルも搭載していく」という、
    結構ニッチなところを付けばこの武器の活用方法も見えて来る。
    幸い、爆破ダメージがマスターランクにおいて強化されていることもあり、
    これにしろウルムーアーミンにしろ爆破を主戦力とすることは不可能ではない。
  • また、天殻と紅蓮滾るバゼルギウスの素材を必要とするものの
    やや早い段階で最終強化が可能であるため、攻略用としては優れている。
    が、この点においてもウルムーアーミンがまたライバルとなるのは痛い。
    攻略段階の内からあちらと相性のいいスキルを発動できるEXアーティアシリーズがあり、
    武器に関してもレア素材の類は必要なくM★4で完成する。
    ……となると、決め手になるのはもはや見た目の好みと思い入れだろうか。
    • この武器は所謂皮ペタではなく3G以後の見た目をしっかり残しており、
      粘菌が青い刀身に輝きとてもカッコイイ。
      一方ウルムーアーミンはクロムナイトソード系列に追加で素材を付け加えた皮ペタで、
      ふわふわの毛ピンクのハートが付けられた可愛らしいデザイン。
      ゴツい鎧が好きなハンターはディオスエッジを使ったほうがいいかもしれない…*6

MHF

  • ブラキディオスが遷悠種として登場したことで遷悠武器として実装された。
    今作のブラキ武器に共通する事項として、強化しても粘菌が緑色のままである。
    HR5の素材でディオスエッジを生産し、G級の素材で爆砕の裂剣→破岩剣デストルクジオと強化していく。
    • 最終強化となる破岩剣デストルクジオの性能は
    • 攻撃力728
    • 爆破属性530
    • デフォルトでは紫までだが斬れ味レベル+1で出る部分が全て空ゲージ
    片手剣の手数の多さを考えると爆破属性との相性はいいのだが、
    MHFではバランスブレイカーにならないように爆破属性自体の性能が微妙であり、
    そうなってしまうと無属性片手強化シジルの恩恵を受けられない無属性武器でしかなく、
    そもそも少し前は片手剣は無属性が活きる環境であったが、
    近年のMHFでは高い属性値のものが増えスキルも充実した属性武器が主に使用されており、
    現状は爆破属性のテコ入れ待ちという状態。
    • とはいえ一定の性能はあり全く使えないということはないので、
      使用する際は劇物取扱皆伝を発動させておきたい。

砕光の恒剣

MH4G

  • 本作ではデストルクジオがG級の派生として復活した。
    しかもそれだけでは終わらず、特殊個体である猛り爆ぜるブラキディオスが登場。
    その素材を使うことで「砕光の恒剣」まで強化できるようになった。
    刀身がややスマートになり、猛り爆ぜるブラキディオスのエメラルド色となった他、
    粘菌の配置も異なり、よりスタイリッシュな見た目となっている。
  • 砕光の恒剣の性能は以下の通り。
    • 攻撃力378
    • 爆破属性390
    • 斬れ味は白40、匠で白70+紫20
    • スロット2
    どのステータスにも穴がないのが特徴。ライバルである真・黒滅龍剣と比較すると、
    攻撃力・紫ゲージの長さ・スロット数では劣るものの、属性値・白ゲージと青ゲージの長さでは優れる。
    特に白ゲージと青ゲージの長さでは黒滅龍剣に対して2倍以上の差をつけており、
    斬れ味の消費が激しい片手剣においてはアドバンテージとなっている。
    他の爆破属性片手剣には、属性に特化したテオ=エンブレムや、
    物理攻撃に特化した絶衝剣【虎王】も存在するが、
    いずれのライバルに対しても斬れ味やスロットなどで差別化が図れる。
  • 強化には部位破壊限定である「砕竜の撃滅拳×3」やレア素材の「不滅の炉心殻」など、
    その性能に見合った素材はキッチリ要求される。
    作成時期も、ラスボス打倒後に渡される「古文書」を解読しなければならないため非常に遅い。
    真・黒滅龍剣と比べると、作れるのはこちらの方が古文書2つ分早いが、
    総合的に見れば作りやすさも性能も両者に大きな差は見られないため、好みで選んでも問題はないだろう。
    • ただし、爆破カウンターを持つ猛り爆ぜるブラキディオスに対し、
      リーチの短い片手剣での狩猟はあまりオススメできない。
      可能であれば他の武器を担ぐのが望ましいだろう。

MHXX

  • MHXXでは猛り爆ぜるブラキディオスの素材を投入して完成する砕光の恒剣が復活。
    今作ではさらに強化先が追加されており、最終強化*7として砕光のイラプデストルを、
    究極強化することで砕光恒鋭剣チェブラクが作成できる。
    デストルクジオの強化ツリーからのみの派生で、一発生産はできない。
  • その性能は、
    • 若干低い攻撃力300
    • かなり高い爆破属性44
    • 派生して増えたスロット2
    • 斬れ味は素で白30、匠+2で紫30
    デストルクジオと比較すると、攻撃力と斬れ味が控えめになっている代わりに
    属性値とスロットが強化されている。
    基本的に属性主体の立ち回りとなるだろう。
  • ライバルとなり得るのは爆破属性値1位であるテオ片手のテスカ・デル・メダリ
    属性値でこちらを1、紫ゲージの長さでこちらを10上回っているが、
    攻撃力では10劣っており、総合的な攻撃性能は互角である。
    それでいてメダリはスロット0なので、チェブラクが優勢と言える……が、
    こちらはイラプデストルへの強化時に黒龍の紅焔鱗が必要になることから、
    自力で入手する場合HR95への到達、そうでなければ通常クエストを貼ってくれる協力者か、
    イベントクエストの個体を討伐できる装備や技量を求められる強化難易度が難点。

MHW:I

  • 猛り爆ぜるブラキディオスの追加と共に砕光の恒剣が復活。
    気になる性能の方は
    • レア度12
    • かなり高い攻撃力420
    • 会心率0%
    • 斬れ味は素で紫30と同種武器では長め、匠は無効
    • オマケ程度の爆破属性180
    • スロットはLv4が1つとLv3が1つという破格の拡張性
    と、通常種とは打って変わって高性能な物理寄り爆破片手剣となった。
  • MHW:Iの片手剣はジャストラッシュ、フォールバッシュといった物理攻撃力の高いモーションが多く、
    爆破属性はあまり機能しないとはいえども攻撃力の高さで活躍が期待できる。
    • 物理寄り爆破片手剣というと比較として挙げられるのはやはり赤龍武器赤龍ノ裂ク牙・爆破だが、
      あちらが覚醒強化でこちらと同じ長さの斬れ味紫に加え、
      Lv3スロットを確保しようとすると攻撃力では大きく劣ることになる。
      逆に、あちらが覚醒強化で物理方面に特化すると砕光の恒剣を上回ってくる。
      スロットの違いによる拡張性の高さ、匠不要で優秀な斬れ味を上手く利用すれば、
      あちらを上回る火力のスキル構成も可能であり、生存スキルを積む際も拡張性の高さが光る。
  • MR解放直後に作成するのは難易度が高いが、
    もし作成することが出来れば、MR解放後の心強い味方になってくれることは間違いない。
    この点は同時追加された鬼神棍グランジャも同じである。

余談

  • 「闘技大会」において3Gではドボルベルク亜種、MH4(G)ではザボアザギルで
    片手剣を選択するとデストルクジオの初期段階であるディオスエッジで挑戦することになる。
  • 「デストルクジオ」の由来は「destruction(破壊)」だろうか。
    スペイン語でこれに対応する単語*8が近い発音で、「デストルクシオン」になる。
  • MHX以降のサーモバレッジとエクスサーモの名前の由来は、
    おそらく気体爆薬であるサーモバリック爆薬からだろう。
    気体爆薬というチョイスは「興奮すると唾液の成分を気化させて全身の粘菌を活性化させる」という
    ブラキディオスの生態を再現したものだろうか。
    • ちなみに「バレッジ」の方は、英名では「barrage(弾幕)」と訳されている。
      確かにバレッジと読みたくなるが、実際の音をカタカナ表記すると「バラージ」と言ったところ。
      見慣れない文字の並びから元の単語を推測したローカライズ担当の苦労がうかがえる。
      • …がこれは誤訳で、単語の区切りは「サーモ・バレッジ」ではなく「サーモバル・エッジ」。
        他のブラキ武器と比較するとわかるのだが、この部分には武器種を表す単語が入る。
        「弾幕」もブラキディオスからはそこまで離れていないが、流石に片手剣にはそぐわないだろう。
        しかしどっかのヘビィといい、日本のスタッフと連携しようとは思わないのだろうか?
  • MHXXの究極強化に付く「巌」は一字で「いわお」とも読み、
    高く突き出た岩などという意味だがここでは「ガン」と読む。
    厳ではないので注意。

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*1 ただし、ひとつ上の364の次は一気に420と、3Gは高攻撃力の片手剣自体が少ない
*2 しかし片手剣自体が斬れ味を消耗しやすい武器種なので、余程狂った斬れ味ゲージを持っていない限りは基本的に業物が推奨される
*3 特に属性の通りにくいジョジョブラキ。ランディープは火と龍、獄界の門番には雷がよく通る他肉質も硬めのためそれぞれの属性特化も良い
*4 MH4Gの場合、村クエストを進めていくことでオフラインでも紅龍と戦うことが可能。
*5 過去作における表示だとそれぞれ294、220相当になる。
*6 ウルムーもカスタム強化で装飾を付けかえ格好良くはできるが
*7 MHXXから登場のG級武器においては便宜上最終強化が存在するが、MHXの武器と辻褄を合わせる程度の意味しかなく実態としては最終強化ではない。
*8 「destruccion」のoにアクセント符号を付けたもの。環境依存文字のためここでは表記しない