能力値
タイプ | 地上型 | 攻撃手段 | 通常:大弾インクショット ボンボン:2連インクボールショット | スコア | 通常:1 タテ持ち:2 |
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体力 | 本体:70(全共通) タテ:1000 | 攻撃力 | 50(全共通) | 備考 |
解説
もっとも一般的なオクタリアンの兵士。
登場ステージは非常に多く、ほぼ全てのステージで登場する。
ポリバケツをひっくり返したようなマシンを操縦し、発見したプレイヤーに弾を撃って攻撃を仕掛ける。
非交戦時は足元をインクで塗りながら、一定地点を行き来したり定位置で見張ったりしている。
移動型と固定砲台型が存在し、固定砲台型は移動できない代わりに重力の影響を受けない。
その代わり移動できないのでボムにはめっぽう弱い。
体が大きいので狙いやすい上、大きな見た目に反してHPもプレイヤーより低いため、オクタリアンの中でももっともザコの部類にあたる。
しかしインクショットの弾は大きく、攻撃力は50と侮れない。(2連続で食らうとアーマーが壊れてしまう)
弾速は簡単に回避できるほど遅いものの、その分滞空時間が長いので動き回っているうちに自分から当たりにいってしまうことも起こる。
上のケースは乱戦時によく起こる。雑魚だからと油断のならない相手である。
加えて彼らは集団で出てくることが多く、囲まれるとかなり厄介になりうる相手だ。
派生種
マシンにアタッチメントを搭載し、固有の能力を身に付けたタイプ。
タコダイバー
- ダイバーゴーグルを装着し、インクセンプクが可能になったタイプ。
- 普段はインクに潜んでおり姿を現さず、プレイヤーを察知か、ダメージをくらった際に姿を表す。
- 飛び出してすぐに攻撃してくるため、突然の不意打ちが怖いところ。しっかり塗りながら進み、退路を確保しておくのが吉。
- よく見ると移動しているのが飛沫で分かる。ボムを投げると、センプクしたまま逃げていく。プレイヤーの飛沫よりもかなりわかりやすい。
- マシンにも変化があり、下部にウキワのような膨らみがあり、後部には推進装置のようなモノが付いている。
- インクの中でも移動できるようにするための改造だろう。
- ちなみにマシンは、前作のタコダイバーと似たような見た目にもなっている。見比べてみると面白い。
- 前作のダイバーのマシンはページ下部を参照されたし。
タテタコトルーパー
- その名前のとおり、タテを前面に装着したタイプ。
- タテに攻撃しても本体にダメージを与えられず、一方的に攻撃を食らってしまう。
- 前作のタテは破壊不能だったが、本作ではダメージを与え続けることで破壊可能となる。耐久力は1000*1。また、500ダメージを与えると枠の一部が取れる。
タコトルーパーボンボン
- 本作初登場のタコトルーパー。マシンが完全に異なるものになっている。
- 攻撃方法も変わり、なんと2連続で確定2発のインクショットを放ってくる。
- つまり2連続で喰らえばアーマーは吹っ飛ぶし、そこで1発でも食らったらやられてしまうのだ。
- さらにこのインクショットは弾速も速く、コイツ1体でもやられかねないほど強い。
- ただしこの弾は重力に引かれるので、高いところにいればまず当たらないのが救いである。
- が、逆にその弱点をオクタリアン軍も把握しているようで、坂や高台の上など一方的に攻撃しやすい場所にいる場合も多い。
- 高い戦闘力を持ちつつも、ステージの一番最初から集団で登場する。ビギナーにとっては、ヒーローモードの熾烈さを身をもって教えられることになるだろう…。
- 固定砲台タイプやタテを装備したタイプも存在。
- 特にタテ持ちに関しては正面の敵への強さがハンパなく、ピロピロステージに登場する集団への正面突破はよほどでなければ不可能。
- なお、彼自身はゲーム内や公式ツイッターでは名称が出てこなかったため正式名称が不明であったが、ファミ通の攻略本から明らかになった。
- ボンボンのマシン。まるでガチャガチャやキャンディマシンのような見た目。
- よく見てみると、中にはインクの球が入っているのが見える。
- また、キャンディ用の取り出し口も作りこまれており、このゲームのディテールの細かさを改めて感じさせられる。
TIPS
- シンプルゆえにわかりやすいタコキャラという理由からか、スプラトゥーンのタコといえば真っ先にタコトルーパーが出てくるほど人気が高い。公式のPVだけでなく、創作イラストやマンガでもよく登場する。
- ゲーム内でも、オクタリアンの中では登場回数が群を抜いて高い。
- メニューのタコツボキャニオンのアイコンも彼の顔である。最終ステージでも、たくさんのタコトルーパーが観客として出ている。
- 母体から切り取った上向きのタコアシ1本に顔や足などを取り付けることで生まれ、自立して戦闘をこなす。タコトルーパーと同じ「上向きのタコアシから顔と足が生えた身体構造」をしているオクタリアン軍の兵科は多い。
- 恐らくタコトルーパーがもつ身体構造はオクタリアン軍の地上兵科のベース扱いされているのだろう。加えてマシンにアタッチメントを付けたり、より強力(?)な兵器に搭乗させたりなど、タコトルーパータイプの身体は比較的多くの勤め先を持つ。単体の貧弱さを数と適応力で補うのが彼らの戦略なのだろう。
- タコたちの「真面目で勤勉な性格で早起きを得意としている」という特性は、「決まった場所をずっと行き来しパトロールする」という行動ロジックにしっかり現れている。
- なんかカワイイ…気がする。
オクトエキスパションのグソクさんもタコトルーパーのぬいぐるみを持っている。 - タテタコトルーパーのタテ部分は、シャケたち(テッパン)によって使いまわされている。
- 形状こそ一緒だがボロボロ。使い物にならなくなった廃材をおすそ分けしたのかもしれない。そのくせテッパンの盾の方が耐久値が高いのはなぜなのだろうか
- ゲームでは描写されていないが、ギザギザの鋭い歯が生えている。噛まれたら非常にいたそうだが、噛みつくことはしてこない。
- アタリメイド製のフクギア「オクタリアンレトロ」ではタコトルーパーの姿が描かれている。
- 実はイラストは前作初期に公式Twitterで公開されていたマンガで登場したものだった。
- アタリメ司令が捕まっているシーンをスケッチしたのだろうか?
- さらに任天堂ライセンスアパレルのKING OF GAMEにおいて、オクタリアンレトロの実物も販売されている。
- なお、オクタリアンレトロの通常ギアパワーは「復活ペナルティアップ」。イカ野郎に敵対するオクタリアンらしいギアパワーである。
マシンについて
- 前作のタコトルーパーとは、マシンのデザインが大きく異なる事が確認されている。
- 無骨で金属質な重々しい見た目(ちなみに中身は何も入っていない)*2とはうって変わり、本作ではペールをそのままひっくり返したようなデザイン。今回も中身は空なのだろうか…?
- ↑Splatoonのヒーローモードトレーラーより引用。前作のタコトルーパーたち。
- なぜこのようなマシンの変化があったかについては、ミステリーファイルの内容から推測できる。
- オクタリアンたちに協力する、ある人物のプロデュースによってこのような明るくポップなデザインに改修されたのだろう。この変化は彼らもまんざらではないらしい。
- 技術的観点から見ると、本作のタコトルーパーたちはマシンから金属部品を大幅に減らした一方で戦闘力をほとんど落としていない(モノによっては強化できている)点が興味深い。
- 一般兵士の武装程度ならプラスチック(のような何か)で安価に代用できる技術ができ、浮いた金属は新たな兵器製造に回すことで全体的な武力強化を図っている……そんなちょっと恐ろしい考察もできる。
あるいは金属資源の枯渇で割を喰らったという側面もあるのだろう……そんなちょっと残念な妄想をするのもまた楽しい。
- 前作では破壊不能だったタテのデザインも大きく異なっている。
- のぞき窓が大きくなり見通しが良くなった代わりに強度は下がったのだろうか。
オクト・エキスパンション
- DLCのオクト・エキスパンションにおいて、ネル社によって生み出された消毒個体が登場。
- 違いは外観のみで能力や行動自体はまったく同一。
- 消毒個体の共通である青とライムのゲソカラーに黒と水色の眼の色が特徴的。
- マシンはネル社で使われているらしいバケツに変わっている。
- 真横にロゴらしき印字あり。また、カラーが真っ白なので非常に清潔な印象を受ける。
- タテタコトルーパー。タテのデザイン自体に変化はないようだ。
- ステージの条件では避けられない強敵となり立ちはだかる。
- タコダイバー。通常個体同様のマシンの形状変化が現れている。
- ダイバーゴーグルは真っ白なのも特徴的。
- タコトルーパーボンボン。
- マシンの形状はキャンディマシンではなく、ウキワなどに空気を送り込むアレの形状そのもの。
- 通常とは違い、なぜかデザインはかなりポップな雰囲気。空気圧を利用することで、効率よくインクショットを行えるから採用されたのだろうか?
- ちなみにウルトラハンコも同じく空気を送り込むアレをモデルとしているが、登場自体はこちらのほうが先。
- イブクロ消毒炉では培養液に漬けられた彼らを見ることができる。
- このボックスは塗れないガラスのように見えるが、塗ることができるため足場にできる。
- ボックス内部にはモニターや本などの教育と思わしきモノが並べられている。
- 何かしらの映像を見ており、おそらくネル社の作業マニュアルといったところか。集中しているのかこちらに気づくことはない。
- よくみるとファミリーコンピューターらしきものも入っている。モニターに接続されているのだろうか?
ちなみに
ネル社にいた彼らのその後はゲーム内では描写されていなかった。
コロコロSplatoonによれば、一連の事件を解決した後に彼らはヒメの呼んだヘリコプターでネル社から全員救出されており、イイダとアタリメ司令によってタコツボバレー*3に帰された。
ただその後もちょくちょく会っているらしく、アタリメと一緒にラジオ体操しているなど楽しくやっているようだ。