目次
概要
- MH4Gで初登場した、ディアブロス通常種の操虫棍。
通常種カラーの大きな斧のような外見であり、亜種武器のアヌビスは色違い。
- 本項では二つ名持ちモンスターである鏖魔ディアブロスの武器も扱う。
性能
MH4G
- 生産時点のブロスホーンロッドで既に930という非常に高い攻撃力を持つ。
反面斬れ味が悪く、匠でも青止まり。
続くブロスホーンロッド改では攻撃力992と、この時点でウカム棍に続く
生産棍二位の攻撃力に達する。ただし、斬れ味は青が伸びるだけ。
最終強化のタイラントロッドでは攻撃力1054。攻撃力だけなら発掘武器の最高性能と並ぶ。
そして斬れ味は…非常に長い青が匠でさらに伸びる。
- タイラントロッドのその他の性能は、
- ディアブロス武器にありがちな会心率-10%
- 覚醒で火属性330
- スロットは無し
- 猟虫は切断属性のクルドローン
- ひたすらに青さと攻撃力を追い求めたこの武器は、前作で不遇さまで極めた先輩を彷彿とする。
…がその潜在能力は意外と高い。攻撃力1054の青ゲージは攻撃力872の紫ゲージと同等であり、
マイナス会心を考慮しても属性棍としてはそこそこ高い。
しかも、青ゲージが匠も業物も砥石使用高速化も全く無視できるほど長いというのだから素晴らしい。
火属性を得るには覚醒が必要だが属性値は十分であり、無属性棍としては相方に一歩譲りつつも、
火属性棍の最強争いには参戦できる性能である。
- 火属性棍のライバルは金銀火竜武器の星辰の煌竜戟と、白猿狐武器の如炎棒【魔猿】となる。
タイラントロッドの青ゲージと煌竜戟の紫ゲージでは煌竜戟が勝つが、
その紫ゲージは匠必須な上僅か20であり、煌竜戟が白ゲージに落ちればタイラントロッドに軍配が上がる。
とはいえタイラントロッドの方は覚醒に加えて心眼もほぼ必須であり、一長一短といったところか。
如炎棒は素でも長めの白ゲージや属性値でタイラントロッドに勝るが、
武器倍率にして100も劣っており、その他の性能で埋められるようなものではない。
- 一方、物理重視の武器として見るとライバルが非常に多い。
- まず亜種武器のアヌビス。
会心率は同じで攻撃力は961と、物理期待値ではかなり下回っているように見えるが、
匠発動で紫ゲージが現れるため瞬発火力では圧勝である。
しかし白ゲージ・紫ゲージ共々短く、匠に加えて業物や砥石使用高速化などのフォローが必要となるため
スロット2の存在を鑑みてもスキル自由度では敵わない。
瞬発力と弾かれにくさの亜種武器、持続力と自由度の通常種武器で使い分けるべきだろう。 - 次にウカムルバスの崩天杖キキリオンカム。
タイラントロッドを凌ぎ、生産武器でトップの攻撃力1116を誇る化け物である。
それでいて匠で白ゲージも出現するのだが継戦能力がかなり低く、方向性で言えばアヌビスに近い。
彼方はデフォルトで氷属性を持つため弱点の相手に対しては
席を譲るが、アヌビス同様高い持続力で差別化ができる。 - そしてダラ・アマデュラの蛇帝笏ペダンマデュラ。
匠でも紫ゲージが10しかないため無いも同然だが、
その下の白ゲージがとんでもなく長く、タイラントロッドの青ゲージと同等の量。
火力もほぼ同等なので物理性能だけならペダンマデュラに並べる…物理性能だけなら。
彼方はそれでいて覚醒無しで十分な爆破属性を持っているため、
タイラントロッドを覚醒させて火に弱い相手に担いでいかない限り、総合火力では完全に突き放されてしまう。
トドメにスロット1。スキル自由度でも水を空けられており、
残念ながらペダンマデュラに対しては勝ち目は薄いだろう。
- まず亜種武器のアヌビス。
- 作成には大地を穿つ剛角がやはりネックとなる。
それ以外にはディアブロス素材の他、炎王龍の重殻を4個使う。
作成難度は低いとは言えないが、G3時点で最終強化できるので、ゴグマジオスに挑む際は強い味方になるだろう。
ロッド改までは大した素材は要求されないので繋ぎとしても有効。
- 斬れ味を補助するスキルが不要なほどの長大な青ゲージを持ち圧倒的な物理火力があるため、
覚醒させずとも肉質の柔らかい相手には非常に有利に戦うことができる。
この性質上全身が柔らかいヤツと裸で挑むことになるクエストでの装備として優秀である。
MHXX
- ディアブロスの復活と共にタイラントロッドも再登場。MH4G時代とは違い猟虫が打撃属性のマルドローンに変更されている。
フレイムハルバードから派生強化で作製できる他、上位素材を使ってブロスホーンロッドを生産することや、
G級素材を使って最終強化のタイラントロッドを直接生産することもできる。
それぞれ牙だったり重尾甲だったりと、余計に必要となる素材が異なってくるため、
作る場合はボックスと相談してどの方法にするか決めるといいだろう。
- 限界突破してLV5の究極強化に到達すると、「角王戟スタルローガ」となる。
高めの攻撃力350に会心率-10%、そして長い青ゲージと、ここまでは以前と変わらない傾向。
しかし新たな名を得たおかげかはわからないが、斬れ味に素で白ゲージを獲得。
そのままでは10と短いが、匠で伸ばしてやると+2で紫20までもが出現する。
ただし今作は覚醒スキルが無いため、完全無属性となっている。
- 以前より強化はされたものの、無属性故にライバルは多い。
- 匠+2で戦う場合、やはり「真・黒滅龍棍【旦明】」の壁が厚い。
物理火力の期待値でギリギリ負けている上に爆破属性やスロット3の差で突き放されてしまう。 - 青ゲージの継戦能力で戦おうにも、二つ名ザザミの「ウィルギガンスロワー」の方がいい。
もっと言えば、長い白ゲージを持つ二つ名ギザミの「鎧裂棍ドナギハライ」の方がいいだろう。
こっちはこっちで重尾甲や大地を穿つ剛角など、集めるのに難儀する素材がそれなりに存在するため、
残念ながら趣味で作る以外にあまり出番はないと思われる。 - 匠+2で戦う場合、やはり「真・黒滅龍棍【旦明】」の壁が厚い。
MHWorld
ブロスロッド
- 新大陸でも変わらず登場。ただし、名称や形状は変わっており、
初期段階はボーンロッドにディアブロスの素材をあしらったブロスロッド、
強化していくとハルバード状に変化したボーンロッドに素材をあしらったタイラントグレイブに変化する。
MHWの武器の傾向である、派生ツリーの根元となる武器に素材をあしらった形式の域を出ず、
従来のタイラントロッドの外見は登場しない。
亜種も登場するが、アヌビスはお休みで武器の色はサンドカラーのまま。
- 最終強化はタイラントグレイブII。
気になる性能の方は他武器種とほぼ同じで、- 今作最強の攻撃力713
- お約束の会心率-30%
- 素では極短青、匠Lv4から白ゲージが出現
- 覚醒で氷属性180
- 猟虫ボーナスは回復強化【スタミナ】
他を寄せ付けない攻撃力831に白ゲージという物理ダメージの暴力が持ち味。
達人の煙筒などで会心率を補い、クリティカルが出たときのダメージは凄まじいものがある。
ただ、この武器の場合は斬れ味消費が激しい操虫棍ということが大問題。
匠Lv5でも青ゲージまであっという間に使い切ってしまうため、
「最低でも青ゲージ維持。緑ゲージ運用なんてもってのほか」と言うようなスタイルのプレイヤーにとっては
剛刃研磨や業物等の斬れ味維持スキルや、砥石高速化が欲しくなるところ。- 一見すると圧倒的に見える攻撃力ではあるが、実は武器倍率10の差でグランジストームが控えており、
属性ダメージや白ゲージの長さの差でグランジストームに軍配が上がることも。
撲滅の導灯で火力をマシマシにしたり、
防護スキルで隙を無くした方が結局早い、といったケースも起こり得る。
MHWの無属性武器全般に言えるが、これらライバルと張り合うのなら、
無属性強化の採用がほぼ前提になって来る。
またおまえ(無撃珠)か…
- 猟虫ボーナスの回復強化【スタミナ】も結構魅力的で、
猟虫のスタミナ回復量が目に見えてモリモリ増えるので便利。
破壊力で人気のシナトモドキIIIの欠点であるスタミナ回復時間が50秒から35秒へ短縮できたり、
麻痺猟虫のドゥンクラーブIIIのスタミナが10秒で全快して粉塵まみれにできたりと
基本的に相性の悪い猟虫があまりいないので腐る事が無い。
- MHWは氷属性の操虫棍が少ない上に、クイド=ダオラですら
攻撃力558に氷属性180と属性値が低いため、
氷属性武器として見た火力は属性解放タイラントグレイブの緑ゲージでもほぼ同等だったりする。
属性解放に匠や強化持続などが併用できる防具マムガイラシリーズの追加により
スキル構成に組み込みやすくなったので、いざとなったら氷属性棍として使う価値もあるのだが、
マム・タロトからランダム入手できる武器に性能の高いガイラブレード・氷が存在するので、
もともと出番の少ない氷属性はガイラブレードを運良く引けてしまえばこれ1本でよく、
わざわざタイラントグレイブで氷属性運用をする事もないかもしれない。
MHW:I
- マスター強化先が追加されタイラントグレイブIIIまでにはなるが、
最終強化としてはディアブロス亜種のタナトスグレイブとなるのでそちらを参照。
MHRise
Ver.1.0~2.0
- 見た目がMHXX以前に戻り、ブロスホーンロッドが復活。ただし発売初期~Ver.2.0時点では
ブロスホーンロッドIIで打ち止めとなっている。
- ブロスホーンロッドII時点での性能は、
- ディア武器にしては大人しい攻撃力210
- こちらも控えめな会心率-10%
- 斬れ味青30、続く緑もそこまで長くはない
- 猟虫レベル5
- 百竜強化は攻撃力強化II、防御力強化II、猟虫Lv強化
無属性棍としては発売初期はナルガクルガの闇鎌棍【夜凪】、
Ver.2.0からはそれに加え斬れ味のケアができればティガレックスの轟腕【虎爪】が台頭しており、
ブロスホーンロッドのスペックでは太刀打ちできない。
- ただし面白い点として、派生前のスカイハイグレイブの百竜強化から
攻撃力強化III、空棲系特効、鉄蟲糸技強化を引き継ぐことができる。
中でも空棲系特効は対象の相手に強大なモンスターが多く、最終強化で十分なスペックを得た場合、
先の二振りとの差別化要素となる可能性を秘めている。
他武器種のディア武器は最終強化を迎えた武器であれば
一定の評価を得たものが多いため、操虫棍でも期待したいところであった。
- ブロスホーンロッドIは一発生産が可能なため、スカイハイグレイブに戻すことができない。
百竜強化の引継ぎを検討している場合は要注意。
Ver.3.0
- Ver.3.0にて待望の強化先が追加。百竜ノ淵源ナルハタタヒメの角を使い、
レア度7のタイラントロッドに強化できる。その性能は- 攻撃力は230に微増
- 会心率、スロットは据え置き
- 斬れ味は青40、匠5で一応白が出る
- 猟虫レベルは6にアップ
- 百竜強化は攻撃強化がIIがIIIに。他は変化なし
- でも空棲系特効の引き継ぎがあるしそれ込みならナルガ棍に勝てるのでは?
とお思いかもしれないが、計算上は一応上回ることもある。
見切り6攻撃4弱点特効3超会心3のスキルで空棲系特効が有効な相手に
ファイト猫の強化咆哮込みでなら辛うじてタイラントロッドが上回る。*1
もっとも、その条件だと今度はマイナス会心仲間のティガ棍に勝てない。
ティガ棍は斬れ味が短いので差別化できなくもないが
操虫棍は操犬棍と呼ばれる事があるほどガルクとの相性が良いので*2
ファイト猫を採用してまでこの棍を使うかは悩みどころ。
また特効対象に龍属性が通る場合、神淵ノ風翔リも立ちはだかる。
- このように特効が効いて使うかどうか悩ましいレベルのため、
汎用無属性棍としては力不足感が否めない結果となってしまった。
MHR:S
- MRが実装されたサンブレイクでも当然MRの強化先が追加された。
今回は亜種の登場は無いので亜種への派生や強化の途中で亜種に代わることも無く通常種のまま進んでいく。
大竜玉もさることながら地味に太古龍骨を使うため、角王戟スタルローガになるのもMRの結構終盤。
更に、ゲームクリア後の傀異クエストにて、高ランクの傀異化素材を投入することで
最終強化の角王戟スタルローガ改になる。
その性能は、- 全操虫棍でトップの攻撃力360
- マイナス会心は増えも減りもせず会心率-10%で据え置き
- 斬れ味は素で白30、匠Lv4から紫が出現
- 残念ながらスロットは増えず
- 必要十分な大きさ百竜装飾品スロットLv2
- 高くはないが戦闘には問題ない猟虫Lv13
また短いながら紫斬れ味も匠で出てくるため操虫棍トップクラスの物理火力を誇る。
一方で、操虫棍にとってこの長さの紫斬れ味を維持するのはなかなか大変。
スロットも無いため、Lv5匠+剛刃研磨などのスキルの負担をまるまる防具に被せてしまう。
最高峰のパワーを出すためにきめ細やかなケアと立ち回りが必要な、ディアブロス武器らしい武器。
- ライバルとしては高物理武器全般になるが、本作は全ての武器系統がほぼ同じ水準の強さになるため
数は非常に多い。- 特に蛮焔棍ロギンカラモス改とゴシャ!ギガゴボコォ!、冥淵戦棍レマルゴスは
攻撃力こそ一段下の350だが素で紫斬れ味が出てきている高攻撃力武器にはあるまじき様相を呈している。
その上、属性値が低いものの属性ダメージ分でスタルローガを上回り、
レマルゴス以外はスタルローガには無いスロットも持っている。
マイナス会心率がスタルローガより酷いのが欠点といえば欠点だが、紫斬れ味の長さによる継戦能力は大きい。 - 更におなじみラージャンの金剛砕棍ゴーデンジンはスタルローガと同じ攻撃力同じ斬れ味の長さを持ちつつ
スタルローガに無い低いながらも属性値とスロットを持つ。
本作は無属性強化のような無属性武器のみの火力アップスキルも無いため、
攻撃力と斬れ味で並ばれたゴーデンジンには単純にダメージで上回られてしまう。
ただしこちらもスタルローガよりもマイナス会心率が劣悪で、
上の二本に比べるとスタルローガと同じスキルのケアが必要な分スキルの圧迫はもっと大きくはある。 - もう一つ攻撃力360に到達した武器としては巨塊棍ゴルゴライアもあるのだが、
こちらはこちらで優秀なスロットを持つ反面斬れ味が短い白と青運用というなまくらぶりなので、
スタルローガと単純な火力勝負では相手にならない。 - 全体としては高めな340まで降りると
ナルガクルガ希少種の斗宿棍【天同】やティガレックスの豪腕【大虎爪】改、鉱石武器の鋼銃剣【斬釘截鉄】など、
主に素紫で立ち回りに優れる武器を中心にスタルローガのライバルは相当数存在する。 - 最後のアップデートではアマツマガツチが復活し、それに伴い凶輪【雲霓】が復活したが、
「高攻撃力低属性マイナス会心でなまくら」、という趣だった雲霓が何と「高攻撃力高属性マイナス会心素で紫」という
インフレの波に乗ってとんでもない業物として帰ってきた。
攻撃力もスタルローガと同じ360でトップタイ。その上低くない属性に伸ばせば快適に戦える紫斬れ味の長さで
その上鉄蟲糸技の威力が上がるというユニークな特殊能力までついており、
スタルローガどころか全ての物理特化武器の肩身が狭くなるような性能となっている。- ただし、この頃になるとスタルローガにも追い風になるような仕様が増えている。
一つは傀異スロットを拡張すると攻撃力と属性値と斬れ味が強化される効果で、
この斬れ味は(匠で伸ばした状態含め)出てくる最大斬れ味が伸びるため、
スタルローガの紫斬れ味が最大で40となり斬れ味の維持も相当やりやすくなった。
攻撃力の強化も、攻撃力と属性値が伸びる属性武器に合わせて無属性武器(と状態異常武器)は
属性武器より多めに攻撃力が増えるため、物理攻撃力の争いではゴーデンジンを放して単独トップに立てる。 - もう一つはアマツマガツチと同じタイミングで実装された天衣無崩。
これは(吹っ飛びをともなう)被弾を受けない状態を続けることでスタミナ消費が軽減されるのだが、
最大Lvでは効果発動中斬れ味消費無効が出るため、短い斬れ味維持に抜群の力を発揮する。
- ただし、この頃になるとスタルローガにも追い風になるような仕様が増えている。
- 特に蛮焔棍ロギンカラモス改とゴシャ!ギガゴボコォ!、冥淵戦棍レマルゴスは
マサクルロッド
MHXX
- こちらは鏖魔ディアブロスの素材から作られる操虫棍。
形状はタイラントロッドと同じだが、柄は濃紺色、斧頭は血に濡れたような鮮紅色をしており、
まさしく鏖魔カラーといった様相になっている。
強化していくとLV3で「マサクルロッダム」、LV5で究極強化の「鏖戟バイチー」となる。
- 鏖戟バイチーの具体的な性能は、
- 攻撃力370
- 会心率-30%
- 無属性
- 斬れ味は素で白20、斬れ味レベル+2で紫30が出現
- 二つ名武器(狩技ゲージブースト&スロット無し)
- 猟虫は打撃属性
攻撃力自体は高いが、マイナス会心が足を引っ張る形となっている。
- 匠で紫ゲージが出るため、期待値はそれほど悪くは無いのだが、
残念ながら真・黒滅龍棍【旦明】には劣ってしまう。
弱点特効を用いればある程度追い付くこともできるが、
追い抜けるのはよっぽどの神おまで会心率をモリモリに出来た場合くらいである。
というわけでやはりこちらも通常種武器と同様に、影の薄い武器となってしまっている。- バイチーの勝っている所と言えば、紫30かつ二つ名武器ということで、
業物と絶対回避【臨戦】による斬れ味維持がしやすいことぐらいだろうか。
バランス虫以外でもエキスハンターを回しやすい点もメリットである。
快適性を優先するならこちらを担いでみるのもいいかもしれない。
それならやっぱりドナギハライでいいかも
- バイチーの勝っている所と言えば、紫30かつ二つ名武器ということで、
- とは言え馬鹿高い攻撃力と紫ゲージを得られる為、
会心率を盛れれば他の追随を許さない瞬間火力が出せるのも事実。
スピード虫のエキススキルや回転率の良さを活かした狂竜身など、
会心率を上げる手段自体は豊富なので安定感こそ他に譲るが、ロマンを求めるなら担ぐのも一興だろう。- ちなみに、蟲纏い+連撃+狂竜身+超会心…などというロマン構成をするにはこの武器に勝る存在はない。
瞬間的な爆発力だけなら、他の武器を大きく突き放すとてつもないパワーを叩き出せるが、
狩技だけでなく狩猟スタイルまで大きく縛られるので構築難易度・運用難易度共に高い。
- ちなみに、蟲纏い+連撃+狂竜身+超会心…などというロマン構成をするにはこの武器に勝る存在はない。
- ここまで会心率を上げる前提で書いてきたが、実は数少ない裏会心で運用できる操虫棍の一振りである。
と言うのも、裏会心が会心系のスキルを抑えて実用範囲になる会心率-30%の操虫棍は
崩杖キキリカムノミとバイチーのみ。
会心率を上げるスピード型やバランス型の猟虫を採用できないものの、
裏を返せばブレイヴやブシドーと相性のいいパワー型やウエイト型を気兼ねなく採用することが出来る利点でもある。
- 他の鏖魔武器にも共通する話ではあるが、生産・強化難度は凶悪の一言である。
強敵である鏖魔ディアブロスのクエストを最低でも5回こなさなければならず、
更に部位破壊した角からの剥ぎ取りかG5以降のクエスト報酬限定の「鏖魔の凄惨な角」を5つ、
そして通常種と共通のレア素材である「大地を穿つ剛角」を2つも使用する。
恐らく多くの人にとっては旦明の方が作りやすいレベルであろう。
これではあまり担ぐ人がいないのも仕方ないと言わざるを得ないだろうか。
まぁ、旦明も旦明で獰猛な爆縮液が必要なので依頼クエストを進めていない人は持ち込み禁止のイベクエか
超高難度の大連続イベクエに挑むしかないが
余談
- 「タイラント」は「暴君」の意。砂漠の暴君と呼ばれるディアブロスらしい名前つけになっている。
- 通常種武器が長い青ゲージを持ち亜種武器が匠で紫ゲージまで出るという性質は、
MH3Gのディアブロス素材のランス2種の関係に似ている。
しかしこちらは通常種が長大な青ゲージに加えて覚醒が必要になるが実用的な属性値、
亜種は覚醒させても属性値が低いが優秀な物理性能を持つ。
と、どちらもそれぞれの良さがあるというものになっている。
- 二つ名武器の「バイチー」は、古代中国の秦の武将である「白起」の中国語読みからと見られる。
(中国語は清音・濁音・半濁音の区別がないため、パイチーという表記もある)
白起は秦の領土拡大および後の中国初の統一国家誕生につながる勝利を多数挙げた優秀な武将だったが、
敵や捕虜を容赦なく殺害する人物でも知られ、特に長平の戦いという戦乱で勝利した際は
趙国の捕虜40万人もを生き埋めにして処刑したとされている。
(ただし、後に君主から自害を命じられた際は、この生き埋めの件を出して
「天罰を受けて当然だろう」という旨を死に際に述べたとされている)
歴史上の虐殺者や暴君の名を冠する鏖魔ディアブロスの銘らしいといえるだろう。- 付け加えると長平はもともと趙側の領土=白起は遠征していた側。
そこに40万人という捕虜を抱える場合、
それを養うための兵糧は当然白起軍から捻出されるわけであり自軍の維持が困難になる。
かといって40万もの捕虜を解放すれば反撃にあう恐れがあり、
それがなくともいずれ趙国の兵力として補充されかねないため
自国の益を優先しての判断であり、好き好んで生き埋めにしていた訳ではないとする見解もある。 - 余談も余談だが、この白起は、同じくMHXXにてコラボが実現した漫画『キングダム』にも登場している
(ただし作中の時系列では既に亡くなっているため、回想という形での登場だが)。
同作では、かつて秦を治めていた昭王から戦争を行う自由を与えられた「六大将軍」*3の一角で、
その中でも筆頭と呼ばれる程の実力者であった、という設定が与えられている。
- 付け加えると長平はもともと趙側の領土=白起は遠征していた側。