目次
概要
- リストラクチャリング(Restructuring)の略で、原義は「再構築」。
日本では「解雇する(される)」の意味で使われる事が多いが、本来の「リストラ」が扱う範囲はもっと広く、
細かい予算の見直しや労働時間の再編成なども行い収支の健全化を目指すことを指す。- 厳密には通常のクビが「仕事が出来ない、または勤務態度が悪い社員を解雇する」であるのに対し、
リストラによる解雇は「会社全体の業務見直しに伴う不要部門の人員削減」によって行われるものである。
ただ、必要な人材なら大抵は解雇ではなく異動になる、どちらも路頭に迷うことには変わりない…など、
日本では「クビ」と区別する必要性が薄い為、上記の通り同一視されている。
- 厳密には通常のクビが「仕事が出来ない、または勤務態度が悪い社員を解雇する」であるのに対し、
- ゲーム作品ではシリーズを通すうちに削られてしまった要素のことを指して「リストラ」と言うことが多い。
よく似た表現として「オミットされる」という言葉もあり、
こちらは「除外する」「省略する」という意味で、用途としてはほぼ同義である。- ただ基本的にはキャラの削除が「リストラ」、システムの削除が「オミット」と呼ばれる。
この違いは上記の「リストラ=クビ」が密接に関わっていると言えるだろう。
- ただ基本的にはキャラの削除が「リストラ」、システムの削除が「オミット」と呼ばれる。
モンハンにおけるリストラ
モンスターのリストラ
- 直前の作品に登場していたモンスターが次回作には登場しないことを指す。
おそらくモンハン界隈で「リストラ」と言ったら大抵はコレである。
モンスターはモンハンにおける「主役」とも言える存在なので、
自分のお気に入りモンスターがリストラされるか否かは、
そのモンスターのファンにとって最新作発売時の最大の懸念事項とも言えるだろう。
- ゲーム容量やゲーム全体のテンポ(同格のモンスターが多すぎると先のHRになかなか進めなくなってしまう)
の都合もあってか、モンハンは上記のような要素を持ちながらも、
非常にリストラと再雇用の激しいゲームであると言える。- 今までのところ最大のリストラが発生したのはMHP2GからMH3に移行する時で、
この際はリオレウス、リオレイア、ディアブロス以外の全ての大型モンスターがリストラ
というかつてない大変動が起きた。
むしろ、それ以前のシリーズではMH2からMHP2への移行でヤマツカミがサラッと削られたりした他は、
明確にモンスターがクビになることが少なかったので、
ハンターからリストラ事情が心配されるようになったのはMH3からであると言える。 - 以降、水中戦削除で海竜種が削られたり、ドス鳥竜たちの間で激しい生存競争が起きたりしながら、
一作品に登場するモンスター総数は微増しつつ現在に至っている。 - MH4(G)では、登場モンスターとリストラモンスターとの素材交換ができるシステムが実装。
これによって、モンスターは狩れないが擬似的に復活できることが可能だと証明された。- 因みにMH4Gでは素材交換対象だったモンスターの一部が復活したが、
素材交換で上位素材、狩猟でG級素材といったように棲み分けがなされている。
- 因みにMH4Gでは素材交換対象だったモンスターの一部が復活したが、
- 今までのところ最大のリストラが発生したのはMHP2GからMH3に移行する時で、
- なおMHRise現在、初登場してからリストラの憂き目に一度も遭っていない大型モンスターは、
モンスターハンターシリーズの顔であるリオレウスと、妻にして雌個体であるリオレイアの2種と、
前作MHWで初登場して続投しているクルルヤック、プケプケ、ジュラトドス、トビカガチ、アンジャナフの5種、
そして「大型アップデートによるモンスター新規実装分」も含めてみた場合、
同じくMHWで登場しMHRiseのVer.2.0で追加されたバゼルギウスも入れた、合計8種のみが該当する。
- リストラ期間が最も長い大型モンスターは、MHP2Gまで登場、またはMHP2Gで初登場し、
MH3で退場して以来一度もオファーが来ていない
ヒプノック、キングチャチャブー、クイーンランゴスタ、ヤマツカミ、シェンガオレンである*1。
MHXまではこれにラオシャンロンとドスギアノスも含まれていたのだが、
前者はMHXXで大々的に復活が報じられ、後者は同作発売後にしれっと復活している事が判明した。- ナナ・テスカトリは本人が登場していないのに装備品は登場するケースが幾度か行われており、
対となるテオ・テスカトルの参戦が確実になると必ず今回はどうなるのかと話題に上がる。
ソロ専用の相手としてモノブロスが4Gで復帰した時は期待が寄せられたが、結局は素材と装備品での登場であった。
しかしMHWではナナ・テスカトリのDLC追加での復活が判明し、彼女もまたリストラ組を脱する事と相成ったが、
MHRiseでは再びリストラされ、MHR:Sでも最後まで追加されなかった。彼女のキャリアの未来は如何に……。
- シェンガオレンはMHXにてまさかの脱皮殻がフィールドに登場したために一時的に話題となったが、
結局続編のMHXXでも復活は叶わなかった。
- ナナ・テスカトリは本人が登場していないのに装備品は登場するケースが幾度か行われており、
- このようなリストラが起こる原因で真っ先に挙げられるのは主に2つである。
- 1つ目は「ゲームの深部構造の根本的変更により今までのデータが使えなくなり、流用すら不可能になった」事。
この場合はたとえ、既存モンスターであっても新規モンスターと同じように、「0から作成し直す」必要がある。
0から作成し直すという事は、開発にかかる期間が長期化する可能性があるという事であり、
開発期間の長期化は開発費に響いてくるため、簡単に実現できる話ではない。*2
このケースはモンスターハンター3やモンスターハンター:ワールドと言った、
それまでの作品から大きく変わったとうかがえる作品で起こることが多く、予想はしやすい。- このケースの代表例としてラギアクルスと海竜種が挙げられる。
MHWの試作段階では登場の構想があり、
実際に試作段階のゲーム内にラギアクルスを登場させ、実験していたのだが、
海竜種特有の骨格をMHWに完全適合させるために作り直す費用が高くなることが判明、
検討の末、「費用対効果が見合わない」と判断され、断念された。
- このケースの代表例としてラギアクルスと海竜種が挙げられる。
- 2つ目に挙げられるのが「モンスター自体はすぐ適応させることができるが、
密接に関わる大きなシステムのオミット、方針によって登場出来ない」と言うものが挙げられる。
これはMH3系譜のモンスターハンターポータブル 3rdで水中戦が登場しないために、
水中戦専用のモンスターと、地上戦に適応出来ていないモンスターが登場しない、
モンスターハンター4にて砂漠系フィールドが登場しなかったことで、
その環境と密接に関わっているモンスターを登場させられない、と言ったケースである。
これらのケースは世界観と結びつけて考えることも可能であるため、
リストラと復活についてはある程度予測はしやすいと言える。- その一方で、MHXでは前作で登場していて、
かつ関連するモンスターや登場しているフィールドが続投された(=リストラされるとは考えにくい)
状況の中でも未登場のモンスターが大量発生し、多くのプレイヤーを驚かせ、
その次作であるMHXXであっさり復活したモンスターも多いという、上述の例から外れたケースも見られる。
こちらは純粋に「MH4シリーズ時代と全く同じ様に登場させたくない」、
「開発期間の都合で全てに対応することが難しかった」という理由が考えられるが、
MH4シリーズと同じハードの作品で元々流用しやすい環境下であったのは十分に考えられる事であり、
「復活モンスターとして大々的に宣伝するため(だけ)に敢えてリストラしたのでは」
と勘繰られることもある。
- その一方で、MHXでは前作で登場していて、
「新大陸という新天地で、生態系を緻密に描く」という方針があるという、
主な理由2つが同時に発生したケースとなっている。
この中、MHWでは「新生モンスターハンターとして、1から作り直す」事、
「緻密な生態系を描くための、新大陸の生態系の確立」が優先された結果、
新モンスターが数多く登場した一方、(アップデート追加分も含め)リストラされなかった、
あるいは旧作から復活できたモンスターは少ないという形となった。
その後の超大型拡張コンテンツ「アイスボーン」では、
「人気だった、従来のモンスターを復活させる」事も同コンテンツの方針の1つとして定められており、
「新大陸の生態系に変化が表れている」という形で、
一部の既存モンスターが新大陸の生態系に適合して復活を遂げている。 - 1つ目は「ゲームの深部構造の根本的変更により今までのデータが使えなくなり、流用すら不可能になった」事。
- 基本的にG級拡張版の作品では、元となった作品からモンスターがリストラされたというケースはない。
G級拡張版では元作品のクエストがそのまま存在するため、武具や素材、
ゲームバランス等の整合性が取れなくなるためと見られる。
ただし、G級(MR)においては一部ドス系モンスターがオミットされたり、
亜種や特殊個体に置き換わって通常種が登場しなくなるなどの事例は存在する。- MHW:Iでは、シナリオ上再戦が現実的ではないゾラ・マグダラオスやゼノ・ジーヴァ、
上位の歴戦王個体、コラボモンスターなど比較的多くのモンスターがマスターランク非対応という措置が取られた。 - MHR:Sでは、ナルハタタヒメがMR非対応となっている。
その一方で、特殊個体である百竜ノ淵源ナルハタタヒメの方はMRのクエストが存在する。
また、ヌシに関しても当初はMR非対応だったが、アップデートに伴いMRの強さに調整された個体が実装された。
- MHW:Iでは、シナリオ上再戦が現実的ではないゾラ・マグダラオスやゼノ・ジーヴァ、
- 他社コラボによって登場したモンスターが続編には未登場となるケースに関しては
あまり「リストラ」と呼ばれることは無い。- このパターンは今のところ、MHWorldに登場したベヒーモス、レーシェン、エンシェント・レーシェンが該当する。
いずれも続くMHRiseではコラボが継続して行われていないため、未登場となっている。
- このパターンは今のところ、MHWorldに登場したベヒーモス、レーシェン、エンシェント・レーシェンが該当する。
- なお、モンハンシリーズのなかでもMHF・MHO・MHXRはモンスターのリストラは発生しない。
これはいずれも「続編」という形式ではなく、何年もサービスを続け、
コンテンツを追加しつづけるオンラインゲームというスタイルになっているためである。
特にMHFはモンスターの大量リストラが起こる前の作品(MH2)が源流になっていることから、
メインシリーズではリストラされて久しく、復活が望まれているモンスターでも、
MHF(と、それをベースにしたMHO)に目を向けてみると通常通り現役で活躍していたという例は多い。
MHFにおいては過去にはその弊害が起こった事もあった。詳しくは同作記事の余談の項を参照のこと。- 上記のナナ・テスカトリは10年間メインシリーズに不在だった為待望の帰還といったところだが、
その間MHFでは剛種とG級個体がとてつもない強さでハンター達を返り討ちにしていた。
- 上記のナナ・テスカトリは10年間メインシリーズに不在だった為待望の帰還といったところだが、
- また、当然と言えば当然だがこれらの作品で初登場したモンスターがメインシリーズに登場しないことを指し、
「リストラ」と呼ぶことは全くと言ってもいいほどない。
これらのモンスターは基本的に「オリジナルモンスター」として実装されており、
その作品のセールスポイントとなっている他、
長い間これらの作品(特にMHF)はメインシリーズと併存しており、
プレイヤー間で「派生作品はメインシリーズと異なる」という認識が形成されているからかと思われる。- これらの作品は現在では全て過去のものとなってしまったが、それでも「リストラ」とはほぼ呼ばれていない。
ちなみにサンブレイクにてエスピナスの実装が発表された際には、
そのことを指して「復活」の他「逆輸入」と呼ぶものも見受けられた。取引先はもう存在してないが
- これらの作品は現在では全て過去のものとなってしまったが、それでも「リストラ」とはほぼ呼ばれていない。
- MHSTシリーズの方は今のところ2作品しか出ていないが、モンスターのリストラと言うものはほぼ発生していない。
これはRPGと言う、システムを使い回しやすいジャンルの作品であることに加え、
MHSTシリーズ開発陣による「いずれはメインシリーズに出たモンスターは全て登場させたい」
との意向が存在するためだと考えられる。- 例外として、MHSTのラスボスや他社コラボモンスターなどごく一部のモンスターはMHST2でリストラされたが、
これに関しては世界観設定などを考えればやむを得ないリストラであったと考えられる。 - 生息地やステータスの差異による変更に過ぎないが、
MHSTでは一部地域のヤオザミは「大ヤオザミ」と言う名称で、内部的に別モンスターとして登場していた。
だが、続くMHST2では全て普通のヤオザミになっており、大ヤオザミはどこにも生息していないことから、
これもゲーム的には一種のリストラと言ってよいだろう。 - モンスター…とは言えないかもしれないが、内部的にモンスターと同じ扱いを受けている
MHSTの「火薬岩」に関しては、MHST2で「爆弾岩」と言う名前に変更されている。
一応「火薬岩と言うモンスターがリストラされ、新たに爆弾岩と言うモンスターが登場した」と言えなくもない。
- 例外として、MHSTのラスボスや他社コラボモンスターなどごく一部のモンスターはMHST2でリストラされたが、
装備のリストラ
- 作品が進むことで装備品が削除されることはよくあるのでここでは取り上げない
(素材元のモンスターがリストラされれば、当然そのモンスターの素材で作られる装備も削除される)。
しかし、武器の種類がまるまる削除されるとなると話は別である。
- 武器種のリストラとして最も話題になったのはMH3で、
「双剣、狩猟笛、ガンランス、弓を武器種ごと削除」というあまりに大胆すぎる変更だった。
流石に批判も多かったのか、直後のMHP3で新武器種のスラッシュアックスも続投しつつ、
全ての武器種が復活し、以降武器種削除は行われなくなり多くのハンターは胸をなでおろした。
しかし、それ以降の作品でもレビューサイト等での紹介文の頭に大抵
「削除された武器種はなし」が付け加えられるようになった辺りMH3の影響は大きかったと言える。- なお、MH3からMHP3への移行時に正確には「組み立て式ボウガン」が削除されているのだが、
ライトボウガン/ヘビィボウガンに分かれて続投しているためかあまり話題にはならない。
武器種という括りでMHP3以降も削除されたままなのは、
組立式ボウガンの一種であるミドルボウガンのみ。
MHSTの「大剣、片手剣、ハンマー、狩猟笛以外」、
MHNowの「大剣、太刀、片手剣、ハンマー、ライトボウガン、弓以外」の武器種を削除した事例も有名。
メインシリーズではないためMH3でのリストラに比べればそこまで大きな話題にはならなかったが、
リストラされた武器種のファンの一部からは残念がる意見も聞かれた。- MHST2では前作からガンランスと弓が加わったが、それ以外は引き続き未登場。
またNPCの使用武器まで観点を広げると、地味に太刀の存在が前作から削られていたりする。 - MHNowはその後、大型アップデートでランスと双剣が追加されており、
さらなる武器種の追加も予告されているため、全武器種が揃う日もそう遠くないかもしれない。
- なお、MH3からMHP3への移行時に正確には「組み立て式ボウガン」が削除されているのだが、
- オトモアイルーのシステム変更に伴ってか、MHXX→MHWorldではニャンターが姿を消している。
プレイヤーからは武器種の一つとして扱われていた節もあり、新たなリストラ武器とされている。
ただしX系列がナンバリングタイトルとは微妙に違う扱いを受けていたことから、
あくまでもスタイルや狩技といったX系独自のシステムが引き継がれなかったことと同列に見る人も多い。
- 「装備デザインのリストラ」という事例もいくつかある。
例えばMH3ではレウスシリーズなどの既存防具がデザイン変更を受け、旧デザインは登場しなかった。
それらの装備の多くはのちにEX防具などとして再登場を果たしている。
あるいはMHWorldでは剣士とガンナーの防具統一でガンナー側装備のデザインの大半がリストラ。
唯一残った旧ガンナー装備はランゴシリーズくらいである。
一応、近縁のジュラトドス装備にガンナーデザインを引き継がせたラヴァシリーズもあるが。
武器も結構な数が汎用ビジュアルのものに置き換えられているが、
これらは基本的に「旧来と同様の素材を使用した旧来と違う武器」である為、
リストラと言えるかは微妙なところ。
スキルのリストラ
- メインシリーズにおいてはスキルの変動は比較的激しく、仕様も作品によってコロコロ変わる。
その出退場が狩猟環境全体に影響を与えるスキルと言えば「覚醒」が挙げられるだろう。
覚醒のある作品とない作品では無属性武器の評価基準に大きな違いが生じるほどの差がある。
- 複合スキル系はスキルの中ではリストラが激しい。
狩人(ハンター生活)のように以前の作品では価値の薄かったスキルを一つにまとめたスキルも存在する。
- 根本的なシステムの改変によって存在意義を失って退場するケースもある。
MHXにおいて採取モーションの変更によって高速収集が削除された。
- こちらも、G級拡張版で削除されるスキルは存在しない……と言いたいが、過去には一件だけ前例がある。
MHP2まで存在し、MHP2Gで削除された(別スキルに一部効果が移管された)「連射」スキルである。
この例外を除くと、G級拡張版作品ではスキルが増える傾向にあるが、
続編ではゲームバランスが概ね一新される関係でスキルが減る傾向にある。
システムのリストラ(オミット)
- 斬新であっても賛否両論があったり、評判の悪いシステムは以降の作品でリストラされることが少なくない。
- 例えば、MH3・3Gにおける水中戦はシリーズの中でも賛否の分かれた要素であったためか、
MHP3及びMH4以降の作品では削除されている。
(ただし、MHP3に関してはPSPの性能との折り合いも関係している。) - また、MH4以降に登場した段差や起伏の多いマップについても闘いやすさの面で批判もあったためか、
MHXの下位クエストでは、旧砂漠以外は狩猟地から外されている。
これ以外にも古代林などの新マップは平坦な地形が多くなっているほか、
復活した旧作品のマップも旧砂漠のような起伏や段差、ギミックに富んだ形でのリファインは行われていない。 - さらにMH4系列では「ギルドクエスト」「発掘装備」「極限状態」の3点が
「悪い方向で」相乗効果をもたらし、徹底的な効率狩猟がはびこる事態になった。
そのため、MHXではレベルアップ形式のクエストとして二つ名持ちモンスターのクエストが用意されているが、
ランダム性は削られ極限状態のような理不尽さも薄らいでいる。
極限状態はそれ自体単体でも評判は芳しくなかったが、
こちらもMHXでは理不尽さが幾分マイルドになった獰猛化が代わりに登場している
(尤も獰猛化も獰猛化で、プレイヤー側からの不満がなくなった訳ではないのだが)。 - また、MHP3の「武器ブースト」も単に攻撃力を上げるだけで、
「全ての武器はブーストして使うのが基本」という状態になってしまっており
あまり意味のあるものではなかったためか、削除されている。
MH4Gではこの流れを受け継ぎながらハンターごとに個性を出せる「極限強化」が登場しているが
これも武器自体が最終強化していることが条件であり
発掘武器との格差を埋めたり差別化させたりといった意味合いもある。 - MHWorldで登場した歴戦の個体、及びそれから入手できる素材を使ったカスタム強化は
MHRiseには引き継がれなかったが、この時期になるとこのような強化個体と装備強化、それを取り巻くクエストシステムは
各作品とその拡張版限定の特徴的な要素である(つまりそもそも後のシリーズに引き継がれるものではない)
と考えられるようになってきており、これがリストラと扱われることは殆どない。 - MHP2Gより登場したオトモシステムは、MH3とMH3Gでリストラされたが、それぞれMHP3とMH4にて復活し、
作品ごとに細かい仕様を変更しながら継続している。
MH3(G)ではオトモアイルーの代わりに奇面族のチャチャとカヤンバが採用されたが、
残念ながら2作限りでリストラの憂き目に遭い*3、以降オトモアイルーが再登場し現在に至る。
- 例えば、MH3・3Gにおける水中戦はシリーズの中でも賛否の分かれた要素であったためか、
- 基本的にG級相当作品において各種システムがリストラされることは基本的にはない。
ただしMHRiseで独自色の強いコンテンツとして登場した特殊クエスト「百竜夜行」については、
その拡張DLCとなるMHR:Sのマスターランクに登場しないという形で実質的なリストラを受けている*4。- これまでの各作品独自システムはG級に対応するなどの拡張が行われており、
一番変化の少ないMHP2Gのトレジャーハンターですら樹海のクエストが追加されているため、
G級やMRで全く追加が行われないというのは異例の事態と言える。
- これまでの各作品独自システムはG級に対応するなどの拡張が行われており、
- MHFでは10年という非常に長い期間サービスが継続されていたため、
現行のバランスやプレイヤー層の需要と噛み合わないシステムは、一定の猶予期間を経て別のものに置き換わる事があった。
例えば、HR帯は2016年4月のMHF-G10アップデートで大幅に変革されており、
かつて存在していた公式狩猟試験や非G級のスキルランク、HR帯の多くのクエストが削除されている。
ただ、これらはどちらかというと原義の「再構築」に近いものといえるだろう。
ゲーム用語/緩和の記事も参照のこと。
- なお、ゲームハードの物理的な違いによって操作性そのものが抜本的に革新される場合もある。
MH3G、MH4(G)、MHX(X)などの3DS対応シリーズに於ける「下画面タッチパネル」が最たる例。
これらは不具合やユーザーからの批判などでは無く、単純に物理的性能面の都合による刷新となるため
以降の他ハードによって省略・削除されても、大きな話題になる事はあれ、問題視される事は無い。- 旧3DS(LL)では、拡張スライドパッドを使用しない限り「左アナログパッド」「L2/R2ボタン」が使用できず、
俗に言うモンハン持ちが不可能となった事が物議を醸したが、
「ターゲットカメラ」「下画面タッチパネル」などの補完機能の追加によってサポートされている。- Newシリーズでは「Cスティック(左アナログパッド)」「L2/R2ボタン」が新装されたが、
旧来のPS系ハードの持ち方とは大きく使い勝手が異なる。
これも問題視される程の影響では無く、個々の相性や賛否が交錯するレベルの物議に留まっている。
- Newシリーズでは「Cスティック(左アナログパッド)」「L2/R2ボタン」が新装されたが、
- また、3DSシリーズ独自の機械的仕様としての「裸眼立体視」が
他シリーズにてリストラ(オミット)される事情も、上記のゲームハード上の仕様の都合に準ずる。
- 旧3DS(LL)では、拡張スライドパッドを使用しない限り「左アナログパッド」「L2/R2ボタン」が使用できず、
関連項目
モンハン用語/継承者 - MH3でユーザーから提唱された概念。リストラとかかわりが深い。