概要
この世に未練を残して死んだ動物が生まれ変わった姿。死後、四十九日が経った日に天からすとんと落ちてくる。
妖怪は生殖で増えることができない。そもそも生殖器がないことが殆どである。
妖怪は例外なく、妖術を一つだけ持つ。
紅染めの町への立ち入りには許可が必要となる。
極怪
人間並みの知性を持つ妖怪の総称。
あくまでも人間が定めた区分であり、人語を話すことができない等で知性を確認できない個体は妖怪として扱われる。
姿が人間に近かろうが何であろうが、極怪も妖怪であることに変わりはない。
天怪
妖怪が変異した姿。大型の異形と化して知性を失い、天を目指して一直線に進む。天へと向かう途中、周辺のあらゆるものを攫い、最後はそれらごと月へと沈むように吸い込まれる。
天怪が月へと吸い込まれることを消天と呼ぶ。
とある儀式を行うか、上位者から直接招かれることで天怪となる。
月が沈むまでに消天できなかった天怪は消え去る。
付喪神
妖怪ではないと目されているが、関係が深い為この頁で紹介する。
天怪が攫ったものと生物の魂が合体し、魂の宿る器物としてこの世に現れた姿。消天から四十九日以内に、依り代と最も縁があった場所へとふっと現れる。
見た目は依り代となったものと変わらない。
付喪神は例外なく、妖術を一つだけ持つ。依り代となったものを使う動作をすることで妖術が発動する。
ひゅうどろ
付喪神の依り代に強い揺らぎを与えると魂が飛び出す。この状態をひゅうどろしたと形容する。
生物も揺らぎによって魂が飛び出すが、すぐに戻っていこうとする。しかし付喪神の場合は再び揺らぎを与えるまで、飛び出した魂は依り代を中心に一定範囲内を自由に動くことができる。
付喪神は普段は意識が殆ど存在しない。ひゅうどろしている間は意識が浮上し、人の魂の場合は会話も可能である。
妖術
赤写
目があるならば、妖術を使っている間、そのうち一つが消失する。消失した部分には何らかの変化が起きる。これを赤写と呼ぶ。
精話
付喪神の妖術を使っている間、その依り代に変化が起きる。これを精話と呼ぶ。
質多
妖怪の体には自身の妖術の効果と、妖術自体の変化に適応する性質がある。これを質多と呼ぶ。質多により殆どの妖怪は自分の妖術で自爆することがない。
妖怪の魂を無味喰した生物は、妖術と共に質多も得る。