あ行

Last-modified: 2024-02-20 (火) 17:28:35

あ行

アノニマイザー
v1.7.0で追加されたプレイヤー匿名化機能の事。
日本語クライアントでは設定→一般から「戦闘中のプレイヤー名を匿名化する」のチェックを入れる事でONになる。この間、自分のプレイヤー名が他人からは戦闘ごとに適当な文字列(仮想のユーザー名)に見えるようになり、アノニマイザーを使っているかどうかも判別されにくい。
なお匿名化期間は戦闘中のみ。戦闘終了後の戦績表示では解除されるので、悪質プレイヤーの通報やブラックリスト操作は可能。
戦闘開始前に敵味方の戦績で戦術を組むプレイヤーには辛い機能かもしれない。
詳細は公式を参照
アハトアハト(独:Acht-Acht、英:eighty-eight、日:ハチハチ)
ドイツの対空砲「8,8 cm FlaK 18/36/37」のこと。車載用に改造された「8,8 cm Kw.K. 36 L/56」などはTiger I等で使用できる。
最初から対空対地両用砲として設計されており、通常配備されていた3,7cm対戦車砲や5cm対戦車砲では撃破が難しいMatildaなど重装甲車輌の撃退に活用された。対戦車砲としての活躍が有名だが、本来の任務は対空砲で空軍所属なので、陸戦に狩り出されるのを嫌った場合もあったとか。
アヒル (Duck)
フランス軽戦車AMX 40の事。
そのユニークな形を比喩した中で最もメジャーな呼び方と言える。心理的に「アヒル」と言われると余計そう見えてしまう。
いわゆる苦行戦車の一角だが、ある意味でTier4のアイドル的存在。塗装をアヒルにするSkin MODもあり、海外の人気も上々のようだ。詳細や導入方法はMOD・ツールを参照。
関連項目:Quack!頑張る搭乗員たち
一歩引いた(下がった)場所
駆逐戦車、中戦車、重戦車における運用法の解説やコメントで書かれる表現。
主力として前衛を務めるのが困難な車輌(足が遅い、装甲が薄い等)が前線の後ろから戦う戦法。
本場所で交戦する場合の任務としては、前線への援護射撃や前線崩壊時の補充戦力、または抵抗線の第二線となる。
前線があがればそれに伴い遂次前進をし、場合によっては側背からの攻撃に転移するなどの立回りも担う。
以上の事から、足の遅い車輌は前線の後方近傍、足の速い車輌はそれよりも若干後方というのが本場所の位置となる。
長距離での命中精度を高め、最前線の味方を支援できる体制にしておくのが望ましい。
イナゴ
ドイツ重戦車、E 75の略称。またはアメリカ軽戦車、M22 Locustのこと。
役割やBattle Tierが大きく異なり、国も車種も違うのでよほどの内容でない限り話の流れから区別はできるはず。Locustはイナゴの事で有り、E 75はE(イ)7(ナ)5(ゴ)と読める事に拠るもの。言うまでも無いが、E 75の方は日本語が母国語の人にしか略称の意味が分からない。
前線の遠く後ろや、敵の来なさそうな場所に留まり続けているプレイのこと。
被弾を恐れ、後方に篭って相手を待つだけというプレイスタイルを芋待ちゲーと表現したりする。
出典には諸説あるが、FPSゲーム「Battlefield 1942」において、後方で芋虫のように匍匐態勢のままモゾモゾと動く、狙撃しか頭にない偵察兵を揶揄する言葉である。要は敵を出待ちしたまま動かないスナイパーの事。
特に重戦車の芋プレイは非難の対象となり*1、またその他の車種でも戦況に応じた役割を果たせない消極的な位置*2に籠っている場合は芋だとして嫌われる。あまりに酷いと通報の対象にもなる。
ただ、芋かどうかはミニマップの情報だけでは判断しづらい*3
強襲戦の防衛側など、試合の種類や状況次第では待っているほうが有利に働く場合もある。
関連用語:Camp
インチ砲
イギリス戦車の一部でインチ(inch,in)表記で搭載されている。
ポンド砲とは違い榴弾砲となる為、戦車に搭載されている物は特異な弾道を描き、初見で驚く事になるだろう。
3インチ(76mm)、3.7インチ(94mm)、4.5インチ(114mm)、5.5インチ(140mm)、6インチ(152mm)、7.2インチ(183mm)、9.2インチ(233mm)に相当する。(1インチ=25.4mm)
関連用語: ポンド砲ポンポン砲
ウラル貨車工場 / ウラル戦車工場 (英:Uralvagonzavod / 露:Уралвагонзавод)
ロシアの大工業都市ニジニ・タギルにある、ソ連・ロシア屈指の戦車工場の事。
Object 100系の戦車はここの出身であり、大戦中に3万台のT-34を量産していた事で有名である。本ゲームに登場する大多数のソ連中戦車や(中戦車ベースの)駆逐戦車はこのウラル工場で設計・製造された。
元々は田舎工場に過ぎなかったが、ハリコフなどの大都市から熟練エンジニアたちが疎開した事で発展を遂げた。その後、ハリコフなどの熟練エンジニアたちが故郷に戻った事でT-54の改良中に戦車開発が停滞したものの、1950年代中期頃から若手の優秀なエンジニアたちが台頭し、多くの有名な戦車開発を手掛ける事になった。
この工場は現存しており、ロシア陸軍が現役配備しているT-90(Object 188)もウラル工場が開発・製造した第3世代主力戦車である。
関連項目:T-34-85(Object 135)T-54(Object 137)SU-100(Object 138)Object 140T-62A(Object 165)
英国面
兵器を含み、イギリス産インダストリアルデザインには飛躍的な技術発想・実用検証が不十分な生産品が散見されることから、これらのうち企画倒れや失敗作、あるいはそれに近いものを指して揶揄する言葉。
WoT登場の兵器としてはCovenanterCrusader 5.5-in. SPTOG II*歩兵戦車思想等が代表格とされる。
原因として「机上の空論だけで作ってしまう」「古い技術に執着する」「細かい事は気にしない」「とりあえず紅茶でも飲もうぜ」などのパターンがよく見られるようだ。例えば我らがTOOOOOG!!*はこれの大半が当てはまる。
ただ一方で、Mk.Iを発明し、近代戦車という兵器を作り出したのもまたイギリスである。
Centurionを開発し、主力戦車という兵器を作り出したのもまたイギリスである。
彼らの努力がなければWoT自体存在しなかったのかもしれないのだ。
時として英国紳士たちの挑戦こそが世界を変える大発明へと至ることも忘れてはいけないのである。
エリート車輌 (Elite Vehicle)
すべてのモジュールと派生先車輌の研究を終えた車輌のこと。
野戦改修(Tier6以上)、車輌経験値のフリー経験値への変換 (※要Gold)、搭乗員訓練の促進が可能となる。
詳しくはFAQのフリー経験値乗員の経験値の項を参照のこと。
なお、稀にエリート化した後のアップデートでモジュールや開発ルート(新戦車実装やルート変更)が増え、エリート車輌でも経験値の使い道ができることがある。ただし、一度エリート化していたら研究しなくてもエリートが解除されることはない。
エミール/エーミール(Emil)
ドイツのSturer Emil、スウェーデンのEmil IおよびEmil IIの事。
国や車種、性能、Tierが違うので話の流れから察しよう。そうか、そうか、つまりきみはそんなやつなんだな。
オイ車 / ミト車
幻の超重戦車O-Iの事。
技術者の証言から存在した事は分かっていたものの、資料や実物が無かったために様々な憶測が飛び交う「幻の超重戦車」と呼ばれていた。
近年、日本の模型企業ファインモールド社が公開した三菱の公式図面によってようやく計画時点での姿が判明。
しかしながら、実際に製作された試験車がその通りのデザインになったかは未だに不明であり、今なお夢とロマンを多く含んだ存在である。
本ゲームでは走行試験車をモチーフにした100トン戦車のO-I Experimental、公式図面を再現した150トン戦車のO-I、旧説の100トン戦車の想像図を元にしたO-Ni、同じく旧説の120トン戦車を元にしたO-Hoが実装されている。
王虎
Tiger IIの渾名「キング・タイガー」の和訳。と区別する際にも使われる。
読みはおうこ又はワンフーだが口語として使われる事はあまりない。掲示板では稀に「キントラ」「キン虎」も使われる。
v1.5.0.4で「キング・タイガー」そのものの名を冠するKing Tiger (Captured)が実装されたが、定着度故なのか、「王虎」と言えば依然としてTiger IIを指すことが多いようだ。
オートエイム
自動照準参照。
オート・メラーラ(Oto Melara)
イタリアにかつて存在した防衛関連企業。戦時中の名称はOTO社。
大砲が非常に有名であり、それ以外にもイタリア戦車の開発に携わっていた。
兄弟ゲームのWorld of Warshipsに登場するイタリア艦船は基本的に同社の艦砲を搭載しており、艦船ゲームでこの名前を目にしたという方もいるかもしれない。
ヴィッカース・テルニ (Vickers Terni) ⇒オデーロ・テルニ・オルランド (ODERO TERNI ORLANDO) ⇒オート・メラーラ (Oto Melara) ⇒オート・ブレーダ (Oto Breda)⇒オート・メラーラ (Oto Melara S.p.A.) へと名前が変遷し、現在はレオナルド社(旧フィンメッカニカ社)の防衛部門となっている。
ちなみに傑作砲であるOto Melara 76mm砲Oto Melara 127mm砲は、日本の海上自衛隊が用いている装備品だったりする。
関連項目:クルップボフォース
オードナンス (Ordnance)
本来の英語では"銃火器或いは火砲(全般)"を指す一般名詞だが、日本では銃火器の解説で「オードナンス~ポンド砲」などと云う(明らかに誤訳としか思えない)名称を持つ砲類が存在する。
尚、イギリスの軍需産業企業に"ロイヤル・オードナンス(Royal Ordnance plc)"と云う企業(公社)が実在していた(1987年にブリティッシュ・エアロ・スペースに買収された後にはブランドとして存続したが、2004年にBAEシステムズ・ランド・システムズ (BAE Systems Land Systems)に組み込まれブランドも消滅した)為、「オードナンス社製~砲」を略して「オードナンス~砲」と呼ぶ場合は間違いではない。
関連項目:L7
オープン・トップ (Open-top)
砲塔や戦闘室の上部装甲が無く、上から戦闘室や乗員が丸見えになっている砲塔、あるいは戦車のこと。
このゲームでは、駆逐戦車と自走砲に多く見られる。逆にそれらの車種以外では珍しい(M2 MediumType 64ぐらいのもの)。
かつては実車と同様、視認範囲がクローズド・トップの車輌に比べて広い傾向があったが、バランス調整のためか過去のアップデートで大幅に減少されている。
他にも改良型換気装置(Improved Ventilation)を装備できない(例外あり、搭載できないのでプライマリスキルは改良型換気装置の5%分不利)、曲射榴弾砲の砲弾などが直接車内に飛び込んで来る可能性もあるなど、システム上本ゲームにおいては些か欠点が目立つ。
因みに車内のパーツは、無線機や計器パネル、照準器にハンドルからシフトレバー等、外から見えるパーツは再現されている。(場合にもよるが)砲や無線機を換装すると車内パーツもきちんと変わるのが確認できる。
Wespeにいたっては、護身用のMP40がラックに立てかけられていたりする。弾薬庫誘爆により砲塔が吹き飛んだ場合も、砲塔があった場所から内部を見ることができる。
なお、オープントップでも乗員が表示されないのは年齢制限(流血表現etc)の都合との事。
▼オープントップの一例 / WespeUniversal Carrier 2-pdrM10 Wolverine
opentop.jpg
置鮎龍太郎(おきあゆ りょうたろう)
v1.4.0で更新された日本の男性車長ボイスを担当する声優。
WoT公式サイトでは代表作として『新機動戦記ガンダムW』のトレーズ、『SLAM DUNK』の三井寿、『テニスの王子さま』の手塚国光が挙げられている。
置きエイム/置き照準
敵の進路を予測して、あらかじめ進路上に砲を向けて照準を絞っておくこと。
照準拡散量が大きく咄嗟撃ちが苦手な車輌、狙撃を得意とする駆逐戦車、照準速度が非常に遅い自走砲等にとっては必須とも言える技術である。
置き換え
技術ツリー上の車輌が何らかの理由で別の車輌に置き換えられる事。
Grille 15に置き換えられたWaffenträger auf E 100が代表例である。
KV-85に置き換えられた旧KV-1Sのように、削除された訳ではないものの、Tierが格下げされて事実上の別車輌化したパターンもある。なおv1.9.0でKV-85はコレクション車両となり、KV-1Sは晴れてTier6に返り咲いた。ただし性能はTier5時代とそれほど変わらない。
最近では技術ツリーの特性をより鮮明にする為、Foch Bに置き換えられたFoch 155の例もあり、この場合は所有者に元の車輌がプレミアム車輌として残されている。
置き偵察(置き偵)
茂み等にじっと潜んで敵を発見・観測する偵察手法を意味するスラング。発砲すると発見される可能性が高いため、安易な発砲は控えること。また、カニ眼鏡カモネット等で隠蔽と視界を強化することが推奨される。
英語ならば「passive scout」がこれに近いと思われる。
押し上げ
姿勢が不安定で横転しやすい車輌に対し、故意に持ち上げるなどして横転させて無力化or撃破する事。
射撃モード中の高Tierスウェーデン駆逐戦車などに対する接近戦時に有効な戦術である。
当然だが、味方がこれをやれば利敵行為であり、運営への通報案件である。
押し出し
障害物を挟んで睨み合ったり、稜線を挟んで対峙している車輌に対し、射線が通るように強引に後ろから押す事。
味方が味方に対してこの行動をした場合、マナー違反かつ明らかな利敵行為である。
類義語:ケツブロ
オスモウタックル
体当たりの事。相撲のぶちかましである。
同義語: Ram/Ram attack/Ramming
おっさん/おっさんボイス
かつて存在した、独特のイントネーションで日本語を話す車長ボイスの事。
棒読み気味でありながら温かみと味のある発音が特徴であり、コアなおっさんファンも少なくない。
中でも「敵戦車を、やっちまったぞ!」はおっさんを代表する名言である。
ちなみに、スマホ版のBlitzやPS4・XBOX版などではまだまだ現役だったりする。
参考動画
おとうさん戦車
1.フランス軽戦車AMX 40の事。「WoTキャッチコピーコンテスト」というTwitter発の謎企画において採用されたこれが由来。
おそらくAMX 40が「アヒル」「カモ」と例えられることに仮託して、後ろのRenault FTを「ヒヨコ」に見立てたものと思われる。
2.1から転じて、主戦線の最前線に立つ戦車を指す。「パパ」「パパ戦車」とも。
鬼(おに)
O-Niと「鬼」の掛詞の事。
「大型戦車ニ型 / 大型二号戦車」を略したWG社の創作名とされており、オイ~オニの間のロハ(ロハヘト)が飛んでいるなど謎が多い。

*1 自身の優れた耐久力や装甲を前線の維持や押上げに使う事を放棄し、敵の進撃を容易にしている為。
*2 前線や手薄な場所の情報を提供できない、敵を持続的に攻撃できない、敵の進撃を止められない場所等。
*3 全ての敵位置が判明し戦力的に優位だとしても、敵側の地の利によっては安易に攻めるべきでないケースが往々にして存在する為。