モガの村のビーチに出現する恐怖の象徴を模した武器。
仲間に撃たれても責任は一切負いません。
目次
概要
- MH3以降の作品とMHFに登場する古代鮫の剥製。
モンスターハンターの世界の海原に生息する古代鮫をそのまま武器にした珍品。
分類はランスとなっている。
ワイルドボーランスのように姿を“模した”武器ではなく、
大口を開けた巨大な鮫そのものであり、鮫肌の質感がやたらとリアル。
わざわざ1/1スケールで古代鮫を作るのだから大したものである。- 人ひとり喰いちぎりそうな古代鮫がモデルだけあり、
いちど担げばたちまち前方視界不良になるほど太い。
ついでに持ち手すら無く、構える場合はサメの尻尾を脇に挟む形となる。
当然そんな代物にランスらしさなぞ微塵もございません。
- 盾も遊泳禁止の標識。こちらも色々と味わい深い。
- 人ひとり喰いちぎりそうな古代鮫がモデルだけあり、
- とんだおふざけ武器かと思いきや、
クセはあるものの、水属性ランスとしてのポテンシャルは意外と高め。
その外見と相まって、密かながらも愛好者は多い…らしい。
MH3
- 初登場。派生先はなく、一発生産のみ。
- 攻撃力はクルハスターと同等の230。
お世辞にも高くはない攻撃力だが、そこそこの会心率と青色ゲージ、
そして圧巻の“水属性:450”が基礎性能を高めている。おまけに2スロつき。
この数値、下位武器のクセしてランスの中では煌黒槍アルトラスと並んで同着一位というのだから恐ろしい。- とどのつまりは、いわゆる属性偏重型の武器である。
水属性ランスは他にスパイラルランス系列とブルークレーター系列が存在するが、
前者はバランス型で後者は覚醒必須と性質が異なる。
とはいえ攻撃力が下位序盤並に低いので、なにも考えずに振り回せる強さではない。
アグナコトルやウラガンキン等、キチンと水属性が通りやすい相手に担いでいこう。
- とどのつまりは、いわゆる属性偏重型の武器である。
どこぞのカジキと違ってネタ武器の割には実用的ということもあり、中々話題になった模様。
せっかく水中戦も出来る今作なので、
海に潜りパニック映画の金字塔なる動きでモンスターを恐怖のどん底に沈めてみるのも一興だろう。
水中に潜る相手に限って水属性が効かないのは内緒。
- 今作では“古の鮫チケット”を使ったイベント武器として登場。
この武器のために専用のクエストが用意されたのだが、
(条件は元より)シャーク尺の長いクエストだったので、チケット集めは中々面倒だった。
- なお、現在はオンラインサービスが終了している関係で作製が不可能となっている。
MHP3
- どういう訳だか山奥の村でも現れてしまった。
ついでに強化前の段階として「シャークプリンス」も初登場。キングは上位に格上げされた。
- 古代鮫の皮で作成可能だが、MHP3には水中戦が存在しない。
その為、作成にはモンニャン隊としてオトモアイルーを孤島へ送り込む必要がある。
なかなか出にくい素材なので、作成には根気が必要。
LV20で“平和主義”の性格のオトモアイルーを派遣すれば多少はとってきてくれるだろう。
平和主義なのにサメを狩るとは……
- 性能比較
武器名 攻撃力(ブースト込) 属性値 会心率 スロット 斬れ味(匠) その他 作成難易度 シャークキング 150(165) 水:35 15% ○○‐ 青長(白長) - やや易 スパイラルボア 180(195) 水:25 0% ○○‐ 青短(白中) - 易 水槍アクアコトル 200(215) 水:20 25% ‐‐‐ 青中(白短) - やや難 凶矛【凌雲】 240(255) 水:14 -20% ‐‐‐ 青短(青長) - 難
しかし会心率を持つとはいえ、
一番性能の近いスパイラルボアとでも“-30”の差と、攻撃力の低さが目立つ。
特に水槍アクアコトルとの比較は厳しいものとなる。
せめて属性強化スキルを発動させ、
「高い属性値は物理肉質に左右されにくい」性質を突き詰めるようにしたい。
- 割とどうでもいい話だが、
今作での古代鮫の皮の需要はコレと南蛮刀に限られていたりする。
そうそう余るものでもないが、余らせても仕方ない。作れるなら作ってしまおう。
MH3G
- シャークプリンス、シャークキング共に当然のように続投。
質感が若干変わっており、光沢が現れるなど全体的にややメタリックになっている。
- 今回はMH3と同様に“古の鮫チケット”を使用する。専用クエストも健在。
というよりも、これの為だけにタンジアの港で会話イベントが用意された。
ことの発端はタンジアの港で吊されていた巨大な古代鮫を見た港の加工屋が
アレを武器に出来ないかと依頼を持ちかけてくるというものだが、
きっと彼も古代鮫の魅力に目覚めた物鮫好きなのかもしれない。- この関係で生産リストに表示されるのはHR5から。
プリンスの斬れ味も緑20と微妙なので、実戦投入はG級昇格後となるだろう。
- 相変わらず専用クエストも
シャーク尺が長いので、
(難易度はさておき)チケット集めは相変わらず面倒である。
ついでとばかりに古代鮫の皮も多く要求されるので、隙を見て剥ぎ取っておくと吉。- なお、最終強化までに必要な古の鮫のチケットは5枚。
これはMH3時代のシャークキングの生産に使われる枚数と同じである。
- なお、最終強化までに必要な古の鮫のチケットは5枚。
- この関係で生産リストに表示されるのはHR5から。
- 今作では待望の強化先として、G級武器「シャークカイザー」が追加された。
ついに「鮫の王者」は「鮫の帝王」へと登り詰めてしまった。
攻撃力は相変わらず低い上に会心率とスロットが没収されたが、
属性偏重の個性は更に磨き掛かる。
シャークカイザーともなれば、その水属性値は驚愕の600。
鮫帝王の名前は伊達ではないのだ。- この数値は、覚醒込みでは暴風砂剣シムンサールに次いで、
純正属性武器としてはMH3Gに登場する全水属性武器の中で最高の数値である。
極端な性能とはいえ、サメ・インスパイアで有名なガノトトスの海流槍エスメラルダや、
水属性ランスの最高峰である山塊衝ベルグランデとも対抗できる。
G級ガンキンのアゴ割りもお手の物。恐るべし、タンジア工房。
- とはいえ物理性能はてんでダメなので、相手選びは重要。
属性の通りが良く、肉質が堅めなモンスターに使っていきたい。属性強化スキルも忘れずに。
- この数値は、覚醒込みでは暴風砂剣シムンサールに次いで、
- 詳細はリンク先に任せるが、属性偏重型の水属性ランスという点では海王鋒ナバルエクスが一枚上手。
属性値は多少低いものの攻撃力とのバランスは良く、
斬れ味ゲージも(素で白30)匠でシッカリと紫30が現れると隙がない。
一方のカイザーは匠スキルを発動させても紫が10しか現れないので、
正直ピーキーな鮫よりも汎用性に優れるナバルエクスの方が使い勝手が良い。- ただ、ナバルエクスは港★7(G★2)に昇格するまで完成させられず、
レア素材や部位破壊素材を大量に要求されるため、作製難度は相当高い。
一方のシャークカイザーは港★6(G★1)の段階で強化が可能であり、
強化に必要な光り輝く体液や水竜の特上ビレも入手が極端に難しい訳でもない。
作成難度に大きな差があるので、繋ぎとしての活用は充分見込めるだろう。
- ただ、ナバルエクスは港★7(G★2)に昇格するまで完成させられず、
MH4
- 自慢の水属性は更に磨きがかかり、
初代キングから約1.55倍強化された700が心を躍らせる。武器スロットも一つ復活。
その反面、斬れ味は上位ランクでも長い緑止まり、
ついでに武器倍率も下位武器の初代キングから“+20”されただけ*1と欠点も目立つ。
いよいよサメの個性も“属性偏重型”から“属性特化型”へとシフトしてきたようだ。- 幸い匠スキルの追加分は全て青ゲージになるので、可能な限り発動を検討したい。
もちろん属性攻撃スキルの発動も(ry
- 幸い匠スキルの追加分は全て青ゲージになるので、可能な限り発動を検討したい。
- 水属性ランスのライバルはザクスシュラーマと水尖槍トリシュラ。
前者はバランス型で後者は物理偏重型なのだが、そもそも性能が極端すぎて比較しかねる。
専用装備を用意しないとホオジロ……もといどうしようもないので、
サメはサメ、水ランスは水ランスと割り切るのが無難。
間違ってもスパイクスピアに毛が生えた程度の攻撃力に期待してはいけない。
- なお、生産から最終強化までに使われる素材は以下の通り。
- 鮫肌の鱗×3+3
- 肉厚な皮×7
- 古代魚×1
- 化け鮫の鋸歯×1
- 化け鮫の上ヒレ×2
- 大水袋×5
- 作成の手間が少なく、適切に扱えば強力なので、
割と冗談抜きで攻略用の武器に向いている要素がある。
中には緊急クエストでシャークキングのお世話になった方もいるのではないだろうか?
- それはそうと、MH4から高低差の概念に変化が起きた。
今作から段差を使ったジャンプ攻撃が可能となったのだが、
操虫棍とランスは自力で跳躍出来るようになっている。
…そう、飛べるのである。MH4からのサメは空を飛ぶのである。
遂に我らがシャークキングは、四代目にして陸海空をモノにすることとなった。
MH4G
- G級の追加に伴い、シャークカイザーが復活。それまでのステータスはMH4と同様。
- 属性特化型としての方針はキング時代から相変わらず。
(並の上位武器と比べれば高いとはいえ)やはり攻撃力は低いが、
水属性は伸びるに伸びてやっちゃいました800。
これに“水属性攻撃強化+3”を加えると“1010”、
更に“属性攻撃強化”を加えると“水属性値1050”となる。
なんと4桁を突破してしまった。手数が多いランスでは破格の数値だろう。- MH3G時代ではナバルエクスに煮え湯を呑まされた事もあり、
性能が似てくる属性偏重型の存在が気になるところ。
こうした意味では奇槍ザクシュラ*2が最大の障壁となるが、
その性能差は“武器倍率-30、属性値+250”と絶妙。
それでもMH3G時代の“武器倍率-40、属性値+80”と比べれば面目は保てるか。
流石は我らがカイザー。同じ失態は二度も繰り返さないのだ。
- MH3G時代ではナバルエクスに煮え湯を呑まされた事もあり、
- MH3Gでは存在した素の白色ゲージは没収され、
匠なしでは青色止まりになってしまった。(匠発動時は“白40+紫10”)
心眼を切って匠スキルを活用する際は細心の注意を払おう。
- 強化に必要なG級素材は“重甲虫の重胸殻×2”と“特大水袋×4”のみ。
特大水袋はG★1モンスターでも入手可能な点を踏まえると、
むしろ古代魚や鮫肌の鱗の方が面倒に感じるかもしれない。なんと贅沢な悩みか
強化はG★2前半から。例の如く黒いアイツをサメーリしてやろう。
- 今作において、錆クシャが復活。
水属性が非常に良く通るのでこの武器も選択肢になりうる。
よって真面目に竜巻に乗ってサメが飛ばされる飛ぶことを再現可能。
主役の武器も連れて行けばなおそれっぽい……かも。
MHX(X)
- なんだかんだで続投。もはやMH3以降の常連武器になりつつある。
出荷元はモガの村長のセガレ。彼の依頼を進めればHR3の段階で作れるようになる。
- 使う素材は主にいつものサメとサメっぽいのとサメのようなものとサメみたいなもんとワニ。
サメはとっても獰猛なので獰猛な体液は必要ですし、
鮫は嵐の中でも泳ぐのでカテゴリー5のハリケーンもリストに載ります。とっても素敵。- これらの素材元は顔がサメっぽかったり、サメの生態を参考にしていたり、サメネタで有名だったりと、
どこぞの業界のオマージュそのモンスターの特徴がサメと密接に関わっている関係同士である。
一部もっと別の理由があるような気がするが、気にしたらいけない。いけないってば。
- これらの素材元は顔がサメっぽかったり、サメの生態を参考にしていたり、サメネタで有名だったりと、
- 性能はMHP3までの傾向に近く、物理と属性のバランスは割と普通。
これだけなら黒グラみたいな相手でなくとも手広く使っていけると思うかもしれない。
そんなわけで、今作の主演女優もとい女形であるタマミツネのランスと比較してみよう。武器名 攻撃力 属性値 会心率 スロット 斬れ味(匠) シャークキング 160 水:25 15% ○○‐ 青(白) 狐槍ハナモハナナレ LV4 170 水:22 10% ○‐‐ 青(白)
- ご覧の有様である。加えて相手は強化途中でこの性能。
最終形態である“きみがきる笠槍の刺突”に至っては、スロット以外で勝てる要素がなくなってしまう。
- 何よりアイデンティティの一つであった属性値が下げられたのが痛い。
"水22(他作品では220相当)"という値は属性武器としては決して高い部類ではなく、
属性偏重武器でさえ"攻撃力180"程度はあるMHXの環境では火力不足もいいところ。
言い切ってしまえば、MHXでシャークキングが出る幕など全くない。
4Gまではグラビモスキラーとして名を連ねていただけに、
この落魄れっぷりは非常に世知辛いものがあるだろう。- 更に言えば、サメの最終強化はアマツマガツチが狩猟出来るようになるHR8以降*3。
対して笠槍はHR解放以前に強化しきれる環境が揃っている。
おまけにメインモンスターだけに注目度も向こうが高い。こちらもそれなりに注目されてたが
性能に反して作成難度が高い点も趣味武器化に拍車をかけているだろう。
- 更に言えば、サメの最終強化はアマツマガツチが狩猟出来るようになるHR8以降*3。
- 一応ネタ武器の割には強い部類に入るが、それでも必然的に水準を下回る事は変わりなく、
たとえバキュームスティックよりはマシと言われようが、五十歩百歩の差にしかならないのが実状。
そのせいか、MH4の時代と違って殆ど話題にされていないようだ。
見た目を省くと必要素材の悪ノリくらいしか特徴がないし…
なんというか、失ってから初めて気がつく個性もあるのだと考えさせる話である。
- MHXXではLV5以降の強化先が登場。しかしながらミツネ槍(特に天眼)に完敗気味なのは相変わらず。
高いような会心率も攻撃力と斬れ味のせいで機能していないので、今さら話題にすることがない。
- MHXではエリアルスタイルの存在によっていよいよ本格的に空を飛ぶことが出来る。
たまにはサメを持ちだして空を翔けてみるのもいいだろう。
MHF
- メインシリーズとは異なり、全体的にバランスの良い性能。
性能が控えめな特典G級武器にしては珍しく純正G級武器に迫る能力、
具体的にはゼーゲロングホーンと近い性能を持つ。
リーチは劣るが、紫ゲージの長さでは優れる。属性値も若干だが勝る。
流石は陸海空を股に掛ける我らがシャークカイザー、
三界を制すアノルパティスと互角に渡り合うのは当然なのだろう。- ただ、この「リーチ:中」という弱点が厳しいもので、
同じリーチなら他に優れているランスが色々とあるのが現状である。
せめて斬れ味の長さと遷悠武器の汎用性を上手く活かそう。
それにしてもトイレの掃除用具がサメを圧倒するというのもB級じみているような。
- しかし、こうも他の地域と性能が違うのも妙である。
技術や環境の違いがあるとはいえ、ここまで地域差が現れるものなのだろうか?
- ちなみに遷悠武器はスキル「早食い」が自動的に発動するという特性を持つ。
別にこの武器のために「早食い」が選出された訳ではないが、
サメだけに…と思ってしまうのも無理のないところ。
- ただ、この「リーチ:中」という弱点が厳しいもので、
- 性能はともかく、問題はサメが蒼輝槍シジルを装着した時である。
勘の鋭い方なら口から槍型のレーザーを出すサメが爆誕と思われるが、
ところがどっこい、実際にレーザーが出てくるのは口ではなく鼻先である。
現実のサメの鼻先にあるのはレーザーでは無くレーダー(ロレンチーニ器官)なのだ
余談
- 孤島のエリア10あたりでカメラをいじっておけば、"ジョーズ"を彷彿とさせること間違いなし!
また、カメラを調節し、水面に向かって突進をすると…- ユニバーサルスタジオのアトラクションには、ご存じジョーズ(JAWS)が存在しており、
さらに件のアトラクションの前には、タンジアの港よろしく、吊るされた巨大な鮫の像が置かれている。
モンハン関連のイベントがUSJにて開催された際には、これに肖って、
ギルドカードのすれちがい用に自キャラにコレを背負わせたという方も多いのではないだろうか?- ちなみに、MH3GにおけるUSJとのコラボクエストの第1弾は、
サメとガノトトスが登場するというものであり、
MH4のコラボクエスト第1弾もサメをモデルとしたザボアザギルを狩猟するという内容であった。
- ちなみに、MH3GにおけるUSJとのコラボクエストの第1弾は、
- ユニバーサルスタジオのアトラクションには、ご存じジョーズ(JAWS)が存在しており、
- アクション「落ち込む」でたちまち鮫が主役になる。
討伐したモンスターの横で!
肉を焼く仲間の横で!
しゃがみ移動で味方の周りをうろうろするのも効果的。
仲間に袋叩きにされても責任は負いかねます。- しゃがみながら剥ぎ取る姿は宛ら鮫の捕食シーンの如し。
- MHW(:I)、MHR(:S)にても魚武器の多くが続投する中、こちらはリストラの憂き目に会っている。
鮫っぽい大型モンスターがいないと駄目なのかもしれない。
関連項目
モンスター/サメ - プリンスでもキングでもカイザーでもないサメ。
モンスター/スクアギル - 幼体のサメ。
モンスター/ザボアザギル - ビッグになったりするサメ。
武器/ザボア武器 - 上記のサメを素材にしたウェポン。
モンスター/ガノトトス - サメ映画の主演俳優。MHXでは彼の素材も使う。
武器/魚武器 - サメと愉快な仲間達。