巨戟龍ゴグマジオスの素材から得られる武器群。
目次
概要
- MH4Gのラスボス、ゴグマジオスから作成できる。
外見はゴグマジオスからは想像も出来ないほど神秘的で青い。
ゲーム中には出ないが設定としては重油と絡められた人工物を取り去ったゴグマジオス本体は
青白いマガラ骨格のシンプルなものらしいので、そちらのデザインということだろうか。
また、一部の武器には古文書と同じ暗号が刻まれている。- 色こそ美しいものの、そのデザインのモチーフは刺々しい杭や鎖、拘束衣、拷問具、棺桶、墓碑、
果ては目隠しされたドクロといったマガラ武器とは別方向で厨二臭い禍々しい外見である。 - ちなみに盾や護拳のある武器は杭の尖っている方が内側に付いているものもあり、
使用しているハンターの手が鮮血に染められてもおかしくないような見た目のものもある。
- 色こそ美しいものの、そのデザインのモチーフは刺々しい杭や鎖、拘束衣、拷問具、棺桶、墓碑、
- ラスボスと言えば気になるのが名前である。
ミラオス武器やアマデュラ武器などぶっ飛んだネーミングの多かったラスボス武器だが、
果たして今作のラスボス武器の名前はと言うと…
武器種 名前(強化前) 名前(強化後) カタカナ部の意味 大剣 嘆きの碑 忘却のオストラコン ギリシャ語:όστρακον
文字を書くための陶器などの破片太刀 誘いの折れ口 斬罪のエルガレイオン ギリシャ語:εργαλειον
道具片手剣 勇ましき兵 破滅のキリエ ギリシャ語:κύριε
ラテン語読みでキリエ
キリスト教の祈りの一つ双剣 咎めし鋲 永訣のクラウィス ラテン語:clavis
鍵ハンマー 虚ろな檻 禁戒のデスモテリオン ギリシア語:δεσμωτηριον
牢獄狩猟笛 赦しの鐘 闇黒のテルプシコラ ギリシャ語:Τερψιχόρα
踊りの楽しみランス 戒めの枷 天涯のゲガルド アルメニア語:գեղարդ
槍ガンランス 滅びの塔 前兆のプロフェティア ギリシャ語:προφητεία
預言スラッシュアックス 裁かれし罪 邪執のコンキスタ スペイン語:conquista
征服チャージアックス 禁じられた棺 代償のネイディア 英語:nadir
天底*1操虫棍 使われし者の証
→導く者の証堕在のラクリモサ ラテン語:lacrimōsa
涙ぐんだライトボウガン - 荊冠のデストフィア 英語:dystopia(読みはディストピア)
地獄郷*2ヘビィボウガン - 戦慄のヘルシャフト ドイツ語:Herrschaft
支配弓 拒みの牢 亡国のクピド ラテン語:Cupido
ローマ神話の愛の神
英語読みだとキューピッドアイルー 束縛のハルスキャット キャットをcat(猫)だとすると、
インドネシア語:halus
洗練された
- 強化前の意味深、というよりルビを振って読みたくなるネーミングを介し、
全て○○の××という形になっている。ライトノベルのタイトルにありそうなシリーズとでも言おうか。
実際、斬罪のエルガレイオン、禁戒のデスモテリオン辺りは深夜アニメ枠に名を連ねていても全く違和感がない。
さすがに先代のラスボス武器2種には叶わないかもしれないが、
やはり最終強化のカタカナのインパクトが非常に強く、期待を裏切らないセンスが炸裂したのであった。
ただ、アマデュラ武器などに比べればインパクトはやや大人しめであることや、
この時期にはプレイヤーがこの手のネーミングに慣れてきていたこともあり、
それほどネタにされまくっているという訳ではないようだが。- カタカナ部分にはギリシア語が多いが、
同モンスターの武器群でありながら言語が統一されていないという特徴がある。
同一のモンスターから作成できる武器にしては珍しい。
方々の言語を詰め合わせただけあって、語呂の方は非常に良い。 - 解説文に関してはラスボス武器群の中でもトップクラスのセンスを発揮している。
仰々しい漢字が散りばめられているのみならず、倒置法が使われている点でも評価が高い。
武器の銘と合わせれば、本当にラノベのタイトル+リード文も務まりそうである。 - さらに種類に関して言えば、初登場にして歴代最多となる14種である。
MH3Gから始まったこの伝統はいつまで続くのだろうか。
- カタカナ部分にはギリシア語が多いが、
性能
- 非常に高い攻撃力と、その代償として比較的マシなマイナス会心を併せ持つ。
マイナス会心は-10~-20%程度であり
挑戦者や見切りなどで相殺が容易な上、-10%の武器種などは無視しても構わないレベルである。
- 重油やバーナー炎などを操るゴグマジオスだけあって、武器に付与されるのは強烈な火属性…ではない。
果たして何が付与されるのかと言うと、誰が予想出来たか微弱な睡眠属性である。
属性値は軒並み低いので、あくまで補助程度に考えておこう。
- スロットは0か1つかのどちらかであり、拡張性に乏しい。
- 近接武器は斬れ味が既にMAXに届いている。
これはMH4Gの武器としてはマジオス武器以外ではレギオス武器+クジュラ武器+α程度である。
そのため、匠を外してスキル枠を他に回すことが可能になるのだ。- ただし紫ゲージはたったの10であるため、
匠がいらないというアドバンテージを以てしても正直物足りなさが否めない。
結局は斬れ味補助に業物がほぼ必須になり、そして業物ありでも紫は実質20であるため、
匠で紫30以上になるような武器と比べて最高火力の維持は難しいと言える。
正直なところ、匠を切れる武器としては少なくとも物理面ではレギオス武器に惨敗している。
睡眠を活かす運用が必要になるだろう。 - その性質上、手数が少なく、一撃の重さ故に睡眠を活かせる大剣は武器の特性にマッチしている。
一方、斬れ味消費の激しい双剣やガンランスなどとはあまり噛み合っていないと言える。 - ガルルガX一式と組み合わせると、上記の欠点を見事に補える。
色合いの組み合わせも違和感なく、何気にベストマッチかも知れない。
- ただし紫ゲージはたったの10であるため、
- 実際に使ってみると分かるが、紫こそ確かに短いものの、その分白がそこそこ長く匠いらずであること、
そして高めの物理火力を持ち合わせていることなどにより、
睡眠武器としては意外と使いやすかったりする。
属性値の低さを高攻撃力が上手くカバーしており、
下手に属性値の高い武器を使うよりこちらのほうが討伐タイムが早くなることもしばしばある。
特にラージャンなどは睡眠モーション中に滅多切りにできるため、
クラウィスやキリエといった手数武器はTAでもよく見かける武器となっている。- このようにカタログスペック自体は確かに微妙だが、
輝ける場面はちゃんとあるため、相手や戦法次第では充分な活躍が見込める。
火力と拘束を両立したい場合に使ってみるといいだろう。 - ただし属性値は雀の涙程度しかないため、
大剣やハンマーのような手数が少ない武器種だとなかなか眠らせられず、
場合によっては眠らせることなく終わってしまうこともありえる。
そのため、単発重視型の武器種と相性が良さそうな性能に反して、
手数武器、それも片手剣や双剣といった特に手数が多い武器種の方が性能を活かしやすい。
これらの武器種は斬れ味も特に消耗しやすいため、睡眠のたびに研ぐことで
叩き起しとはまた違ったベクトルで睡眠の強みを発揮することができる。
- このようにカタログスペック自体は確かに微妙だが、
- ボウガン2種は貫通弾の運用に特化している。
一方で通常弾は通常弾追加のスキルを付けなければLv1しか使えないという割り切りっぷりである。
ただし、通常弾追加を付けるとかなりの数を装填することができ、
かつゴグマジオスの防具にそのスキルが付いているので一緒に使うことがお勧めとなっている。
そして弓も貫通弓であるのかと思いきや溜め3は拡散Lv5であり、
睡眠ビン強化と爆裂曲射を併せて運用するものとなっている。- 近接武器の睡眠属性値が軒並み低いのとは対照的に、
ガンナー武器の方はかのスキュラ武器に勝るとも劣らない睡眠性能を持っている。
- 近接武器の睡眠属性値が軒並み低いのとは対照的に、
余談
- 種類によっては睡眠属性が秘められているマジオス武器だが、
ゴグマジオスは睡眠属性を一切操らず、素材にも全く関連性はみられない。
このため、睡眠属性の由来についてユーザー間ではちょっとした議論が発生していた。- 大老殿にて武器庫襲撃に関する噂を聞く限りでは、
「ゴグマジオスが武器庫を襲撃したことに誰も気付かなかった」ようにとれる。
夜通し見張りが配置されてしかるべき武器庫を、
あの重機めいた唸り声を上げて動くデカブツが襲撃したにもかかわらず、である。
襲撃者に関する情報は、襲撃後に現場で発見された重油のような液体のみ。
このことから、本編でこそ使わないもののゴグマジオスには周囲の生物を昏睡させるような能力があり、
その能力を用いることで誰にも確認されることなく武器庫襲撃を完遂、
またそれが武器に睡眠属性として反映されている可能性があるのでは?といった推測も存在した。
マジオス武器が睡眠属性である一番の理由は
「ゲーム終盤には登場が少ない睡眠属性を出したい」というプランナーからの要望であることが明かされた。
つまりゲームバランスに関するメタ的な事情が最大のポイントだったようだ。
一応「ゴグマジオスは(裏設定では)頻繁に冬眠するので」という
イメージとの合致も睡眠属性を承諾した要因らしい。
この辺りは先述の「噂の謎」を含め、ゴグマジオスの裏設定の項なども参照してもらいたい。- 上記インタビューによると、マジオス武器のデザインコンセプトは「拘束具」であるようだ。
掲載されていた一例として、スラッシュアックスは「頭部の拘束具」を、
ヘビィボウガンは「腕の拘束具」を模してデザインされている。
なお、防具のゴグ・マゴグシリーズのデザインコンセプトとは「拘束具を着けられた処刑執行人」であり、
武器デザインが拘束具だけでなく処刑道具や墓標などを模した要素も含まれているのはこの為だと思われる。 - なお、現実世界の原油からは、それはそれは有毒な石油ガスが常に揮発しており
マトモに吸おうものならものの数秒で昏倒する。
その点からも睡眠属性が発現するのはそうおかしい話ではないといえなくもないが、
超重質龍骨油にもそのような成分が含まれているのだろうか。
…だとすればそんなものに絡め取られてなお脱出・討伐まで漕ぎつけるハンターは本当に何者なのだろうか。
- 大老殿にて武器庫襲撃に関する噂を聞く限りでは、
- レア素材を用いない上に生産段階ですでにレア度が10に達しているため、
武器集めの勲章取得に役立つという地味な利点がある。
特に操虫棍は武器を強化していくだけで勲章が手に入る。
- ネーミングがライトノベルのタイトルや深夜アニメ枠にあってもおかしくないとネタにされているが、
邪執のコンキスタに至っては、MH4Gが発売された2014年10月より
どことなく名前の響きが似たアニメが放映されていたためさらにネタにされている模様。
関連項目
モンスター/ゴグマジオス
武器/ラスボス武器
防具/ゴグ・マゴグシリーズ
武器/火竜砕フラカン - 希少種武器の名前がこの武器群の前身のような名前である。
武器/メルゼ武器 - 同じく強化後で「○○(日本語)の××(外国語)」という名を得る武器群。しかしあちらは後に来る語がドイツ語で統一されているし、こちらほどの厨二感はない。