た行

Last-modified: 2023-12-01 (金) 17:23:21

た行

ターレットリング
砲塔と車体の間に在り、砲塔を旋回させる為の重要な役割。ゲーム中では破壊されると一時的に砲塔の旋回が不能になり、修理しても旋回速度が低下する。
第〇世代主力戦車
戦後の主力戦車(MBT)の区分けのひとつ。
戦後直後の第1世代から、現代の第3.5世代(一説には第4世代)まである。
基本的に西側の基準なので東側では別の区分が使われたりしている。
 
第1世代

第1世代
大戦中戦車の老朽化に対応し、刷新する為に製造された戦車。基本的に大戦中の戦車をそのまま進化させた性能。
戦争の教訓と技術進歩から、重戦車や歩兵戦車など用途の限定される車輌の開発は消極的になり、主力戦車に一本化する方向へ舵を切っている。
主砲は90mmクラスを各国で開発し搭載している。装甲は傾斜装甲を多用し、被弾率の高い砲塔正面は同格の主砲直撃に耐えられる。
WoTでは、CenturionM46/M48Type 61T-54などが該当する。

第2世代

第2世代
APFSDSや対戦車ミサイルの実用化、核戦争の脅威など技術革新に対応する主力戦車。
時代的には55年のドイツ再編以降に開発されたもの。
主砲は105mmクラス、イギリスのL7が良く使われている。
APFSDSやHEAT、ミサイルの攻撃力は当時の装甲技術では防げないレベルまで高くなっており、装甲はある程度妥協されている*1
戦車技術としては、アクティブ暗視装置、基礎的な射撃統制装置、NBC兵器防護、自動消火装置などが搭載されている。
WoTでは、Leopard 1AMX 30M60STB-1(74式戦車)、Strv 103などが該当する。

 

・第2.5世代
第2世代戦車を現代化改修(モジュール装甲の追加、主砲換装、FCS搭載など)し、第3世代相当の能力を持たせたもの。

第3世代

第3世代
第四次中東戦争において大規模な戦車運用をした結果、第2世代の問題点が明らかになった為、対処すべく開発された主力戦車。
主砲は120mmクラス、各種センサーと高度な射撃統制装置が搭載され、走行間射撃や予測射撃が実用的になった。
装甲は複合装甲により、正面60度ならば貫通力600mm~1000mmものAPFSDSやHEATなどを防ぎ得る。また砲弾は隔離され誘爆しても乗員が死傷しないようになっているなど、かなり防御面を重視している。
他に新たにパッシブ暗視装置やハンターキラーサイトなどが搭載されている。
WoTでは未登場で今後登場する予定も無い。(エイプリルフールネタで出てきたことはあった)

第3.5世代

第3.5世代
現代戦車。
第三世代にデータリンク、つまり各車輌や別兵科の情報を統合して共有する能力を持たせ、現代戦で不可欠なC4Iシステムに対応させたもの。他にも視察システムの強化、上面や下面の装甲強化およびアクティブ防御、火力の増大などが図られている。
ここにきてようやく、WoTのミニマップのような情報がもたらされるわけである。WoTの戦車の中で一番先進的なのはミニマップなのかもしれない。
現在でも新技術は次々と導入されており、現代戦車は初期の第3世代とは車体が同じだけのほぼ別物と思っていい。

第4世代?

第4世代?
一説にはロシアのT-14、および日本の10式戦車は第4世代とされているが、現在に至るまで基準は存在しない。(10式戦車は第3.5世代とされる説もある)
第3世代が1980年頃に登場したことを考えると35年以上も経っているのだが、現時点では大規模戦争が起こる可能性は低く戦車開発は鈍化している。
ただし、第3世代は戦車と戦車がぶつかり合う対称戦を基準にして製造されているので、戦車対テロリストなどの非対称戦は想定しておらず、度重なる改修で重量がほぼ限界にきているなど、やや無理が生じているのも現実である。
一応140mm砲の開発や、砲塔の小型軽量化の為に人員を車体に全員配置する「頭上砲」タイプの戦車などが企画設計されてはいる。しかし各国の必要性に応じて戦車に求められる性能は違ってきており、今後明確な基準が作られる事は無いのかもしれない。

 
大口径砲
口径の大きい砲。ゲームでは榴弾の威力が脅威となるものがよく言われ、低ティアでは100mm以上、高ティアでは140mm以上の砲の総称としてよく使われる。
類義語: 浪漫砲Derp gun
ダイムラー / ダイムラー・ベンツ(Daimler Benz)
現存するドイツの自動車メーカーの事であり、高級車ブランドのメルセデスベンツは有名。
ダイムラー・ベンツ⇒ダイムラー・クライスラー⇒ダイムラーの順に社名が変遷している。
戦時中は乗用車の生産と併行して、戦車・航空機・潜水艦のエンジンを主に製作しており、それゆえに連合国の空襲の標的となって大きな打撃を受けた。
本ゲームではVK 20.01 (D)VK 30.01 (D)VK 30.02 (D)などにその名が見られる。
タイヤ吸収
装輪車輌に砲撃を当てたのに、タイヤが破損するだけでダメージが入らない場合、こう呼ばれる事がある。
装輪車輌は高速で攻撃が当てにくい上に、非常に装甲が薄いので、当ててダメージを与えられないという状況は履帯吸収以上に悔しい思いをすることになる。
実際には吸収しているわけでは無く、タイヤ部分が大きく目立つのに対し、車輌本体は実はかなり小柄で砲弾が当たりにくい事が原因。
関連:履帯吸収
坦克
「タンク(Tank)」の漢字表記。
戦間期に中華民国へ戦車が導入された際、適当な中国語が無かったことから英語の「Tank」が定着したようだ。
「World of Tanks」を中国語表記すると、そのまんま「坦克世界」だったりする。
ちなみに「タンク」ではなく「タンクゥァ」と発音すると中国語らしくなります。
たんこぶ
投影面積の大きいキューポラや副砲塔、機銃塔の事。
せっかくの装甲や地形適性を台無しにしてしまう突起物全般を指す。例:T110E5Type 61
弾薬庫(Ammo rack)
車輛の内部モジュールの一つ。
ここが破損すると発射速度が半減し、大破すると弾薬庫誘爆によってフルHPからでも一撃爆散する。
モジュールの耐久値は各車輛ごとに隠しパラメーターとして設定されているが、弾薬庫の当たり判定の大きさも破損頻度に関係している。
とりわけソ連・中国戦車は低車高の狭い車内に弾薬を所狭しと満載しているため、弾薬庫が破損しやすい傾向にある。また、イギリスのCenturion・Conqueror系も車体正面の弱点部分に弾薬庫があり、頻繁に破損すると言われる。他の国家でも弾薬庫の耐久がやたらと低かったり、全身が弾薬庫まみれの戦車が存在するため、各戦車の解説やコメント欄を注意して見てみよう。
あまりに弾薬庫の破損・誘爆に悩むようなら、搭乗員スキルの弾薬庫保護の習得はもちろん、拡張パーツの改良型モジュール構造も検討すると良いだろう。
チームキラー(TK)
味方車輌を撃破したプレイヤーに与えられる不名誉な称号。FF(フレンドーリファイア)とも呼ばれる。
v1.6.0アップデートにより、ランダム戦における味方への砲撃及び体当たりダメージが無効となったため、直接攻撃することは不可能になった。ただし、崖や水辺に落とすなどの行為は依然可能である。
システムによってチームキラーと判断されたプレイヤーは、車輌アイコンとプレイヤー名が水色表示となる。
ランダム戦では味方は緑色、敵は赤色で表示されるが、チームキラーになった場合でも即、水色になる訳では無い。複数回ダメージを与える行為をしない限り水色にはならない。なので水色になっているプレイヤーは危険度が高いので要注意となる。撃破数だけが緑表示となる。通常味方車輌を撃破したり損傷させてしまった場合には相応の弁償をしなければならないが水色ネームに対しては撃破しても損傷させてもペナルティは発生しない。因みに味方チームキラーへの命中弾は外れ弾として処理される(=命中率の成績低下)。
チェリャビンスク (英:Chelyabinsk / 露:Челябинск)
ウラル山脈東麓にある、ソ連・ロシアの重工業都市の事。
大祖国戦争(独ソ戦)が勃発すると、レニングラードの第185工場やハリコフの第75工場といった主要な工場・設計局がドイツの攻撃を受けてしまった。そこで戦前から農業用トラクターの製造工場があったチェリャビンスクに疎開する事になり、KV-1T-34ISKatyusha多連装ロケット砲といった有名な兵器群の製造を受け持った結果、「Танкоград(タンコグラード=戦車の街)」と呼ばれる大工業都市に発展したのである。
のちにこの工場は有名なIS-3やT-10といったObject 700系の戦車を輩出している。
関連項目:IS-4(Object 701-6)IS-3(Object 703)Object 704Object 705AT-10(Object 730)
チハ
九七式中戦車チハ。1938年より配備されたが後継戦車の開発の遅れにより1945年まで使用され、史実では薄い装甲に貧弱な砲で散々な扱いを受けているが、外見の愛らしさ(?)や不憫さも相まって日本では人気の高い戦車。
WoTでは日本ツリーのType 97 Chi-Ha、中国ツリーにおける鹵獲戦車Type 2597 Chi-Haとして実装されている。因みに本ゲームでは新砲塔チハ(チハ改)が最終状態となっており、最終砲の一式四十七粍戦車砲は優秀な戦車砲で、史実と異なり500m以内の近接戦闘となるWoTでは火力面はそれほど苦労しない。なお装甲も特別薄いわけではなく同格・同車種の中では平均程度である。
駐退復座機
油圧やバネを利用して砲撃の反動を吸収することで、砲座の負担を減らし安定性を保つ機構。
日本陸軍戦車の砲身の上下に飛び出ている筒やT26E4 Super Pershingの頭上の筒がそれである。
これが壊れると砲撃の反動を抑えることができず砲が破壊されるため通常は砲塔内部に隠されているが、このゲームでは駐退機に判定は無いので露出していても弱点ではない。
駐退機を装備せず車体そのもので反動を受け止める車輌もある。
超重戦車 (Super heavy tank)
重戦車の中でもとりわけ装甲が厚く、より防御力を発達させたものをいう。
およそ75t以上が目安とされ、このゲームでは内張り装甲 (特大) (Super Heavy Spall Liner)を搭載できる重戦車が該当するが、重戦車のカテゴリとして一括りにされている。重戦車以外にも装甲の厚いT95Tortoise等の重駆逐戦車や重突撃砲も含まれる事がある。
史実的には主に後年になってから分類されたもので、正式に超重戦車の名が付いているのはT28SuperHeavyTankだけである。
超重戦車(Wikipedia)
関連用語: 騎兵戦車巡航戦車歩兵戦車豆戦車
超信地旋回解説.jpg
超信地旋回 (ちょうしんちせんかい)
左右の履帯をそれぞれ別の方向に動かしその場で旋回すること。ゲーム内で行う場合は特別な操作は不要で、超信地旋回が可能な車輌であれば停止中に普通に旋回キーを押すだけでよい。
ソ連・中国・フランス系の軽・中・重戦車には出来ないものが多いが、駆逐戦車、自走砲等の砲塔の無い車輌は基本的に全車種超信地旋回ができるように設定されている。
例外はAMX ELC bis(90mm砲装備)Semovente M41Semovente M43 Bassotto
トランスミッションの技術問題によりWW2頃の戦車ではできる車輌とできない車輌が混在し、このゲームでもこれが再現されている。
ちなみに片方の履帯を停止させもう片方の履帯のみ動かして旋回する動作は「信地旋回」と言う。
基本的には超信地旋回の方が扱いやすい。
直射
主に自走砲が俯瞰画面を使わずに通常車輌と同じように敵車輌に発砲すること。大変照準が難しいため、敵に追い詰められたときに使われる手段である。ただし自動照準が使えるので命中精度は兎も角捕らえやすくはなる。
ちなみに直線曲線ではなく「直」接撃つの直射である。
通行料
ある目標地点へ移動中の車輌からダメージを取る事。
主に「通行料徴収」「通行料を取る/取られる」といったように使用され、甘いコース取りをした戦車が袋叩きにされる事を指す。
よく経験不足の初心者やいつまでたっても上達しない下手なプレイヤーが搾取されがちであり、脱初心者の第一歩は「どのマップのどこが危険地帯なのか」「どの位置を通行すれば通行料を取られずに済むのか」「どこで敵(偵察役と火力役)が待ち構えているのか」を自分の頭で考えて行動に移す事が重要と言えるだろう。
通行料を取られなければそれだけ長く戦闘できる為、与ダメージやアシストを稼いで戦績を上げられるのはもちろん、チームの勝利に貢献する事にも繋がるのである。
偵察
地形地勢についての情報を収集する「地形探査」、敵が存在する可能性が高い状態で敵の位置を探る「索敵」などの総称。
敵に察知されないように隠れながら動向を探る狭義の「偵察」の他に、敵に見つかる事を前提として行う「強行偵察」がある。
実際に交戦を行ってより詳細な情報(WoT的に言えば、相手の装備砲など)を収集する「威力偵察」や、敵位置がわからない場合に隠れ場所と思しき地点に砲撃を浴びせて反応を見る「探索射撃」なども強行偵察の一種。
本ゲームにおいては偵察により発見した敵の位置情報は無線などにより味方車輌と共有する事ができる。
ゲーム中の偵察のテクニックとしては、茂みにじっと潜んで定点観測を行う「置き偵」、移動しながら広域を観測しつつ敵に姿を晒して攻撃を誘う「走り偵」、特定のスキル第六感を持ったプレイヤーが敵に見つかる事で視線の通る場所を推測・逆探知を試みる「六感探知」などがある。
手数型
砲弾一発の威力が低く、優れた発射速度でダメージを稼ぐ砲性能ないし車輌特性を指す言葉。
DPM型とも呼ばれ、威力が低すぎてDPM自体が低い場合や、他に有力な砲候補がある場合はあまり使われない。
T-34の57mm砲、Crusaderの6ポンド砲などが有名。
鉄鋼 (英・仏:Steel 独:Stahl 露:сталь)
鉄を主成分にする合金の総称。鋼、鋼鉄とも。戦車においては外殻装甲や履帯、砲塔・砲弾弾頭に至るまで多数の部位を構成する重要な素材である。銑鉄から不純物を取り除いた、オーステナイト分子構造の軟鉄に成分比0.0218~2.14%の炭素や他の金属を添加した上で加熱→急速冷却によるマルテンサイト変態を施すことで製造される。
強度はモース硬度比で4.5~8.5と製法および添加物によって大幅な差が生じる。なお鉄のモース硬度比は4.0~4.5となっている。
ただし、WoTでは戦後車輌の均質圧延防弾鋼やドイツ車輌のスウェーデン鋼、果てはソ連車輌や大戦末期日本車輌の不純鋼やアメリカ試験車輌の軟鉄に至るまで装甲としてはすべて同じ強度・性質を持つものとして扱われる。割り切ろう。
(コメント欄では同音の徹甲(AP)の誤字として登場することも。)
電撃戦 (独: Blitzkrieg / 英: lightning war)
第二次世界大戦ごろに生まれた戦術のひとつ。詳しく解説すると本を出版できるぐらいになってしまうため説明は省くが、ゲーム内では機動力のある戦車で敵の後ろに回り撹乱させ、その隙に味方の主力が突撃・殲滅することを指す場合が多い。当たり前だが単騎や少数の無謀な特攻はこれに含まれない。
CAMPに対してこちらは全体が積極的に攻撃する事を望まれる。
覘視孔 (てんしこう)
戦車内から外を覗き見る窓のこと。覗視孔(ししこう)とも。
装甲に穴を開ける(しかも前面に)ため構造上どうしても戦車の弱点となってしまう。
最近はHDモデル化に伴って、装甲厚が均一化され極端な弱点ではなくなるケースが増えている。
覘視孔の奥には当然乗員が乗っているため、乗員が死傷する可能性が高い。WoTではこれらが再現されているため積極的に狙ってみよう。
▼覗視孔の一例 / 左からそれぞれPz.Kpfw. IVM3 LeeKV-1の物
覗視孔.jpg
転輪
戦車の足回りにある車輪のこと。
役割によっていくつか種類がある。
種類
起動輪*2(スプロケット・ホイール)
転輪のうち、エンジンの出力を履帯に伝える為の転輪。
前端あるいは後端にある。
大抵は歯車状になっており履帯の穴とかみ合わせることで動力を伝えるが、歯車を持たず履帯側のガイドをはめ込むタイプも存在する。
被弾すると履帯に受けるモジュールダメージが3倍になるため、履帯切りを行う際には積極的に狙いたい。
誘導輪*3(アイドラー・ホイール)
転輪のうち、履帯をスムーズに回転させる為に起動輪の逆側の端にある転輪。
基本的に起動輪と同程度の大きさ。負荷がかかりやすい場所なので宙に浮かせていることが多いが、履帯長を稼ぐために接地式の誘導輪を持つ車輌もある。
起動輪同様に被弾すると履帯に受けるモジュールダメージが3倍になる。
走行転輪(ロード・ホイール)
地面に接し、サスペンションによって衝撃を吸収する役割の転輪。
単に転輪と呼んだ場合はこの部分を指すことが多い。
鋼製で外周にゴムタイヤを装着したものが一般的だが、資源節約や強度の為にゴムを内蔵した鋼リム式転輪や、軽量化の為のアルミ転輪などもある。
上部支持輪(リターン・ローラー)
地面とは逆側の上部を通る履帯を支える為の小型のローラー。
大型の走行転輪で代用して省略される場合もある。
トーマ・シールド(英:Thoma-Shield)
戦車の砲塔や車体の外縁部に装着される金網板状の増加装甲、金網状のシュルツェン。HEAT弾を無力化するために開発された。本ゲームではPz.Kpfw. IV SchmalturmIS-2 shieldedE 75 TSに装備されている。
ドアノッカー
戦場に対して貫通力があまりに不足し、相手の装甲を貫通できない砲のこと。
語源はWW2当時、ドイツの3,7cm PaK36がフランスのB1やイギリスのMatilda、ソ連のT-34に全く歯が立たず、「陸軍のドアノッカー(Heeresanklopfgerät)」と揶揄されたことから。
ちなみに3,7cm PaK36の戦車砲型がTier1のLeichttraktorの初期砲である3,7cm KwK36である。このAP弾で上記の戦車と戦わなければならなかった兵士達の苦労が偲ばれる。
ゲームでは自走砲など非装甲に近い車輌も多く存在する為、開発途上で貫通力が低い砲を搭載していても全く何も貫通できないということは無いが、榴弾砲でなければ最低でも重戦車の側面装甲くらいは貫通できるものを搭載したいところ。
豆腐
『四角くて柔らかいもの』の代名詞で、紙装甲に形状を足したような意味。
本ゲームではTigerなどが形状と(同格重戦車と比べた際の)装甲の薄さからこう呼ばれる事がある。
他には滑らかな直方体のFV304や、改良砲塔のChurchill Iが顔面豆腐と呼ばれたりするが、どの意味で用いられても装甲が薄く垂直である。
類義語:紙装甲
登山(Climbing)
本ゲームでは普通の方法では進入できない丘や山へ進入する事を指す。
各マップの有力な登山方法については、海外の登山家たちが開発したルートが動画サイトに上げられているので、そちらを検索して頂きたい。
それら登山ポイントに一度登れば一方的に狙撃し放題という事も有りうるが、登山しやすい車輌は限られており、登山の実用性や難易度もマップによってまちまちである。
とはいえ、場所によっては自走砲以外では太刀打ちできなくなる事もある他、同じマップでもスタート地点によって実用的な登山ポイントの有無がはっきりする不公平なマップもある。
チートではないのでゲームルール違反ではないものの、本来の戦闘域の想定を超えているため、試合の公平性という観点ではかなりグレーな戦術である。
狭いマップの多い昨今、登山をしないと射撃チャンスが全く見出せない車輌も一定数いる事から、ある意味で仕方ない事とも言えるのだが……。
現在はアップデートにより多くが侵入不可に修正されており、有効な登山ポイントは少なくなっている。
特甲弾
旧日本陸軍で使用された砲弾。
当時、標準で使用された弾丸鋼製のものは資材不足の為クローム含有量が低く諸外国に比べても強度が低かった。(旧日本軍の対戦車砲が初速は諸外国と変わらないのに貫通力不足に嘆くエピソードが多いのはこのためもある)
対策として特甲弾はタングステンクローム鋼で作成され、諸外国APと同等以上の貫通力を得ることに成功した。(が、西欧では更に強力なAPCBCやAPCR(HVAP)、APDSなども開発されている……)
ゲーム内では強化APとして日本戦車がAPCRの代わりに使用できる。貫通力はAPCRに劣るものの、標準化や距離減衰の特性はAPに準じる。
ドッグファイト (dogfight / 格闘戦 / 巴戦)
軍用航空機での空中戦において、彼我共に有利な位置を取る事を企図して敢行される機動戦の事。由来はその様子がまるで犬同士が互いの尾を追いかけるように見える様子から。日本では両者が巴を描くように動くため巴戦とも呼ばれる。
「格闘戦」と書くと格闘家が殴り合うイメージを持つかも知れないし、そもそも空中戦用語であって戦車同士で行われるようなものでもない……が、そこはフィクションのゲーム。ある程度の機動力を持つ車輌同士が接近すると、自然に「自分は相手を捉えつつ、相手の射界からは逃れようとする」動きになり、この様子を指す分かりやすい用語が他にない。
二者の運動性に差がある場合にはNDK状態に発展する事も。
関連用語: 接射
突撃砲 (独:Sturmgeschütz)
ドイツ戦車のカテゴリーの一つ。歩兵の近接支援用に開発された装甲車両。
歩兵支援車両であり所属は戦車部隊でなく砲兵に属する。
そのため戦車とは違うのだが、なまじ良好な対戦車能力を持っていたために、戦車や対戦車自走砲(駆逐戦車)と同列の扱いを受けることとなった。
ドイツは対空砲兵も対戦車陣地にしたりするので別兵科の転用に関しては(良いか悪いかはともかく)柔軟だったようだ。
Tiger(独語読み: ティーガー、ティーゲル、英語読み: タイガー)、すなわちTiger Iの事である。または、それと関連のあるTiger IITiger (P)などを含んだ通称。
Tiger IIは、通称のKönigstiger、King Tigerを略したり直訳した"KT"や"王虎"と書かれることが多い。ちなみに、Königstigerはドイツ語でベンガルトラを意味する。
これといった区別をつけずに"ティーガー"や「虎」といった略称等を使うと、相手はTiger Iを連想することが多いと思われるので注意。
類語: 猛獣部屋王虎

*1 よく第二世代は極端に薄いと言われるが、単に各国の思想の違いであり、重要視はされていないものの国によって装甲厚は大きく異なる。Leopard 1やAMX 30が小火器を防げるレベルなのに対し、M60やChieftainなどは200mm以上の防御力がある
*2 動輪や動輪、軌道輪と表記されることがあるが誤り
*3 遊動輪とも。英語を翻訳するならこちらの方が正しいはずだが、日本では同音の誘導輪が定着している