モンスター/モノブロス

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:11:58
種族
飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科)
別名
一角竜(いっかくりゅう)
英語表記
Monoblos
危険度
MH4G:★5
登場作品
MH, MHG, MHP, MH2, MHP2, MHP2G, MH4G, MHF, MHSP, MHST, MHST2, MH-R
狩猟地
砂漠, 旧砂漠, 未知の樹海

目次

生態・特徴

人里離れた辺境の砂漠にのみ生息する飛竜種。
生存競争の激しい広大な砂漠において頂点に君臨する飛竜として知られ、
滅多に人前に姿を現さないが、ひとたび現れれば周辺地域に大きな被害をもたらす。
後頭部に張り出した大きな襟飾りと、雄々しく天を突く「真紅の角」が特徴。
ハンターズギルドではその容姿から≪一角竜≫と呼称される。
この真紅の角が誇る色艶は貫いた命の数に比例し、年齢を重ねるほどに色味を増すとされ、
歴戦のハンターを容易く殺傷する恐るべき凶器であると同時に、
力強くも美しい力の象徴として人々を魅了する部位でもある。
後頭部の襟飾りは自身をより巨大に見せ、外敵を威圧するためのもので、
地中を掘り進む際には大きな障害物を弾き飛ばす役割も持っている。
襟飾りには一部皮膜の薄い場所が存在しており、モノブロスが怒気を発すると
興奮による充血が透け特徴的な模様が浮き出す。
特徴の類似からも窺えるように、角竜ディアブロスとは非常に近縁であり、
かつては相互に生物学的な亜種として認定されていたこともあった。
しかしその体格は飛竜種の中でも最大級とされるディアブロスのそれを更に上回っており、
鎧竜グラビモスの最大級個体を凌駕するほどの巨躯を持った個体の確認例もある。
また、繰り出す戦法はディアブロスやその亜種とも大きく異なるため、
たとえ角竜を下したハンターであっても迂闊に手を出すのは危険である。
意外にもサボテンを主食とする草食で、普段はディアブロスと比較して温厚。
しかし一度縄張りを侵されれば手がつけられないほど獰猛になり、侵入者に容赦なく襲い掛かる。
ディアブロスが砂漠の暴君と呼ばれるのに対し、
モノブロスは砂漠の戦士とも呼ばれるのはこの気性の違いによるものだろう。
ただ、いずれにしてもその戦闘力と秘めたる凶暴性は両者ともに遜色なく、
共に砂漠において対を成す「王者」と呼び慣わされる存在である。
2000cmを超える巨体と優れた脚力を活かした突進で立ちふさがるもの全てをなぎ倒し、
額の巨大な一本角を突き上げるようにして対象を刺し貫く。
角は極めて鋭利であるだけでなく螺旋構造を持つため凄まじい貫通力を誇り、
巨体と重さを乗せた一撃は硬い岩盤にすら難なく風穴を開ける。
また突進の精度とスピードは砂上船の機動力を以ってしても躱せないほどで、
ハンターといえども不意を突かれれば瞬時に命を奪われかねない。
地上を闊歩する外敵に対しては砂中に潜り込んで高速で接近し、
突然地上に躍り出て角で突き上げる奇襲戦法を仕掛けることもある。
角とともに地中を掘り進むために発達した前脚も強靭で、
中型モンスター程度であれば抑え込み動きを封じてしまう剛力を持つ。
更に大型竜の中でも非常に強靭に発達した肺を持っており、
大きく息を吸い込み、頭を振り乱しながら発する咆哮で周辺の生物の耳を劈き、
大気を震わせるほどの爆発的な音量で金縛り同然の状態にしてしまう。
その大音声は至近距離においては衝撃波と見紛うほどの影響を及ぼすとされ、
周囲の砂漠に潜むガレオスを一挙に地上に引き摺り出してしまう姿も目撃されている。
その性質から同種で群れることを嫌うとされており、
発見例の少なさも相俟って複数個体が同時に確認されたことは殆どない。
気性の荒さと高い殺傷能力、飛竜としては最大級の体躯を併せ持ち、討伐は困難を極める。
気品と勇壮さを兼ね備えたその雄姿に魅了され、
名声と英雄の称号を夢見てモノブロスに挑む狩人は数多いが、
その戦闘力の前に返り討ちに遭うケースが殆どで、実際に毎年何人ものハンターが命を落としている。
その素材は熱砂に鍛えられ、圧倒的な硬度を得たものばかりで、
持ち主の力を誇示するかのように暴力的で美しい。
希少な猛々しい角を用いた防具は威風堂々たる外見で周囲を威圧し、
飛竜の突進をも跳ね返すとされる防具は強者にして英雄の証明とされ、
その素材を用いた武器を手にしたハンターは勇者として讃えられる。
また、モノブロスの血液には特殊な成分が含まれているとされており、
失われた剣の斬れ味を完璧に復元することが出来るという。
英雄の証
一角竜モノブロスの名を聞いた狩人の誰もが思い出すのが、
ココットの英雄≫と呼ばれる人物とモノブロスとの伝説的な死闘である。
まだモンスターの狩猟法も確立されていなかった時代。
とある小さな村の周辺に巨大なモノブロスが現れ、人々を恐怖に陥れた。
そんな中、二振りの片手剣と簡素な防具を帯びた竜人族の青年が、
かのモノブロスを討ち倒すべく単身で砂漠に赴いた。
かくして始まった青年と一角竜の闘いは、7日間にも渡って繰り返し行われたという。
7日目、キャンプに蓄えた食料も水もとうに尽き果てた青年は、死を覚悟して最後の戦いに臨んだ。
そして無心の境地で放った一撃は、一角竜の象徴とも言える真紅の角を根元から折り取り、
彼は見事モノブロスを討ち取ることに成功したのである。
この死闘はモンスターを狩猟するハンター稼業が誕生する契機となったともされ、
現在まで連綿と続く狩人たちの歴史はここから始まったといっても過言ではない。
以来、モノブロスを討伐することは「英雄」の条件となり、
その際は必ず単身で挑むというのがハンター間での不文律となった。


派生作品の種・個体

特異個体
発育の途中で頭部の角や棘が巨大化した突然変異個体。
身体的にも成長を遂げたとされ、自慢の角で高速潜航しての突き上げを得意とする。
尻尾も一回り大きくなっており、獲物を力強い一振りで一掃する。

概要

  • 限られた砂漠地帯に生息する、個体数の少ない飛竜種。
    亜種については下記の記事を参照されたし。
  • MHシリーズにおける砂漠の代表的な飛竜である角竜ディアブロスの近縁種にあたる。
    初代、MHGおよびMHPでは、オフラインモードにおける事実上のラスボスであった。
  • 頭に鋭い一本の角を持つ。
    真紅の角と呼ばれているが、MHP2G以前の作品では全く赤くなかった。
    これは「砂で汚れているから」が一般的な説となっており、
    本来どんな色をしているのかはハンター大全で明らかにされている。
    MH4Gではリデザインが行われ、本来の真紅の角の色が分かりやすくなった。
    • なお、設定において真紅の角は貫いた命の数に比例して色艶を増し、
      年輪が深まるごとに紅の色味が濃くなってゆくとされている。
      デザインの変遷を世界観設定に沿って考えるならば、MH4Gにおいて登場する個体は
      本来の色彩を実感できるほど獲物を屠ってきた老齢な個体と解釈することもできるか。
  • 後にココット村の村長となる『ココットの英雄』に纏わる逸話で知られるモンスターでもある。
    まだハンターという職業が確立していなかった時代、彼がココット村の近辺で暴れていた
    モノブロスを狩ったことにより「モンスターを狩る」という稼業が生まれ、現在に至っている。
    すなわち現代まで続くハンターの存在はこの伝説的な死闘が発祥となったと言っても過言ではなく、
    モンスターハンター」というシリーズの歴史にも深い関わりを持つ重要な存在でもある。
    • 因みに当時はまだ音爆弾や罠はおろか、
      マカライトを使用した武器もクック等の鱗で出来た防具も無かったらしい村長スゲェ。
      わかり易く言えば、狩猟ルールとしての時間制限が無い代わりに、
      ボーンククリぐらいの武器で補助アイテム無しの縛りプレイである。
      しかも、ハンター大全Gのイラストで描かれた狩猟成功シーンは
      胸元を大きくはだけた平服の村長が、倒れたモノブロスの上で剣を片手に折り取った角を掲げているというもの。
      これがイメージ映像とかでないなら、防具については裸同然だったと言っても過言ではない。
      ハンターズギルドが狩猟稼業の定着と共に生まれた組合である以上、
      当時はネコタクをはじめとするギルドの支援もなく、
      1乙縛りというか力尽きたらそのままあの世へ直行でもあったはずである。
    • この戦いはココット村英雄伝として語り継がれているが、時期や語り手により内容には微妙な違いも見られる。
      村長が使っていた武器は片手剣なのだが、実は剣が二振りあって片方は失われていたというのが後から判明したり、
      優れた武器が無かったと言う割に、往年の斬れ味を取り戻させた村長の剣はなかなかの名刀だったりする。
      期間についても短い物で7日、長い物では一カ月にも及んだと言われている。
      「付近」という距離感の尺度にもよるが、
      狩りの舞台も「砂嵐舞う砂漠」であったり、「ココット村付近」だったりと微妙に異なる。
  • モノブロスの狩猟に参加できるハンターは一人まで(オトモアイルーを除く)という暗黙の了解がある。
    また、殆どのシリーズにおいて村長から受けるクエストでしか出会えない
    これは、前述のココット村の英雄の逸話から、
    単独でのモノブロスの撃破がハンターの間で「英雄」の条件とされていることと、
    モノブロスの個体数が他の飛竜と比べて少ないために乱獲を防止する目的があるためである。
    このため、MH4のストーリー中に単独で古龍を討伐した我らの団ハンター
    MH4Gでモノブロスを単独で討伐してドンドルマの住人に一目置かれるようになるという妙な事態になった。

    しかし、単独で挑むということはそれだけの実力が絶対に必要であるため、
    実力を見誤ったり油断したためにモノブロスに敗れ、命を落とすハンターが毎年確認されている。
    ゲーム上でもパーティプレイが不可能な分難易度が高く
    素材集めにも時間がかかるため、後述のモノブロスハート集めはかなり面倒。
    • ちなみに初代の本種の討伐クエストである「決戦!一角竜モノブロス」の依頼主である国王の使者によれば、
      「数十人の兵士」を投入して討伐を目指したものの、返り討ちに遭い倒せなかった事から
      ココット村で凄腕のハンターとして有名となっているプレイヤーに依頼を託しに来たとの事らしい。
  • 性格は近縁種のディアブロスに比べれば温厚で、体力も少ない。
    MHP2G以前は「オフラインプレイ用に調整されたディアブロス」という趣が強く、
    攻撃力や怒り時倍率も全く同じであったため、ディアブロスの方が手強い相手とされることが多かった。
    肉質に関しては作品ごとに差があり一概には言えないものの、
    片方は近接に、片方はガンナーに有利な調整が施されていることが多い。
    • 数少ない初期の差異として、突進時のホーミング能力はモノブロスの方が方が優れている。
      実際、遠距離からだと結構な勢いで狙いすましてくるので
      思わぬ痛手を受けるハンターが割と多かったりする。
    • 前傾姿勢で翼(所謂手羽先の部分)が地面付近まで下がる関係か、横方向への当たり判定が妙に広い。
      ある程度距離が開くと緊急回避で避けないと翼で撥ねられる可能性が高い。
      回避距離UPや回避性能等があると良いが、高級耳栓との兼ね合いで下位の場合はスキルを整えるのがキツイか。
    MH4Gでの復活とリデザインにあたってはディアブロスとの差別化が強く意識され、
    初期シリーズで見られたソロプレイ用ディアブロスといったイメージを覆す大幅強化を受けた。
    • ディアブロスより全体的に体躯が大型化し、グラビモスをも超える最大の大型飛竜に昇格。
      尻尾回転やタックルといった肉弾攻撃の範囲が単純に広がるため、戦闘能力の強化に一役買っている。
    • 怒り時補正が調整され、攻撃力1.5倍、速度1.4倍という圧倒的なまでの戦闘力を獲得。
      これはディアブロスの怒り時補正(攻撃力1.4倍、速度1.29倍)を遥かに超える値であり、
      性質そのものは温厚だが、激昂時に戦闘力が跳ね上がる形に強化が図られた。
    • 各種攻撃バリエーションについても細かい部分でディアブロスと差別化され、
      特にG級で解禁される直線突進はディアブロスの各種突進を大きく上回る威力となっている。
      前述した補正も踏まえると、怒り時の破壊力はまさに圧倒的である。
    このように凄まじい強化を受けた一方で体力値についてはディアブロスより低く、
    ソロ向けという要素を保たせつつハイリスクハイリターンな設計となっている。
    初登場から実に10年を経た時代の節目において漸くというべきか、
    初代ラスボスの貫禄を見せつつディアブロスとの差別化に成功したと言えよう。
  • オフライン前提の設計から設定的にディアブロスに劣ると解されることもあるが、
    設定上はシリーズを通して広大な砂漠の頂点に立つ強大な飛竜と明言されており、
    依頼文*1においても砂漠においてディアブロスと対をなす王者と称され、
    10周年記念ムービーではあのティガレックスを追い回すという驚きの描写が存在するなど、
    実のところは一般的な大型モンスターの中でも屈指の強者として遇されているモンスターである。
    無印のストーリーにおいてリオレウスを凌駕する脅威として君臨し、
    記念すべき初のオフラインラスボスを務めた実績は伊達ではないのだ。
  • 龍属性が全く効かない*2という、飛竜種では非常に珍しい特徴を持つ。
    初代では全大型モンスターの中でモノブロスだけの唯一無二の特性であり、
    新作が次々と発売された現在でも、他にこれに当てはまるのはリオス希少種などごく限られたモンスターだけである。
    • ただ、オフライン専用モンスターであるため、属性武器が満足に作れない時期に対峙することになりがちであり、
      そのため金銀火竜と比べて知名度は低い。
    • 初代MHでは封龍剣【絶一門】が圧倒的な強さを誇っていたのだが、
      龍属性無効のモノブロスはその絶一門の天敵とも言える存在だった。
  • モノブロスハートという貴重な素材が取れることでも有名。
    このモノブロスハート、なんとそのままの意味でモノブロスの心臓のことを指す。
    ……にもかかわらず尻尾、挙げ句の果てに落し物でも入手できる。
    あまりにも奇怪な現象だが気にしたら負けである。
    • 仲間達と協力して狩猟できないという場合もあるが、何より下位のクエストであることが多く、
      素材が必要になった時くらいにしかモノブロスに戦いを挑む機会はなかなか無い。
      しかし戦う機会が少ないという点は、自然と素材が集まらないということに繋がっており、
      その中でも入手確率が低いモノブロスハートはなおさら貴重なのである。
    • 極めて稀にダイミョウザザミのヤド破壊でも入手できる。
      明らかにモノブロスより楽に戦える相手な上、集会所で受ければ複数で挑めるため、
      皆でハンマーや狩猟笛を担いでザザミ狩りに向かうことも。
      まともに考えると何かがおかしいが、倒した相手のものが頭骨にこびり付いているのかもしれないし、
      野暮なことを指摘するのは止しておこう…頭の近くに心臓があるのだろうか?
      • さすがにこれはおかしいと思われたのか、
        MH4Gでは(上位クエストでは)ダイミョウザザミのヤド破壊でモノブロスハートは入手できなくなった…
        …というより、モノブロスの素材全般が入手できなくなった
        …今思えば、こちらはPTでも挑めるダイミョウザザミなので、
        ソロで連戦し辛いモノブロスのレア素材に対する救済措置だったのかもしれない。
        モノブロスハートだけを求められる状況が無い・・・なんて言ってはいけない。
        紅玉宝玉等と違って、他のモンスターの武具生産及び強化に使う事が無いのである。
        …ただし、これはあくまで上位での話で、G級のダイミョウザザミのヤドを破壊すれば
        稀にモノブロスハートが入手できることがある
    • 初期作品のMHGでは出現確率が物凄く低いにもかかわらず、一式生産で5個も要求する
      人の心が無いコスプレ装備が存在していた。一体どこに使ってるんだ…
    • ちなみに、ディアブロスの心臓も武具の素材になるらしい。「角竜のハツ」と呼ばれる。
      しかし武具の素材になるのにそういった使い方はされていない。
      食材としての需要があるらしく、そちらに流通しているようである。味の程は不明。
      この「角竜のハツ」と同一のものかは不明であるが、
      MH3Gでは、モガの森に現れるディアブロスを倒すと「ディアブロハート」という希少特産品が手に入る。
      モノブロスも肉は食用になるらしいが、モノブロスハートはどうなのだろうか?
    • オトモアイルーにぶんどり術を習得させ、スキルとネコ飯で剥ぎ取り回数を増やし、
      落し物を回収すると理論上一回のクエストで一個体から
      心臓を8つ手に入れる事ができる可能性がある
      ただしこれはあくまで机上の空論であり、確率的には限りなく0に近い。
      • ちなみにMHFにはモノブロスハートが基本報酬14%入手できるクエストが存在するが、
        こちらであれば5個くらいなら現実的にあり得る。

MH4G

  • MHP2G以来、実に6年ぶりに復活
    テーマBGMである『真紅の角』まで携え、PV2では事実上のメインを張っていた
    従来の村にあたる旅団クエスト系に登場と、オフラインモード限定の立場は変わっていない。
    • MH4の旅団クエストは、一部のモンスターに限り上位クエストも存在していた。
      MH4Gにおける旅団にもシングルプレイ専用のG級クエストが存在しており、
      それらG級クエストのなかにモノブロス、及びその亜種のクエストが用意されていることが判明。
      モノブロスおよびその亜種のG級個体登場は全シリーズ初の快挙である。
  • ディアブロスはMH3でデザインや姿勢が変化したが、モノブロスにも同じような変化が見られる。
    基本的にディアブロスが変化した個所が同じように変化したが、それに加えて角等の突起物の赤みが増している。
    特に角は『真紅の角』の名に相応しい鮮やかな色合いに変化しており、
    以前のように「どこが赤いのか」という疑問を抱くハンターも減ることだろう。
    尻尾もシャレにならない太さに変貌。他の部分もかなりゴツさが増す方向性でリデザインされており、
    これはMH3でリデザインされたリオス夫婦やディアブロスにも共通している。
    乗り状態に対応した今作では背中も部位破壊が可能になった。
  • 戦闘面では今まではディアブロスを一回り弱くしたモンスターという印象が強かったが、
    新しいモーションが追加されディアブロスとの明確な区別がつくようになった。
    ハンターの周りを歩き回って回り込んだり、ディアブロスのヘッドバットを2回連続で使ってきたりする。
    特にハンターの周りを回る動きは全体にボルボロスに近く、
    回り込んだ後方からタックルやヘッドバット、角突き上げなどの攻撃を繰り出す
    壁際に追い込まれてしまうと2連続ヘッドバットなどでハメ殺されることもあるので油断ならない。
    決して劣化ディアブロスなどと考え、安易に挑んではいけない。
    • また、ディアブロスと共通する変更点として、
      ハンター発見時のモーションでバインドボイスを発するようになった。
      発売前はディアブロス亜種のスクリーンショットにこのシーンを写し出したものがあり、
      ファンの間で「今までのブロスとは違う」という印象を植え付けた。
    • 加えて地味な相違ではあるが、ディアブロス同様に威嚇時の尻尾叩きつけに当たるとふっとばされる。
      …のだが、モノブロスの場合は叩き付けたあともしばらく判定が持続しており、触れると吹っ飛ばされる。
      そして当然の如く、モノブロスの正面方向にふっとばされるため、そこから追撃を加えられる危険が高い。
      地味ながら警戒を要する行動といえる。
  • 一方で、以下のように弱体化した面もある。
    • 閃光玉を当てると(たとえ怒り状態であっても)威嚇か噛みつきぐらいしか繰り出してこなくなった。
      定点攻撃の脅威となる尻尾回転の脅威に晒されなくなるのは非常に大きい。
      閃光玉を調合する分まで持ち込み、ひたすら閃光玉を当て続ければ封殺することもできる。
    • ソロ戦モンスターであるがゆえの配慮だと思われるが、麻痺耐性が極端に低く設定されており
      初期耐性が150、耐性上昇値も75と他のモンスターと比べて抜きんでて低い。
      このため、大剣などの手数が少ない武器であっても、上手く立ち回れば2~3回麻痺させることも可能。
      効果時間も20秒と、他のモンスターの倍近くの時間拘束できる
      通常属性の武器ではどうしても倒せないという人は、麻痺武器を持ち込んでみるのもアリである。
      また、捕獲用麻酔薬にもあまり耐性が無いようで、
      上位個体であれば、状態異常攻撃強化+2とネコの特殊攻撃術を併用することで、
      麻酔玉一発で捕獲することが可能(G級個体は、2つ必要になる為注意)。
  • 肉質については以前と比べ翼の部位がかなり硬くなっている
    切断属性では斬れ味が紫でも弾かれるほどの硬質化が施されたため注意。
    しかし翼膜の部位は柔らかい。
  • 弱点属性は雷>氷。頭と背中、翼に関しては氷の方が効く。
    ただ、積極的に狙っていくべき部位でなく、背中に関しては腹を攻撃しても乗りをすることでも簡単に破壊でき、
    角のために攻撃したい頭もディアブロスと違って耐久値は低く、
    あっさり破壊できることから雷属性の武器で行くのがオススメ。
    一方で飛竜種にしては珍しく龍属性が全く通らず、水属性も同様に全く効かない。
  • G級個体登場に伴い、G級素材も解禁。
    ディアブロスと同様、「重殻」「重甲」、そして「堅牢な真紅の角」が追加された。
    このうち厄介なのが角系統の素材であり、
    クエスト報酬やサブターゲット報酬でも入手できるディアブロスの角とは異なり、
    基本的に角の部位破壊を達成しなければ入手できない
    通常種の角に関しては、部位破壊しても上位素材の「上質な真紅の角」になってしまうことも多く、
    モノブロスが完全ソロ専用のモンスターであることも相俟って、
    人によってはディアブロスの「大地を穿つ剛角」よりも集めるのに苦労した……なんて声も。
    幸い、G級のクエストは角の破壊がサブターゲットに設定されているため、
    角だけを折って帰還……というサブタゲマラソンを行いやすいのが救いか。
    • なお、尻尾素材はディアブロスと共通になっている(「角竜の重尾甲」)。
      明らかにディアブロスの尻尾とは形状が異なっているが、甲殻の特性はそれほど違わないらしい。
  • ふらっとハンターの狩猟対象としてクエストが貼られることがある。
    この場合、初代から守られてきた暗黙の了解をぶち破り、最大4人でモノブロスに挑ませることも可能である*3
  • 狂竜ウイルスに感染した個体の存在は確認されていない。
    砂漠を転々とする性質を持ち、かつ個体数が少ないことが影響しているのだろうか。
  • モンニャン隊にも登場するが、入手できる端材の色は白い

MHX(X)

  • 前作から旧砂漠とダイミョウザザミの続投、更には何かと縁のあるココット村(と村長)の復活などと、
    関連する要素がこれでもかと揃い踏みし、モノブロスの続投は最早心配ご無用というレベルにまで
    堅いものになっていた。と思われていたが…。
  • なんとまさかの不参戦
    いくら村クエストをクリアしようが、いくらココット村関連の依頼を進めようが、
    モノブロスのクエストは一向に出てこない。当然モンスターリストにモノブロスが追加されることもない。
    ここへ来て相方のディアブロス共々再び居なくなってしまった何をしている
    これだけの関連要素が揃っていながら、まさか再びリストラされるとは誰が思っただろうか。
    言うまでもないが、砂漠フィールドがありながら角竜系モンスターが一切出てこないのは今作が初である。
    どうしてこうなった。
    • 非常に残念な結果ではあるが、不在の理由が全く考えられない訳ではない。
      MHXの開発時期はモノブロスが久々にお目見えとなったMH4Gの開発時期と時を同じくしており、
      データの作成からテストプレイなどの工数を考えると、
      MH4GとMHXの二作に登場させるのは非常に難しいと言える。
      MH4Gで登場しMHXにも登場する要素は全く無いわけではないが、
      数は限られているため、MHXにも登場させる要素を選抜していたとしてもおかしな事ではない。
      以上の事から、泣く泣くカットされてしまった可能性もありえるのだろう。
      ダイミョウザザミはいるのに…しかも新要素を貰って。
      • とはいえ、これだけの要素を揃え、
        「通常モンスターのバリエーションを増やす」という発言がありながら
        モノブロスが不在である事にはどうしても納得がいかないと、
        不満の声はそれなりに見受けられてしまう現状がある。
    • ちなみに今作でも続投しているダイミョウザザミからはモノブロスの素材が獲れることがあったが、
      モノブロスが出てこない今作ではモノブロスハートに関しては獲れなくなり、
      真紅の角に関しては代わりに「朽ちた真紅の角」という新たな素材が獲れるようになっている。
  • 続編であるMHXXではMH4Gの時と同じくディアブロスが復活、
    その二つ名持ち個体メインモンスターまで張るという優遇に加え、
    初代からの同期でありながら近年不遇だったラオシャンロンが再登場、
    ついでに蟹のヤド仲間であるグラビモスも復活を果たし、その蟹との共演を果たすとあって、
    後述のようにMHSTで独特なポジションに抜擢されていたモノブロスもその動向が注目されていたが、
    何故か復活ならず
    初代モンスターハンターに登場した中で唯一の不参戦モンスターという悲しすぎる結果になってしまった。
    • 特にモノブロスはMH4Gで復活を果たしていたこと(=新しくデータを作る必要がないこと)、
      そして本作での復活モンスターが前作MHXで謎のリストラを受けたモンスター達の再登場が
      メインとなっていたこともあり、本作で復活しなかったことには疑問の声も見受けられた。
      • ディアブロスの亜種モンスターと見なされているため*4
      • マルチプレイシステムと相性が悪いソロ専用モンスターであるが故に優先順位が低かったため
      • MH4Gでの復活は10周年記念に合わせた特別なものであったため
      などといった若干こじつけ気味の憶測も流れているが、
      開発者インタビューなどでも理由について触れられることはなく、真相は闇の中である。
  • MHX英語版のとあるNPCが「驚いた!見事に依頼を達成してくれたね」という趣旨の発言をする際に
    「I'll be a monoblos's uncle」と発言している。
    「I'll be a monkey's uncle」で「驚いた」という米スラングなのだが、それをモノブロスに置き換えた表現である。
    ソフィアの言う「一石二ガーグァ」のように世界観を表現するための台詞の妙訳なのだが
    登場しない分せめて作中人物にスラングとして使わせたのかもしれない。

MHWorld~MHR:S

  • 新大陸が舞台となるMHWorldには角竜ディアブロスが砂漠地帯の大蟻塚の荒地に無事続投しているが、
    こちらは確認されていない。そもそもMHWorldではほぼ全てのクエストがマルチで遊べる仕様となっている為、
    ソロでの狩猟が鉄則であるモノブロスは登場が難しかったのかもしれない。
    え?依頼のツィツィヤック2頭狩りと歴戦ブラントドスはソロ専用?知らんな
    • 同じくソロ専用だったナナ・テスカトリはMHWorldにてまさかの復活を飾ったが、
      こちらに関してはあまり見掛ける機会が無いというだけで、
      特に一人で挑むことに(メタ的なものを除けば)意味は無かった為に復活したのかもしれない。
    • ただ、真面目な話としてウィッチャー3とのコラボで登場したレーシェンは、
      システム上マルチプレイは不可能のソロプレイ専用のモンスターとして登場している。
      (マルチプレイ用の個体としてはエンシェント・レーシェンが登場する)
      要するにソロプレイ限定の実装がシステムやゲーム性としての不可能なわけでもないため、
      実際にはソロプレイ関連以外の事情こそが登場できなかった理由ともいえる。
  • MHW:Iでは過去シリーズの代表モンスターが次々と参戦し、すでにMH2のパッケージモンスターの
    クシャルダオラが登場済だったのでMH2代表として(かどうかは定かではないが)
    ラージャンが大型アップデートで復活しており、初代モンスターハンターのパッケージモンスターである
    リオレウスがクシャルダオラ同様すでに新大陸に生息している為、
    一部ハンターから初代作品の代表としての復活を望まれていたのだが*5
    2019年10月より再開し同月14日に動画が公開されたカプコン公式のラジオ番組「良三の部屋」、その視聴者からの
    お便り紹介コーナーにて「モノブロスはどこにいますか?」という質問をするお便りがあり、
    その質問に対して辻本Pが一切言い淀む事なく「どこにもいません!」と明言してしまった。
    挙句の果てに探さないでくださいとまで言われる始末である。
    つまり、モノブロスの参戦の可能性は事実上消滅してしまっている。
    • このお便りが読まれる寸前、アシスタントの宇佐美氏が「これ、全部読んでいいんですか?」
      と事前に確認をしている。本来ならば公式が回答する事が出来ない、「このモンスターは登場しますか?」
      という系統の質問なので念の為プロデューサーに聞いてみた、というようにみえるが、
      通常、番組の収録というものにはリハーサル等の事前準備がつきものであり、
      特に視聴者からのお便りを扱うこのような番組の場合は
      放送の内容としてはあまり好ましくないお便り等を選別し、
      番組が始まる前にどのお便りを読むかを予め決めて内容を把握しているはずである。
      あまり規模の大きいイベントではないが、MHW:Iに登場するモンスターについて公式が言及する為、
      今回のような形が取られたものと思われる。
    ちなみに公式からあらかじめ出ない事を示唆されているモンスターには前例が存在するが、
    こちらも翌回のモンハンラジオで正式に参戦出来ない事が公表されている。
    その後さらに唯一未参戦のドス古龍オオナズチもリストラが宣言された。
    主に裏話をする場でさらっとリストラを告げられた彼らは泣いていい。
  • 舞台が現大陸に戻ってきたMHRiseシリーズでも残念ながら引き続き登場せず。
    特にMHR:Sではモノブロスの頭殻をヤドにするダイミョウザザミが復活したことから
    往年のMHXと同じくモノブロスの登場にも期待がかけられていたのだが、
    今回もグラビモス共々、頭殻だけの登場という形となった。

派生作品

MHF

  • モノブロスには上位個体や変種も存在しない。
    一部クエストでは上位補正を受けた個体が登場するものの、剥ぎ取り素材などに変化は無い。
    ちなみに2009年秋頃にはモノブロス変種を1人専用剛種適性試験(当時は「剛種への道」)
    にて登場させる案があったようだが、没になった模様(参考)。

特異個体

  • 見た目の変化
    • 眼が緑色
    • 「真紅の角」という素材名に相応しく、角が砂を纏っておらず鮮やかな真紅色
    • 角を破壊されると、根元から完全に折れる
    • 頭部全体が一回り大きめになっている
    • 全身の棘が赤みを帯びている
    • 翼膜が赤く変色している
    • 翼爪が黒ずんでいる
    • 尻尾の棘が赤くなり、いずれも巨大化している
  • メインシリーズでは、MHP2Gの約6年半後に発売されたMH4Gまで一切の音沙汰が無かったモノブロス。
    MH4Gの発売までは原種・亜種共にG級個体が存在しない等の理由で悲しいほど落ちぶれていたが、
    そんな中でもMHFの原種特異個体は強い存在感を放っていた。
    素早く顎を地面に打ち付けて振動を起こし、動けなくなったハンターをヘッドバットする攻撃や、
    急停止しつつ3連続で突進を行う新技なども追加されており、
    原種のように一筋縄ではいかない実力を身に付けている。
    剛種ナナ・テスカトリにも同じことが言えるが、何せソロ限定である。
    今ではオトモのホルクがいるから多少マシなものの、
    仲間やラスタの力などの援護を一切受けられない厳しい状況での戦いを強いられる。
    • 特に危険なのが潜行してから足元より飛び出すおなじみの攻撃で、
      潜った瞬間追尾を開始し、音爆弾を使う時間も与えない速さで襲い掛かってくる
      正確には非怒り時なら従来通り音爆弾は効くが、その場合は潜り始めの瞬間にうまく投げ、
      潜りきってから即座に飛び出すまでの一瞬のうちに完璧にヒットさせなければならない
      もともとソロ指定であるゆえ、狙われるのは必然的に自分一人と決まっているため、
      慣れないうちはその恐るべきスピードに対処しきれないだろう。
      完璧なタイミングで音爆弾を使う自信がないなら回避性能スキルはまず欲しいか。
    ちなみに、後のディアブロス亜種特異個体にも一部の行動パターンが引き継がれているが、
    HCディアブロス亜種は3連スライディング突進などを使用してこないため、
    これだけはモノブロス特異個体の専用技である。
    また、潜行突き上げの速度はモノブロスが一番速い。
  • 上記の通りソロなのに加えてHC補正の存在があるため、
    超高級耳栓や耐震+2を発動していないとほぼ確定で追撃を受ける羽目になる場面が多い。
    また、攻撃チャンスを増やすためにも龍風圧無効を発動させておきたいところ。
  • 特異個体化することで元から低い体力が更に減少するという特性を持つ。
    そのため、更に体力の低いヤツが現れるまでは秘伝防具強化の密かな人気モンスターであった。
    • シーズン10の同期にはドスランポスが居るのだが、
      そちらは劇的な強化を受けていたため、ソロではかなり狩りにくいという事情がある。

G級

  • MHF-G5.2下の2014年10月22日より狩猟が解禁された。難易度は★2。
    HC化することも可能で、特異個体は体力に下方補正がかかる点も変わっていない。
    • 未だにモンスターの数が少ない★2を埋め合わせた形となる。
      設定からすると★2というのは少々ランクが低すぎる気がしないでもないが、
      元々他シリーズと比べて規格外の難易度を誇るMHFのG級クエストなので、
      それをソロでやれと言うのだからあまり高ランクにする訳にもいかないのだろう。
      攻撃力はG級相応に大きく強化されており、特異個体では怒り時の攻撃倍率が11.4まで強化される。
      ★2だからと言って決して侮らないように。
    • なお、後にハンターの戦力が大幅に強化された事を鑑みてか、
      ソロ専用だが★7の極めて強力な個体が登場するナナ・テスカトリが実装されている。
  • レア素材は「深紅の角」、および本体剥ぎ取り希少素材の「深紅の豪角」である。
    後者は本体剥ぎでしか出ない。
    • ちなみに、それぞれ真紅ではなく深紅である点に注意。
    また、角破壊と落とし物専用素材の「一角竜の硬牙」も存在する。
  • 元の肉質が柔らかすぎた反動か、全体的に物理肉質の硬質化が目立つ。
    G級モンスターはそれでも従来の弱点は弱点のまま、ということが多いのだが、
    モノブロスは本来の弱点である尻尾が非常に硬くなっており、
    斬・弾・打いずれも弱点ではなくなっている。特に弾肉質は120から30まで引き下げられている。
    数値にして90も下がる有り様なので、この部位だけを狙って攻撃する意味はなくなった。
    どの系統も最大弱点はよりによって狙いにくいである。
    頭の弾肉質が比較的柔らかいので、ガンナーは貫通系で狙うとよい。
    穿龍棍の「硬化肉質特効」も上位までよりは劇的な効果を期待できない。
    ただ、劇的な効果は無いが、最も硬い頭に有効打を与えられるという点で考えれば、穿龍棍との相性は良い。
    • なお属性と状態異常耐性は下位クエスト時代と殆ど変わらない
      (状態異常の耐性上昇のみ大きくなっている)。
      特に属性は元々下位クエストでも有効だったのだが、上述したように物理肉質が非常に硬い分、
      G級では属性ダメージの比重が大幅に上がる恰好になっている。
      「G級では属性も重要な要素」という当初のコンセプトに忠実なモンスターと言えるだろう。
  • 新技として突進しながら地面に潜行し、ハンターを地中強襲する荒業を習得。
    力を溜めるような予備動作の後、素早く突進しながら左右の地面に角を突き立て、
    突進の終わり際には体を半身埋める格好になり、そのまま地中潜行からの強襲へ繋ぐ。
    • また、怒り時でも音爆弾が効くようになっている。
      が、ただで効くわけがなく、怒り時限定で音爆弾が炸裂した瞬間、
      モノブロスが飛び出ると同時に音圧咆哮を発するのである。その後はいつも通りもがく。
      この音圧咆哮の反撃自体は喰らっても着地を狙う等はできるだろうが、
      (超)高級耳栓が無いと咆哮で耳を塞いでしまい、完全にチャンスを棒に振ってしまう。
      元々咆哮が驚異であるモンスターであるため、(超)高級耳栓スキルは絶対発動させておきたい。
      • また、この関係で通常時と怒り時で潜行からの飛び出し時の声が異なる。
        特異個体の場合、音爆弾ヒットで強制怒り状態になる関係で常に怒り時の、
        音圧咆哮時の声を発しながら飛び出てくる。
        無論、音圧咆哮自体は非怒り時の炸裂では発しないのでご安心を。
  • 一人で戦うという気概が反映されているのか、防具スキルには「一匹狼」が存在する。
    また、ガンナーGXシリーズには今まで★7モンスター防具の専売特許であった「扇射」が付く。
    MHF-G5以降のGX防具同様、防具としても非常に高いポテンシャルを持つよう調整されているようだ。
  • 武器はモノブロスサイスをモチーフにした太刀と、ランス、へビィボウガン、
    そして穿龍棍の存在が確認されている。
    ディアブロス素材の穿龍棍はないので、ブロス族初の穿龍棍ということだろうか。
    ちなみに属性は火属性。高い物理性能と会心率、優秀な斬れ味ゲージを持つ強力な武器に仕上がっている。

MHST

  • ディアブロスと一緒にストーリーズにも参戦。そしてオトモンとしてパーティに加えることもできる。
    角などが真紅に染まっているという、おおよそMH4Gからの見た目を引き継いでいる。
    発売前の情報ではほとんど参戦が公表されていなかったこともあり、登場には多くのプレイヤーが驚くこととなった。
    • 実は、PV5に一瞬だけ絆技を使っている姿が映っている。(2分1秒あたり)
      ただし、出番はたったの1秒程なので気づかれないのも無理はない。
  • 条件を満たすことでクバ砂漠に現れるようになるのだが、
    「個体数の少ない希少なモンスター」という設定を反映してなのか、
    出現率が非常に低いというかなりのレアモンスターになっている。
    安定して出会えるのはある条件を満たさないと入れないダンジョンだけなのだが、
    そこでは帰巣を使ってタマゴを手に入れるということができない仕様になっている。
    登場するタイミングもあってか本作では上位個体しか存在しない。
    • 発売当初はその出現率の低さもあって、素材の入手が非常に困難なモンスターとされていたが、
      2016年12月9日に配信されたDLサブクエスト『【上位】止められぬ一角』でターゲットに指定されたことで、
      この問題は解決されることとなった。
      ただし、このクエストで手に入るタマゴはなぜかアプケロスやドスゲネポスのものばかりだったりする。
  • 野生のモノブロスは他のモンスターとは大きく異なる行動パターンを持つ。
    ブレスなどの三すくみに影響しない技は一切持たず、3種類の基本攻撃に加え、
    パワフルタックルテクニカルブロウスピーディタックルというそれぞれの系統の強化技を使うのだが、
    なんと、これら全ての系統をバランスよく使うという、なかなか厄介な戦い方が得意なのである。
    そして、基本的には真っ向勝負に2回負けるごとに攻撃系統を変更してくる。
    多くの場合はパワースピードテクニックという順に使ってくるため、
    こちらの攻め手もそれに対応するような形で有効な攻撃系統を選ぶようにし、
    真っ向勝負で連勝していきたいところである。
    ただし、たまに違う系統の攻撃を出すこともあるためこちらのHPには余裕を持たせること。
    • なおHPを減らしていくと怒り状態に入るが、これによる変化は攻撃力が上がるだけであり、
      行動パターンが変わったり2回行動を繰り出したりするようなことはない。
  • ダウン状態で討伐することで、帰巣率を上げることができる。
    良い個体を厳選したいのであれば頑張って帰巣させたいところ。

オトモン

  • 特殊な攻撃パターンを持っていた野生個体と違い、
    オトモンの方は三すくみ全ての行動をバランスよく行うような行動パターンになっている。
    • しいて言えばパワー攻撃の頻度がやや高いが、概ね全てやってくれるため苦手な相手は少なめ。
      覚える技の方はやっぱり野生の時と同じで、三すくみそれぞれの強化技3つ。
    • また、固有遺伝子で真っ向勝負のダメージが自分も相手も両方増えるタイマン好きを最初から会得しているほか、
      レベルを上げることで真っ向勝負に勝った際の絆ゲージ蓄積量が増える真っ向勝負マスターのスキルも覚える。
    • ……もうここまで特技やパッシブスキル関連を紹介して、察した人も多いだろう。
      要するに本作におけるモノブロスのオトモンとしてのコンセプトは、
      真っ向勝負に全てを賭けるように運用すべき存在」という訳である。
      元々メインシリーズでは1対1での対決が前提とされていたこともあって、
      これ以上ないほどに適任な存在と言えるかもしれない。
      • なお、本作のライダー用のモノブロス装備で発動するスキルも、やっぱり真っ向勝負を推奨している。
  • スキルが特徴的過ぎてつい見逃しがちだが、基本ステータスの方も割と優秀な部類に入る。
    やや素早さが低い点が気になるが、真っ向勝負に持ち込んでしまえばこの点もそこまで問題はない。
    • 逆にいえば、相手が三すくみに影響しない特技などでの攻撃を得意とする構成で来た場合は、
      モノブロスの強みは大きく失われてしまうと言うことにもなる。
      低い素早さに加えて目くらましや回避率上昇技を使われ、尚且つブレスなどで対抗された場合、
      こちらの攻撃は当たらず一方的にやられてしまうなんてことにもなりかねない。
      これらの特徴を兼ね備えるベリオロスやその亜種、そしてクシャルダオラなどは天敵と言える。
      • しかし、逆に言ってしまえば真っ向勝負に持ち込むこと(そして勝つこと)ができればよいので、
        ケチャワチャの固有遺伝子「粘水液」やボルボロスの固有遺伝子「泥つぶて」を伝承させ、
        特技封じ状態」にしてしまえばよいのだ。
        こうすれば元々の水属性適正(+3)も生き、
        更に今作にて貴重な水属性オトモンであるボルボロスと同じ「地中移動」のライドアクションを持つため、
        ほぼ上位互換として扱うことが可能になるため、相性がよい。
        なお、水属性にしたモノブロスは角が青色になってしまい、「真紅の角」の異名に反してしまう。
        どうしても水属性モノブロスが嫌なら、火属性適正はないがケチャワチャ亜種の粘炎液の方にしてもいい。
  • また、読みが外れて真っ向勝負で負け続けてしまった場合は、
    「タイマン好き」のスキルのせいでかえってこちらが痛手を負ってしまう結果になることも。
    もし自信がないのであれば忘れさせてしまってもいい……が、それはそれで惜しい気がするあなたは間違っていない。
  • ライドアクションこそディアブロスと同じく咆哮地中移動だが、
    絆技はモノブロスの完全オリジナル技であるデモリションスパートという技。
    その立派に螺旋を描く一本角を使って大地を削りつつ、
    相手を目がけて高速で突進をかますという技であり、敵一体に大きなダメージを与える。
    地中からの突撃が特徴的なディアブロスに対し、こちらはあくまで突進にこだわっている。

MHST2

  • 本作でも続投。
    前作では出現率の低い希少なモンスターだったが、
    今作ではハルツガイの岩山のキングモンスターとしてシナリオ序盤かつ確定で登場する。
  • 前作では3すくみ全種を使ってくる厄介な行動パターンを持っていたが、本作では一変。
    通常時はスピードタイプの攻撃、怒り時はパワータイプの攻撃と
    非常にシンプルな行動パターンとなり、対処も容易になった。
    一方で新たにグラウンドダイブという地中に潜るスキルが追加されており、
    地中にいる間はこちらの攻撃を確定で回避する。
    • 潜行後の3ターンはヘル・トゥ・ヘル→ヘル・トゥ・ヘル→ホーン・フロム・ヘルというスキルで行動が固定される。
      中でもホーン・フロム・ヘルは高威力で、ハルツガイの岩山に初めて訪れる段階では即死もあり得る
      ヘル・トゥ・ヘルとホーン・フロム・ヘルは3すくみ属性を持たないためダブルアクションでの無効化ができず、
      ホーン・フロム・ヘルを繰り出すまで地中潜行は継続し、
      かつ地中潜行中はあらゆる攻撃が当たらないため発動の阻止は困難。
    • もちろん対策法は存在し、潜行中のモノブロスに対して音爆弾を使用する事で、
      地上に引きずり出して1ターン行動不能にする事ができる。要は本家シリーズと同じ攻略法である。
      また絆技の使用でも、しっかりとダメージを与えた上で引きずり出すことが可能*6
      ただし絆技で地上に引きずり出した場合、次のターンにもう一度グラウンドダイブを使用されるため、
      結局ホーン・フロム・ヘルまでの連携を決められてしまう可能性が高い。
      あくまでも絆技+その後1ターンの追撃で倒し切れる場合の応急策であり、
      グラウンドダイブへの根本的な対策にならない点には注意。
  • キングモンスターと初遭遇するタイミングでは音爆弾の調合は不可能だが、
    amiiboを利用したツキノ占いの景品として一応は入手可能。
    また歌タイプ狩猟笛の旋律に音爆弾と同様の効果がある「爆音の歌」が存在する為こちらも有効*7
    同エリアのもう1頭のキングモンスターであるティガレックスと比較して攻撃力が低く、
    ヘル・トゥ・ヘル、ホーン・フロム・ヘル以外に3すくみ対象外の攻撃を持たず、
    2回行動もしないため初遭遇のタイミングでの撃破も可能な範囲である。
    • ペイントボールを使えば帰巣も発生するため、
      最速でルトゥ村到着直後からオトモンに加える事ができる。
      この時点では破格のステータスを持ち、地中移動により探索範囲も広がるため、
      早めに仲間にできれば非常に重宝するだろう。
  • 高難度サブクエストでの討伐対象として「勇猛の一角竜」という通り名持ち強化個体がいるのだが、
    この個体はサブクエ発注元の愉快なハンター曰く、
    マスターランクのハンターだって満身創痍になる大物」とのこと。
    だが確かに通常個体と比べると非常に手強い相手で、
    ステータスはかなりぶっ壊れてはいるものの、上記の通り音爆弾を使えば対処は非常に簡単。
    通常攻撃もダブルアクションで封殺できるので、
    マスターランクどころか頑張れば下位でも撃破可能である。
    満身創痍になったと言うマスターランクハンターは音爆弾を忘れた上、よほどの油断でもしていたのだろうか?
    • 真面目に理屈を考えると、ハンター1人で挑んだ場合オトモンも共闘パートナーもいないので
      ダブルアクションが使えず相手の攻撃を封殺する事が出来なくなる。
      そしてこの勇猛の一角竜は攻撃力が上位の古龍をも上回っている為、
      たしかにマスターランクのハンターでも攻撃を喰らいまくれば満身創痍になるかもしれない。
      そういう意味でオトモンを連れているライダーは数の優位を有効に用いる事で、
      ハンター以上に有利に立ち回れる場面もあるという事なのだろう。
    • 何気に、ルルシオンのハンターを管理しているギルデカランのハンターズギルドでは、
      マスターランククエストの取り扱いが行われているという設定が明らかになった瞬間でもある。
    • ちなみに、手に入る素材はマスターランク素材ではなく普通の下位素材。本作の仕様上、残念だが当然である。
  • 今作では共闘プレイという概念が追加された為、
    ライダー2人とオトモン2体で挑む4対1、或いはライダー+オトモン+ハンターの3対1で戦えるようになった。
    単独狩猟の慣例はどこに行ったと思われるかもしれないが、
    あくまでハンターに課される暗黙の了解というだけでライダーには関係ないのだろう。
    でもカイルやリヴェルトはズルしているようなものでは……?
    まぁ主導権はライダーにあるから「ライダーに協力しているだけ」という事でなんとか……。
    • 上述の「勇猛の一角竜」に挑む際にもカイルやリヴェルトを連れていくことは問題なくできる。
      と言う事は、彼らもまたマスターランクハンターなのかもしれない。

オトモン

  • 敵の時と同様に、オトモンとしても前作からスキルや行動傾向が変更された。
    テクニックタイプのスキルは覚えなくなり、スピードタイプのスキルは持つものの自発的には使用しないため、
    シンプルなパワータイプのモンスターに変化した。
  • アクティブスキルは雄叫び遺伝子【中】の「突撃の咆哮」、
    転倒遺伝子【大】の「テイクダウン」、そして先制遺伝子S【大】の「ソニックストライクS」を持つ。
    ランダム遺伝子はタイマン好きを所持している可能性はあるが、真っ向勝負師は持たなくなった。
    • 突撃の咆哮は5ターンの間味方全体の攻撃力を中アップする。
      上位互換にセルレギオスが覚える「猛撃の咆哮」があるものの、
      あちらは解禁が遅いのでそれまでの火力強化手段としては申し分ない。
      確定で所持しているため、自身は前作にも引けを取らない攻撃力を出せるだろう。
    • テイクダウンは単体にパワータイプの無属性中ダメージを与え、低確率でダウンさせる。
      ただし自発的には使用してくれないため、こちらから指示を出す必要がある。
      ダウン確率は最大強化で30%と低めだが、スタンや麻痺、睡眠と違い状態異常耐性持ちのモンスターにも効く。
      特に全状態異常を無効化又は確率で防いでくる古龍種にも有効で、
      果てにはクリア後のアイツに対しても有効な数少ない拘束技である。
      • ゲリョスが覚える、スタン効果を持つ「テイルスタナー」の完全な上位互換であり、
        パオウルムーが覚える「エアーブラスト」よりも同様にほぼ上位の技となる。
        同じダウン誘発技には音に関する技でフルフルが覚える「咆哮」、ティガレックス亜種が覚える「大咆哮」があるが、
        テイクダウンは音に耐性を持つモンスターでもダウン誘発が可能。
      • 本作はRPGゆえに終盤になると、毒や爆破以外の状態異常が入り辛いモンスターが多くなるが、
        その中でも行動封じ技として最後の最後まで活躍できる。
        麻痺や眠りのように、状態異常付与率アップのパッシブスキルで確率を上げられないものの、
        すくみなしのモンスターの攻撃を30%、絆ゲージ16で潰せる利点はなかなか大きい。
      • 先制出来ればだいたいの攻撃を潰せるのだが、
        真っ向勝負対象の攻撃には割り込み辛く、最速のモンスターに遺伝して使わせた場合でも後手に回りやすい。
        よって「加速」「ダンサー」スキルを装備するなどして、最初に行動するように調節するが必要になる。
      • 転倒しているモンスターへの攻撃は、もちろん確定クリティカル(ダメージ2倍)になる。
        ただしダウン状態になるのはそのターンのみ。2ターン転倒状態にできる部位破壊ダウンよりも短い。
        次のターンは平然と起き上がってしまうので、そのターン内で畳み掛けよう。
        できれば素早いモンスターに覚えさせたい。
    • ソニックストライクSは先制して攻撃できるスピードタイプの無属性小ダメージ攻撃。
      ダメージは小さく、これもテイクダウンと同じく自発的に使わないため、ストーリーで活躍させるのは難しい。
      無属性スピード枠はパッシブスキルが存在しないので、ビンゴのスピード枠埋め候補に上がるぐらいか。
      • ただし、対人戦においてはかなりの有用さを誇るスキルとなる。
        というのも、ソニックストライクは優先度が極めて高く設定されているようで、
        相手ライダーがアイテムを使用するよりも早く行動でき、
        体力が残りわずかな敵を危なげなく葬り去る事が可能
        なのである。
        オトモンであれば入れ替え等で対策できるが、ライダーに関しては真っ向勝負に勝つ以外に逃げ場が無いのも魅力。
      • 無属性であるため、ネルギガンテ鏖魔ディアブロスティガレックス希少種などに伝承するのがオススメ。
        同じく無属性でパワータイプである「ソニックストライクP」と合わせるとより活躍出来るだろう。
        とはいえ他タイプである「ソニックストライクP」はクリア後の超がつくほどのレアモンスターしか覚えず、
        「ソニックストライクT」もクリア後のやや超がつくほどのレアモンスターしか覚えない上に氷属性である。
        よって、ストーリー攻略中に入手できる最速技はコレ一択となる。
  • ステータスの高さは健在で、更に今作ではプレイヤー次第で序盤からオトモンにする事も可能なため
    同時期に仲間になる他のオトモンと比較して頭ひとつ抜けた強さを持つ。
    前述の通り初遭遇のタイミングでキングモンスターを倒す事は不可能ではないため、挑戦する価値はあるだろう。
  • ライドアクションは前作から変わらず咆哮と地中移動。絆技も同様にデモリションスパート。
    地中移動を使えるオトモンとしては最速で入手可能になるため、
    早めに仲間に出来れば戦闘だけでなく探索でも活躍してくれるだろう。
    単に地中移動が目当てならストーリーを少し進めてバサルモスをオトモンにした方がよほど簡単だが

余談

  • 数々の要因から登場作品に中々恵まれないモノブロスではあるが
    本種の頭殻をヤドとして背負うダイミョウザザミはモノブロスを差し置いて出演する事も少なくなく
    通常種であればいずれの作品であろうとモノブロスの頭殻を必ずと言って良い程背負っている。
    現在では狩猟に制限が掛かる程生息数が少なくなってしまっているモノブロスではあるが
    過去の時代には近縁種のディアブロスと並び、種として繁栄していた、という事であろうか。
  • ディアブロスの項目にもあるが、
    モノブロスのデザインのモデルは実在の恐竜の角竜類の一種・スティラコサウルスと見られる。
    リンク先を見れば一目瞭然だが、鼻先の立派な一角といい、側面からトゲの生えた襟飾りといい、
    モノブロスはこのスティラコサウルスそのままの顔であるということが分かるだろう。
    巨大なトゲの生えた尻尾は草食恐竜のグループ・剣竜類がモデルであろう。
  • ココット村の村長はこのモンスターを、上述した概要に従えば「短くて7日、長くて1ヶ月」で狩猟したとされる。
    睡眠や食事に回復そして武器のメンテナンス等の時間を挟んでいたとしても、とても長丁場だった事がうかがえる。
    クエスト内時間が現実の時間で言うと、どれ位のものなのか判明していない為に断定は出来ないが、
    仮にMH世界の1時間をクエスト時間の1分に置き換えると*8村長は最短でも、
    1日が24(分)相当だとして、現実のプレイ時間にして24×7(日)で168(分)も戦い続けた事になる。
    …仮に上述の概要のように防具を身に着けず、ボーンククリのような最序盤の武器*9で、
    下位モノブロスを50分以内で狩猟できれば、「ココットの英雄」の伝承を遥かに上回る偉業と言えよう。
    もしかしたら、村長が戦ったのはMH4Gで発見されたようなG級個体だった可能性もあるが…。
    • MHP2Gの下位個体辺りなら、ボーンククリでもまだいけなくない…かもしれない。
      だが同作の上位個体やMH4Gの上位個体、並びにG級個体なら冗談抜きで50分以内のクリアは難しいだろう。
      それこそ、伝承のような長丁場になるかもしれない。
      • 彼の偉業に挑戦してみたい…と思った方は恐らくいないと思うが、
        残念ながら挑戦はシステムの関係上、50分経てば強制的に失敗扱いにされる。
        ここのようにモンスターが逃走せず、時間制限が無い環境に加え、そこにモノブロスが登場すれば、
        上位個体だろうが、G級個体だろうが挑戦する事が出来る。
        G級個体に挑むとしたら…やはり168分以内を目標に狩猟してみるといいだろう。
        流石にG級の防御率と肉質に体力といえども、こんなにはかからない…と思われるが。
        実際にやるとしたら、弾かれやすくまともに攻撃出来ない事に加え、
        防具無し+G級の超攻撃力と別の意味で地獄絵図になるだろう。
        ちなみに1ヶ月の場合だと24×31で744分……もう何も言うまい。
  • MH3によると、その肉は食べられるらしい(筋張っており、人間にはあまり好まれない味らしいが)。
    アイテム名は「異国の角竜肉」。希少交易の★2以上の品と交換できる。
    チャチャとカヤンバの奇面族2人は食すことができ、食べるといにしえの秘薬を上回る効果を発揮する
  • 記念すべき無印の村ラスボスであり、かつMH4Gで久々の復活を遂げたということでか、
    10周年記念のモンハン展で配布されたDVDではディアブロスを差し置いて登場。
    その演出も逃走するティガレックスの後を追って突進しながら出現
    →ティガがよじ登った壁に突き刺さる
    →角を引っこ抜いた勢いで壁を崩落させ、ティガが落下。
    というものであり、言わばティガレックスを引き立て役にしての登場という初代ラスボスらしい破格の待遇であった。
    ただ内容的には壁に突っ込んでツノを引っこ抜くだけなので、
    格好良く咆哮をキメる他のモンスターたちと比較すると若干地味ではある。
    • 直前に登場したガルルガから逃走するクックのスケールアップ版とも言える内容であり、
      ティガレックスともども他の看板級モンスターと比較してどこかコミカルでギャグチックな演出となっている。
  • 近縁種であるディアブロスは通常種・亜種を含めた二頭同時狩猟クエストが数多く存在するが、
    意外にも、モノブロスにはそういった同族と共に登場するクエストが大変少ない。
    現状、MHP2Gの村長上位クエストにおいて通常種と亜種の同時狩猟クエストが存在しているのみである。
    ディアブロスとの共演に関しては、MH4Gに至るまで一度もなかった。
    • MH4GのG級探索ではモノブロス種とディアブロス種が通常種・亜種双方共登場する為、
      未知の樹海限定で、モノブロスとディアブロスの二頭同時狩猟クエスト的状況を見る事が可能になった。
      場合によっては、亜種同士の画面に映える組み合わせも可能である。
      ただし出現するフィールドが被っている為、他に彼らの移動出来るフィールドが無いと、
      こやし玉での強制エリア移動が一切通じない地獄的様相が出来あがるので要注意。
  • ブロス系は尻尾が弱いのが特徴だが、モノブロスは飛び抜けており、
    尻尾の弾肉質が120%とやけに凄まじい。
    その為ガンナーには怯みループの格好の的となっている。
  • MHW:Iの公式ラジオにてリストラを公言されてしまい、
    MHRiseシリーズでも参戦できなかったのは先述の通りだが、
    推測にはなるが、公式の場でプロデューサーの口からわざわざ言及されるということは
    それだけ多くのハンター達がモノブロスの再登場を望んでいるということ、
    もしくはカプコンも昨今のモノブロスの影の薄さを気にしていることの証明かもしれない。
    現にリストラ宣告仲間のオオナズチが割とすぐにRiseにて復活を遂げたこと
    と公式に完全に忘れ去られたとしか思えないモンスターが(通常種、亜種などの区分を問わず)他にも色々といること
    を考えると、モノブロスはまだ可能性はある方だと思われる。
    • モノブロスはラギアクルスのようなゲーム内で動かそうとした時点で問題が発生するタイプではない。
      しかし、物語での位置づけとしてソロ専用という極めて重い縛りが存在しており*10
      「モンスターハンター」の世界観の根幹に関わるモンスターである以上、
      せっかく再登場させるからには古参のハンター諸氏に満足してもらい、
      過去の作品を知らないハンター諸氏にも格の高いモンスターとして威厳を示す待遇が必要となる。
      世界観やモンスターの生態描写の作り込みが際立つMHWorld以降の作風においては
      シリーズ皆勤に近いディアブロスとの生態的差別化や物語上の立ち位置などにも配慮する必要があると思われ、
      メインシリーズでなかなか再登場の機会を設けられないのも致し方ないことであろう。
      何らかの理由をつけてソロ専用という足枷を外す可能性もなくはないが。
    色々と可能性や懸念点が混在するモノブロスではあるが、いずれ彼(彼女)がまた表舞台で
    ココット村の伝説にて言い伝えられてきたその実力を発揮して暴れられる日が来ることを祈ろう。
  • ノベル版では比較的出番が多く、
    第一弾ではジーグ、第二弾ではキオ、そして第三弾ではマディリアと戦っている。
    もちろん全員単独での狩猟である。
    十代でのモノブロスの狩猟はかなり珍しいらしいが、ジーグとキオはそれを達成しており、
    その偉業は後続のストーリーにも大きな影響を与えることとなった。
    マディリアの回想によればナゼルも20歳以前にモノブロスの狩猟を達成しており、
    第三弾ではロッシィもモノブロスSシリーズを装備していることから、
    その素材を集められるほどの数の狩猟を達成した様子。
    EPISODE novel.3ではカリンがモノブロスサイス改を愛用しているので、
    カリンは僅か19歳にして上位モノブロスの狩猟を達成したらしい。
    さらに灼熱の刃ではディノがエピドシスファングIの強化のためにモノブロスを狩猟しており、
    こちらは弱冠17歳にもかかわらずあっさりと一角竜を討伐してしまったことになる。
    なお、特別編にてマディリアはフロストリーパーGを使用していたことから、亜種の狩猟も達成した模様である。
  • シリーズ20周年を記念して行われたモンスター総選挙では109位を獲得。
    数字そのものは真ん中よりちょっと上くらいで地味寄りではあるが、
    本種よりコンスタントに出番を積み重ねていても下の順位になってしまったモンスターが多くいることや、
    リストラされて10年近く経つのにここまでの人気を維持している、というのを加味すれば
    かなりの健闘だと言えるのではないだろうか。

素材

一角竜の甲殻
モノブロスの全身を覆う頑強な外殻。
砂色に見えるが、砂を払うと浅黒い地色が見られる。
長い年月を経てより頑強に発達した甲殻は「堅殻」、最上質の物は「重殻」と呼ばれる。
MHFの特異個体からは、稀に見るほどの高硬度を誇る「硬殻」、
滅多に見られない異常なまでの硬さを誇る「豪殻」が稀に入手でき
G級個体からは「偉殻」という甲殻が入手できる。歴戦を潜り抜けてきた風格が漂う至高の魅力を持つ一品。
一角竜の背甲
モノブロスの甲殻の内、背中の特に堅い甲殻。
熱砂に磨かれ、更に硬度を得た物を「堅甲」、最上質の物は「重甲」と呼称される。
MHF-GのG級個体からは「偉甲」が手に入る。過酷な環境を生きたにも関わらず、綺麗で立派な質感を持つ。
真紅の角
モノブロスの象徴とも言える、天を突くかのような大振りの一本角。
その名の通り真紅に染まっており、その様子は荒々しくも美しい。
岩盤すら易々と打ち貫く鋭さを持ち、強度はディアブロスの角以上とされている為、
武器に加工すれば相当な威力を得られる。
かつてこの角を手にした者は「ココットの英雄」と同等の名声を得るとされた。
通常より上質なものは「上質な真紅の角」、最上質のものは「堅牢な真紅の角」と呼ばれる。
堅牢な真紅の角は雄々しい角の中でもより赤く、より暴力的な螺旋を描いた逸品で、
その赤さは貫いた命の数に比例するという。
  • なお、ダイミョウザザミのヤドから角を折り取った場合はハンターズギルドによって
    クエストの受注記録が残されているため、ギルドに問い合わせることでモノブロス、
    ダイミョウザザミのどちらから得たものかが判明する。よって、ダイミョウザザミから
    得たものをモノブロスを討伐して手に入れたと偽装することは不可能。
    ダイミョウザザミのヤドから折り取られたものは「朽ちた真紅の角」と呼ばれ区別するところもある。
MHF-GのG級個体からは力強さに加え、深みある紅色が魅力的な「深紅の角」が、
更に剥ぎ取り限定で目にすることすら難しい貴重品である、「深紅の豪角」が手に入る。
モノブロスハート
モノブロスの心臓。一角竜の猛々しい怒りの象徴とされる。
心臓だから一頭のモノブロスに一つしかないと思いきや、何故か一個体から複数入手できることがあるため、
モノブロスには心臓が8つもあるという珍説もある。
これを素材とした武器は格段に斬れ味が鋭くなると言われている。
モノブロスから得られる素材の中では最も貴重な素材であり、
なかなか狩猟の機会が無いことが希少性に拍車をかけている。
極めて稀なケースであるが、ダイミョウザザミの背負うモノブロスの頭骨を
強力な打撃によって破壊した際に入手できたという報告もある。
因みに近縁種のディアブロスの心臓「ディアブロハート」は食用にもなる事が知られており、
モノブロスも肉は食用になるらしいが、モノブロスハートはどうなのだろうか?
オトモがいれば心臓をぶんどってくれることもある。
オトモはとんでもないものを盗んで行きました、あなたの心(臓)です。
心臓が頭骨から入手できるというのはどう考えてもおかしい話だが、そこはツッコまないお約束である。
以前は売却すれば1万ゼニーとかなりの高額素材だったが、弱体化に伴い半分以下の額まで下げられている。
なお、初代MHの開発段階では存在しなかった素材なのだが、
完成直前になって藤岡Dが「モノブロスにレア素材を入れたい」と言い急遽追加された経歴を持つ。
その過程で、モノブロスハートの代償としてアイテムからサボテンの花が消えたとか。
  • 心臓が複数個あるという疑惑をかけられているモノブロスだが、実際にイカやタコは3つの心臓を持っている。
    1つは人間の心臓と同じように全身に血液や酸素を送るのだが、
    もう2つは鰓(えら)心臓と呼ばれ、鰓に血液を、筋肉に酸素を送るための補助的な役割がある。
    何故こんな奇妙な構造なのかというと、海の中で機敏に泳ぎ回るために大量の酸素が必要になるから。
    モノブロスのような体長20mを超える生き物が地上や地中を縦横無尽に暴れ回る為には
    大量の酸素が必要になることは想像に難くないため、心臓を何個も持っているというのも有り得る話かもしれない。
  • また、たとえ話ではあるが、人間のふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」と呼ばれることがある。
    これは、脚に下ってきた血液を重力に逆らって上半身へと送り返す力が備わっているためであり、
    筋組織の構造的に見ても本来の心臓に負けないほど頑丈に作られている。
    もしかしたらモノブロスの身体も、一部の筋組織は心臓と同程度に頑丈になっており、
    素材と言う意味では本来の心臓と全く同じように取り扱えると言うことなのかもしれない。
    頭骨から心臓が出てくるのは……脳まで筋肉ならぬ脳まで心筋ってことだろうか。
角竜の延髄
角竜種の生命維持を司る希少な部位であり、剥ぎ取ることは困難な代物である。
最近になって発見されたこともあり、研究者の注目を集めているアイテムである。
なお、ディアブロスからも同様の素材を得られる。
一角竜の硬牙
MHFのG級個体から入手できる牙。
通常の牙よりも強度があり優れた素材として重宝される。

関連項目

モンスター/モノブロス亜種
防具/モノブロスシリーズ
武器/モノブロス武器
BGM/砂漠戦闘BGM - モノブロスのテーマ「真紅の角」など記述あり。
登場人物/ココット村の村長 - 彼とモノブロスの死闘はハンター達における伝説となっている。
モンスター/ディアブロス - モノブロスの近縁種。
モンスター/ダイミョウザザミ - モノブロスの頭骨を背負っている。
モンスター/ナナ・テスカトリ - MHP2G以前はモノブロスと同じくソロ専用のモンスターで、村クエラスボスを務めた経歴がある。
アイテム/異国の角竜肉 - 説明文などからモノブロスの肉ではないかと言われているが、詳細(正体)は不明。


*1 MH2「孤高の一角竜」
*2 全ての部位で耐属性値0
*3 尤も下位ハンターを上位やG級クエストに参加させられる様なシステムなので、世界観上において「2人以上の参加は禁止」の不文律が破られた訳ではない
*4 MHX(X)では亜種モンスターの殆どを登場させない方針としている。もっとも初期はともかく、MH2以降でモノブロスがディアブロスの亜種として扱われたことはない(近縁種とされる)。
*5 そもそもインタビュー等で「各シリーズを代表するモンスターの追加はバランスの関係でそのシリーズからは1体ずつ」という旨の発言をしており、すでにメインモンスターが出ている以上、純粋にMHWorld大型アップデート第1弾のイビルジョーを意識しての抜擢の可能性が高い。
*6 音爆弾とは違い行動不能にはならないので注意
*7 この段階で入手可能な狩猟笛ではクルルヤックのものが該当する
*8 ノベル版の設定に依る。
*9 彼が実際に使っていたとされる片手剣はコレとされる。 4以前の作品では、未強化状態だと橙ゲージが精一杯のなまくらなので、恐らくはこの状態でモノブロスに戦いを挑んだのだろう。
*10 同じくソロ専用だったナナ・テスカトリやナバルデウス通常種は単にゲームの都合的な面が大きく、モノブロスの様にストーリー内で触れられるような制約ではない