ノヴァブラスター

Last-modified: 2023-06-16 (金) 14:21:24

製造メーカー:カツオ電機

 
 
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ブキ紹介

丸っこいカタチが特徴的なブキ。
射程は短いが、一撃の威力はそのままに連射力を高めた超近接戦特化型。
そのカワイらしい見た目とは裏腹に、射程内においては全ブラスター中最凶の攻撃力を秘めている。
サブスペシャルも攻撃的な構成で突撃可能なモデル。

メイン

※射程・距離関係の単位は試し撃ちラインの本数。
※塗り射程とは、カニ歩き撃ちで塗れる平均的な距離のこと。

Ver.5.1.0現在

直撃射程1.6
爆風射程0.8~2.2塗り射程2.1
拡散°ジャンプ中拡散°
ダメージ(直撃)125.0確定数(直撃または爆風)1~2
ダメージ(爆風)70.0~50.0
ダメージ(着弾飛沫)35.0~25.0
連射フレーム40F秒間発射数1.500発/秒
キルタイム(直撃)0.167秒/killDPS(直撃)187.500/秒
キルタイム(確2)0.833秒/kill
射撃継続時間8.666秒インク消費量(装弾数)7.5%(13発)
射撃後硬直時間26F(0.433秒)射撃後インク回復不能時間55F(0.917秒)
射撃中ヒト速0.50単発塗りポイント13.7p
非射撃時ヒト速1.04イカ速2.02
ダメージ補正スプリンクラー+20%
ジャンプビーコン+20%
パラシェルター(亜種含む)のカサ部分+260%
キャンピングシェルター(亜種含む)のカサ部分+25%
ガチホコバリア+11%

着弾飛沫の最低ダメージが爆風の最低ダメージの半分であることから、着弾飛沫の最大ダメージも同様に35.0であることが推測される。
しかし、試し撃ちでは33.0以上のダメージが確認できなかった(それ以上照準を近付けようとすると、オートエイムが働くのか直撃になる)。
メイン性能アップのギアを付けることで35.0までのダメージが出ることを確認

 
性能の見方について
  • 1秒=60F(フレーム)。例えば30Fなら、0.5秒となる。
    • 公式の表記では30/60秒という表記。この場合は30F=0.5秒である。
  • 射程・距離関係の単位は試し撃ちラインの本数。
  • 有効射程とは、ある程度以上のキル性能を発揮できる距離のこと。ダメージの減衰によって確定数が増えたとしても、元のキルタイムから著しく遅くならなければ、それも有効射程と見なされる。少し上を向いて撃つと、正面を向いて撃つよりも少し射程が伸びるが、それについてもある程度のキル性能が発揮できるのであれば、有効射程と見なされる。
    • 著しくキルタイムが遅くなってしまう場合(精度が悪く命中率が大幅に落ちて弾が当たりにくかったり、激しいダメージ減衰が起きたりetc.)は、カス当たり射程と見なされる(有効射程にはならない)。
  • 塗り射程とは、カニ歩き撃ちで塗れる平均的な距離のこと。
  • ヒトとイカの速度は、1Fに移動できる距離という定義。試し撃ちラインの幅は50としてある。
    • ちなみに中量級ブキの歩行速度は0.96。

解説

ホットブラスターと比べ射程が短く、直撃の射程はボールドマーカーと同程度。
代わりに連射力が増し、外しのリスクが低減され近距離戦に強くなっている。ちなみに連射力はRブラスターエリートと同じである。
また射程の短さは、普通のブキであればデメリットだが、ブラスターの場合は近距離で炸裂する方が接近戦で強いためメリットにもなりうる。ただし至近距離で爆発しないため、密着に近い間合いだと爆風が当たらず、直撃一辺倒になる。パブロヒッセンのような感覚で撃たないように。

前作ではホットブラスターとの射程差を埋めんばかりの巨大な爆風がウリの一つであったが、先述した通り爆風範囲が縮小されており、「攻撃範囲が広い」立ち位置は、本作では(アップデートで強化された)クラッシュブラスターが担っている。ただしその後のアップデートで前作には及ばないものの爆風が大きい部類にはなっている。
クラッシュブラスターの爆風が確4なのに対し、攻撃・防御ギアが無くなったお陰で、ギアパワーに関わらず爆風は確2ダメージを下回らない。連射での戦闘に安定性が増したと言える。

直撃の射程は短いが、爆風を含めての射程は極端に短いというわけではなく、わかばシューターと同程度にはある。
ブラスターの中では)連射が速いが、実際の連射間隔は40F(約0.66秒)と長め。無策で平地にいる短射程ブキ持ちと撃ち合っても、迅速にエイムを合わせられてキルタイムに劣る相手には撃ち負けてしまう。
連射で戦う場合は相手の射線に入ることを避け、ブラスターらしい障害物を利用した戦法を取りたい。

射撃中の移動速度は短射程メインにしては遅い。高威力の爆風で段差や曲がり角越しに相手を捉え、反応される前に素早い連射で撃破というのが基本的な動きになる。
またVer.2.1.0でホットブラスターの射撃後の後隙が7F短縮された一方、ノヴァブラスターには元からの優遇も同様の強化もないため
ホットブラスターよりも射程が短いのに後隙が長いという逆転現象が発生し現在に至っている。
後にホットブラスターの弱体化を経て相対的には爆風サイズで勝るようになり、さらにVer.4.0.0でいわゆる軽量級ブキに変更され、史上二つ目の軽量確1ブキになった。(一つ目はカーボンローラー。)わずかな差ではあるが、確実に生存率が上がった。
連射ばかりしていると他の短射程ブキ持ちに追い付けない・逃げ切れない・あっという間にインクが切れると散々なので、あらかじめ有利なポジションを取ってから高速撃破を狙おう。
確2の強力な爆風を素早く撃てる火力こそがノヴァブラスターの持ち味だ。

前作との違い

前作では爆風の半径が広く当てやすいことから、いわゆる「バッタ撃ち」戦法が初心者狩りに猛威を振るっていた。

本作では当初はジャンプ撃ちの弾ブレが非常に激しく、狙って当てる事がほぼ困難な射撃精度まで弱体化されていた。
二度のジャンプ撃ちのブレ軽減の調整(Ver.1.2.0、Ver.3.2.0)でようやくまともに狙えるレベルとなったが、それでも爆風の縮小調整はそのまま、ジャンプの挙動の緩やかさもあって、前作のようにジャンプ撃ちに頼るような戦い方は依然として出来ない。ジャンプ突撃による射程の誤魔化しもできないため、懐も甘くなっている。

そのため、「近づいて撃つだけ」というお手軽な強さはなくなっており、今作では「ブレても当たる間合いの管理」と、1歩踏み込まれた時の「直撃確殺」がより重要になった。

幸い、ステージに段差や障害物が増えた今作では、「小回りの効くブラスター」が有利に働く場面が多くなった。

 

サブスペシャル

汎用性の高いスプラッシュボム、ZR長押しで爆発するイカスフィアというセット。
余談だがメイン・サブスペシャル全てが爆発を起こせる構成となっている。

スプラッシュボム

地面を転がり、接地から一定時間で爆発するボム。
メインの至近以外の爆風の威力が70未満、ボムの遠爆風の威力が最高でも30(しかも爆風ダメージ軽減のギアパワーで軽減される)のため、メインとボムのコンボだけで一気に相手を倒すことはできなくなった。
しかし、このブキセットの中では最も射程が長く、重要な地位を占めることに変わりはない。
無理にコンボを狙うより牽制や注意そらしに使った方がよい場面も多いので、広い視野を持って扱いたい。

イカスフィア

相手の攻撃を弾くスフィアに乗り込んで駆け回り、爆発を起こす。
攻撃に使う際には、相手に見られていると攻撃されて押し戻されて進めないばかりか最悪スフィアが割れて不発になる。
相手の見ていない位置で発動して横や後ろから素早く近づいたり、逃げ道がない相手を狙って発動しよう。
ちなみにイカスフィアの爆風+メインの爆風でダメージは100を超えるが、イカスフィアの爆風によって敵と距離が開いてしまうので、爆発直後に攻撃して倒すことは難しい。射程負けして一方的にやられるパターンもあるので追い討ちは慎重に。
メインの爆風+体当たりでダメージ100を超えるコンボは実は爆風+爆風よりもはまったときの安定性は光るのでぜひ頭に入れておこう。
この場合は前作のダイオウイカに近い性能を発揮できる。

このブキ特有の使い方として、割られた直後の1確がある。
割られたときの硬直は意外と小さくノックバックも発生しないため、割られても構わないという前提で敵の至近距離まで近づき、(割られる前から照準は敵に合わせておいて)割られた直後にメインを撃てば直撃を取りやすい。
相手はそもそも起爆や体当たりによるキルを警戒しているため、割れた直後に1確のメインが飛んでくることは意外と警戒されない。相手は割るために後隙の大きい行動(ボム投げやローラーの振りなど)を取っている可能性も高く、そこにも刺さりやすい。

運用

高威力の爆風で段差や曲がり角越しに相手を捉え、反応される前に素早い連射で撃破というのが基本的な動きになる。
まず注意すべき点として、直撃させないとそれほどキルタイムが速くならない(かなり重要)ということが挙げられる。
いくら連射が速いとはいってもこのブキはブラスター。2発目がでるまでにはかなりの間(40F)がある。これはZAP系統のキルタイムの2倍以上、スプラシューター系統に至ってはキルタイムの3倍以上の時間である。
ここからわかるのは、強引にキルを取りづらいということだ。これらのブキに真正面から挑んでも、射程の暴力で何もできないか、2発目を当てる前にキルタイムの差でやられてしまうだろう。

 

また接近戦重視の短射程ブラスターとはいえ密着に近い近距離戦は苦手とする。いくら近距離ブキとはいえ、ブラスターは間合いが大事。特にこのブキは間合いを詰めようとして詰めすぎることが多々あり、返り討ちにあう(特に普通のシューター)ことも多い。
スライドでインク状況お構いなしに距離調節できるマニューバー相手(特にスパッタリー系統)にいきなり間合いを詰められるとかなり弱い。

 

では、このキルタイム(と射程)の差をどのように埋めればいいのだろうか。
分かりやすく、実行しやすいのは、不意打ちである。横や後ろから1発目を当てることで、余程の化け物チャージャーでない限り撃破可能だ。間合いを気にさせる間もなく撃破できれば最高だ。

 

他には、障害物や段差を利用した立ち回りも考えられる。ブラスター全体に言えることだが、障害物の裏にいる敵にもなかなかな高火力攻撃を叩き込める。特にガチヤグラでは射程の短さという欠点が逆に良く作用し、ヤグラ下にいる敵を一掃できる。

 

直撃も重要な要素である。地面に着弾したときの爆風は確4と全く信用できないので、詰められたときのメインでの攻撃手段はブラスターらしく直撃のみ。爆風で戦うブキと思われがちだが、前述の通り直撃が要求される場面は意外に多い。ヤグラの上、センプクからの不意討ち(する時もされる時も)、高台に居座る長射程ブキへのジャンプ撃ち……直撃の成功率が生存率ひきいては勝率に直結すると言っても過言ではないだろう。

 

さらにこのブキには26Fというわりと長い硬直時間があり、
・一発爆風を当てても硬直の間にデスしてしまう
・爆風を当てきってキルしても別の敵に後隙を狩られる
といった事態が多く発生してしまう。少し大げさに言うと「撃つことがリスクになる」このブキに、少しでも隙を見せなくする直撃はとても大事である。

 

また、爆風でも安全にキルが取れる場面でも直撃は有効である。特にガチマッチで一刻を争う場面が顕著で、ヤグラ、ホコ、アサリを1カウントでも進めたくないときは、仮に爆風が当たり確実にキルが取れるような場面でも直撃が要求される。
ちなみにタコツボキャニオンにいるアオリに話しかけると直近50試合の直撃と爆風の比率がわかることがある。参考にできるかもしれない

 

また完全に小ネタの域であるが、爆発の音を小さくする方法がある。ノヴァブラスターに限らず1確ブラスター全般には射撃時に「ドッパン」のような特徴的な爆発音が響く。この音を抑えるにはあえて弾を地面に着弾させることが必要である。当然爆風による塗りは弱くなるが、音が抑えられ多少は索敵されにくくなる。特に敵に近付くことが至上命題と言えるノヴァブラスターでは、使う頻度は少なくないかもしれない。

 

このブキを使うにあたって、非常に重要なものは、スプラッシュボムである。
ボムの射程(飛距離)はかなり長く、さらに確1であり、汎用性が非常に高い。射程外の敵を嵌めたり、行動を縛りメインを当てやすくしたり、ヤグラ上に投げたりと、さまざまな立ち回りを可能とする。これを活かさない手はない。

 

残念ながら今作ではボムの爆風+メインの爆風で確1を取れることはほとんどなくなったが、このブキセットの中では一番射程が長い。前線に行きにくいときは、ポンポン投げるのも手だ。

 

得意なブキ・苦手なブキ

この項ではノヴァブラスターが対面で勝ちやすい・負けやすいブキを解説する。といってもそもそもこのブキは近づかないと話にならないので、ある程度近づいた前提で解説する。
またこのブキはブキの相性というよりも地形の有利で押すのが得意なのであくまで目安である。

得意なブキ

シェルター

ブラスターシェルターに対する明確なメタブキである。傘部分から後ろに当てるように爆風を置くと傘を無視して攻撃が当たる。キャンピングシェルターだとやりにくいので注意。
多くのプレイヤーが使う中射程シューターマニューバーが苦手とするパラシェルターには特に強く出れる。ノヴァブラスターには専用に傘に対するダメージ倍率が3.6倍に設定されており、直撃+ボムor爆風で傘を破壊できる。また破壊せずとも傘の後ろに爆風をまくることは容易な上、パラシェルター側は対面時の癖で傘を開くことが多い=キルタイムが遅くなるので撃ち勝ちやすい。
とはいえシェルター種を使っている相手もノヴァブラスターが天敵であることは承知の上。パラシェルターソレーラスパイガジェットソレーラ及びベッチューはボムを所持しており、対面時は間違いなく使ってくるだろう。射撃硬直の大きいこのブキでは気を抜くとスプラッシュボムのボムコロに引っ掛かりやすく、ロボットボムもそばに置かれると隙を刺されやすく、ボム自体は侮れない。またキャンピングシェルターもパージを活かしてこちらの行動を制限しつつ射程外から攻撃してくる。相手が逃げた場合でも執拗に追い回すのは危険。第3者に横槍を入れられてやられてしまう可能性がある。いくらシェルター種に有利だからとはいえ正面から堂々と突っ込むのは他ブキ種同様悪手である。

イカスフィア

ブキではないが実は相手をしやすい部類。多くのシューターマニューバーにはスフィアに対し火力の下降補正がかかってるが、ブラスターにはかかっておらず全て一倍。よってスプラッシュボム(180)+直撃(125)+直撃(125)=430ダメージとなり、スペ強3積みまでのイカスフィアを対物攻撃力アップなしでも破壊可能。上手くいけば一秒強でイカスフィアを壊すことができる。さらにイカスフィアを攻めに使う場合には向こうから寄ってくる上、割れたあとの状況が良いため打ち勝ちやすい。イカスフィアはある程度の耐久とヘイトの稼ぎやすさから即爆破をすることは少なめなので、返り討ちにしてやろう。ただしインク消費量が激しく、途中でインクを切らしたら確実にやられてしまう上、成功して使用者を撃破できてもその後の展開が心配。インク効率ギアパワーを積んでいない場合はこの芸当を無理に狙う必要はない。

長射程ブラスター

ロングブラスターラピッドブラスターRブラスターエリートが該当。こちらの間合いに持ち込んでしまえば直撃されない限り一方的に対面できる。連射力が高いため、直撃を外した相手に最後のチャンスを与えずに爆ぜ散らすことができる。ただ射程で不利をつけられているので、対面前にこちらにヘイトが向いているときは無理に接近しない方が良い。

苦手なブキ

マニューバー

このブキ一番の天敵。爆風や直撃を当てようにも、「スライドで射程外へ避難」「ずらしてエイムかく乱」「ゼロ距離で接敵」ととことん苦手なシチュエーションを押し付けてくる。積極的に倒しにいくのは難しい。対面は避けるのが吉。

 

対策:直撃は期待できないので爆風を二回当てるしかない。射程外に逃げたら追っても追撃は難しいので素直に引く。エイムかくらん目的で横にスライドしたならば移動先を予測して爆風を置く。密接してきたら根性で直撃を当てよう。

中射程シューター

マニューバーほどではないが、射程外から弾幕を張られるときつい。キルタイムも早く爆風での押しきりも難しい。わずかな隙を突いて倒したい。

 

対策:真正面から対面するならばできる限りジャンプ撃ちをして相手のガバエイムを期待しつつできれば直撃を当てていきたい。幸いスライドがないので相手の視界の外から爆風を当てれればかなり楽になる。

ローラー

確1や確2攻撃を広範囲にぶん回すブキ。対ローラーは遠くからチクチク攻撃するのがセオリーだが近づかないといけないこのブキには非常に辛い。
特にスプラローラーは横振りの連射Fがほぼノヴァブラスターと一緒であり、ダイナモローラーヴァリアブルローラーのように大きく隙をさらすタイミングもないため特に注意したい。近づきすぎれば直撃でも相討ち、外せば高確率でリスポーン送りである。また反応が遅れるとローラー側が確2になっても負けてしまう。

一撃必殺は持たないが急接近/離脱を持つフデも十分に厄介。爆風を当てても素早く逃げていくため、射程が短く連射力の低いこのブキで倒すのはマニューバー同様至難の業。

 

対策:できる限り正面から戦うのは避けたい。このブキにジャンプ撃ちのエイムかく乱は通用しにくい。一気に真後ろに回るなどの奇策も考えてもいいかもしれない。またコロコロローラーは確実に直撃で処理できるようにしたい。

チャージャー

射撃後の隙が大きいため、このブキ種の射線内で姿を晒してはいけない。少しでも隙を見せると一撃でやられる。ステージによっては思うように手出しできないこともあるため、スルーしなければならないことも。

 

対策:地形に弱いので起伏や障害物裏に隠れつつ、見つからないようにこっそりと接近して爆風を撃ち込んでやろう。余程の化け物チャージャーで無い限り勝てる。隠れられる場所が無い場合は他の味方にヘイトが向くまでセンプクで隠れ続けるしかないが、チャージャーに固執しすぎて試合に干渉できず負け…とならないように気をつけたい。

スピナー

全ブキの中でマニューバーに次いで撃ち負けやすいブキ種。射程や攻撃範囲に優れており、キルタイムも早い。短射程ブキを抑制する能力に長け、チャージャー以上の塗り能力と攻撃時間の長さから強行突破を不可能としてくる。さらにチャージャーとは違って半チャでも応戦可能なため、こちらの間合いに持ち込んでも返り討ちに遭う可能性あり。曲射もできるので物陰に隠れてもクリアリングされてしまうこともある。

 

対策:基本的な対処法はチャージャーと同じく、こっそり接近して不意討ち。しかし半チャで射撃隙をカバーしてくるため、相手の視界外から仕掛けないと撃ち勝つのはかなり厳しい。射撃中を狙うとき、特に反射神経に優れるプレイヤーの場合は要注意で、素早くこちらに振り向いて残りの弾で返り討ちにしてくる可能性がある。なるべく射撃の終わり際を見極めて奇襲を仕掛けたい。

番外編:ノヴァブラスター

実はミラー戦も面倒。射程も連射も全く同じなのでできるだけ弾が当たらない立ち回りをされる場合が多く、どちらが先に先手を打つか非常にアツい戦いが繰り広げられる。

 

対策:勿論だが、インクアーマーでもない限りは直撃を取れば勝ちである。そうでなくても爆風を先に当てると非常に有利なので、横槍を入れられないよう周りに警戒しておきたい。
お互い見合った状態でもしも先に爆風を入れられた場合は、イカやジャンプを挟まず撃ち続けることを意識しよう。このブキはジャンプやイカになる動作を挟むと連射Fが延びてしまう。相手がこのような動作を行った場合、自分はただただ撃ち続けることで時間差をまくれることがある。相討ち、または勝利まで持っていくことができる可能性があるため、覚える価値がある。

 

ギアパワー考察

  • インク効率アップ(メイン)
    メイン効率の効果が他のブキに比べて大きく乗るようになっている。
    元の燃費が悪いので継戦能力が上がる。
    Ver.5.1.0にてインク消費量が9%→7.5%になった(この減少量はギアパワー0.2~0.3個分に相当する)ため、以前より重要度は減った。
    なお、少ないギアパワーでより効果が大きく乗るため、GP3で約6.8%、GP6で約6.4%、GP9で約6.0%と前作ノヴァとほぼ同じ値にまで下がる。
  • イカダッシュ速度アップ
    移動、奇襲するための接近と失敗時の逃走、対面時の咄嗟の回避など多くの場面で役に立つ。
    ただ、アップデートにより軽量級ブキとなったため、ギアがなくとも通常ブキよりは速く移動できる。機動力をより強化したい場合に。
  • ラストスパート
    発動すればインク管理が劇的に楽になり、特にボムが投げやすくなるので有用ではある。ただしカムバックとアタマ枠が被る。
  • イカニンジャ
    最前線で敵陣を荒らす際に有用。つけるなら減速分をカバーするイカダッシュ速度アップもセットで。
    継戦能力も対面の撃ち合いも大きく弱体化した今作では、奇襲性がより重要になっていると言える。

相性の悪いギアパワー

  • サーマルインク
    「メインウェポンを当てないと効果がない」「爆風では効果がない」、すなわち直撃させないと効果がないのだが、このブキの直撃は確1。相手を倒せてしまう。
    一応、インクアーマーを纏っている相手に直撃すると効果が出るものの、それでも手負いの状態だと貫通して倒してしまうし、耐えたとしてもサーマル効果の発揮される下限距離がこのブキの爆風射程を超えている
  • ヒト移動速度アップ
    ブラスター全般に言えることだが射撃前~射撃中~射撃後すべてに大きな硬直があり、ヒト移動速度を強化してもほとんど効果が無い。
    一部のステージで金網や塗れない床をどうしても高速歩行したいときぐらいしか採用理由が無い。

ギアパワー「メイン性能アップ」による効果

  • 爆風で大ダメージを与える範囲が広くなる。
    • ややこしいが爆風が大きくなるわけではなく、爆風のダメージが最も外側50~最も内側70なのも変わらないまま、70の範囲が少し広がる。
    • それに伴い70未満の爆風ダメージの攻撃力も上昇する。
  • 空中で爆発した際の床への塗りが大きくなる。
    • 最大まで積んで半径にして試し撃ちライン0.06本分大きくなる。
    • …実戦においてもその恩恵はほぼ体感できないだろう。この最大約9%という効果量は塗り強化のグループの中でも一番低く、はっきり言ってこの効果はおまけである…
  • ちなみに、表記こそないがインクショットの爆風エフェクトがどんどん派手になっていく。
    • 最大まで装備したときのエフェクトは一見の価値あり。
画像はこちら

メイン性能なし
メイン性能なし

メイン性能最大
メイン性能最大

  • 爆風の密度は増えるが範囲までは変化していないのが解る。

前作「Splatoon」からの変更点

前作からの変更点
  • 塗り射程・塗り半径
    ノヴァブラスター前作に比べて塗り半径も狭くなっている。塗れるのは爆発の中心から半径0.6ライン程度。
    依然としてラピッドブラスターよりは広いものの、ホットブラスターと同程度になった。
    これにより、塗り射程も前作より短くなっており弱体化した。
    カタログスペックの「爆発力」は塗り半径のことを示していると思われるが、これも地味にホットブラスターと同じ値に修正されている。
  • ジャンプ中拡散
    ジャンプ中やジャンプ直後の射撃精度が前作よりも悪くなり、明らかに真っすぐ飛ばなくなった。開幕の塗り移動でジャンプ撃ちすると弾が壁や地面に当たることも。
    (これはさすがに問題視されたのか、わずか1ヶ月後のアップデートで上方修正が入り改善された。その後さらに上方修正が入っている)
  • 爆風ダメージ
    爆風ダメージが80~50→70~50に変更され、前作よりも中心付近の爆風ダメージが小さくなった。
    攻撃・防御関連のギアパワー削除などの環境変化もあり一概には言えないが、スプラッシュボムの爆風カス当たりとメインのコンボで疑似一確するテクニックができなくなったのはかなり手痛い弱体化。(メインで70を出すことはほぼ不可能で、スプラッシュボムの爆風ダメージも仕様変更され即死範囲以外は一律30になったため、どうあがいてもギリギリ100に届かない)
    (後にメイン性能アップが登場したことにより、実戦で70ダメージを与えることが一応可能となったが極めて小範囲なのは変わらないため実用性には乏しい)
  • 燃費
    インクの消費量が6.0%→9.0%に増えており、前作ではタンク満タンから16発撃てていたのに対し、今作では11発しか撃てないように弱体化した。
    前作では燃費が良すぎたが故の変更であろうが「インク管理の楽なメイン」から、いきなり「非常にインク管理に気を使わないと戦えないメイン」になっており、使用感が著しく変わっている。
    (後にインク効率アップ(メイン)の効果が他の武器より大きく得られる上方修正が入り、さらに後のアップデートでインク消費量は7.5%になった)
    また、撃ってからインク回復が始まるまでの時間(いわゆるインクロック)が30Fから60Fに倍増。これはダイナモローラーのそれより少し短いぐらいの時間で、射撃直後にイカ潜伏してもインク回復がまだ始まらないほど長い。(後に55Fになった)
    前作と同じ感覚で射撃と潜伏を繰り返していると、実際にはインク回復がほとんど行われておらずすぐインク切れを起こす事態になる。これにより継戦能力がますます落ちた。同様の理由で塗り能力も最低クラスになっており、塗り合いには不向きなメインになったと言えるだろう。

備考

前作にも登場しているが、ブキ本体の塗り分けラインや丸いアンテナ?の配色が違うなど、外観の印象が異なる。
地味にブラスター中トップのDPSである。最も、射程の関係上ホコ割りやナイス玉のアーマー割りにはサブスペシャルを絡めたい。

アップデート履歴

Ver.1.2.0全部ジャンプ直後の射撃のブレを約17%減らしました。
ジャンプ後の射撃のブレが収束し始めるまでの時間を15/60秒早くしました。
Ver.2.0.0全部カベに直撃させたときに、インクが垂れる範囲を広げました。
2018/2/24ネオ追加
Ver.3.0.0全部発射時に足元に発生する塗りを広くしました。
ネオSP必要ポイント180→170
Ver.3.2.0全部ジャンプ直後の射撃のブレを約20%軽減しました。
Ver.4.0.0全部ボールドマーカーわかばシューターなどと同じく、射撃をしていないときの歩行速度やイカダッシュ速度が速いタイプのブキに変更しました。
2018/10/3ベッチュー追加
Ver.4.5.0全部相手のパラシェルターパラシェルターソレーラヒーローシェルターレプリカのカサに与えるダメージを約64%増やしました。
ベッチューSP必要ポイント180→170
Ver.4.6.0全部ZRボタンを押して射撃後、インクが回復し始めるまでの時間を、約5/60秒短縮しました。
Ver.4.7.0全部「メイン性能アップ」のギアパワーを付けているとき、これまでの効果に加えて、空中で爆発した際の床への塗りが大きくなる効果を追加しました。
Ver.4.9.0全部下記のブキのカサに対して与えるダメージを約25%増やしました。
-キャンピングシェルター
-キャンピングシェルターソレーラ
-キャンピングシェルターカーモ
ガチホコバリアに対して与えるダメージを約11%増やしました。
Ver.5.0.0全部爆発で50.0ダメージを与える範囲の半径を約2%拡大しました。
Ver.5.1.0全部発射後の、行動が制限される時間を約4/60秒間短縮しました。
インク消費量を約17%軽減しました。
Ver.5.5.0無印SP必要ポイント180→170

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