概要
他の帝国との関係は外交ルールに従って関係値が決定され、関係値に応じて条約締結や同盟あるいは宣戦布告などを行うことができる。
※自由都市との外交については自由都市を参照。
基本的には「考え方」が善良寄りであるほど同盟相手を増やしやすいルールになっている。
それぞれの帝国はプレイヤーと他の帝国との関わり方にも注目しており、ある国への関与の仕方が別の国に影響を与えることもある。
最終的には同盟して共同勝利者として迎え入れるか、非同盟国として敵対するかしかない。(魔法勝利や拡大勝利の進捗を進めると、旗色がハッキリする仕組みになっている)
自分がどんな勝利を目指すのかによって、他国との長期的な関係性を逆算していくことになる。
帝国外交関係
2つの帝国がお互いにどの程度良い関係を築けているかを表す。
魔法使いの絆や条約の交渉を行うには外交関係が一定値に達している必要がある。
良好であれば最終的に同盟に発展させることができ、悪いと宣戦布告をされる可能性が増加する。
外交関係の向上方法:
- 高い考え方を持つ。
- 意思表明
- 贈り物
- 交易
- 外交性格上好まれる行動をする
外交関係の悪化原因:
- (競合して)交渉中の自由都市を隷属させる
- 不法侵入する
- 外交性格上好まれない行動をする
- 権利主張されている領域を占有する
| 外交関係 | 閾値 |
|---|---|
| 友好 | +xxx以上 |
| 尊重 | +200~+xxx |
| 無関心 | 0前後 |
| 警戒 | -200~-xxx |
| 疑念 | |
| 敵対 |
アクティブ影響値
アクティブ影響値は帝国の外交的態度によって変更可能なタイプの影響値を示す。
| できごと | 効果 | 時限 |
|---|---|---|
| 同盟 | ||
| 防衛協定 | ||
| 友好関係の宣言 | 最大+400 | |
| 対立関係の宣言 | ||
| 開戦事由が原因で怨恨が発生 | ||
| 贈り物を受け取った | 贈り物の価値に依存 | あり |
| xxxな帝国 | 性格ごとの好みにより+や-の補正 (例)条約を破らない帝国 |
パッシブ影響値
パッシブ影響値は帝国の状況によって受動的に決定される、あるいは固定されているタイプの影響値を示す。
| 影響内容 | 効果 | 時限 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 共通同盟 | |||
| 共有のアフィニティー | |||
| 競合するアフィニティー | アストラル⇔マテリアム 秩序⇔カオス 自然⇔影 | ||
| 援護要請を承諾 | |||
| 虹のクローバー | +100 | ||
| 称賛を送った | あり | ||
| 侮辱を送った | あり | ||
| 非難:xxx | |||
| 脅威レベル | 脅威レベルごとにxx~xx | 例:安心+50、信頼している+200 | |
| 考え方 | 考え方レベルにつき+300~-300 | ||
| 開戦事由の期限切れが原因で怨恨が発生 | |||
| 選ばれし破壊者 | 社会的特性 |
※影と自然、は、競合するアフィニティーとなる
脅威レベル
他の支配者が脅かされていると感じている度合い。
それぞれの支配者がどのくらい良い結果を出しているかを決めるための多くの要因によって影響を受ける。
(例)支配者が大きな軍隊、または都市、あるいは多くの同盟から支援を受けているかどうか。
ゲーム中に、脅威レベルにマウスフォーカスすることで貢献要因を確認することができる。
外交状態
同盟
あらゆる勝利方法において共同勝利者になることができ、実質的に1国攻略したことと同じになる。
ただし、同盟国が他国と戦争になった際に、参戦を拒むと同盟を破棄したものとみなされる。
必須要件:
- 防衛協定
- 帝国外交関係400以上
防衛協定
平和
戦争
外交交渉画面
交渉する
資源、魔法素材、アイテム、都市を交換することができる。
交換レートは、直近の取引状況/対象物の価値/帝国外交関係によって決まる。
基本的に最近トレードしておらず外交関係が良好であれば有利なレートになる。
(ニーズは加味されていないようで、《馬》などの過剰に保有しても活用できなさそうなものも仲さえよければいくらでも引き取っていただける)
低グレードアイテムの売却は、序盤のゴールドやマナの調達手段として活用できる。
実際に相手の国庫から支払われているため、同盟国相手にアイテムを売りつけていると軍隊の増強を止めることになり、弱体化することになる。
逆に最終的に敵対する予定の仮想的の成長を阻害するには効果的な手段となる。
条約
帝国外交関係をさせて新たな条約や外交関係状態に到達するため「魔法使いの絆」に同意することができる。
条件:
- 帝国外交関係が-100以上
- 対立関係の宣言をしていない/されていない
効果:
- それぞれの支配者の王座の都市が明らかになる。
- 支配者同士がお互いに援護要請をすることができる。
- 国境開放などの細かな4つの条約の提案が可能になる。
- 防衛協定の提案が可能になる。
魔法使いの絆が前提の条約:
- 国境を開放する:領土内に侵入しても開戦事由が蓄積されなくなる。
- 視界を共有する:互いの視界が共有される。これによって発見された自由都市とも直ちに交渉が始まる。
- 転送装置協定:互いの転送装置を利用できるようになる。
- 領域権利主張協定:権利を主張している領域を占有しても開戦事由が蓄積されなくなる。
意思表明
意思表明することで、帝国外交関係を操作することができる。
意思表明の開始に必要なコストは100ゴールド。宣言を継続するごとに維持コストが別にかかる。
友好関係の宣言
友好関係になるための外交手段。
- +300に向けて徐々に増加していく影響値が外交関係に追加される。
- その支配者に対して獲得されたあらゆる開戦事由がx%減少する。
- 2人の支配者が互いに友好関係を宣言した場合、2人が持つ友好な外交条約それぞれにより最大外交関係ボーナスが+25増加して、合計で+400まで増加する。
- 宣言の維持に10ゴールド/ターン必要(追加の宣言1つごとに10ゴールド増加)
対立関係の宣言
積極的に敵対関係になるための外交手段。メリットは開戦事由の増加。
相手の開戦事由が高くこちらから開戦しにくい場合に宣言し、「宿敵の正当化」が増加するのを待って軽度のペナルティで済ますという使い方もある。
開戦事由が高い方が戦争中に帝権などの補正を受けることができるため、軽微な理由で戦争するよりも対立が深まってから戦争をしたほうが得なこともある。
- -300に向けて徐々に減少していく影響値が外交関係に追加される。
- 宣言を継続することで相手の開戦事由を打ち消すことにだけ使える開戦事由「宿敵の正当化」が徐々に増加していく
- その支配者に対して獲得されたあらゆる開戦事由が40%増加する。
- 条約の締結が不可能になる。
- 既存の条約が全て破棄される。
- 宣言の維持に10ゴールド/ターン必要(追加の宣言1つごとに10ゴールド増加)
非難
対象国および、自分と対象国の両者が遭遇済みの他国に影響を及ぼす警告。
開戦事由1つに対して1度しか行えない。
対象国と他国との関係を悪化させることになるため、対象国を外交的に孤立させるために使う。
捏造された開戦事由
開戦事由をゼロから捏造して作り出す。戦争行動の正当化に充てるか非難に使うことができる。
150ゴールド,50マナ,5ターンが必要。
- 1つまでしか捏造できない。
- 売却はできるが許してもらうことはできない。
開戦事由を解決する
宣戦布告
停戦
NPCの性格
NPCの帝国には外交上の性格が設定されており、プレイヤーの行動に応じて外交態度を変化させる。
性格は未編集のプリセットのNPCであれば固定。
自作の支配者がAIとして登場した場合の性格は、容姿の編集画面下端のAI個性の項目にて設定することができる。
性格の一覧
| 名称 | 能書き | 好きなこと | 嫌いなこと | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| 富のウォーロード | 経済的成果のためならどんなこともいとわない、強欲な支配者 | より強い軍隊を持つ帝国 取引をする帝国 | より小さな領地を持つ帝国 より弱い経済を持つ帝国 | |
| 好戦的なウォーロード | 力を持つ者が正しいと信じている、権力欲の強い支配者 | 戦争をしている帝国 戦争を開始する帝国 | より弱い軍隊を持つ帝国 自由都市との外交関係が良好な帝国 | |
| 悪魔のウォーロード | 弱さよりも裏切りを好む、血に飢えた支配者 | 条約を破る帝国 囚人を処刑する帝国 | 隷属を持つ帝国 数多くの同盟がいる帝国 | |
| 帝国のウォーロード | 服従させることを通して安定性を持つことを好む、帝国主義な支配者 | 開戦事由を取引する帝国 条約を破らない帝国 | より大きな領地を持つ帝国 少し同盟がいる帝国 | |
| 戦略家のウォーロード | 戦略と魔法の力に価値を見出している野心的な支配者 | 召喚したユニットを持つ帝国 他の帝国を敗北させた帝国 | 開戦事由を取引する帝国 研究が進んでいる帝国 | |
| 革新的な外交家 | 自由と同盟に重きを置く、反逆的な支配者 | 複数の種族を持つ帝国 隷属を持つ帝国 | より大きな領地を持つ帝国 開戦事由を取引する帝国 | |
| 騎士道精神を持つ外交家 | 正義と平和に重きを置く、高潔な支配者 | 数多くの同盟がいる帝国 自由都市との外交関係が良好な帝国 | 条約を破る帝国 戦争を開始する帝国 | |
| 権威主義の外交家 | 高い公の秩序に重きを置く、厳しい支配者 | 1つの種族だけを持つ帝国 より強い軍隊を持つ帝国 | 自由都市との外交関係が良好な帝国 数多くの同盟がいる帝国 | |
| 忍耐強い外交家 | 良好な外交関係に重きを置く、平和維持主義の支配者 | 自由都市との外交関係が良好な帝国 戦争を開始しない帝国 | より小さな領地を持つ帝国 条約を破る帝国 | |
| 狂信的な孤立主義者 | 心の純粋さと帝国に重きを置く、隠遁した支配者。 | 自由都市との外交関係を持たない帝国 開戦事由を取引する帝国 | 数多くの同盟がいる帝国 複数の種族を持つ帝国 | |
| 孤独な孤立主義者 | 強い防衛力に重きを置く、孤立した支配者 | 1つの種族だけを持つ帝国 自由都市との外交関係を持たない帝国 | より大きな領地を持つ帝国 戦争を開始する帝国 | |
| 控えめな孤立主義者 | 平和な共存を好む、個人主義の支配者 | 戦争を開始しない帝国 少し同盟がいる帝国 | 他の帝国を敗北させた帝国 隷属を持つ帝国 | |
| 円満な賢者 | 同盟関係と探検に重きを置く、寛容な支配者 | 数多くの同盟がいる 開戦事由を取引する帝国 | 他の帝国を敗北させた帝国 囚人を処刑する帝国 | |
| 過保護な賢者 | 隷属化と魔法を好む、用心深い支配者 | 召喚したユニットを持つ帝国 隷属を持つ帝国 | より大きな領地を持つ帝国 戦争を開始する帝国 | |
| 純粋な賢者 | 精神力を重きを置いている博識な支配者 | より弱い軍隊を持つ帝国 自由都市との外交関係が良好な帝国 | 条約を破る帝国 より強い経済を持つ帝国 | |
| 博学な賢者 | 知恵と学びに重きを置く平穏な支配者 | 条約を破らない帝国 研究が進んでいる帝国 | 戦争をしている帝国 より強い軍隊を持つ帝国 | |
| 負けず嫌いの商人 | 適した値段での取引に意欲的な、お金に精通した支配者 | より強い経済を持つ帝国 取引をする帝国 | 自由都市との外交関係を持たない帝国 条約を破る帝国 | |
| 工匠商人 | 精神と物質の両方を重要視している、表現力豊かな創造主 | 開戦事由を取引する帝国 条約を破らない帝国 | より弱い軍隊を持つ帝国 戦争を開始する帝国 | |
| 欺きのスパイ | 権力と裏切りに重きを置く、する賢い支配者 | 条約を破る帝国 研究が遅れている帝国 | 数多くの同盟がいる帝国 より強い軍隊を持つ帝国 | |
| 不気味なスパイ | 弱者を相手にすることを好む、自己中心的な支配者 | 条約を破る帝国 より弱い経済を持つ帝国 | 研究が進んでいる帝国 取引をする帝国 |
性格ごとの戦略
性格には大まかな戦略傾向があり、性格名の末尾の呼称で戦略的な特徴が決まっている。
性格ごとに戦略は4つまで設定されている。
| 名称 | 戦略 |
|---|---|
| 外交家 | 同盟 絶対に条約破棄はしない 探索 拡張 |
| 賢者 | 恩恵条約 戦争行動の正当化は必須 探索 拡張 |
| 商人 | 取引 自分に有利な商談 拡張 搾取 |
| スパイ | 隠密 隷属の獲得 探索 搾取 |
| 孤立主義者 | 孤立 条約に対する警戒 搾取 拡張 |
| ウォーロード | 戦争に意欲的 降伏しない 根絶 拡張 |
戦略の一覧
| 戦略名 | 説明 |
|---|---|
| 戦争に意欲的 | この支配者は開戦事由を売却したり許したりすることをしないし、されない。援護要請を送ることや応答することに前向き。 |
| 降伏しない | 隷属することを一切拒む。自発的な和解を求めない。同盟を戦争に呼びつけることを好み、積極的に援護要請に対応する。 |
| 根絶 | 軍隊を使って資源を確保し、選挙した他の支配者の都市を略奪することを好む。 |
| 拡張 | 都市を建てて吸収していくことで帝国を拡張することを好む。都市の向上と防衛に集中している。 |
| 同盟 | 敵対的アクションに後ろ向き。他の支配者や都市と良い外交関係を結ぶことを目指す。同盟関係を破ったりすることはしない。 |
| 絶対に条約破棄はしない | 結んだ条約に尽力し、破棄がないように最善を尽くす。 |
| 探索 | マップを探索し、拾得物や古代遺産といった資源になり得るものを探すことを好む。 |
| 孤立 | 簡単に外交関係を結ばず、援護要請に応答することをためらう。 |
| 条約に対する警戒 | 条約を結ぶことに関心を持っていないため、取引相手にとってより費用のかかる内容になる。戦争に呼ぶことに消極的で、援護要請への応答もためらう。 |
| 搾取 | 近くのあらゆる形態の資源を利用し、拾得物を追い求めて軍隊を使って都市を略奪することを好んでいる。占拠された都市はこの支配者の人口に移行される。 |
| 隠密 | 意思を表明する傾向にあり、頻繁に援護要請を行うが、援護要請に応答することには前向きではない。 |
| 隷属の獲得 | 都市と支配者の両方を隷属として手に入れることを好むが、自分たちが隷属になる状況に屈したりしない。 |
| 取引 | かなり頻繁に取引の申し出をすることに熱心 |
| 自分に有利な商談 | 取引が好きですが、自分たちに好都合な取り決めを行うとする傾向がある。 |
| 恩恵条約 | 他の支配者たちと条約を結ぶことを好んでおり、条約を破ったり、組んでいる同盟関係を壊したりはしない。 |
| 戦争の正当化は必須 | 軽微な開戦事由を理由に戦争に入ったりはせず、戦争は必ず正当化させることを希望する。 |
戦争と開戦事由
戦争行動の正当化
2つの支配者の間にある開戦事由の均衡のことであり、宣戦布告をすることによる衝撃を決めるものとなる。
宣戦側の正当性 = [宣戦した側の開戦事由] - [宣戦された側の開戦事由]
| 正当化レベル | 閾値 | 効果 |
|---|---|---|
| 重大 | 51以上 | 宣戦布告が完全に正当化される。 隷属都市は外交関係ボーナスを獲得。 戦争中は帝権の収益が+20%。 |
| 中程度 | 26~50 | 外交関係ボーナスを獲得することができる隷属都市から支援を受けられる。 戦争中は帝権の収益が+10% |
| 軽微 | 1~25 | 戦争は悪の行動だと見なされており、他の支配者たちとの帝国外交関係にペナルティが課される。 |
| なし | 0 | 正当化できなかった戦争は悪の行動と見なされ、すべての外交関係においてマイナスの影響を及ぼす。 戦争中は帝権の収益が-20% |
| 不当 | -1~-25 | 正当化できなかった戦争は悪の行動と見なされ、すべての外交関係においてマイナスの影響を及ぼす。 戦争中は帝権の収益が-40% |
| 非常に不当 | -26~-50 | 正当化できなかった戦争は悪の行動と見なされ、すべての外交関係においてマイナスの影響を及ぼす。 戦争中は帝権の収益が-60% |
| 完全に不当 | -51以下 | 正当化できなかった戦争は悪の行動と見なされ、すべての外交関係においてマイナスの影響を及ぼす。 戦争中は帝権の収益が-80% |
正当化の度合が軽微でも、悪寄りの帝国ならば大したペナルティなしに開戦できるが、多くの開戦事由を稼ぐことにより開戦すること自体の利益が増す。
一方で正当化レベルが軽微未満だと、それ自体が敗因になりかねない程の(主に帝権収益の)多大なペナルティが課される。
どれほど好戦的なAI帝国であっても軽微未満の正当化レベルで宣戦布告してくることはまずない。
「戦争を避けたいが味方に付けられる見込みはない」という場合にも、開戦事由を稼ぐことは重要である。
開戦事由次第で受ける影響
非同盟関係の支配者に与えられた開戦事由
善良な考え方を持つ非同盟関係の支配者に与えられた開戦事由
隷属都市との外交関係
隷属都市の忠義
非隷属都市との外交関係
悪のキャラクターアクション
基本全体収入